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JIS X 7113:2004 規格概要
この規格 X7113は、地理データの品質を記述するための原理を定め,品質情報の報告に関する構成要素を規定。データの品質に関する情報を体系化する方法を規定。
JISX7113 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X7113
- 規格名称
- 地理情報―品質原理
- 規格名称英語訳
- Geographic information -- Quality Principles
- 制定年月日
- 2004年8月25日
- 最新改正日
- 2018年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 19113:2002(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 35.240.70
- 主務大臣
- 経済産業,国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2004-08-25 制定日, 2009-03-25 確認日, 2013-10-25 確認日, 2018-10-25 確認
- ページ
- JIS X 7113:2004 PDF [30]
X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人 日本測量調査技術協会(APA)から,
工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国
土交通大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 19113:2002,Geographic information
―Quality principlesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS X 7113には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)抽象試験項目群
附属書B(参考)データ品質の概念とその使用
附属書C(参考)データ品質要素,データ品質副要素及びデータ品質概観要素
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS X 7113 pdf 1] ―――――
X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 適合性・・・・[1]
- 3. 引用規格・・・・[2]
- 4. 定義・・・・[2]
- 5. 地理データの品質記述に関する原理・・・・[4]
- 5.1 品質記述の構成要素・・・・[4]
- 5.2 データ品質要素及びデータ品質副要素・・・・[5]
- 5.3 データ品質概観要素・・・・[7]
- 6. 地理情報の品質の特定・・・・[8]
- 6.1 定量的品質情報の特定・・・・[8]
- 6.2 非定量的品質情報の特定・・・・[9]
- 7. 品質情報の報告・・・・[10]
- 7.1 定量的品質情報の報告・・・・[10]
- 7.2 非定量的品質情報の報告・・・・[10]
- 附属書A(規定)抽象試験項目群・・・・[11]
- 附属書B(参考)データ品質の概念とその使用・・・・[13]
- 附属書C(参考)データ品質要素,データ品質副要素及びデータ品質概観要素・・・・[19]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS X 7113 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 7113 : 2004
(ISO 19113 : 2002)
地理情報―品質原理
Geographic information-Quality principles
序文
この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 19113:2002,Geographic information-Quality
principlesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。この
規格は,ISO/TC 211が関与する種々の地理情報規格を基とした日本工業規格(日本産業規格)(以下,地理情報規格群とい
う。)の一つである。地理情報規格群は,地球上の位置と直接的又は間接的に関連づけられたオブジェクト
又は現象に関する情報処理技術のための標準であり,河川,道路などに関する様々なデータを電子化し,
各種情報処理の高度化・効率化に適用される。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。
1. 適用範囲
この規格は,地理データの品質を記述するための原理を定め,品質情報の報告に関する構
成要素を規定する。また,この規格は,データの品質に関する情報を体系化する方法を規定する。
この規格は,データの作成者が,あるデータ集合が,製品仕様に正式に又は暗示的に規定する論議領域
の写像をどれだけ満すかを記述及び評価するための品質情報を提供するときに適用できる。また,この規
格は,データの使用者が,特定の地理データが特定の応用分野に対して十分な品質があるか否かを判断す
るときにも適用できる.仕様データの取得及び購入に携わる組織は,データの取得及び購入のための製品
仕様が,その意図する内容を満たすことができるように,この規格を考慮することが望ましい。また,こ
の規格は,応用スキーマの定義及び品質要件の記述のためにも使用できる。
この規格の原理は,ディジタル地理データに適用可能なだけではなく,地理データ集合に関する品質情
報の特定,収集及び報告に拡張可能であり,また,データ集合群又はデータ集合の部分集合となるより小
さなグループのデータに関する品質情報の特定,収集及び報告にも拡張して使用することができる。
この規格は,ディジタル地理データに適用可能なものであるが,その原理は,地図,図表,文字の文書
のような他の多くの形式の地理データにも拡張できる。
この規格は,地理データに関する品質の許容最低レベルを規定するものではない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 19113:2002,Geographic information-Quality principles (IDT)
2. 適合性
この規格に適合する製品は,附属書Aに規定する抽象試験項目群のすべての要件を満たさな
ければならない。
――――― [JIS X 7113 pdf 3] ―――――
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X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
3. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの
規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付
記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS X 7108:2002 時間スキーマ
備考 ISO 19108:2002 Geographic information-Temporal schemaが,この規格と一致している。
ISO 19109(1) eographic information-Rules for application schema
ISO 19114 Geographic information-Quality evaluation procedures
ISO 19115:2003 Geographic information-Metadata
注(1) 未発行
4. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
4.1 正確度(accuracy) 品質評価の試験結果得られた値と参照値との近さ。
備考1. 試験結果は,観測値又は測定値として得ることができる。
2. 参照値は,論議領域を実現するものとして採択された値である。
4.2 適合,適合性(conformance) 規定された要件をすべて満たすこと(JIS X 7105)。
4.3 適合品質水準(conformance quality level) データ集合が,その製品仕様又は使用者要件に示され
ている基準をどれだけ満足するかを判断するために使用するデータ品質評価結果のしきい値又はしきい値
の集合(ISO 19114)。
4.4 データ品質評価日付(data quality date) あるデータ品質評価尺度を適用した日付又は期間。
4.5 データ品質要素(data quality element) データ集合の品質を記録する定量的な構成要素(ISO
19101)。
備考 あるデータ集合に対して,どのデータ品質要素を使うかは,データ集合の内容及び製品仕様の
両者に依存する。したがって,すべてのデータ品質要素がすべてのデータ集合には適用できな
い場合もある。
4.6 データ品質評価手順(data quality evaluation procedure) 品質評価手法を適用し,その結果を報
告するときの作業工程。
4.7 データ品質評価尺度(data quality measure) データ品質副要素の評価尺度。
例 属性値が正しいものの百分率。
4.8 データ品質概観要素(data quality overview element) 非定量的品質情報を記録するデータ集合の
品質の構成要素。
備考 データ集合の作成目的,用法及び系譜に関する情報が非定量的品質情報である。
4.9 データ品質評価結果(data quality result) データ品質評価尺度を適用した結果の値若しくは値の
集合,又は規定された適合品質水準を満たすか否かを,取得した値又は値の集合を用いて評価した結果。
例 データ品質要素及びその副要素“完全性,過剰”を報告する場合,“百分率”をデータ品質評価値
型とする“90”というデータ品質評価結果は,データ品質適用範囲で定めるデータ品質評価尺度を
適用した結果の値の一例である。“ブール変数”をデータ品質評価値型とする“真”というデータ
品質評価結果は,取得した値(90)を規定された合格適合品質水準(85)と比較した結果の例であ
り,また,合否の評価報告の一例でもある。
――――― [JIS X 7113 pdf 4] ―――――
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X 7113 : 2004 (ISO 19113 : 2002)
4.10 データ品質適用範囲(data quality scope) 品質情報を報告するデータの範囲又は特性。
備考 データ集合のデータ品質適用範囲は,データ集合が属するデータ集合群,そのデータ集合,又は
そのデータ集合に物理的に含まれる共通の特性をもつ,より小さいグループのデータとすること
ができる。他と識別できる共通の特性とは,地物型,地物属性若しくは地物関係,データ収集の
基準,原資料,又は特定の空間的若しくは時間的範囲であってもよい。
4.11 データ品質副要素(data quality subelement) データ品質要素のある側面を記述するデータ品質
要素の構成要素。
4.12 データ品質評価値型(data quality value type) データ品質評価結果を報告するための値の型。
例 “ブール変数”,“百分率”,“比率”。
備考 データ品質評価値型は,常にデータ品質評価結果に対して定める。
4.13 データ品質評価値単位(data quality value unit) データ品質評価結果を報告するための値の単
位。
例 “メートル”
備考 データ品質評価値単位は,データ品質評価結果に適用できるときだけ規定する。
4.14 データ集合(dataset) 他と識別可能なデータの集まり(ISO 19115)
備考 データ集合は,空間的範囲,地物型のような幾つかの制約によって限定されるが,より大きいデ
ータ集合の中に物理的に含まれる,より小さいデータのグループであってもよい。理論的には,
データ集合はデータ集合に含まれる一つの地物又は一つの地物属性のように小さなものでもよい。
4.15 データ集合群(dataset series) 同じ製品仕様を使用して作成されたデータ集合の集まり(ISO
19115)。
4.16 地物(feature) 実世界の現象の抽象概念(ISO 19101)。
備考 地物は,型又はインスタンスとして現れる。地物型又は地物インスタンスという用語は,いずれ
かを意味するときに使うことが望ましい。
参考 地物は元来地上の自然物及び人工物を指す用語であるが,この規格では,それ以外の実世界に現
れる物事を抽象化した概念も指す。
4.17 地物属性(feature attribute) 地物の特性(ISO 19110)。
備考 地物属性型は,名前,データ型及び地物属性に関連する値の定義域をもつ。
4.18 地物操作(feature operation) ある地物型のすべてのインスタンスが実行できる操作(ISO 19110)。
例1 地物型“せき(堰)”の地物操作は“せき(堰)のかさ(嵩)を上げる”である。この操作によっ
て,“せき(堰)”の高さが上がり,“貯水池”の水位が上がる。
例2 地物型“せき(堰)”の地物操作は“水路を航行する船を遮る”ことである。
備考 地物操作は,地物型の定義をする上で重要な役割を果たす。
4.19 メタデータ(metadata) データに関するデータ(ISO 19115)。
4.20 製品仕様(product specification) 論議領域の記述,及び論議領域をデータ集合へ写像するため
の仕様。
4.21 品質(quality) 明示的又は暗示的に述べられた要求を満たす能力に関する製品特性の総体。(ISO
19101)。
4.22 論議領域(universe of discourse) 関心あるものすべてを含んだ,実世界又は仮想世界の範囲(ISO
19101)。
――――― [JIS X 7113 pdf 5] ―――――
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JIS X 7113:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 19113:2002(IDT)
JIS X 7113:2004の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.70 : 自然科学へのITの応用
JIS X 7113:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称