JIS X 7201:2005 ニュース用マーク付け言語(NewsML) | ページ 6

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X 7201 : 2005
<Description xml:lang="en">Bloomsbury Review Service</Description>
</Topic>
</TopicSet>
...
<DescriptiveMetadata AssignedBy="BRS" Importance="normal" Confidence="High"
DateAndTime="20001231T1200+0000">
...
</DescriptiveMetadata>
...
</NewsML>

5.5 NewsItemの構造

 NewsItemは,事象についての管理された情報の集合であって,幾つかの事象に
関するある時点での視点を表現する。NewsItemのIdentification及びNewsManagement下位要素は,識別情
報及び容易な管理機能を提供する。さらに,NewsItemには,NewsComponentか,同じNewsItemの以前の
版を修正する一つ以上のUpdate要素,又はTopicSetを含むことができる。
NewsItemに適用できるCatalogは,Catalog下位要素に含まれるか,任意選択であるCatalog下位要素の
Href属性で参照される。Href属性は,この文書又は別の文書に存在するCatalog要素へのポインタを示す。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsItem (Comment*, Catalog・, Identification, NewsManagement,
( NewsComponent | Update+ | TopicSet )・ )>
<!ATTLIST NewsItem %localid;
xml:lang CDATA #IMPLIED >
<!ELEMENT Identification (NewsIdentifier , NameLabel・ , DateLabel・ , Label* )>
<!ATTLIST Identification %localid; >
5.5.1 NewsItemの識別(NewsIdentifier) 業務のワークフロー上での移動又は場所の移動,システム間
での移動があっても,NewsItemを識別することができなければならない。そのためNewsMLにおいて,
NewsItemは,大域的に一意な識別子をNewsIdentifier要素でもつ必要がある。
NewsIdentifierは,四つの下位要素ProviderId,DateId,NewsItemId及びRevisionId,並びに,これら四つ
の要素すべてを1本に結び付けるPublicIdentifierから成る。NewsItemにおけるNewsIdentifierは,大域的
に一意な識別子でなければならない。そのために,配信社は,同じProviderId,DateId,NewsItemId及び
RevisionIdをもった二つのNewsItemが存在しないことを保証しなければならない。もし,内容を変えたあ
とでNewsItemを再生成したら,それがわずかな変更であっても,新たにRevisionIdを新しい版に割り当て
なければならない。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsIdentifier (ProviderId, DateId, NewsItemId, RevisionId, PublicIdentifier)>
5.5.1.1 ProviderId ProviderId要素の内容は,DateId要素で識別される日付に配信社が保持しているイン
ターネットドメイン名又はVocabulary属性で分類されたURNで識別される統制語い(彙)から書き出された
配信社名でなければならない。NewsIdentifierが完全であれば,正確に配信社を識別できる。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT ProviderId (#PCDATA)>
<!ATTLIST ProviderId Vocabulary CDATA #IMPLIED >

――――― [JIS X 7201 pdf 26] ―――――

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次のNewsML文書の実例では,配信社はInternational Press Telecommunications Councilで,そのProviderId
は,DateIdによって識別される日に,その配信社が保持しているドメイン名になる。
<ProviderId>iptc.org</ProviderId>
<DateId>20001005</DateId>
5.5.1.2 DateId DateIdは,JIS X 0301の基本形式(YYYYMMDD)の日付で,YYYYは4けたの年,MM
は2けたの月,DDは2けたの日になる。DateIdは,NewsItemを形式的に識別する部分なので,同じNewsItem
の連続した版を通して同じでなければならない。これは,現在の版を公開した日付を表したものではない。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT DateId (#PCDATA )>
次のNewsML文書の実例では,2000年10月6日という日付は,そのNewsItemが最初に作られた日で
あっても,そうでなくてもよい。必要条件は,ProviderIdがドメイン名ならば,その日付は配信社がその
ドメイン名を保持している日の日付でなければならないということ,及びそのDateIdは,このNewsItem
のすべての修正変更を通じて変えないということだけである。
<DateId>20001006</DateId>
5.5.1.3 NewsItemId NewsItemIdは,NewsItemの識別子とする。同じ配信社から発するNewsItemの間で,
NewsItemIdとDateIdの組合せは,一意でなければならない。この条件を満たせば,NewsItemIdは,配信
社が望むとおりの形式をとることができる。NewsItemの名前は,人が見て意味のある形式をとることがで
きるが,必要条件ではない。
配信社は,任意選択としてNewsItemIdの値をVocabulary属性に呼び出される統制語い(彙)に関連付けて
もよい。Vocabulary属性の値は,httpのURL形式,又はNewsMLのURN形式,又は#記号の後にその文書
中にあるTopicSet要素のDuid属性の値を続ける形をとる。Scheme属性が存在すれば,それは,統制語い(彙)
においてとり得る複数の命名方式のうち,NewsItemIdを制御するものを区別するのに役に立つ。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsItemId (#PCDATA )>
<!ATTLIST NewsItemId Vocabulary CDATA #IMPLIED
Scheme CDATA #IMPLIED >
NewsML文書の実例を次に示す。
<NewsItemId>IPTC approves NewsML 1.0</NewsItemId>
5.5.1.4 RevisionId RevisionIdは,これがNewsItemのどの版であるかについて示す正整数とする。いか
なる正整数でも使うことができるが,気を付けなければならないのは,同じProviderId,DateId及び
NewsItemIdをもった二つのNewsItemのうち,RevisionId値が大きい方が最新版でなければならないという
ことである。“0”のRevisionIdは,許されない。また,PreviousRevision属性は,存在しなければならない。
その値は,NewsItemの前の版が存在する場合,そのRevisionId要素の値と等しく,前の版がなければ“0”
でなければならない。NewsItemが一つ又は複数のUpdate要素を含む場合,Update属性には“U”が設定
されなければならない。NewsItemがNewsManagementデータの置き換え集合だけから成る場合,Update
属性は,“A”が設定されなければならない。これらのいずれのケースでもない場合,Update属性は,“N”
が設定されなければならない。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT RevisionId (#PCDATA )>
<!ATTLIST RevisionId PreviousRevision CDATA # REQUIRED

――――― [JIS X 7201 pdf 27] ―――――

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Update CDATA # REQUIRED >
次のNewsML文書の実例では,現在の版番号は“1”であり,前の版はない。
<RevisionId PreviousRevision="0" Update="N">1</RevisionId>
次のNewsML文書の実例では,現在の版番号は“2”であり,前の版番号は“1”であった。
<RevisionId PreviousRevision="1" Update="N">2</RevisionId>
次のNewsML文書の実例では,RevisionId要素のUpdate属性の値が“U”であるため,NewsItemが一つ
又は複数のUpdate要素を含むことを示す。そして,それは,前の版を修正するのに役に立つ。現在の版番
号は“20001023”であり,前の版番号は“20001005”であった。PreviousRevisionの値が連続している必要
がないことに注意する。必要条件は,同じNewsItemの前のどの版の数字よりも,値が大きくなければな
らないということだけである。
<RevisionId PreviousRevision="20001005" Update="U">20001023</RevisionId>
5.5.1.5 PublicIdentifier XML1.0の規定によって定義される意味で,NewsIdentifier要素は,NewsItemの
ためにPublicIdentifierを用意する。これは,NewsItemのために次のようなURNの形式をとる。
urn:newsml:[{ProviderId}]:[{DateId}]:[{NewsItemId}]:[{RevisionId}][{RevisionId@Update}]
ここで{x}は,“NewsIdentifierのx下位要素の内容”を意味する。{x@y}は,“NewsIdentifierのx下位
要素のy属性の属性値”を意味する。例外として,RevisionId要素のUpdate属性が,Nの既定の値をもつ
場合,URNから省かれる。
URNの中に直接含むことができる文字集合が制限される点に注意する。許される文字は,IETF(Internet
Engineering Task Force)が指定したもので,そのRFC(Request for Comments)2141に示されている。この
文書は,http://www.ietf.org/rfc/rfc2141.txtで入手できる。URN文字集合で認められていない文字は,RFC2141
に記述された一連の正しい文字列に置き換えなければならない。
このURNの存在によって,NewsItemが,他のXML要素又は資源からポインタによって明確に参照付
けられることができる点に注意する。そのようなポインタ内で,RevisionId,その前の : 記号,その次の
Update属性の記述が省略された場合,ポインタは,解析された最新の版を示す。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT PublicIdentifier (#PCDATA )>
NewsIdentifierについての次のNewsML文書の実例は,RevisionId要素のUpdate属性が値“N”をもつ場
合に,PublicIdentifierがとる形式を示す。NewsItemの内容は,一つのNewsComponentか一つのTopicSet
で,Updateの集合ではないことを示している。
NewsML文書の実例を次に示す。
<NewsIdentifier>
<ProviderId>iptc.org</ProviderId>
<DateId>20001006</DateId>
<NewsItemId>NewsML Approved</NewsItemId>
<RevisionId PreviousRevision="0" Update="N">1</RevisionId>
<PublicIdentifier>urn:newsml:iptc.org:20001006:NewsML%20Approved:1</PublicIdentifier>
</NewsIdentifier>
URNの間隔文字は,%記号に間隔のための16進の文字コード(20)を続けて表さなければならないの
で,NewsItemId要素の内容の間隔は,PublicIdentifier要素の内容において%20となることに注意する。
次のNewsML文書の実例では,RevisionId要素のUpdate属性は値“U”をもち,NewsItemの内容は一つ

――――― [JIS X 7201 pdf 28] ―――――

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以上のUpdateの集合であることを示している。
NewsML文書の実例を次に示す。
<NewsIdentifier>
<ProviderId>iptc.org</ProviderId>
<DateId>20001006</DateId>
<NewsItemId>i123</NewsItemId>
<RevisionId PreviousRevision="20001005" Update="U">20001023</RevisionId>
<PublicIdentifier>urn:newsml:iptc.org:20001006:i123:20001023U</PublicIdentifier>
</NewsIdentifier>
この例では,RevisionIdとPreviousRevisionの値が連続していないが,RevisionIdの値がPreviousRevision
の値よりも大きい点に注意する。ニュース配信社が1から始まる連続した数字より,日付を使う改訂値を
選んでいる。これは,完全に認められる方法である。
このNewsItemを受け取る際,Updateによって示された変化を反映する完全なNewsItemを生成するため
に,システムは,Update指示をNewsItemの前の版に適用しなければならない。この結果,NewsItemは,
次のNewsIdentifierをもつことになる。そこにおいて,RevisionId要素のUpdate属性は,値“N”をもち,
アップデートを示す文字は,PublicIdentifierの文字列の終わりから省かれる。
NewsML文書の実例を次に示す。
<NewsIdentifier>
<ProviderId>iptc.org</ProviderId>
<DateId>20001006</DateId>
<NewsItemId>i123</NewsItemId>
<RevisionId PreviousRevision="20001005" Update="N">20001023</RevisionId>
<PublicIdentifier>urn:newsml:iptc.org:20001006:i123:20001023</PublicIdentifier>
</NewsIdentifier>
最後に,RevisionIdを全く指定しないURNのポインタは,参照が解析されたときに,NewsItemの最新
版が何であろうともそれを指し示すということに注意する。そのため,urn:newsml:iptc.org:20001006:i123
の文字列は,今の例でNewsItemの現在の最新版が何であれそれを示す。
5.5.2 非形式識別子 上で規定した形式的な識別機構に加えて,NewsMLは,NewsItemを人的に識別す
るための一連のLabel要素を提供する。NewsMLシステムに関する限り,これらは,任意の文字列であっ
て,強力な識別機構の提供として期待はできない。それらの唯一の目的は,非形式の交換及び通信に,又
は利用者インタフェースの一部として,人間が特別のNewsItemを識別できる便利な方法を提供すること
である。
5.5.2.1 NameLabel NameLabel 要素は,NewsItemの識別を支援するための名前として,人間が使用する
文字列を含んでいる。その形式は,配信社によって決定される。例えば,それはSlugLine要素の原文と同
じであっても,システムは,スラッグラインとしてNameLabelを処理してはならない。人間によるNewsItem
の識別を支援することができるという事実を越えて,NameLabel内の文字列の性質に関して何も想定する
ことができないためである。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NameLabel (#PCDATA )>
<!ATTLIST NameLabel %localid; >

――――― [JIS X 7201 pdf 29] ―――――

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NewsML文書の実例を次に示す。
<NameLabel>IPTC approves NewsML 1.0</NameLabel>
5.5.2.2 DateLabel DateLabel要素は,日付の文字列表現を含む。ラベルの目的は,利用者への利便性な
ので,JIS規格の日付形式には必ずしも従わなくてよい。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT DateLabel (#PCDATA )>
<!ATTLIST DateLabel %localid; >
NewsML文書の実例を次に示す。
<DateLabel>6 October 2000</NameLabel>
5.5.2.3 Label Label要素は,LabelType及びLabelTextの下位要素からなり,NewsItemのための任意選択
の読みやすいラベルである。LabelTextは,特定のLabelTypeのLabelを構成するテキストである。LabelType
は,利用者が定義する型のラベルである。FormalName属性の値は,ラベル型のための形式的な名前とす
る。その意味及び許される値は,Vocabulary属性及びScheme属性によって識別された統制語い(彙)によっ
て決定される。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT Label (LabelType, LabelText)>
<!ATTLIST Label %localid; >
<!ELEMENT LabelType EMPTY>
<!ATTLIST LabelType %localid;
%formalname; >
<!ELEMENT LabelText (#PCDATA)>
<!ATTLIST LabelText %localid; >
NewsML文書の実例を次に示す。
<Label>
<LabelType FormalName="ShortRef"
Vocabulary="urn:newsml:mydomain.com:20001006:MyLabelTypes:1" Scheme="labeltypes"/>
<LabelText>NewsMLv1.0</LabelText>
</Label>

5.6 NewsManagement

 NewsManagement要素は,NewsItemの型,情報,履歴,状態,他のNewsItemと
の関係,適用されるべき特別の指示又は追加の特性など,NewsItemの管理に関連する情報を与える。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsManagement (NewsItemType , FirstCreated , ThisRevisionCreated ,
Status , StatusWillChange* , Urgency・ , RevisionHistory・ , DerivedFrom* ,
AssociatedWith* , Instruction* , Property* )>
<!ATTLIST NewsManagement %localid; >
5.6.1 NewsItemType NewsItemType要素は,NewsItemの型を指定する。FormalName属性の値は,ニュ
ース項目型のための形式的な名前になる。その意味及び許される値は,Vocabulary属性及びScheme属性に
よって識別される統制語い(彙)によって決定される。
NewsML DTDの対応部分を次に示す。
<!ELEMENT NewsItemType EMPTY >

――――― [JIS X 7201 pdf 30] ―――――

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JIS X 7201:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 7201:2005の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称