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3.3.101 RevisionId要素 該当するNewsItemの版数を正整数で示す要素。同じProviderId,DateId及び
NewsItemIdをもつ二つのデータオブジェクトが同じ内容であることを保証するのは,配信社の責任とする。
わずかな変更であっても,NewsItemを変更して再発行する場合,新しい版には,必ずより大きい整数の
RevisionIdを割り当てなければならない。
3.3.102 RevisionStatus要素 現在の版にいたる前の版についての状態を示す要素。任意選択のRevision属
性は,整数であって,該当の版のRevisionIdと同じでなければならない。版数が存在しない場合には,す
べての前の版を状態に当てはめる。
3.3.103 RightsHolder要素 使用権(usage rights)を誰がもっているのかを示す文字列を表す要素。任意選
択として,関係する人,会社又は組織についての更なる情報を,ポインタによって追加できる。
3.3.104 RightsLine要素 権利(rights)情報を記述する要素。著作権(copyright)情報の記述とは異なる。
著作権情報は,ニュースオブジェクト所有者について記述するが,権利情報は,使用許可を与えられた者,
その使用方法及び使用環境について示す。
3.3.105 RightsMetadata要素 NewsComponentに関係する権利についてのメタデータを表す要素。
3.3.106 Role要素 NewsComponent内で,中のNewsComponentが果たす役割の識別子を表す要素。
3.3.107 Scheme属性 統制語い(彙)中に数多く存在可能な命名方式のうち,どれが正当にFormalNameを管
理するものかを区別するために使われる属性。
3.3.108 SentFrom要素 NewsML文書を送信する個人,企業又は組織を表す要素。
3.3.109 SentTo要素 NewsML文書を受信する個人,企業又は組織を表す要素。
3.3.110 SeriesLine要素 続き物におけるニュースオブジェクトの位置付けに関する情報について,表示用
の記述を示す要素。
3.3.111 SizeInBytes要素 ContentItemの行内データ,又は外部参照データの正確なバイト数を表す要素。
3.3.112 SlugLine要素 NewsComponentのスラッグライン(slug line)を表示するために使われる文字列を
表す要素。ハイパリンクが張られていること,書式設定が施されていることなどの可能性もある。(“スラ
ッグライン” という用語の意味及び使用法については,個々の配信社が,それぞれのワークフロー及び商
慣行の範囲内で定義する問題とする。)
3.3.113 Source要素 ニュースオブジェクトの素材を供給した個人,企業,組織又はその組合せを表す要
素。
3.3.114 StartDate要素 指定された使用権の効力が発生する日付の自然言語記述を表す要素。
3.3.115 Status要素 NewsItemの状態を表す要素。
3.3.116 StatusWillChange要素 指定された日時に自動実行される状態変更の通知をあらかじめ記述する
要素。
3.3.117 SubHeadLine要素 表示用の補足見出しを表す要素。
3.3.118 SubjectCode要素 IPTCSubjectCodeのコンテナであって,IPTC情報交換モデル(Information
Interchange Model,以下IIM)で定義されるNewsItemのテーマの分類を示す要素。一つ以上のSubject,
SubjectMatter,SubjectDetail又はSubjectQualifierといった下位要素で構成される。任意選択で一つ以上の
SubjectQualifier要素によって拡充される。
3.3.119 Subject要素 NewsItemのSubjectを示す要素。
3.3.120 SubjectMatter要素 NewsItemのSubjectMatterを示す要素。
3.3.121 SubjectDetail要素 NewsItemのSubjectDetailを示す要素。
3.3.122 SubjectQualifier要素 NewsItemのSubjectQualifierを示す要素。
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3.3.123 SystemIdentifier要素 NewsItemの(XML1.0規定で定義された意味での)システム識別子を表す
要素。
3.3.124 ThisRevisionCreated要素 NewsItemの最新版が作成された日付を表す要素。任意選択で時間が入
る。JIS X 0301の基本形式で表現される。
3.3.125 Topic要素及びTopic属性 NewsComponentにおいて,正式に命名された事象(topic)又はできご
とに関する情報を提供する要素及び属性。Topic要素は,一つ以上のTopicType下位要素をもたなければな
らない。そのTopicType下位要素は,Topicの型を表す。
備考 Topic属性は,定義されたTopicを参照する場合に用いる。
3.3.126 TopicOccurrence要素 NewsComponentの内容であって,あるTopicが発生することを表示する要
素。
3.3.127 TopicSet要素及びTopicSet属性 一つ以上のTopicの収納場所を表す要素及び属性。
備考 TopicSet要素は,定義する場合に用いる。TopicSet属性は,参照する場合に用いる。
3.3.128 TopicSetRef要素 最新のものと併合されることが望ましいTopicSetのポインタを表す要素。
3.3.129 TopicType要素 Topicの型を表示する要素。
3.3.130 TopicUse要素 特定のTopicがNewsML文書のどこに使われているかを示す要素。
3.3.131 TransmissionId要素 NewsML文書伝送のための一意識別子を表す要素。
3.3.132 Update要素及びUpdate属性 既存の NewsItemの修正を表す要素及び属性。挿入,置換,削除な
ど。
3.3.133 Urgency要素 NewsItemの緊急性の識別子を表す要素。
3.3.134 Url要素 Resourceの位置特定に使うことができる識別子を表す要素。
3.3.135 Urn要素 資源に対する大域的な識別子を表す要素。PublicIdentifierでの記述と同様に,これは,
一般的に(ただし必ずしもというわけではないが)NewsMLのURNとなる。
3.3.136 UsageRights要素 NewsComponentに属する使用権に関する情報を付与する要素。そのUsageType,
Geography,RightsHolder,Limitations,StartDate及びEndDateという下位要素は,自然言語で書かれたメタ
データを追加する。
3.3.137 UsageType要素 自然言語によって権利が適用される利用の型を示す要素。
3.3.138 Value属性 Property要素の属性。Propertyの値の文字列表現を表す属性。
3.3.139 ValueRef属性 Propertyの値へのポインタを表す属性。TopicSet中のTopic又はデータの他の部分。
3.3.140 Variant属性 Description要素の任意選択の属性。同一言語で異なった表現をし,それらを区別す
る場合に使用する。
3.3.141 Version属性 NewsMLの任意選択の属性で,文章を識別するDTD又はスキーマの版を与える。
3.3.142 Vocabulary属性 FormalNameの意味を解釈するために使用可能な統制語い(彙)である,現在の文
書中のTopicSetを識別する属性。
4. この規格の状態
原規定の“1 Status of this document”として示される内容を,次に参考として示す。
この規格は,NewsML1.2版の文書型定義(DTD)を自然言語で規定し,補足する。
この規格の修正は,NewsML1.2版DTDの注釈よりも優先する。
NewsMLの要件(Requirements)文書は,NewsMLが与える必要がある機能について示す。この規格は,
これらの要件を満たすために採用されてきた技術的手段について示す。要件は,次のとおりに要約される。
括弧の中のRで始まる番号は,NewsML要件文書の対応する項目の参照番号とする。要件文書は,
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www.iptc.orgで入手できる。
NewsMLは,小形(R900),拡張可能及び柔軟な(R700),ニュースの構造的枠組みであって,XML及
び他の適切な規格並びに規定に基づく(R1000)。NewsMLは,電子的なニュース項目,ニュース項目の集
合,ニュース項目間の関係,及びそれらに付随するメタデータの表現を支援しなければならない(R100)。
同じ情報が様々な表現で供給されることを見越す(R500)必要があり,任意のメディア型,フォーマット,
言語及び符号化の混在を扱えなければならない(R300,R400)。NewsMLは,ニュースのライフサイクル
のあらゆる段階を支援しなければならず(R600),そのライフサイクルに渡ってニュース項目の修正変更
を可能としなければならない(R200)。NewsMLは,メディアに対して独立だが,テキストを扱う特別の
機構を提供する(R1100)。NewsMLは,メタデータ及びニュース内容の両方に対する認証及び署名を提供
する(R800)。
5. 機能
5.では,NewsML文書の構造全体について,そのルート要素(NewsML要素)から始めて,各々
の要素(element)又は属性(attribute)の構造及び目的を示す。重要な構造には,図解例を用意する。
5.1 文書の構造
NewsML要素は,完全なNewsML文書のルート要素とする。任意選択のVersion属性
は,NewsML DTD又はスキーマの版を表し,妥当な文書とするために使われる。NewsML要素は,
NewsEnvelope及び一つ以上のNewsItemを含まなければならない。NewsML要素は,NewsML文書自体の
中,又はNewsML文書が参照によって含むニュース内容の中に参照されるTopic(又は実世界の物事)を
含む1個以上のTopicSet要素を含むことができる。既定の語い(彙)を識別し指定して,NewsML文書のど
の箇所で,あるTopicが使われたかを示すCatalog要素を含むこともできる。Catalog 要素によってURN
をURLに解決することができ,ある文脈において与えられた要素型にとって,どの語い(彙)(TopicSet)
が既定であるかを示すことができる。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsML (Catalog・ , TopicSet* , (NewsEnvelope , NewsItem+ ))>
<!ATTLIST NewsML %localid
Version CDATA #IMPLIED >
NewsML文書の実例を次に示す。
<・xml version="1.0"・>
<!DOCTYPE NewsML PUBLIC "urn:newsml:iptc.org: 20021018:NewsMLv1.2:1"
"http://www.iptc.org/NewsML/DTD/NewsMLv1.2.dtd">
<NewsML Version= "1.2">
<Catalog>
...
</ Catalog >
<TopicSet>
...
</TopicSet>
<NewsEnvelope>
...
</NewsEnvelope>
<NewsItem>
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...
</NewsItem>
<NewsItem>
...
</NewsItem>
</NewsML>
5.1.1 識別子属性 NewsML文書内の各要素は,NewsIdentifier及びその下位要素以外に,Duid(文書内
一意識別子)属性及びEuid(要素内一意識別子)属性の両方又はその一方を,任意選択としてもつことが
できる。これら任意選択属性の目的は,同じ文書内若しくは別のNewsML,又はXML文書でのポインタ
参照を可能にすることとする。識別子属性の使用によって,その文書は,大域的に識別される。
5.1.1.1 文書内一意識別子(Document-unique Identifier) Duidは,XMLのID属性規則に従わなければ
ならない。すなわち,XML規定で定義された名前用文字だけを含み,(数字であってはいけない)名前開
始文字で始めなければならない。その値は,NewsML文書内で一意でなければならない。
5.1.1.2 要素内一意識別子(Element-unique Identifier) Euidの値は,同じ要素型で同じ親要素をもつ要
素間で一意でなければならない。Euid属性を使うことによって,NewsML文書の木の局所的な枝の文脈の
中で,NewsML要素を識別することができる。これによって,Duidの一意性が損なわれるような(通常な
らば新しいDuid割当てが必要な)場合でも,各要素の同一性を保持したままで,NewsML文書の部分木
をコピーし,新たに組み合わせ,参照によって含めることができる。Euidが各段階で管理されている場合,
例えば,“Euidが1となるNewsComponentに含まれるEuidがabcであるContentItem”という場合,XPointer
表現を識別のために使うことができる。それらの識別パターンは,部分木を“継ぎはぎ”した後も,その
まま保存される。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ENTITY % localid " Duid ID #IMPLIED
Euid CDATA #IMPLIED" >
次のNewsML文書の実例では,同じ内容が二つのNewsComponent内で使われている。1番目の
NewsComponent内のContentItemは,明らかに幾つかの内容(ここでは...で表わされている。)を含む。2
番目のContentItemは,“木を歩き”要求された要素に対するEuid属性を用いるXPointer表現を通じて,参
照によって1番目のContentItemを再利用する。
NewsML文書の実例を次に示す。
<NewsComponent Duid="a1" Euid="1">
<ContentItem Euid="abc"> ... </ContentItem>
</NewsComponent>
<NewsComponent Duid="a2" Euid="2">
<ContentItem Href="#xpointer(//NewsComponent[@Euid='1']/ContentItem[@Euid='abc'])"/>
<NewsComponent>
5.2 Catalog
NewsML文書の主要な構造的要素のどれもが,Resource要素及びTopicUse要素の両方,又
はそれらのいずれかを含むCatalog要素を含むことができる。
それぞれのResource要素が,一つの統一資源名(Uniform Resource Name,以下URN)及び一つ以上の
統一資源位置指定子(Uniform Resource Locator,以下URL)の両方,又はそれらのどちらかを通じて,外
部の資源を認識する。それは,この資源が,主要な要素の内容の幾つか又はすべてについて既定語い(彙)
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として働くかどうかも示す。Urn要素は,通常,NewsML URNとなるが,その資源に対して大域的な識別
子を提供する。Url下位要素が存在する場合,それは,その資源が見つかる可能性のある場所を指定する。
DefaultVocabularyFor要素は,XPathパターンを内包する。識別された資源は,XPathパターンに合致する
すべての要素又は属性のために既定語い(彙)として働く。XPathパターンが要素に合致する場合,それは,
指定された要素のFormalName属性値である。XPathパターンが属性に合致するものであれば,指定され
た属性自体の値となる。XPathパターンは,既定語い(彙)が適用される文脈を区別するために適切な程度に,
単純又は複雑であってよい。
TopicUse要素は,あるトピックがNewsML文書内のどこで使われているかを示す。Topic属性の値は,
現在の文書における,#記号に,(トピックを記述する)Topic要素のDuid属性値を続けて記述したポイン
タとする。Context属性の値は,現在のCatalogが適用されている部分木内でこのトピックが使われている
文脈を示すXPathパターンとする。Context属性が存在しない場合,TopicUse要素は,単に,このトピック
が部分木のどこかにあると示しているだけとする。
任意選択のHref属性は,この文書又は他の文書内の別の場所にあるCatalog要素へのポインタを提供す
る。その値は,#記号に,参照されたCatalog要素のDuid属性値を続けたものから成る。参照されたCatalog
が現在の文書内にない場合,そのCatalogが出現する文書又はNewsItemを識別するURI若しくはNewsML
URNが,#記号の前に付く。Href属性がCatalog要素上にある場合,要素は,空でなければならない。Catalog
要素が下位要素を含んでいる場合,NewsMLシステムは,誤りを示してよい。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT Catalog (Resource* , TopicUse*)>
<!ATTLIST Catalog %localid;
Href CDATA #IMPLIED >
<!ELEMENT Resource (Urn・ , Url* , DefaultVocabularyFor*)>
<!ATTLIST Resource %localid; >
<!ELEMENT Urn (#PCDATA)>
<!ATTLIST Urn %localid; >
<!ELEMENT Url (#PCDATA)>
<!ATTLIST Url %localid; >
<!ELEMENT DefaultVocabularyFor EMPTY >
<!ATTLIST DefaultVocabularyFor %localid;
Context CDATA #REQUIRED
Scheme CDATA #IMPLIED >
<!ELEMENT TopicUse EMPTY >
<!ATTLIST TopicUse Topic CDATA #REQUIRED
Context CDATA #IMPLIED >
次のNewsML文書の実例は,単一のResource及び単一のTopicUseから成るCatalogを示す。Resource
要素は,IPTC Confidence topic setの第1版をIPTCウェブサイト上の特定のURLで見つけることができ,
Confidence属性のための既定語い(彙)として働くことを示す。TopicUse要素は,Duid属性値がperson1と
なるTopicが,DescriptiveMetadata要素の文脈内で使われることを示す。このTopicは,現在の文書内で発
生しなければならない。この例では,Topicが,IPTC Topic Type語い(彙)で定義されるPerson型であって,
英語で“David Allen, Managing Director of IPTC”と記述されていることを宣言している。
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JIS X 7201:2005の国際規格 ICS 分類一覧
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