この規格ページの目次
JIS Z 3261:1998 規格概要
この規格 Z3261は、う付けに使用する銀ろうについて規定。
JISZ3261 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z3261
- 規格名称
- 銀ろう
- 規格名称英語訳
- Silver brazing filler metals
- 制定年月日
- 1961年1月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3677:1992(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 25.160.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1961-01-01 制定日, 1964-07-01 改正日, 1967-07-01 確認日, 1971-01-01 改正日, 1974-01-01 確認日, 1976-03-01 改正日, 1979-02-01 確認日, 1985-01-01 改正日, 1990-02-01 確認日, 1995-06-01 確認日, 1998-05-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS Z 3261:1998 PDF [5]
Z 3261: 1998
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS Z 3261-1985は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触
する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,このような技術的性質を
もつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認に
ついて,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 3261 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 3261: 1998
銀ろう
Silver brazing filler metals
序文 この規格は,JIS Z 3261-1985(銀ろう)を基に,1992年に第2版として発行されたISO 3677 (Filler
metal for soft soldering, brazing and braze welding−Designation) を取り入れて改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
従来からのJISの規定事項に加えて,ISO 3677で規定している“種類の呼び方及び記号”について,その
技術的内容を変更することなく採用し,整合化を図った。
1. 適用範囲 この規格は,ろう付けに使用する銀ろう(以下,ろうという。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの規格はその最新版を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS Z 3900 貴金属ろうのサンプリング方法
JIS Z 3901 銀ろう分析方法
3. 種類 ろうは化学成分によって,表1のとおり17種類に分類する。
――――― [JIS Z 3261 pdf 2] ―――――
2
Z 3261: 1998
表1 種類
種類 化学成分 (mass %) 温度(参考)
記号A 記号B(1) Ag Cu Zn Cd Ni Sn Li その他の元 ℃
素(2)合計
固相線 液相線 ろう付温度
BAg-1 − −
B−Ag45CdZnCu−605/620 44.046.0 14.016.0 14.018.0 23.025.0 − 0.15以下 約605 約620 620760
− −
BAg-1A B−Ag50CdZnCu−625/635 49.051.0 14.516.5 14.518.5 17.019.0 − 0.15以下 約625 約635 635760
BAg-2 − −
B−Ag35CuZnCd−605/700 34.036.0 25.027.0 19.023.0 17.019.0 − 0.15以下 約605 約700 700845
BAg-3 − − 0.15以下 約630 約690 690815
B−Ag50CdZnCuNi−630/660 49.051.0 14.516.5 13.517.5 15.017.0 2.53.5
BAg-4 − 1.52.5
B−Ag40CuZnNi−670/780 39.041.0 29.031.0 26.030.0 − − 0.15以下 約670 約780 780900
BAg-5 −
B−Ag45CuZn−665/745 44.046.0 29.031.0 23.027.0− − − 0.15以下 約665 約745 745845
BAg-6 −
B−Ag50CuZn−690/775 49.051.0 33.035.0 14.018.0− − − 0.15以下 約690 約775 775870
BAg-7 − −
B−Ag56CuZnSn−620/650 55.057.0 21.023.0 15.019.0 4.55.5 − 0.15以下 約620 約650 650760
− −
BAg-7A B−Ag45CuZnSn−640/680 44.046.0 26.028.0 23.027.0 2.53.5 − 0.15以下 約640 約680 680770
− −
BAg-7B B−Cu36AgZnSn−630/730 33.035.0 35.037.0 25.029.0 2.53.5 − 0.15以下 約630 約730 730820
BAg-8 B−Ag72Cu−780 71.073.0 残部 − − − − − 0.15以下 約780 約780 780900
71.073.0
BAg-8A B−Ag72Cu (Li) −770 残部 − − − − 0.250.50 0.15以下 約770 約770 770870
59.061.0
BAg-8B B−Ag60CuSn−600/720 残部 − − − 9.510.5 − 0.15以下 約600 約720 720840
BAg-20 −
B−Cu38ZnAg−675/765 29.031.0 37.039.0 30.034.0− − − 0.15以下 約675 約765 765870
− −
BAg-20A B−Cu41ZnAg−700/800 24.026.0 40.042.0 33.035.0 − − 0.15以下 約700 約800 800890
BAg-21 −
B−Ag63CuSnNi−690/800 62.064.0 27.529.5− 2.03.0 5.07.0 − 0.15以下 約690 約800 800900
BAg-24 − 1.52.5
B−Ag50ZnCuNi−660/705 49.050.0 19.021.0 26.030.0 − − 0.15以下 約660 約705 705800
注(1) 記号Bは,ISO 3677による規定で,ろうの記号の表示方法(表示の中にろうの基本成分,化学成分,固相線温
度,液相線温度を記載)である。
(2) その他の元素とは,Pb, Feなどをいう。
4. 品質 品質は,次による。
a) ろうは,品質が均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。
b) ろうの化学成分は,6.の方法によって試験を行ったとき,表1に適合しなければならない。
5. 形状,寸法及び許容差 形状,寸法及び許容差は,次による。
a) ろうの形状は,帯状,線状,棒状,粒状,粉末状及びプリホームとし,帯状はR,線状はW,棒状は
B,粒状,粉末状はP,プリホームはFで表す。
b) 帯状のろうの寸法及び許容差は,受渡当事者間の協定による。
c) 線状及び棒状のろうの径の許容差は,1.0mm5.0mmは±3%とする。これ以外の径及びその許容差に
ついては受渡当事者間の協定による。
d) 棒状のろうの長さは1 000mmの場合許容差は±0.5%とする。それ以外は受渡当事者間の協定による。
e) 帯状及び線状のろうは,受渡当事者間の協定によって,長いままコイル巻きにすることができる。
f) 粒状,粉末状及びプリホームのろうの寸法並びに許容差は,受渡当事者間の協定による。
6. 化学分析試験 ろうの化学分析試験は,JIS Z 3901による。ただし,表1のその他の元素に関しては
受渡当事者間の協定による。
7. 検査 検査は,次による。
a) ろうは,品質,形状及び寸法が,4.及び5.の規定に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間
――――― [JIS Z 3261 pdf 3] ―――――
3
Z 3261: 1998
の協定によって化学分析試験の一部を省略することができる。
b) その他の一般事項は,JIS H 0321及びJIS Z 3900による。
8. 包装 ろうは,輸送中及び貯蔵中に起こる汚染又は損傷を防ぐために,適切な包装をしなければなら
ない。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,ろうの種類(記号),形状及び寸法(帯状は厚さ及び幅,線状は径,
棒状は径及び長さ,粒状及び粉末状は粒度)による。
また,プリホームは,受渡当事者間の協定による。
例
10. 表示
10.1 ろうには,その包装ごとに次の事項を明確に表示しなければならない。
a) 種類(記号A及び/又は記号Bによる表示とする。)
b) 形状及び寸法
c) 質量(正味質量)
d) 製造番号
e) 製造年月又はその略号
f) 製造業者名又はその略号
10.2 包装には,ろうの使用に際して発生する亜鉛,カドミウムのヒューム,金属アレルギーに対する注
意を表示しなければならない。
――――― [JIS Z 3261 pdf 4] ―――――
4
Z 3261: 1998
JIS原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 有 賀 正 東海大学工学部
(幹事) 柏 木 孝 三 田中貴金属工業株式会社素材加工セクション
(委員) 恩 澤 忠 男 東京工業大学工学部
林 明 夫 通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部
山 村 修 蔵 財団法人日本規格協会技術部
雀 部 謙 金属材料技術研究所
乾 昌 弘 乾庄貴金属化工株式会社
米 谷 宗 捷 橋本貴金属工業株式会社技術開発室
藤 本 潤 石福金属興業株式会社生産管理部
堀 仁 水野ハンディーハーマン株式会社工業製品本部
渡 辺 治 株式会社徳力本店
松 忠 男 東京ブレイズ株式会社
堀 泰 治 東神物流株式会社販売部
布 施 俊 明 株式会社東芝重電技術研究所
服 巻 孝 株式会社日立製作所日立研究所
山 下 満 夫 富士重工業株式会社生産技術研究所
和 田 宏 一 三菱重工業株式会社技術本部
(事務局) 池 原 平 晋 社団法人日本溶接協会
JIS Z 3261:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3677:1992(MOD)
JIS Z 3261:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.50 : ろう付け及びはんだ付け
JIS Z 3261:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH0321:1973
- 非鉄金属材料の検査通則
- JISZ3900:1974
- 貴金属ろうのサンプリング方法
- JISZ3901:1952
- 注射針
- JISZ3901:1988
- 銀ろう分析方法