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Y 17100 : 2021 (ISO 17100 : 2015,Amd.1 : 2017)
ために必要な全ての内部及び/又は外部資源を割り当てなければならない。
全ての割当ては,文書化しなければならない。
4.6.2 プロジェクトの準備の技術的側面
4.6.2.1 技術的資源
TSPは,プロセスに関係する,外部委託者を含む全当事者が,翻訳プロジェクトの全ての段階で必要な
技術的資源を使用することを保証しなければならない。
4.6.2.2 制作準備段階の活動
TSPは,翻訳用の原文言語コンテンツを作成するために,必要な全ての技術的作業及び制作準備段階の
作業を実施しなければならない。制作準備段階の翻訳作業には,附属書Dに記載されている項目などを含
めることができる。
4.6.3 言語的仕様
TSPは,翻訳プロジェクトに関する言語的仕様についての情報が適切に文書化及び伝達されることを保
証するプロセスを整備しなければならない。
このような情報には,クライアントのスタイルガイドの遵守に関する仕様,合意した対象読者,目的及
び/又は最終用途に応じた訳文言語コンテンツの翻案作成に関する仕様,並びに適切な専門用語の使用に
ついての仕様が含まれ,辞書,専門用語データベースなどの語彙又は専門用語資源の更新が関係する。
4.6.3.1 原文言語コンテンツの分析
TSPは,翻訳プロジェクトを効果的かつ効率的に実施するために,原文言語コンテンツを確実に分析し
なければならない。
4.6.3.2 専門用語
クライアント及びTSPは,TSPが翻訳プロジェクトを実施するために適切な専門用語を確実に利用でき
るようにすることに合意できる。合意には,用語作業の範囲及びTSPが実施する用語作業の説明,並びに
この専門用語を使用することが望ましい旨の明記を含めることができる。
4.6.3.3 スタイルガイド
TSPは,クライアントのスタイルガイドが提供された場合は,そのスタイルガイドを使用しなければな
らない。TSPは,スタイルに関する独自の規則を整備することが望ましい。
5 制作プロセス
5.1 一般
TSPは,クライアントとTSPとの合意を,その合意を確認した時点から合意に基づくプロジェクト終了
の時点まで遵守することを保証しなければならない。
5.2 翻訳サービスのプロジェクト管理
各翻訳プロジェクトは,プロジェクトマネージャーが調整しなければならない。プロジェクトマネージ
ャーは,TSPの手順,クライアントとTSPとの合意及びその他全ての関係する仕様に従って,制作プロセ
スのあらゆる側面の要求事項を満たす責任,及びプロジェクトを管理する責任を負わなければならない。
− プロジェクト管理には,次の事項を含めなければならない。
a) 制作準備段階のプロセス期間中に主要な要求事項及び翻訳プロジェクト仕様を識別し,制作期間中,
手順及び仕様に従う。
b) 翻訳プロジェクトの準備プロセスを監督及び監視する。
c) 力量のある1名以上の翻訳者を翻訳プロジェクトに割り当てる。
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d) 力量のある1名以上のバイリンガルチェック担当者を割り当てる。
e) 関係する全当事者に対して,情報を周知し,割当てに関して指示を出し,翻訳プロジェクトを管理
する。
f) 合意したスケジュール及び期限の遵守を保証するために監視する。
g) 該当する場合は,プロジェクト仕様の全ての変更を伝達する。
h) クライアントとTSPとの合意及びプロジェクト仕様への適合性を常に保つように監視し,必要に応
じて,クライアントを含む,プロジェクトに関係する全当事者とコミュニケーションを行う。
i) 翻訳及びその他に関する問合せに回答が行われることを保証する。
j) フィードバックを管理及び処理する。
k) 訳文言語コンテンツを承認し,顧客へのその引渡しを許可する前に,翻訳サービスの仕様に適合し
ていることを検品によって確認する。
l) 製品を引き渡す。
− プロジェクト管理には,次の事項を含めてもよい。
a) 該当する場合は,力量のある1名以上のモノリンガルチェック担当者を翻訳プロジェクトに割り当
てる。
b) 必要に応じて,修正及び/又は是正処置を実施する。
c) 合意したプロジェクト予算を超過しないことを保証するために監視する。
d) 請求書を作成し,発行する。
e) クライアントと合意したその他の活動又は作業を完了する。
5.3 翻訳プロセス
5.3.1 翻訳
翻訳者は,翻訳プロジェクトの目的に従って翻訳しなければならない。この目的には,訳文言語の言語
的規約及び関係するプロジェクト仕様が含まれる。このプロセスを通じて,翻訳者は,次の事項に関して
この規格に適合するサービスを提供しなければならない。
a) 特定のドメイン,及びクライアントの専門用語集及び/又は提供されたその他全ての参考資料を遵守
すること,並びに翻訳時に専門用語の整合性を保証すること
b) 訳文言語コンテンツの意味の正確性
c) 訳文言語の適切な構文,つづ(綴)り,句読点,発音区別符号及びその他の表記規約
d) 語彙的結束性及び言葉遣い
e) 独自及び/又はクライアントのスタイルガイド(ドメイン,言語レジスター及び言語変種を含む。)を
遵守すること
f) ロケール及び該当する全ての規格
g) 書式
h) 訳文言語コンテンツの対象読者及び目的
翻訳者は,不確かなことがある場合は,問合せの形でその旨をプロジェクトマネージャーに申し送らな
ければならない。
5.3.2 翻訳者チェック
この作業には少なくとも,翻訳者が,意味,文法及びつづ(綴)りに関する問題がないか,また,訳抜
け及びその他の誤りがないか,訳文言語コンテンツ全体を自分でバイリンガルチェックすること,並びに
関係する全ての翻訳プロジェクト仕様の遵守を保証することが含まれなければならない。
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翻訳者は,引渡し前に必要な全ての修正を行わなければならない。
5.3.3 バイリンガルチェック
TSPは,訳文言語コンテンツがバイリンガルチェックされることを保証しなければならない。
バイリンガルチェック担当者は,翻訳者以外の人でなければならず,原文言語コンテンツ及び訳文言語
コンテンツにおいて3.1.5に規定されている力量を備えていなければならない。バイリンガルチェック担
当者は,原文言語コンテンツに照らして訳文言語コンテンツを検査し,誤り及びその他の問題がないか,
また目的に対して適切であるかを検査しなければならない。
これには,5.3.1に記載されている側面について,原文言語コンテンツ及び訳文言語コンテンツを比較す
ることが含まれなければならない。
バイリンガルチェック担当者は,プロジェクトマネージャーと合意したとおり,訳文言語コンテンツに
見つかった全ての誤りを修正するか,又は翻訳者による実施が望ましい修正を提示しなければならない。
注記 修正には,再翻訳を含めることができる。
バイリンガルチェック担当者は,訳文言語コンテンツの品質に影響を及ぼす誤り又はその他の問題を全
て修正し,自身及びTSPが満足するまでこのプロセスを繰り返すことが望ましい。また,バイリンガルチ
ェック担当者は,自身が講じた全ての是正処置をTSPに通知しなければならない。
5.3.4 モノリンガルチェック
プロジェクト仕様にモノリンガルチェックが含まれる場合,TSPは,訳文言語コンテンツのモノリンガ
ルチェックが実施されることを保証しなければならない。TSPは,モノリンガルチェック担当者に,合意
した目的及びドメインに対して訳文言語コンテンツの適切性を評価するモノリンガルチェックを実施して,
TSPによる実施が望ましい修正を提示するように,要求しなければならない。TSPは,モノリンガルチェ
ック担当者に修正を行うように指示することができる。モノリンガルチェックには,ドメインにおける正
確性及び関係するテキストタイプ規約が尊重されているかどうかを評価することが含まれる。
5.3.5 プルーフリード
クライアントとTSPとの合意及びプロジェクト仕様にプルーフリードが含まれる場合,TSPは,このサ
ービスが提供されることを保証しなければならない。
プルーフリードによってかし(瑕疵)が判明した場合,TSPは,修正を行い,そのかし(瑕疵)を是正
する適切な処置を講じなければならない。
5.3.6 最終検品及び引渡し
TSPは,クライアントへの引渡しの前に,プロジェクトマネージャーがプロジェクト仕様に照らしてプ
ロジェクトの最終検品を実施するためのプロセスを整備しなければならない。TSPは,最終検品及び引渡
し後の,請求及び支払手続のプロセスを備えることが望ましい。
最終検品によって仕様を満たしていないかし(瑕疵)が判明した場合,TSPは,修正を行い,適切な是
正処置を講じなければならない。
6 制作後のプロセス
6.1 フィードバック
TSPは,クライアントからのフィードバックの処理,クライアント満足度の評価,並びに適切な修正及
び/又は是正処置の実施のためのプロセスを整備しなければならない。修正を実施する必要がある場合,
修正した製品をクライアントに再度引き渡すものとする。TSPは,クライアントからのフィードバックを
関係する全当事者と共有することが望ましい。
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6.2 終了管理
TSPは,適切な期間にわたるプロジェクト全体のアーカイビングを確実に行うため,並びに記録の維持
又は削除,及びデータ保護に関する法律上及び/又は契約上のあらゆる義務を果たすためのプロセスを整
備しなければならない。
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附属書A
(参考)
JIS Y 17100 翻訳ワークフロー
JIS Y 17100 翻訳ワークフロー[細枠のボックス(モノリンガルチェック及びプルーフリード)は必須ではない]
制 引合い及び実施可能性(4.2)
作 プロジェクトの準備(4.6)
準 ·管理的活動(4.6.1)
備 ·プロジェクトの登録(4.6.1.1)
段 見積り(4.3) ·プロジェクトへの割当て(4.6.1.2)
(階 (別途合意がある場合を除く。) ·プロジェクトの準備の技術的側面(4.6.2)
箇の ·技術的資源(4.6.2.1)
条プ ·制作準備段階の活動(4.6.2.2)
ロ
4) クライアントとTSPとの合意 ·言語的仕様(4.6.3)
セ (4.4) ·原文言語コンテンツの分析(4.6.3.1)
ス ·専門用語(4.6.3.2)
及 ·スタイルガイド(4.6.3.3)
び プロジェクト関連の
活 クライアント情報の取扱い(4.5)
動
シ
翻訳(5.3.1) プ ス
ロ テ
ジ ム
ェ 及
翻訳者チェック(5.3.2) ク び
ト そ
管 の
理 保
( 守
制 バイリンガルチェック(5.3.3)
5
( (
作 .
2
5
箇 )
.
3
条 プ )
ロ
5)セ モノリンガルチェック(5.3.4)
ス
プルーフリード(5.3.5)
最終検品及び引渡し(5.3.6)
制
( 作 フィードバック(6.1)
箇 後
条 の
プ
6)ロ 終了管理(6.2)
セ
ス
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JIS Y 17100:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 17100:2015(IDT)
- ISO 17100:2015/AMENDMENT 1:2017(IDT)
JIS Y 17100:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.020 : 用語(原則及び調整)