JIS X 7114:2009 地理情報―品質評価手順 | ページ 3

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X 7114 : 2009
附属書A
(規定)
抽象試験項目群
A.1

序文

  この附属書では,次の三つのクラスの適合性を定義する。
− 品質評価手順(A.2)
− データ品質の評価(A.3)
− データ品質の報告(A.4)
この規格への適合を宣言する品質評価手順は,A.2に規定するすべての要件を満足しなければならない。
この規格への適合を宣言するデータ品質評価は,A.3に規定するすべての要件を満足しなければならない。
この規格への適合を宣言するデータ品質報告は,A.4に規定するすべての要件を満足しなければならない。
注記 試験項目の型は,すべて“基本”とする。
A.2 品質評価手順
次の抽象試験項目群をクラス1とする。
a) 試験目的 この規格に従って品質評価手順が作られていることを保証する。
b) 試験方法 A.3及びA.4に規定するすべての条件に合っているか。
c) 参照 A.3及びA.4
A.3 データ品質評価
次の抽象試験項目群をクラス2とする。
a) 試験目的 箇条6に従ってデータ品質評価手順が作られていることを保証する。
b) 試験方法 適宜,品質評価手順を品質評価工程と比較する。
c) 参照 箇条6
A.4 データ品質報告
次の抽象試験項目群をクラス3とする。
a) 試験目的 箇条8に従ってデータ品質が報告されていることを保証する。
b) 試験方法 データ品質評価結果が箇条8及び適用可能な附属書に従い適切に報告されていることを保
証するため,報告される品質評価を比較する。
c) 参照 箇条8

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附属書B
(参考)
品質評価手順の利用
この附属書は,規定の一部ではない。
B.1

序文

  製品ライフサイクルの様々な段階で品質評価手順を使用する。この附属書では,品質評価手順を適用で
きる期間における,製品のライフサイクルの各段階の例を示す。
B.2 製品仕様又は使用者要件の作成
製品仕様又は使用者要件を作成するとき,最終製品に合致した適合品質水準の設定を支援するために,
品質評価手順を使用する。製品仕様又は使用者要件は,データ集合の適合品質水準,並びに作成及び更新
の間に適用される品質評価手順を含むことが望ましい。
B.3 データ集合作成中の品質管理
作成段階では,品質管理の工程の部分として,製品仕様に品質評価手順が明示されているか否かによら
ず,データ作成者は,品質評価手順を適用してもよい。適用した品質評価手順の記述は,作成品質管理に
使用する場合,適用した品質評価手順に限定せず,設定した適合品質水準とその評価結果も含めた系譜と
をメタデータとして報告することが望ましい。
B.4 製品仕様への適合性に対する検査
製品の完成時に,データ品質評価結果の作成及び報告をするために品質評価工程を使用する。これらの
結果は,データ集合がその製品仕様に適合しているかを判断するために使用できる。データ集合は,検査
(品質評価手順の集合から構成される。)に合格すると,いつでも使用できるものとみなされる。箇条8
に従って検査の結果を報告することが望ましい。
検査の成果は,データ集合の合格又は不合格のいずれかとする。データ集合が不合格である場合,その
データを修正した後,その製品が製品仕様に適合すると判断する前に,新たな検査を必要とする。
B.5 データ集合の更新における品質管理
品質評価手順は,データ集合の更新作業工程に適用し,更新に使用されたアイテム及び更新後のデータ
集合の品質のベンチマークの両方をその対象とする。動的なデータ集合に関するJIS X 7113及びこの規格
の使用の指針を附属書Cに示す。

――――― [JIS X 7114 pdf 12] ―――――

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附属書C
(参考)
動的なデータ集合に対する品質評価手順の適用
この附属書は,規定の一部ではない。
C.1

序文

  この附属書は,品質評価手順を動的なデータ集合に対してどのように適用できるかを記載する。ここで,
動的なデータ集合とは,あらゆる実用的な目的のために継続的に更新されるような,頻繁に更新されるデ
ータ集合として定義される。例えば,数分ごとに更新情報を受け取る,オンライン地籍データ集合をいう。
動的データ集合の品質の判断及び報告には,基本的にベンチマーク手順及び連続的手順の二つの方法があ
る。
C.2 動的なデータ集合の品質の判断及び報告
C.2.1 ベンチマーク手順
ベンチマーク手順は,適切な報告の頻度の設定,及び報告日におけるデータ集合の複製(例えば,毎週
又は3か月ごと)の作成に基づく。その複製は,あたかも静的なデータ集合として試験される。この種の
試験及び報告は,複製の日付及び時間のデータ集合の品質を与える。
C.2.2 連続的手順
連続的手順は,更新の試験及び更新の影響の評価に基づく。これは,この規格に記載されている品質評
価手順をプロセス指向手順(例えば,JIS Q 9001に規定されている手順)に組み込むことと同等となる。
この手順は,更新されたアイテムの現在の品質状態しか提供できないため,更新されたデータベースの品
質を確定するためには,C.3に記載されるように,ベンチマーク手順及び連続的手順の両方を組み合わせ
ることが必要となる。
C.3 連続的品質評価手順の設定
C.3.1 部分の特定
6.2に規定する工程に従って,結果の評価及び報告に使用する,適用可能なデータ品質要素及びそれに関
連するデータ品質副要素,データ品質適用範囲,データ品質評価尺度並びに適合品質水準を特定する。
C.3.2 適用する手法の選択
適用するデータ品質評価法を選択する。そのとき,更新する地物,及びその地物とデータ品質適用範囲
内の他の地物との関係に関する評価法を選択する。連続的品質評価手順では,間接評価法又は内部直接評
価法だけが適用できる。
例1 信頼される情報源からの更新であるか。
例2 その更新が位相一貫性を維持するか。
例3 更新された地物の住所が論理一貫性を保持するか。
C.3.3 データ集合品質参照の設定
連続的試験の間の検査範囲内の地物と地物属性とのデータ集合の品質に対する参照値を設定するために
ベンチマーク手順を使用する。

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C.3.4 連続的試験の更新工程への統合
提案されたそれぞれの更新をデータ集合に採用する前に,個別の更新について試験及び承認するために,
連続的試験を更新工程フローに統合する。
C.3.5 データ品質評価結果の動的な更新
連続的試験を更新工程フローに統合することによって,それぞれの更新を承認すると,それに応じて最
新の品質評価結果を調整することになる。これによって,更新されたデータ集合の品質に関する即時の報
告が可能となる。
C.4 データ集合の参照品質の定期的な再設定
連続的な工程に基づく作業では,データ集合の品質のすべての面を,必ずしも試験することにはならな
い。例えば,地物の欠落は,更新されたアイテムだけが試験されている場合には,必ずしも発見されない。
定期的に,データ集合をベンチマーク型の品質評価手順の対象とすることが望ましい。

――――― [JIS X 7114 pdf 14] ―――――

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附属書D
(参考)
データ品質評価尺度の例
この附属書は,規定の一部ではない。
D.1

序文

  この附属書は,評価作業の間にデータ品質要素がどのように関連するかを説明するため,JIS X 7113で
定義される各データ品質要素及び関連する副要素に対するデータ品質評価尺度の単純な例を示す。より詳
細な例は,この規格の他の附属書に見ることができる。
各データ品質要素と副要素との組合せに対して,データ品質適用範囲の例を,データ集合のパラメタの
例とともに示す。その後,それぞれ異なる方法の品質評価手順を説明するために作成した三つのデータ品
質評価尺度を示す。各例ができるだけ完全であるように,データ品質評価日付及び適合品質水準を示す。
最後に,データ品質評価結果の解釈を,品質評価結果の意味するものの一例として示す。
この附属書における例は単純であるが,これらの例が,プロファイル又は他の文書の中で参照されるこ
ともあるので,この附属書では,データ品質評価尺度識別コードを示す。
D.2 データ品質構成要素の関係
表D.1に,データ品質尺度の適用についての説明(D.3以降で行われる。)を容易にするための諸概念(デ
ータ品質構成要素)及びそれらの間の関係を示す。これらの概念及び関係は,JIS X 7113又はJIS X 7115
での諸概念及び関係と完全に同一なものではない。
紙面を節約するため,データ品質構成要素は,この附属書を通じて使われる短縮表記を付けた。

――――― [JIS X 7114 pdf 15] ―――――

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JIS X 7114:2009の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 19114:2003(MOD)
  • ISO 19114:2003/Technical Corrigendum 1:2005(MOD)

JIS X 7114:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 7114:2009の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称