JIS Z 3200:2005 溶接材料―寸法,許容差,製品の状態,表示及び包装 | ページ 2

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Z 3200 : 2005
表 3 ソリッド帯状電極の寸法及び許容差(1)
単位 mm
寸法 寸法 許容差
項目
厚さ ≦1.0 ±0.05
幅 ≦100 +0.5
−0
>100 +0.8
−0
5. 製品の状態
5.1 被覆アーク溶接棒 被覆アーク溶接棒の製品の状態は,次による。
a) 被覆は,均等の厚さで,溶接で脱落,カタ溶けしたり,有害と認められる割れ,凹凸,きずなどの欠
陥がなく,普通の取扱いによって容易に損なわれることがないものとする。
b) 被覆アーク溶接棒の偏心率は, 径3.2mm以上の被覆アーク溶接棒では3%以下でなければならない。
c) 被覆アーク溶接棒のつかみは,径2.6mm以下のものは1525mm,径3.2mm以上で長さ550mm以下のも
のは1530mm,長さ550mmを超えるものは1535mmとする。
d) 被覆アーク溶接棒の先端は,アークの発生を容易にするため,適切な処理を施す。
5.2 溶接ワイヤ,溶加棒及び帯状電極 溶接ワイヤ,溶加棒及び帯状電極の製品の状態は,次による。
a) 溶接ワイヤ,溶加棒及び帯状電極の外観は,表面が滑らかで,使用上有害な欠陥がないものとする。
b) フラックス入りの溶接材料は,全長にわたり成分が均一なものとする。
c) 溶接ワイヤ及び帯状電極のスプール巻き,コイル巻き及びリム巻きの寸法及び許容差は,表4及び図
1による。また, ペールパックの寸法及び許容差は,表5及び図2による。
ペールパックのつり手部の引張破断試験は,図3に示す形状及び寸法の試験片で行い,得られた引
張破断荷重(N)は,次の式で求めた値以上とする。
W× 9.8
引張破断荷重≧──────×4
n
ここに,n : つり支点数(ペールパックのつり金具数)
W : 巻取りワイヤ質量(kg)
4 : 安全係数
d) 溶接ワイヤは,うねり,ねじれ又は鋭い屈曲がないように巻かれており,ワイヤの引出しが容易で,
かつ,円滑にできるものとする。
e) 溶接ワイヤは,巻取り質量ごとに,一本の連続したワイヤからなり,巻付けの終端が明らかなものと
する。
f) コイル巻きの溶接ワイヤは,少なくとも3か所を結束する。
g) 溶接ワイヤのヘリックスは,外径200mm以下のスプールのワイヤで25mm以下とし,200mmを超えるス
プールのワイヤで50mm以下とする。
h) 溶接ワイヤのキャスト,ヘリックス及びワイヤの巻き状態は,送給にむらがなく良好なものとする。
表 4 スプール巻き,コイル巻き及びリム巻きの寸法及び許容差

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Z 3200 : 2005
単位 mm
巻き形状 種類 外径 内径 幅 軸穴径 ピ ン 穴
d1 d2 b d3 径 軸穴中心からの距離
d4 d5 e1 e2
16+10
スプール S−1 最大102 − 44±1 − − − −
巻き S−2 最大125 50±1
S−3 最大290 103±2 52±1
45 0 16.5+1
S100 100±2 -2 0
550 -3 50.5+25 0 10+1 0
S200 200±3 − 44.5±0.5 −
103 0− 3
S300 300±5
S350 350±5
S560 560 0 -10 (4 ) 305 0 -10
35.0±1.518.7±0.7 18.7±0.763.5±0.7 63.5±0.7
S610 610 0 -10 345 0 -10 16.7±0.7 16.7±0.7
760 0 -10 290+10 40.5+10 25+1 35+1
S760E − −1 0 0 65±1 110±1
S760A 760 0 -10 (4 ) 345 0 -10
35.0±1.516.7±0.7 16.7±0.763.5±0.7 63.5±0.7
189±0.5 103 0 -3 50.5+25 0
BS300 300±5 − − − −
300+15 65 0 -10
コイル CS−1 − 0 − − − − −
巻き CS−2 70 0 -15
CS−3 80 0 -15
100+10-20
CS−4
610+30 0 105+10-20
CS−5
CF−1 最大280 175±5 90±5
300+15 0
CF−2 最大400 65±10
CF−3 最大420 85±10
300+15 0900 -15
C435 最大435
300+15 0100+10 -5
C450 最大450
600+20 0120+10 -5
C800 最大800
300+15 090 0 -15
リム巻き R435 435±5 − − − − −
B300 300 0 -5180±2 100±3
B450 最大450 300±5 100±3
注(4 ) 巻胴部の径d2は,溶接ワイヤの送給が可能な径とする。
備考 他の巻き寸法の要求に対しては,受渡当事者間の協定による。

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スプール(S) バスケット スプール(BS)
コイル(CS,CF,C) リム(R)
バスケット リム(B)
図 1 ワイヤ巻き形状

――――― [JIS Z 3200 pdf 8] ―――――

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Z 3200 : 2005
表 5 ぺールパックの寸法及び許容差
単位 mm
ペールパック ペールパックの寸法
の種類 外径 D 高さ H
P−1 513±5 500±50
P−2 820±50
P−3 525±5
P−4 595±5
P−5 663±5 770±50
備考 他の寸法の要求に対しては,受渡当事者間の協定による。
備考 他の形状の要求に対しては, 受渡当事者間の協定による。
図 2 ペールパックの形状
単位 mm
備考1. 試験片の材質,厚さ及び取付方法は,使用するペールパックと同一のものとする。
2. 他の形状及び寸法の要求に対しては,受渡当事者間の協定による。
図 3 つり手部引張破断試験片の形状及び寸法

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Z 3200 : 2005
6. 表示
6.1 製品の表示 製品の表示は,次による。
a) 被覆アーク溶接棒 被覆アーク溶接棒は,製造業者又は供給者の特定の製品の種類であることが識別
できるように端面及び/又は側面に彩色を施すか又はつかみ部近傍の被覆に記号を付ける。
b) 溶接ワイヤ及び帯状電極 スプール巻き,コイル巻き,リム巻き,ペールパックなどの溶接ワイヤ及
び帯状電極は,製造業者又は供給者の特定の製品の種類であることが識別できる記号,ラベルなどを
スプール,コイル,リム,ペールパック又は帯状電極に付ける。
c) 溶加棒 ティグ溶接,ガス溶接及びプラズマアーク溶接の溶加棒は,製造業者又は供給者の特定の製
品の種類であることが識別できる記号,ラベル,彩色など何らかの方法で識別できるようにする。
6.2 包装の表示 包装には,次の事項を明確に表示する。
a) 製造業者名,供給者名又はその略号
b) 銘柄
c) 該当規格の種類
d) 寸法
e) バッチ,ヒート,製造番号,又は製造年月
f) 本数又は質量
g) 要求される安全衛生の警告文
h) 電流の種類(適用する場合)
i) 再乾燥の指示又は情報出所参考文献(適用する場合)
7. 包装 溶接材料は,損傷及び劣化が起こらないように製造業者,供給者又は販売代理店によって包装
する。
8. 検査証明書 溶接材料の検査証明書が求められた場合,詳細は,受渡当事者間の協定による。

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JIS Z 3200:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 544:2003(MOD)

JIS Z 3200:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3200:2005の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ3001:1999
溶接用語
JISZ3001:1950
医療用刀