JIS Z 4904:1999 医用X線直接撮影台

JIS Z 4904:1999 規格概要

この規格 Z4904は、JIS Z 4703に規定されている医用X線直接撮影台について規定。

JISZ4904 規格全文情報

規格番号
JIS Z4904 
規格名称
医用X線直接撮影台
規格名称英語訳
X-ray tables and stands for medical use
制定年月日
1999年9月27日
最新改正日
2019年10月25日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

11.040.50
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1999-09-27 制定日, 2009-04-25 確認日, 2014-10-25 確認日, 2019-10-25 確認
ページ
JIS Z 4904:1999 PDF [7]
Z 4904 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣及び厚生大臣
が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 4904 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 4904 : 1999

医用X線直接撮影台

                        X−ray tables and stands for medical use
1. 適用範囲 この規格は,JIS Z 4703に規定されている医用X線直接撮影台(以下,直接撮影台という。)
について規定する。
なお,ここに規定する以外の事項については,JIS Z 4703の規定を適用する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS Z 4005 医用放射線用語
JIS Z 4701 医用X線装置通則
JIS Z 4703 医用X線機械装置通則
JIS Z 4905 医用放射線フィルムカセッテ
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 4701,JIS Z 4703及びJIS Z 4005によるほか,次
による。
a) 医用X線直接撮影台 X線診断のために,人体の位置決めができ,X線像を直接フィルムなどに記録
する撮影台。
b) 水平位 患者を水平に位置決めした状態。
c) 立位 患者が立った姿勢に位置決めした状態。起倒式撮影台における患者の向きは,図1による。
d) 傾斜位 患者の頭側が水平より上がる姿勢に位置決めした状態。傾斜式及び起倒式撮影台における患
者の向きは,図1による。
e) 逆傾斜位 患者の頭側が水平より下がる姿勢に位置決めした状態。起倒式撮影台における患者の向き
は,図1による。
f) 水平式撮影台 水平位だけで使用する直接撮影台。
g) 傾斜式撮影台 天板部を水平位から傾斜位にすることができる直接撮影台。
h) 起倒式撮影台 天板部を水平位から立位及び逆傾斜位にすることができる直接撮影台。
i) 立位式撮影台 立位だけで使用する直接撮影台。
j) リーダー撮影台 (Lieders radiographic stand) 立位式撮影台の一種で,カセッテホルダだけを取り付
けた直接撮影台(参考図1参照)。
k) 天板部 人体を支持する天板及び天板を支持する枠の総称。
l) 受像部 受像器(フィルムカセッテ,ブッキー装置など)及びこれを支持する部分の総称。
m) 基板面 立位式撮影台における踏板の上面又は床面。リーダー撮影台の場合は基台の上面。

――――― [JIS Z 4904 pdf 2] ―――――

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Z 4904 : 1999
4. 種類 直接撮影台の種類は,次のとおりとする。
a) 水平式撮影台
b) 傾斜式撮影台
c) 起倒式撮影台
d) 立位式撮影台(リーダー撮影台を含む。)
なお,これらの直接撮影台を天板固定形と天板移動形とに分類する。
5. 性能
5.1 リーダー撮影台の機械的剛性 リーダー撮影台は,JIS Z 4905に規定されたカセッテJC35×35を取
り付けて,カセッテ上部支えを基台上1 500mmの高さに保持し,このカセッテの中心部にカセッテ面に垂
直な方向に250Nの力を加えたとき,力を加えた点に20mm以上のたわみを生じてはならない。
5.2 傾斜及び起倒角度 傾斜式及び起倒式撮影台の天板の角度付け範囲は,水平を基準として,次に示
す値とする。
a) 傾斜式 水平位から,15°以上30°以下とする。
b) 起倒式 水平位から,立位 (90°) 及び逆傾斜15°以上とする。
備考 患者の安全を考慮して,立位を90°より数度手前としてもよい。
5.3 天板の移動量 天板を長手方向又は幅方向に移動できる天板移動形撮影台にあっては,天板の長手
方向の移動量は,表1に示す値以上とし,幅方向の移動量は,中心から±75mm以上とする。
表1 天板の長手方向の移動量
単位mm
種類 受像部が固定の場合 受像部が移動する場合
水平式 1 000 1 000
傾斜式 850 400
起倒式 起倒角度が30°以下の範囲 850 400
起倒角度が30°を超え90°以下の範囲 400 400
5.4 受像部の移動量 受像部を移動できる直接撮影台にあっては,受像部の移動量は,次のとおりとす
る。
a) 立位式の場合 フィルムチェンジャ又はブッキー装置を装備した直接撮影台及びリーダー撮影台にあ
っては,JIS Z 4905に規定されたカセッテJC35×35の中心又は同等寸法のフィルムの中心から基板面
までの距離を最高1 500mm以上,最低800mm以下に移動できるものとする。
b) 水平式,傾斜式及び起倒式の場合 長手方向の移動量は,表2の値以上とする。ただし,天板移動形
にあっては,天板部に対する受像部の相対移動量とする。
表2 受像部の長手方向の移動量
単位mm
種類 天板固定形 天板移動形
水平式 1 000 1 000
傾斜式 1 000 1 000
起倒式起倒角度が30°以下の範囲 1 000 1 000
1 000
起倒角度が30°を超え90°以下の範囲 800
5.5 許容差 天板の移動量,受像部の移動量,質量,角度目盛及び長さ目盛の公称値又は表示値に対す
る許は,JIS Z 4703の5.4(許容差)による。

――――― [JIS Z 4904 pdf 3] ―――――

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Z 4904 : 1999
5.6 カセッテホルダの開き寸法 カセッテホルダは,JIS Z 4905の表1[形名,寸法及び質量(一般)]
に規定されたJC18×24からJC35×43までのカセッテ,又は表3[形名,寸法及び質量(インチ系列)]に
規定されたJL8×10からJL14×17までのカセッテが取り付けられなければならない。
6. 安全
6.1 機械的安全 JIS Z 4703の7.2(機械的安全)による。
6.2 懸垂保持機構 JIS Z 4703の6.2(懸垂保持機構)による。
6.3 可動部分 JIS Z 4703の6.3(動く部分)による。
6.4 固有ろ過 天板及び前面板の固有ろ過は,JIS Z 4701の8.6(X線ビームの減弱)による。
6.5 電気的安全 JIS Z 4701の5.(電撃に対する保護)による。ただし,電気的部分のない構造のもの
は,他の電気機器と組み合わせて使用する場合を除き接地しなくてもよい。
7. 構造 直接撮影台の構造は,次のとおりとする。
a) 通常の使用状態において十分な強度をもつこと。
b) 直接撮影台は,床又は壁などに確実に固定できる構造にすること。
c) 移動部分のロックは,確実かつ容易にできること。
d) 天板部は,患者固定具などが取り付けられる構造にすること。
e) 天板の表面には,X線写真上に現れない方法によって,長手方向に中心線を表示すること。また,リ
ーダー撮影台のカセッテホルダは,左右方向の中心線を表示すること。
f) 水平位における天板の表面から床面までの高さは,次に示す値を超えないこと。ただし,天板昇降式
の直接撮影台は除く。
1) 水平式 800mm
2) 傾斜式及び起倒式 850mm
g) 天板の表面からフィルム面までの距離は,次に示す値を超えないこと。
1) 天板固定形 70mm
2) 天板移動形 80mm
h) 天板を逆傾斜させる場合には,水平位でいったん停止すること。
i) 立位式,起倒式撮影台の受像部は,JIS Z 4905に規定されたカセッテJC35×35を装着した状態で平衡
が保たれること。ただし,リーダー撮影台を除く。
j) 胸部側面撮影のために両腕を挙げてつかまる“つかまり棒”を付ける場合,その強度は先端に500N
を負荷して十分に安全なこと。
k) リーダー撮影台の基台の奥行は,患者がカセッテに寄りかかるような姿勢をとる撮影に対しても安全
なように,カセッテ受けの前面の垂線から少なくとも450mm以上でなければならない。ただし,床
又は壁に永久固定する場合は除く。
8. 試験
8.1 一般条件 JIS Z 4701の11.1(試験条件)による。
8.2 試験方法
8.2.1 リーダー撮影台の機械的剛性試験 校正された適切な測定器を用いて測定し,カセッテの中心部に
おけるリーダー撮影台のたわみが5.1の規定を満足しているかどうかを調べる。

――――― [JIS Z 4904 pdf 4] ―――――

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8.2.2 傾斜及び起倒角度試験 天板部を最大量傾斜させて,その角度を校正された角度計を用いて測定し,
その値が5.2の規定を満足しているかどうかを調べる。
8.2.3 天板の移動量試験 天板部を最大量移動させて,その移動量を検定された巻尺を用いて測定し,そ
の値が5.3の規定を満足しているかどうかを調べる。
8.2.4 受像部の移動量試験 受像部を最大量移動させて検定された巻尺を用いて移動量を測定し,その値
が5.4の規定を満足しているかどうかを調べる。また,相対移動量は受像部及び天板を最大量移動させて
測定する。
8.2.5 許容差試験 それぞれの許容差は,8.2.2,8.2.3,8.2.4及びJIS Z 4703の該当する項目に従って試
験を行い,その値が5.5の規定を満足しているかどうかを調べる。
8.2.6 カセッテホルダの開き寸法試験 検定された直尺で測定し,その値が5.6の規定を満足しているか
どうかを調べる。
9. 表示 JIS Z 4701の12.(表示)による。
10. 附属文書 JIS Z 4701の13.(附属文書)及びJIS Z 4703の10.(取扱説明書)による。
図1 天板の立位,傾斜位,水平位及び逆傾斜位

――――― [JIS Z 4904 pdf 5] ―――――

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JIS Z 4904:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 4904:1999の関連規格と引用規格一覧