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X 8341-7 : 2011 (ISO/IEC 24786 : 2009)
例1 固定キーが有効になった場合は,低音から高音へ変化する音,固定キーが無効になった場合
は,高音から低音へ変化する音としている(ISO 9241-171:2008の附属書E参照)。
i) 修飾キーともう一つのキーとの同時押下で,固定キーは無効とならなければならない。利用者は,こ
の機能を無効化(及び再有効化)できなければならない。省略時は,この機能は有効でなければなら
ない。
注記5 修飾キーには,Shift,Alt,Ctrl,Option,Command,Meta,Logoキーなどを含む(ただし,
これらに限定しない。)。
j) 固定キーが有効なとき,修飾キーを1回押下して放すと,そのキーはラッチ(あたかも継続して押下
されているようになる。)されなければならない。その次に押下された(一つの)修飾キーではないキ
ー(又は次のポインティングデバイスボタンの操作)は,ラッチされた修飾キーによって修飾される。
注記6 複数の修飾キーを同時にラッチできる。
k) コンピュータは,キーがラッチされた場合に,視覚へのフィードバックを提供することが望ましい。
視覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,視覚へのフィードバックを無効化(及び再有効
化)できなければならない。省略時は有効であることが望ましい。
注記7 視覚へのフィードバックには,押下されたキーの画面表示などが含まれる。
l) コンピュータは,キーがラッチされた場合に,聴覚へのフィードバックを提供することが望ましい。
聴覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,聴覚へのフィードバックを無効化(及び再有効
化)できなければならない。省略時は有効であることが望ましい。
注記8 聴覚へのフィードバックとしては,ビープ音,クリック音などが利用される。
例2 キーがラッチされた場合は,低音から高音へ変化する音としている(ISO 9241-171:2008の附
属書E参照)。
m) ラッチ状態にある場合,修飾キーではないキー(又はポインティングデバイスのボタン)が押下され
ると,そのキーは修飾され,修飾キーのラッチ状態は解除されなければならない。
n) 固定キーが有効のとき,修飾キーを続けて2回押下すると,そのキーはロックされなければならない。
修飾キーによって変化を与えられる全ての後続の修飾キー以外のキー押下,ポインティングデバイス
操作及びいかなるソフトウェア操作も,ロックされた修飾キーによって修飾される。
注記9 いかなる組合せの複数の修飾キーも,同時にロック又はラッチが可能である。
o) コンピュータは,キーがロック又はロック解除された場合に,視覚へのフィードバックを提供するこ
とが望ましい。視覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,視覚へのフィードバックを無効
化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効であることが望ましい。
注記10 視覚へのフィードバックには,押下されたキーの画面表示などが含まれる。
p) コンピュータは,キーがロック又はロック解除された場合に,聴覚へのフィードバックを提供するこ
とが望ましい。聴覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,聴覚へのフィードバックを無効
化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効でなければならない。
注記11 聴覚へのフィードバックとしては,ビープ音,クリック音などが利用される。
例3 キーがロックされた場合は高音,キーがロック解除された場合は低音を発する(ISO
9241-171:2008の附属書E参照)。
q) 修飾キーがロック状態にあるときに1回押下されると,そのキーのロック状態は解除されなければな
らない。
――――― [JIS X 8341-7 pdf 11] ―――――
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X 8341-7 : 2011 (ISO/IEC 24786 : 2009)
5.2.2 スローキー
コンピュータがスローキーを実装している場合,次に掲げる要求事項及び推奨事項を適用する。
a) スローキーの省略時設定は,無効でなければならない。
b) コンピュータは,利用者が,システム設定からスローキーを有効又は無効にできるようにしなければ
ならない。
注記1 4.10の注記2参照。
c) 右Shiftキーを8秒間押下することで,スローキーの有効又は無効の切替えを利用者ができるようにし
なければならない。この機能を有効又は無効とする前に,コンピュータは利用者に確認を可能にしな
ければならない。この対話ウィンドウは,アクセシビリティ設定モードを開く選択肢も提供しなけれ
ばならない。
d) 利用者は,右Shiftキーを8秒間押下した後に現れる確認対話ウィンドウが現れないように(又は再び
現れるように)できなければならない。確認対話ウィンドウは,省略時は有効でなければならない。
無効化された場合,スローキーは右Shiftキーを8秒間押下した後,対話ウィンドウが開かれることな
しに有効又は無効に切り替わる。
e) 利用者は,スローキーを有効又は無効にするためのキーボードショートカット(右Shiftキーを8秒間
押下すること)を無効化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効であることが望まし
い。
f) “スローキー オン”と発話することによって,利用者がスローキーを有効にできるようにすること
が望ましい。“スローキー オフ”と発話することによって,利用者がスローキーを無効にできるよう
にすることが望ましい。
注記2 発話の言葉は,各国の自然言語に置き換えてよい。音声命令は,利用者が“コンピュータ
···”のようなキーワードから始めることによって,開始される。
g) コンピュータは,スローキーが有効又は無効となった場合に,視覚へのフィードバックを提供するこ
とが望ましい。視覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,視覚へのフィードバックを無効
化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効であることが望ましい。
注記3 視覚へのフィードバックは,スローキーが有効であるときに,状態指標を表示することを
含む。
h) コンピュータは,キーボードショートカットによってスローキーが有効又は無効となった場合に,聴
覚へのフィードバックを提供することが望ましい。聴覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者
は聴覚へのフィードバックを無効化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効であるこ
とが望ましい。
注記4 聴覚へのフィードバックとしては,ビープ音,クリック音などが利用される。
例1 キーボードショートカットによってスローキーが有効となった場合,意図しないShiftキーの
押下継続を避けるために5秒後に2回ビープ音を発し,8秒後にスローキーが有効となった
ことを示すために低音から高音へ変化する音を発する。キーボードショートカットによって
スローキーが無効となった場合は,高音から低音へ変化する音を発する(ISO 9241-171:2008
の附属書E参照)。
i) スローキーは,コンピュータの再起動時には無効にならなければならない。
注記5 スローキーは,起動時に無効としておく。キーボードが壊れているように見えるからであ
る。
――――― [JIS X 8341-7 pdf 12] ―――――
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X 8341-7 : 2011 (ISO/IEC 24786 : 2009)
j) スローキーが有効なとき,キーがスローキー受理時間を超えて押下されていない限り,いかなるキー
押下も受け付けてはならない。
k) 最初にキーが押下されたとき(スローキー受理時間の開始時点において)及びキー押下が受理された
とき(スローキー受理時間が経過した後),聴覚へのフィードバックが提供されることが望ましい。利
用者は,聴覚へのフィードバックを無効化(及び再有効化)できることが望ましい。省略時は有効で
あることが望ましい。
注記6 聴覚へのフィードバックとしては,ビープ音,クリック音などが利用される。
例2 最初にキーが押下されたときの警告は高い音,キーの押下が受理されたときの警告は低い音
を発する(ISO 9241-171:2008の附属書E参照)。
l) コンピュータは,利用者が,省略時は0.75秒のスローキー受理時間を最低0.52.0秒の範囲で調節で
きるようにしなければならない。
5.2.3 バウンスキー
コンピュータがバウンスキーを実装している場合,次に掲げる要求事項及び推奨事項を適用する。
a) バウンスキーの省略時設定は,無効でなければならない。
b) コンピュータは,利用者が,システム設定からバウンスキーを有効又は無効にできるようにしなけれ
ばならない。
注記1 4.10の注記2参照。
c) 右Shiftキーを8秒間押下することで,バウンスキーの有効又は無効の切替えを利用者ができるように
しなければならない。この機能を有効又は無効とする前に,コンピュータは利用者に確認を可能とす
ることが望ましい。この対話ウィンドウは,アクセシビリティ設定モードを開く選択肢も提供しなけ
ればならない。
注記2 スローキーのショートカット及びバウンスキーのショートカットが両方とも有効である
場合,Shiftキーを8秒間押下することで両方が起動してしまう。両方が起動した場合,そ
の本質上,通常はスローキーが機能する。バウンスキーの機能だけを望むなら,システム
設定でスローキーのショートカットを無効にする。
d) 利用者は,右Shiftキーを8秒間押下した後に現れる確認対話ウィンドウが現れないように(又は再び
現れるように)できなければならない。確認対話ウィンドウは,省略時は有効であることが望ましい。
無効化された場合,バウンスキーは右Shiftキーを8秒間押下した後,対話ウィンドウが開かれること
なしに有効又は無効に切り替わる。
e) 利用者は,バウンスキーを有効又は無効にするためのキーボードショートカット(右Shiftキーを8
秒間押下すること)を無効化(及び再有効化)できなければならない。省略時は無効であることが望
ましい。
f) “バウンスキー オン”と発話することによって,利用者がバウンスキーを有効にできるようにする
ことが望ましい。“バウンスキー オフ”と発話することによって,利用者がバウンスキーを無効にで
きるようにすることが望ましい。
注記3 発話の言葉は,各国の自然言語に置き換えてよい。音声命令は,利用者が“コンピュータ
···”のようなキーワードから始めることによって,開始される。
g) コンピュータは,バウンスキーが有効又は無効となった場合に,視覚へのフィードバックを提供する
ことが望ましい。視覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,視覚へのフィードバックを無
効化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効であることが望ましい。
――――― [JIS X 8341-7 pdf 13] ―――――
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X 8341-7 : 2011 (ISO/IEC 24786 : 2009)
注記4 視覚へのフィードバックは,バウンスキーが有効であるときに,状態指標を表示すること
を含む。
h) コンピュータは,キーボードショートカットによってバウンスキーが有効又は無効となった場合に,
聴覚へのフィードバックを提供することが望ましい。聴覚へのフィードバックが可能な場合は,利用
者は聴覚へのフィードバックを無効化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効である
ことが望ましい。
注記5 聴覚へのフィードバックとしては,ビープ音,クリック音などが利用される。
例 キーボードショートカットによってバウンスキーが有効となった場合,意図しないShiftキーの
押下継続を避けるために5秒後に2回ビープ音を発し,8秒後にバウンスキーが有効となった
ことを示すために低音から高音へ変化する音を発する。キーボードショートカットによってバ
ウンスキーが無効となった場合は,高音から低音へ変化する音を発する。
i) 利用者設定の受理拒否時間が0.35秒を超える場合は,バウンスキーはコンピュータの再起動時には無
効にならなければならない。
注記6 受理拒否時間の長いバウンスキーは,起動時に無効としておく。キーボードが壊れている
ように見えるからである。
j) バウンスキーが有効なとき,同じキーのいかなる追加押下も,キー押下の時間間隔がバウンスキー受
理拒否時間より短い場合は無視されなければならない。
注記7 利用者は,通常どおり最大の速さで打鍵することができる。いかなるキーの多重押下も無
視される。同じ行に二つ同じ文字を打ちたい場合は,利用者はただキーを押下する間の短
い時間(受理拒否時間より長い時間)待てばよい。
k) 同じキーの素早い繰返しが理由でキー押下が無視された場合,コンピュータは聴覚へのフィードバッ
クを提供することが望ましい。聴覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,聴覚へのフィー
ドバックを無効化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効であることが望ましい。
注記8 同じキーの素早い繰返しが理由でキー押下が無視されたことを利用者に警告する場合は,
高い音を発する。
l) コンピュータは,利用者が,省略時は0.5秒のバウンスキー遅延時間を最低0.21.0秒の範囲で調節
できるようにしなければならない。
5.2.4 フィルタキー
コンピュータがフィルタキーを実装している場合,次に掲げる要求事項及び推奨事項を適用する。
フィルタキーは,スローキーとバウンスキーとの組合せとして実装されなければならない。スローキー
(5.2.2)及びバウンスキー(5.2.3)で規定する全ての要求事項及び推奨事項を適用する。
5.2.5 マウスキー
コンピュータがマウスキーを実装している場合,次に掲げる要求事項及び推奨事項を適用する。
注記1 マウスキーは,コンピュータが数字キーパッドをもっている場合にだけ動作する。ただし,
コンピュータは,別のキーで数字キーパッドを模擬できるキーボードをもっているか,分
離したキーパッドを接続できる場合がある。
a) マウスキーの省略時設定は,無効であることが望ましい。
b) コンピュータは,利用者が,システム設定からマウスキーを有効又は無効にできるようにしなければ
ならない。
注記2 4.10の注記2参照。
――――― [JIS X 8341-7 pdf 14] ―――――
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X 8341-7 : 2011 (ISO/IEC 24786 : 2009)
c) 左Shift−左Alt−NumLockのキー組合せで,マウスキーの有効又は無効の切替えを利用者が設定でき
ることが望ましい(切替式)。
d) ltキーを連続して5回押下することでマウスキーの有効又は無効の切替えを利用者が設定できるこ
とが望ましい(切替式)。
e) 利用者は,マウスキーを有効又は無効にするためのキーボードショートカット(左Shift−左Alt−
NumLock)を無効化(及び再有効化)できることが望ましい。省略時は有効が望ましい。
f) “マウスキー オン”と発話することによって,利用者がマウスキーを有効にできるようにすること
が望ましい。“マウスキー オフ”と発話することによって,利用者がマウスキーを無効にできるよう
にすることが望ましい。
注記3 発話の言葉は,各国の自然言語に置き換えてよい。音声命令は,利用者が“コンピュータ
···”のようなキーワードから始めることによって,開始される。
g) マウスキーが有効な場合,NumLockキーは,マウスキー操作と,数字キーパッドの標準的モード(数
字入力又はキーナビゲーションのいずれか)とを切り替えることが望ましい。
h) コンピュータは,利用者が,NumLockが有効又は無効いずれかのときにマウスキーを起動するのかを
選べるようにすることが望ましい。初期設定では,NumLockが有効なときがマウスキー起動であるこ
とが望ましい。
注記4 NumLockが有効な状態でマウスキーを起動する場合,NumLockキーは,マウスポインタ
ナビゲーション(マウスキー)とキーナビゲーションとを切り替える。NumLockが無効な
状態でマウスキーを起動する場合,マウスポインタナビゲーション(マウスキー)と数値
入力とを切り替える。
i) コンピュータは,マウスキーが有効又は無効となった場合に,視覚へのフィードバックを提供するこ
とが望ましい。利用者は,視覚へのフィードバックを無効化(及び再有効化)できなければならない。
省略時は有効であることが望ましい。
注記5 視覚へのフィードバックは,マウスキーが有効となった場合の状態表示,押下されたキー
の画面表示などが含まれる。
j) コンピュータは,マウスキーが有効又は無効となった場合に,聴覚へのフィードバックを提供するこ
とが望ましい。聴覚へのフィードバックが可能な場合は,利用者は,聴覚へのフィードバックを無効
化(及び再有効化)できなければならない。省略時は有効でなければならない。
注記6 聴覚へのフィードバックとしては,ビープ音,クリック音などが利用される。マウスキー
が有効となったことを示すために,低音から高音へ変化する音を発する。マウスキーが無
効となった場合は,高音から低音へ変化する音を発する(ISO 9241-171:2008の附属書E
参照)。
k) マウスキーが有効であり,キーの押下が開放された場合は,表1に示す数字キーパッドによって,マ
ウスポインタが1ピクセル動かなければならない。キーの押下が継続された場合は,ピクセルのステ
ップが繰り返し増加しなければならない(繰返しは省略時設定で0.5秒ごと)。移動の方向は,表1の
とおりでなければならない。
――――― [JIS X 8341-7 pdf 15] ―――――
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JIS X 8341-7:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 24786:2009(IDT)
JIS X 8341-7:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.20 : 事務作業におけるITの応用
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