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Z 8115 : 2019
番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-01-06 ハードウェア 物理的加工品。 hardware
注記 ハードウェアの例を次に示す。
− 構造物
− 機械的,電気的及び電子的構成品
− 回路モジュール
− 締め具
− 運用担当者(オペレータ)の制御装置
− 計器装置
192-01-07 software
ソフトウェア 情報処理システムにおけるプログラム,手順,規定, (SW1)
文書類及びデータ。
注記1 ソフトウェアの例を,次に示す。
− 要求事項,要求仕様書及び設計仕様書
− ソースコードのリスト,チェックリスト及
びソースコードに対するコメント
− “ヘルプ”テキスト及びコンピュータと人
間とのインタフェースをディスプレイ上
で表すメッセージ
− インストール,操作及び運用のマニュアル
− ハードウェア及びソフトウェアの保守の
ための利用ガイド
注記2 ソフトウェアは,それが記録されている媒体か
ら独立している知的創造物である。
注記3 ソフトウェアは,プログラムを実行し,データ
を保存かつ転送するハードウェアデバイスを
必要とする。
注記4 ソフトウェアには,ファームウェア,システム
ソフトウェア,アプリケーションソフトウェア
などの種類がある。
注記5 ファームウェアとは,複数のインストラクショ
ンとそれに関連するデータとの論理的に順序
付けられた一組で,通常ROMの形態で主記憶
装置とは機能的には独立した方式で記憶格納
されたもの,又はハードウェアデバイス及びコ
ンピュータインストラクション並びにそのデ
バイスに読み出し専用のソフトウェアとして
書き込まれたデータを組み合わせたものをい
う。これは一つのソフトウェアアイテムとして
扱われる場合がある。
注記6 一般にソフトウェアアイテムは,情報処理シス
テムにおけるプログラム,手順,規定,これら
に関連する文書全体又はその部分,コンピュー
タシステムの適用に適するデータを含んだも
のなどの,識別可能で単独で取り扱える部分に
分けて取り扱う。
注記7 ソフトウェア製品と同意義で用いられること
がある。
注記8 附属書JC及び附属書JD参照。
――――― [JIS Z 8115 pdf 6] ―――――
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番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-01-08 プロセス, process, <in
ディペンダビリティにおいて入力を出力に変換する, (SW4)
過程, 相互に関連する又は相互に作用する一連の活動。 JIS Q
dependability>
工程 注記1 品質マネジメントシステムでは,入力をインプ 9000:
ット,出力をアウトプットとしているが,ディ 2006
ペンダビリティでは,通常,入力・出力を用い 3.4.1
る。
注記2 プロセスは,互いに関連する処理,加工,過程,
進行,経過などを示すことがある。
注記3 一連の活動には資源を利用すること,すなわ
ち,人材,財政,施設,機器装置,技術又は方
法の活用も含む。
注記4 プロセスには,目的に応じて行われる各段階の
活動の一連の作業の流れを示す場合もある。例
えば,開発プロセス,システムライフサイクル
プロセス。
注記5 設計プロセスでは,運用システムのスケジュー
ル管理,又はデータの運用のための実行単位を
示す場合がある。
注記6 ソフトウェア開発では利用者の要求をソフト
ウェア製品に取り込む工程が含まれる。
注記7 附属書JC参照。
192-01-09 ライフサイク life cycle
アイテムの概念から始まり廃却に至るまでの一連の識 (G8)
ル 別可能な段階。
注記1 代表的なシステムのライフサイクル段階の例
として,概念及び定義,設計及び開発,製造又
は建設,据付け及び試運転,運用及び保全,寿
命中間時期のアップグレード(性能・品質特性
向上実施)又は寿命延長化の実施,並びに運用
停止及び廃却。
注記2 確認される段階は,適用の仕方によって変わ
る。
注記3 概念の段階を企画又は商品企画と呼ぶことが
ある。
192-01-10 ライフサイク life cycle cost,
アイテムのライフサイクル中に発生した総コスト。す
ルコスト, なわち,アイテムの取得コスト,所有者コスト及び廃<of an item>;
LCC 却コストの合計。 whole life cost,
<of an item>;
注記 “ライフサイクルコスティング”(192-11-11)参
照。 LCC
――――― [JIS Z 8115 pdf 7] ―――――
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対応英語 関連情報
192-01-11 repairable item
修理アイテム 故障後,与えられた条件の下で,要求どおりに実行で (G3)
きる状態に戻ることができるアイテム。
注記1 “与えられた条件”には,技術的,経済的,そ
の他の要件を含むことがある。
注記2 ある条件の下で修理アイテムであっても,他の
条件の下では非修理アイテムになることがあ
る。
注記3 ソフトウェアアイテムは,修理系のアイテムと
して扱うことができる。また,修理はプログラ
ムの不具合による故障要因箇所を特定し,アイ
テムに修正又は変更を加えて問題を解決する
行為を意味する。
注記4 附属書JC参照。
注記5 “repaired item”は,“修理アイテム”の対応英
語としては使用できない。
192-01-12 非修理アイテ non-repairable
故障後,与えられた条件の下で,要求どおりに実行で (G4及び
ム きる状態に戻ることができないアイテム。 item G2備考2)
注記1 “与えられた条件”には,技術的,経済的,そ
の他の要件を含むことがある。
注記2 ある条件の下で非修理アイテムであっても,他
の条件の下では修理アイテムになることがあ
る。
注記3 特に,作動要求によって1回だけその使命を果
たすことが要求される非修理アイテムを,ワン
ショットアイテムということがある。
注記4 “non-repaired item”は,“非修理アイテム”の
対応英語としては使用できない。
192-01-13 要求, JIS Q
明示されている,通常,暗黙のうちに了解されている, requirement
要求事項 又は義務として求められている,ニーズ又は期待。 9000:2006
注記 “通常,暗黙のうちに了解されている”とは,対 3.1.2
象となる期待が暗黙のうちに了解されているこ
とが,組織,その顧客及びその他の利害関係者に
とって慣習又は慣行であることを意味する。
192-01-14 要求機能 (G6)
required function
与えられた要求を満たすために必要と考えられるアイ
テムの機能。
注記1 要求機能は,明示されていても,暗示されてい
なくてもよい(例えば,購入者が暗黙のうちに
期待する機能がある。)。
注記2 要求機能は,暗に,アイテムが実行してはなら
ないかを含むこともある。
注記3 システムの本質的な内部機能は,利用者の目に
直接触れないものであっても要求機能である。
――――― [JIS Z 8115 pdf 8] ―――――
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対応英語 関連情報
192-01-15 適合 要求事項を満たしていること。 conformity JIS Q
注記1 この用語は,品質に関する規格において有効で 9000:2006
ある。 3.6.1
注記2 ISO/IEC ガイド2では,“適合”という用語に (R4)
次のように具体的又は限定的な定義が与えら
れている。“製品,工程又は付帯サービスが,
試験,検査,評価などの全ての規定の要求事項
を達成している状態”。
注記3 アイテムの適合の度合又は適合し得る性質に
着目する場合は“適合性”という。
注記4 適合性について数量で評価した場合を“適合
度”という。
192-01-16 不適合 要求事項を満たしていないこと。 non conformity JIS Q
9000:2006
3.6.2
(G18)
192-01-17 検証, verification
客観的証拠に基づき,規定された要求事項が満たされ (MT10)
適合確認 ていることを確認すること。 JIS Q
注記1 信頼性・安全性の分野では,“検証”と同じ意 9000:2006
味で“適合確認”が使用される。 3.8.4
注記2 “検証済み”という用語は,検証された状態を
示すために使用される。
注記3 ディペンダビリティマネジメントにおいては,
製品がライフサイクルの中の与えられた段階
(又はその部分段階)に対して定義されるディ
ペンダビリティ仕様に適合しているかいない
かを判定する行為をいう。
注記4 設計検証は,規定の要求事項との適合性を評価
するための試験及び査定を実施することであ
る。特に,設計及び開発において行う検証をい
う。
注記5 ソフトウェアの検証は,ある開発段階の製品が
その段階の初めに課せられていた条件を満た
しているかどうかを決定するため,開発の様々
な段階でソフトウェア及びその構成要素を評
価する。
注記6 附属書JC及び附属書JD参照。
――――― [JIS Z 8115 pdf 9] ―――――
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番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-01-18 妥当性確認 validation
客観的証拠に基づき,特定の意図された用途又は適用 (MT11)
に関する要求事項を満たしていることを確認するこ JIS Q
と。 9000:2006
注記1 “妥当性確認済み”という用語は,妥当性が確 3.8.5
認された状態を示すために使用される。
注記2 妥当性確認は,実際の使用条件で実施しても,
模擬的な使用条件で実施してもよい。
注記3 設計開発段階では,利用者ニーズへの適合性を
決めるために,妥当性確認は製品検査のプロセ
スに関与する。
注記4 妥当性確認は,初期段階で実施してもよいが,
通常,最終製品について規定の運用条件の下で
開発の最終段階で実施される。
注記5 複数の異なった用途があるときには,妥当性確
認を用途ごとに分けて複数回実施することが
ある。
注記6 ソフトウェアアイテムの場合,妥当性確認は要
求仕様事項を満たしているかどうかを決定す
るために,開発プロセスの最終段階で,システ
ム及びその構成部品を評価し,実証するプロセ
スを指す。
注記7 附属書JC及び附属書JD参照。
192-01-19 変更処置 アイテムの設計変更に影響を及ぼす過程。 (MT13)
modification, <of
注記1 該当の設計からの逸脱を生じるいかなる行為 an item>
も,変更処置になる。
注記2 アイテムの個々の設計に変更をもたらすよう
な,全ての技術的活動及び管理的活動である。
192-01-20 劣化 (G11)
degradation, <of
要求事項に合致するための,アイテムの能力における
有害な変化。 an item>
注記1 劣化は,貯蔵又は使用時において,内部の過程
又は環境の影響によってもたらされることが
ある。
注記2 規定された限界を超える劣化は,劣化状態又は
故障になり得る。
注記3 システムの場合,劣化はそのシステム内の故障
によっても起こる。
注記4 “劣化状態”(192-02-25)参照。
192-01-21 耐久性 (G16)
durability, <of an
与えられた運用及び保全条件で,有用寿命の終わりま
で,要求どおりに実行できるアイテムの能力。 item>
注記1 与えられた使用条件は,放置条件及びストレス
(192J-01-108)の定められた順序又は複合を含
む,合理的に予見できる全使用条件を包含す
る。
注記2 耐久性について数量で評価した場合を“耐久
度”という。
――――― [JIS Z 8115 pdf 10] ―――――
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JIS Z 8115:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60050-192:2015(MOD)
- IEC 60050-192:2015/AMENDMENT 1:2016(MOD)
JIS Z 8115:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.020 : 機械,装置、設備の特性及び設計
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.120 : 品質 > 03.120.01 : 品質一般
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学(用語集)