JIS X 9009:1991 規格概要
この規格 X9009は、光学式文字認識(OCR)に使用する手書き平仮名の字形並びにこれに関連する横書きの仕様を規定。
JISX9009 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X9009
- 規格名称
- 光学式文字認識のための手書き文字(平仮名)
- 規格名称英語訳
- Handprinted HIRAGANA characters for optical character recognition
- 制定年月日
- 1985年7月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 35.040, 35.180
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1985-07-01 制定日, 1987-03-01被移行日, 1991-08-01 改正日, 1996-12-20 確認日, 2002-07-20 確認日, 2007-09-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS X 9009:1991 PDF [22]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 9009-1991
光学式文字認識のための手書き文字(平仮名)
Handprinted HIRAGANA characters for Optical Character Recognition
1. 適用範囲 この規格は,光学式文字認識(以下,OCRという。)に使用する手書き平仮名の字形並び
にこれに関連する横書き及び縦書きの仕様を規定する。
参考 OCRのための手書き漢字の字形及びこれに関連する事項を参考として示す。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) 平仮名 平仮名は,次の85個の文字及び記号とする。“あいうえお かきくけこ さしすせそ たち
つてと なにぬねの はひふへほ まみむめも やゆよ らりるれろ わゐゑをん がぎぐげご ざ
じずぜぞ だぢづでど ばびぶべぼ ぱぴぷぺぽ ぁぃぅぇぉっゃゅょゎ・(句点)、(読点)”
(2) 字形 実際に書かれたり印刷されたりしたときに実現する図形。
(3) 字体 表現された字形の基礎にある文字概念で,個々の文字を識別する要素としての点画,筆画の組
合せ方をいう。すなわち,字体は抽象的なものであり,具体的には字形として表現する。
(4) 線素 個々の字形を構成する一筆で書いた線。
(5) 線幅 線素の幅。
(6) 空げき(隙) 字形を構成する線素の間に保たれるべき有意味の空白。
(7) 突出し 二つの線素が一点で交差又は接触しているとき,基準となる線素に対して交差部から出てい
る線素の一部。
これは,“あ お か き け さ す せ た ち な ぬ ね は ま み む め も や
ゆ よ れ わ を ぁ ゃ ゅ ょ ゎ”の字形に見られる。
(8) はね ある線素の終端部から他の線素への筆順上の移行を示す付加的部分。
これは,“い か ぃ”の字形に見られる。
(9) 短線素 複数個の線素で構成されている字形において,比較的短い線素。
これは,“う え お そ な ふ む や ら ,(読点)ぅぇぉゃ”の字形に見られる。
(10) 微小ループ 同一線素の接続,交差によって生じる微小な閉じた領域。
これは“お す な ぬ ね は ほ ま み む よ る 。(句点)ゐ ゑ ぉ ょ”の字形に
見られる。
(11) 帳票基準辺 機械読取りの際に基準となる辺。横書きの場合は水平に,縦書きの場合は垂直に取る(付
図1参照)。
(12) 記入枠 帳票基準辺に平行及び垂直な線で囲まれた,一つの字形を書く場所を示す長方形の内側(付
――――― [JIS X 9009 pdf 1] ―――――
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X 9009-1991
図1参照)。
(13) 記入枠の幅 一つの記入枠を構成する縦線間(内側)の距離(付図1参照)。
(14) 記入枠の高さ 一つの記入枠を構成する横線間(内側)の距離(付図1参照)。
(15) 記入帯 帳票基準辺に平行及び垂直な辺を有する1行中の一組の連続した記入枠をすべて含む最小の
長方形領域。ただし,1行とは,横書きの場合は横方向に,縦書きの場合は縦方向に取る(付図2参
照)。
(16) 行間隔 行方向と直交する方向に隣接する二つの記入枠の中心線間の距離。ただし,中心線は,横書
きの場合は記入枠の垂直辺の垂直二等分線,縦書きの場合は記入枠の水平辺の垂直二等分線とする(付
図1参照)。
(17) 記入枠間余白 一つの記入帯におけるある記入枠の距離。横書きの場合は右端の縦線から次の記入枠
の左端の縦線までの距離。縦書きの場合は下端の横線から次の記入枠の上端の横線までの距離(付図
1参照)。
(18) 文字境界 帳票基準辺に平行又は垂直な辺を有する,一つの字形のすべての線素をその内部に含む最
小の長方形(付図1参照)。
(19) クリアエリア 帳票基準辺に平行又は垂直な辺を有する記入帯及びその周りの余白部を含む長方形領
域(付図2参照)。
(20) ドロップアウトカラー 人間の目には周囲の余白部と明確に区別できるが,OCR装置にはほとんど感
知し得ない色相,彩度及び明度をもった色。
3. 字体の種類及び名称 字体の種類は1種類とし,その名称はOCR−HHとする。
4. 字形 字形は,次のとおりとする。
――――― [JIS X 9009 pdf 2] ―――――
3
X 9009-1991
5. 記入要領
5.1 一般的記入要領 一つの平仮名は,一つの記入枠内に4.で示された字形で書くものとする。
5.2 空げき(隙) 4.の字形に示されている空げきは,0.5mm以上とする。
また,4.に示されている箇所以外に空げきができるようには書かないものとする。
5.3 突出し,はね及び飾り 4.に示されている箇所以外に余分な突出し,はね及びその他の装飾的な付加
的部分は作らないものとする。
5.4 短線素 短線素は,長さ1.0mm以上とする。
5.5 微小ループ 微小ループは,内径0.5mm以上とする。
5.6 字形の大きさ 文字境界の幅及び高さの許容値は,表1のとおりとする。
――――― [JIS X 9009 pdf 3] ―――――
4
X 9009-1991
表1 字形の大きさの許容値
字形の種類 い,つ,へ う,く,し,も,り その他の大文字
2WW 1WW 2WW
幅 3 2 3
1HH 2HH
高さ 2 3
備考 Hは記入枠の高さ,Wはその幅である。
なお,小文字(ぁぃぅぇぉっゃゅょゎ)については,同一記入帯内に書くべき大文字の大きさの2132の
大きさで書くものとする。
5.7 線幅 線幅の許容範囲は,0.250.65mmとする。
6. 記入枠
6.1 最小記入枠 文字の線素間の分離を確実にするため,記入枠の幅の最小値は7mmとし,記入枠の高
さは幅の1.01.4倍とする(付図1参照)。
6.2 記入枠の配置 記入枠間余白の最小値は,1.5mmとする。行間隔は,クリアエリアが他の行の記入
帯に入らないようにとる(付図1参照)。
6.3 分光特性 記入枠は,ドロップアウトカラーで印刷する。
7. 記入帯 記入帯は,記入枠を一まとめにして1行ごとに定めなければならない。ただし,1行を幾つ
かの認識対象平仮名の組に分割して,それぞれ別の記入帯としてもよい。
8. クリアエリア クリアエリアは,次による。
(1) 横書きの場合,クリアエリアの上下の境界と記入帯の上下の境界との垂直距離は4mm以上とし,ク
リアエリアの左右の境界と記入帯の左右の境界との水平距離は6mm以上とする。
(2) 縦書きの場合,クリアエリアの左右の境界と記入帯の左右の境界との水平距離は4mm以上とし,ク
リアエリアの上下の境界と記入帯の上下の境界との垂直距離は6mm以上とする。
(3) クリアエリア内には,記入枠及び認識対象平仮名しか存在してはならない。クリアエリアは,上下左
右に隣接する記入帯のクリアエリアと重なってもよいが,他の記入帯と重なってはならない(付図2
参照)。
備考 ドロップアウトカラーで印刷された文字は,クリアエリア内にあってもよい。
関連規格 JIS X 0208 情報交換用漢字符号
JIS X 9004 光学式文字認識のための印字仕様
JIS X 9005 光学式文字認識のための手書き文字(片仮名)
JIS X 9006 光学式文字認識のための手書き文字(数字)
JIS X 9007 光学式文字認識のための手書き文字(英字)
JIS X 9008 光学式文字認識のための手書き文字(記号)
――――― [JIS X 9009 pdf 4] ―――――
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X 9009-1991
付図1 帳票基準辺,記入枠及び文字境界
――――― [JIS X 9009 pdf 5] ―――――
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JIS X 9009:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.180 : IT端末設備及びその他の周辺設備
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化