JIS Z 4575:2019 ラジオクロミックフィルム線量計測システムの使用方法

JIS Z 4575:2019 規格概要

この規格 Z4575は、ラジオクロミックフィルム線量計測システムによって,光子又は電子で照射された物質の吸収線量を水吸収線量として測定するための方法について規定。

JISZ4575 規格全文情報

規格番号
JIS Z4575 
規格名称
ラジオクロミックフィルム線量計測システムの使用方法
規格名称英語訳
Practice for use of a radiochromic film dosimetry system
制定年月日
2019年1月21日
最新改正日
2019年1月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/ASTM 51275:2013(IDT)
国際規格分類

ICS

17.240
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2019-01-21 制定
ページ
JIS Z 4575:2019 PDF [14]
                                                              Z 4575 : 2019 (ISO/ASTM 51275 : 2013)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 重要性及び主な用途・・・・[3]
  •  5 一般・・・・[4]
  •  6 影響量・・・・[4]
  •  7 線量計測システム及びその検証・・・・[6]
  •  8 入荷した保有線量計の評価・・・・[6]
  •  9 校正・・・・[7]
  •  10 ルーチン使用・・・・[7]
  •  11 文書化の要求事項・・・・[8]
  •  12 測定の不確かさ・・・・[8]
  •  13 キーワード・・・・[9]
  •  附属書A(参考)ラジオクロミックフィルム線量計に関する情報・・・・[10]
  •  参考文献・・・・[11]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 4575 pdf 1] ―――――

Z 4575 : 2019 (ISO/ASTM 51275 : 2013)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本原子力学会(AESJ)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 4575 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 4575 : 2019
(ISO/ASTM 51275 : 2013)

ラジオクロミックフィルム線量計測システムの使用方法

Practice for use of a radiochromic film dosimetry system

序文

  この規格は,2013年に第3版として発行されたISO/ASTM 51275を基に,技術的内容及び構成を変更す
ることなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1 適用範囲

1.1   この規格は,ラジオクロミックフィルム線量計測システムによって,光子又は電子で照射された物
質の吸収線量を水吸収線量として測定するための方法について規定する。ラジオクロミックフィルム線量
計測システムは,一般的にルーチン線量計測システムとして使用される。
1.2 ラジオクロミックフィルム線量計は,タイプII線量計に分類される。タイプII線量計とは,その応
答に個々の影響量が複合した影響を受ける線量計である。JIS Z 4574(放射線加工処理における線量計測
方法)参照。
1.3 この規格は,放射線加工において適切な線量計測を実行するための推奨事項を規定する規格の一つ
であり,ラジオクロミックフィルム線量計測システムに関するJIS Z 4574の要求事項に適合する方法につ
いて規定する。このラジオクロミックフィルム線量計測システムの使用に当たっては,JIS Z 4574を参考
にする。
1.4 この規格は,ラジオクロミックフィルム線量計測システムに対し,使用範囲は次のとおりとする。
1.4.1 吸収線量範囲は,1 Gy150 kGyとする。
1.4.2 吸収線量率範囲は,1×10−2 Gy s−11×1013 Gy s−1とする[1][4]。
1.4.3 光子エネルギー範囲は,0.1 MeV50 MeVとする。
1.4.4 電子エネルギー範囲は,70 keV50 MeVとする。
1.5 この規格では,ラジオクロミックフィルム線量計測システムの使用に係る安全性については規定し
ていない。適切な安全及び健康に対する基準を確立し,かつ,使用に先立ち,法的規制への適合性を決定
することは,この規格の利用者の責任である。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/ASTM 51275:2013,Practice for use of a radiochromic film dosimetry system(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

――――― [JIS Z 4575 pdf 3] ―――――

2
Z 4575 : 2019 (ISO/ASTM 51275 : 2013)
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
2.1 ASTM規格
ASTM E170,Terminology relating to radiation measurements and dosimetry
ASTM E275,Practice for describing and measuring performance of ultraviolet and visible spectrophotometers
ASTM E2628,Practice for dosimetry in radiation processing
ASTM E2701,Guide for performance characterization of dosimeters and dosimetry systems for use in radiation
processing
2.2 ISO/ASTM規格
ISO/ASTM 51261,Practice for calibration of routine dosimetry systems for radiation processing
ISO/ASTM 51707,Guide for estimating uncertainties in dosimetry for radiation processing
2.3 国際放射線単位・計測委員会(ICRU)レポート
ICRU Report 80,Dosimetry systems for use in radiation processing
ICRU Report 85a,Fundamental quantities and units for ionizing radiation
2.4 計量関連国際ガイドに関する合同委員会(JCGM)レポート
JCGM 100:2008,GUM 1995 with minor corrections, Evaluation of measurement data−Guide to the
expression of uncertainty in measurement
JCGM 200:2008,International vocabulary of metrology−Basic and general concepts and associated terms
(VIM)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 定義
3.1.1
校正曲線(calibration curve)
指示値とそれに対応する測定量との関係の表現(VIM)。
注記 放射線加工の線量計測規格では,“指示値”の代わりに“線量計応答”という用語が一般的に使
用される。
3.1.2
線量計(dosimeter)
所定の線量計測システムの吸収線量の測定に用いる,照射に対する再現性ある測定可能な応答をもつ素
子。
3.1.3
線量計バッチ(dosimeter batch)
均一な組成をもつ特定量の原料から,管理された一貫した条件の下で,1回にまとめて製造され,独自
の識別コードをもたせた線量計の一群。
3.1.4
線量計応答(dosimeter response)
電離放射線によって線量計に生じる,再現性があり,定量化できる効果を表す値。
注記 ラジオクロミックフィルム線量計では,吸光度,単位厚さ当たりの吸光度及び単位厚さ当たり
の吸光度変化量が線量計応答である。応答(response)ともいう。

――――― [JIS Z 4575 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
Z 4575 : 2019 (ISO/ASTM 51275 : 2013)
3.1.5
保有線量計(dosimeter stock)
使用者が保有している線量計バッチ。
3.1.6
計測マネジメントシステム(measurement management system)
計量確認及び測定プロセスの継続的管理の達成に必要な,相互に関連する又は相互に作用する一連の要
素。
3.1.7
ラジオクロミックフィルム線量計(radiochromic film dosimeter)
電離放射線の照射によって,水の吸収線量の関数として吸光度に定量的な変化を示す色素を含有した専
用のフィルム。実際に線量測定に使用する大きさのフィルムを線量計素子という。
3.1.8
参照標準線量計測システム(reference standard dosimetry system)
ある機関又は場所で利用できる最高の計量性能をもち,そこで行われる測定の基になる線量計測システ
ム。
3.1.9
ルーチン線量計測システム(routine dosimetry system)
参照標準線量計測システムによって校正され,かつ,線量分布評価及びプロセス監視を含むルーチン吸
収線量測定に使用される線量計測システム。
3.1.10
単位厚さ当たりの吸光度,k(specific absorbance)
特定波長λでの吸光度Aλをその光路長dで除した値。
k=Aλ/d (1)
3.1.11
単位厚さ当たりの吸光度変化量,k(specific net absorbance)
特定波長λでの単位厚さ当たりの吸光度変化量Aλをその線量計内の光路長dで除した値。
k=Aλ/d (2)
3.2
その他の用語及び定義
この規格で使用する放射線測定及び線量計測に関連するその他の用語及び定義は,ASTM E170による。
また,ASTM E170の定義は,ICRU Report 85aと互換性があるため,この規格における定義はASTM E170
を代替として使用する。

4 重要性及び主な用途

4.1   ラジオクロミックフィルム線量計測システムは,電離放射線によって誘起される色変化に基づいて,
分光光度計,光学的濃度計(デンシトメータ)及びイメージスキャナを用いて吸収線量を測定する方法を
提供する。
4.2 ラジオクロミックフィルム線量計測システムは,通常,工業的な放射線加工,例えば,ヘルスケア
製品の滅菌,食品照射及び放射線治療において用いられる。

――――― [JIS Z 4575 pdf 5] ―――――

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