JIS X 7201:2005 ニュース用マーク付け言語(NewsML) | ページ 5

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に示すとおりに統合されたTopic要素が生じる。これによって,myschemeでBDESと呼ぶトピックが,IPTC
の語い(彙)では,“Architecture(建築)”として記述されていることが分かる。
NewsML文書の実例を次に示す。
<Topic Duid="mergedtopic1">
<TopicType FormalName="SubjectMatter"/>
<FormalName Scheme="IptcSubjectCodes">01002000</FormalName>
<FormalName Scheme="myscheme">BDES</FormalName>
<Description xml:lang="en-GB" Variant="ShortDesc">BuildingDesign</Description>
<Description xml:lang="en-GB" Variant="FullDesc">The art and science ofdesigning buildings</Description>
<Description xml:lang="en-GB" Variant="Name">Architecture</Description>
</Topic>
この手法は,他の統制語い(彙)から引き出された用語と一つの統制語い(彙)の中での用語とが同義になる
ことを表明するための一般的な機構として使用できる。この機構の使用を容易にするために,制御された
統制語い(彙)としての使用を意図するTopicSetにおいて,すべてのFormalName(要素)にScheme属性を
含めるのは,よい方法といえる。

5.4 NewsEnvelope

 NewsEnvelope 要素は,NewsML文書が,業務ワークフロー,又はニュース配信社と
受信社との間の契約関係の中で,どのように使われるかについての情報を示すためのものであって,一つ
のNewsML文書に必ず一つだけ存在する。この要素は,最低限一つのDateAndTime 要素を含まなければ
ならない。それに加えて,一つのTransmissionId要素,一つのSentFrom要素,一つのSentTo要素,一つの
Priority要素,及び一つ以上のNewsProduct要素,複数のNewsService要素を含むことができる。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsEnvelope (TransmissionId・ , SentFrom・ , SentTo・ , DateAndTime , NewsService* ,
NewsProduct* , Priority・ )>
<!ATTLIST NewsEnvelope %localid; >
5.4.1 TransmissionId TransmissionIdは,NewsML文書伝送のための識別子とする。この要素は,同じ
配信社からの異なった伝送すべてにおいて一意でなければならない。仮に送信側が,受信が正常に行われ
たことに確信がもてず,伝送を繰り返したいときは,同じ内容のTransmissionIdを使ってもよい。しかし,
最初の伝送と2度目とを区別するためには,Repeat属性を提供しなければならない。Repeat属性の値の形
式は,配信社が決める。同様にTransmissionId自体のフォーマットも,配信社の決定事項とする。例えば,
チャネル識別子の後に順序番号が続くといった形式が考えられる。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT TransmissionId (#PCDATA )>
<!ATTLIST TransmissionId %localid;
Repeat CDATA #IMPLIED >
NewsML文書の実例を次に示す。
<TramsmissionId Repeat="second attempt">abc123</TransmissionId>

――――― [JIS X 7201 pdf 21] ―――――

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5.4.2 SentFrom及びSentTo SentFrom要素は,NewsML文書を送信した一つ以上の組織を識別し,SentTo
要素は,その文書を送った一つ以上の組織を識別する。これら二つの内容モデルは,party実体によって提
供され,ニュース作成及び配布のワークフローにおいて特定の役割を果たす個人,組織又は企業を記述す
る。任意選択のComment要素は,自然言語で非形式的な追加情報を提供する。Comment要素は,任意選
択として,xml:lang属性及びTranslationOf属性をもつ。xml:lang属性は,XML要素の内容で用いられる言
語を識別する。それは,XML規定に定義されており,その値は,IETF RFC3066で定義されたものでなけ
ればならない。IETF RFC3066では,JIS X 0412-1又はJIS X 0412-2の言語名コード,及びJIS X 0304の
国名コードのあらゆる使用(ただし,言語名コード及び国名コードをハイフンで組み合わせたもの。)が許
されているが,NewsMLでは,言語名コードは,JIS X 0412-1の2文字言語名コードを使う必要がある。
発行者は,2文字又は3文字の国名コードを選ぶことができる。そのために,xml:lang属性は,ll−CCか
ll−CCCの構造になる。TranslationOf 属性は,このCommentが直訳となる他のComment要素へのポイン
タとする。任意選択のFormalName属性でコメントの型を指定できる。Comment要素のVocabulary属性は,
FormalNameの意味を定義する統制語い(彙)へのポインタとする。Scheme属性は,存在する場合には,語
い(彙)内のどの命名方式がこの形式名に当てはまるかを識別する。
Party要素は,そのProperty子要素,又はそのFormalName属性,Vocabulary属性及びScheme属性を通
して,当該の組織(party)であるTopicを識別する。任意選択のTopic属性は,そのTopicへの直接のポイ
ンタとして使用できる。そのポインタは,httpのURL形式,NewsMLのURN形式,又は#記号の後に着目
している文書でのTopic要素のDuid属性の値を続ける形のいずれかをとる。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ENTITY % party " (Comment* , Party+ )">
<!ELEMENT SentFrom (%party;)>
<!ATTLIST SentFrom %localid; >
<!ELEMENT SentTo (%party;)>
<!ATTLIST SentTo %localid; >
<!ELEMENT Comment (#PCDATA)>
<!ATTLIST Comment %localid;
xml:lang CDATA #IMPLIED
TranslationOf IDREF #IMPLIED
FormalName CDATA #IMPLIED
Vocabulary CDATA #IMPLIED
Scheme CDATA #IMPLIED >
<!ELEMENT Party (Property)*>
<!ATTLIST Party %localid;
%formalname;
Topic CDATA #IMPLIED >
次のNewsML文書の実例は,文書を送信しているPartyのMyCompanyCodes統制語い(彙)におけるxyz
命名方式での形式名が,MYCODEであることを表している。Party要素のVocabulary属性は,MYCODE
の意味を解析するために使用される統制語い(彙)を提供するTopicSetを識別する。
NewsML文書の実例を次に示す。
<SentFrom>

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<Party FormalName="MYCODE" Scheme="xyz"
Vocabulary="urn:newsml:mycompany.com:20010101:MyCompanyCodes:1"/>
<SentFrom>
5.4.3 DateAndTime DateAndTime要素は,伝送時の日付及び任意選択として時間を含む。これは,JIS X
0301フォーマットで規定されているとおりに記述する。すなわち,日付は,YYYYMMDD形式で表現す
る。それに続けて,任意選択として文字T及び現地時間のhhmmss形式,更に任意選択として,+,−に
続けて,現地時間と協定世界時(UTC)との時差をhhmm形式で表現する。時差が+0000の場合では,添
え字“Z”を代わりに使うことができる。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT DateAndTime (#PCDATA )>
<!ATTLIST DateAndTime %localid; >
次のNewsML文書の実例は,このNewsItemが現地時間における2000年10月6日14時に送られたもの
であって,協定世界時(UTC)より2時間早いことを示している。
<DateAndTime>20001006T140000+0200</DateAndTime>
UTC表記で,時差がない場合,代わりに添え字を使うことができる。例えば,2002年3月6日12時の
場合は,次のとおりになる。
<DateAndTime>20020306T120000Z</DateAndTime>
5.4.4 NewsService及びNewsProduct NewsService要素及びNewsProduct 要素は,NewsML文書のサー
ビス又は製品を示している。複数のNewsService要素及びNewsProduct要素が,許可されている。FormalName
属性の値は,サービス又は製品の形式名とする。その意味及び許される値は,Vocabulary属性及びScheme
属性で識別される統制語い(彙)によって決定される。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsService EMPTY>
<!ATTLIST NewsService %localid;
%formalname; >
<!ELEMENT NewsProduct EMPTY>
<!ATTLIST NewsProduct %localid;
%formalname; >
次のNewsML文書の実例は,スポーツ(SPORTS)サービス,一般情報(GENERAL INTEREST)サービ
ス及びWebWireの製品に属するNewsML文書を表している。スポーツ及び一般情報という用語は,
MyPressCompanys Servicesの語い(彙)から引くことができ,WebWireという用語は,MyPressCompanys
Productsの語い(彙)から引くことができる。
NewsML文書の実例を次に示す。
<NewsML>
<Catalog>
<Resource>
<Urn>urn:newsml:mpc.com:20010101:MpcServices:1</Urn>
<DefaultVocabularyFor Context="NewsService"/>
</Resource>
<Resource>

――――― [JIS X 7201 pdf 23] ―――――

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<Urn>urn:newsml:mpc.com:20010101:MpcProducts:1</Urn>
<DefaultVocabularyFor Context="NewsProduct"/>
</Resource>
</Catalog>
<NewsEnvelope>
<DateAndTime>20001225T120000+0100</DateAndTime>
<NewsService FormalName="SPORTS"/>
<NewsService FormalName="GENERAL INTEREST"/>
<NewsProduct FormalName="WebWire"/>
</NewsEnvelope>
...
</NewsML>
5.4.5 Priority Priority要素は,NewsItemの優先順位を示す。FormalName属性の値は,その優先順位の
形式名とする。その意味及び許される値は,Vocabulary属性及びScheme属性で識別される統制語い(彙)に
よって決定される。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT Priority EMPTY>
<!ATTLIST Priority %localid;
%formalname; >
次のNewsML文書の実例では,Priorityの値がIptcPriority語い(彙)における“5”であると宣言されてい
る。
<Priority FormalName="5" Vocabulary="urn:newsml:iptc.org:20001006:IptcPriority:1"
Scheme="IptcPriority"</Priority>
5.4.6 メタデータの割当て 割当て(assignment)実体は,AssignedBy属性,Importance属性,Confidence
属性,HowPresent属性及びDateAndTime属性から成る。
AssignedBy属性は,メタデータを割り当てている組織(party)を識別する。それは,非形式的にparty
を示す文字列(例えば人の名前)か,#記号に続いてそのpartyに対応するTopicのDuid属性の値から成る
素片識別子の書式のポインタになることができる。
Confidence属性は,メタデータが割り当てられた信頼度を示す。Importance属性は,そのpartyが割り当
てたメタデータの重要性を示している。HowPresent属性は,メタデータを適用する方法を示している。
これら三つの属性の値は,形式名で,その意味は,統制語い(彙)によって決められている。そのため,
どこで使われるにしても,これらの属性のそれぞれに適切な既定語い(彙)を宣言したCatalogが必要になる。
さらに,それぞれの既定語い(彙)における完全な用語の集合が,対応する属性に許される値の範囲を決定
する。既定語い(彙)が存在し,Catalogで示された資源が,NewsMLのTopicSetである場合,許される値の
範囲は正確にTopicSetにおけるTopicの集合となることに注意する。
DateAndTime属性は,メタデータが割り当てられた日付,(任意選択として)時間を示し,使用されるフ
ォーマットは,YYYYMMDDThhmmss±hhmm[世紀,年,月,日,時間分離子(JIS X 0301では時刻の
指示記号),時,分,秒,時間帯分離子(JIS X 0301では時間帯の指示記号),時,分]とする。これは,
JIS X 0301で決められた基本形式とする。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。

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<!ENTITY % assignment " AssignedBy CDATA #IMPLIED
Importance CDATA #IMPLIED
Confidence CDATA #IMPLIED
HowPresent CDATA #IMPLIED
DateAndTime CDATA #IMPLIED">
次のNewsML文書の実例は,どのようにメタデータが割り当てられるかを明らかにするため,割当て属
性の使用を示している。Catalogは,次のことを宣言している。“Confidence属性のための既定語い(彙)は,
IPTC confidence語い(彙)におけるIptcConfidence命名方式であって,そのURNによって識別される。
Importance属性のための既定語い(彙)は,brs.comのウェブサイト上のimportance.xml語い(彙)におけるxyz
命名方式とする。AssignedBy属性のための既定語い(彙)は,Duid属性値がLocalTopicSetである現在の文書
内のTopicSetにおけるcompanycode命名方式である。”LocalTopicSetの値をもつTopicSetは,ただ一つの
Topicを含み,そのTopicTypeは,CompanyでIPTC topic types語い(彙)のIptcTopicTypes命名方式に定義さ
れている。この会社は,英語のDescriptionを通じ非形式的にBloomsbury Review Serviceと識別されている
が,companycode命名方式でBRSのFormalNameが与えられている。最終的に,記述メタデータ(descriptive
metadata)は,協定世界時(UTC)の2000年12月31日正午にBRS(BRSは,上からBloomsbury Review Service
とわかる。)によって割り当てられ,重要度は,brs.comのウェブサイト上のimportance.xml語い(彙)におい
てFormalNameが“normal”と示され,信頼度は,IPTC confidence語い(彙)で“High”と示されている。こ
れらの設定は,要素・木の下部で明確に再定義されない限り,DescriptiveMetadata要素の下位要素すべて
に適用できる。
NewsML文書の実例を次に示す。
<NewsML>
<Catalog>
<Resource>
<Urn>urn:newsml:iptc.org:20001006:IptcConfidence:1</Urn>
<DefaultVocabularyFor Scheme="IptcConfidence" Context="@Confidence"/>
</Resource>
<Resource>
<Url>http://www.brs.com/vocabularies/importance.xml</Url>
<DefaultVocabularyFor Scheme="xyz" Context="@Importance"/>
</Resource>
<Resource>
<Url>#LocalTopicSet</Url>
<DefaultVocabularyFor Scheme="companycode" Context="@AssignedBy"/>
</Resource>
</Catalog>
<TopicSet Duid="LocalTopicSet" FormalName="Company">
<Topic Duid="company1">
<TopicType FormalName="Company" Scheme="IptcTopicTypes"
Vocabulary="urn:newsml:iptc.org:20001006:IptcTopicTypes:1" Scheme="IptcTopicTypes"/>
<FormalName Scheme="companycode">BRS</FormalName>

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JIS X 7201:2005の国際規格 ICS 分類一覧

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規格名称