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Z 8115 : 2019
b) 192-02,192J-02 : 状態及び時間
番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-02-01 アップ状態, アイテムが要求どおりに遂行できる状態。 (ST8)
up state, <of an
使用可能状態 注記1 必要な外部からの資源がないと実行できない item>;
available state,
ことがあるが,アップ状態であることは変わら
<of an item>
ない。“外的動作不能状態”(192-02-23)参照。
注記2 アップ状態は,アイテムのアベイラビリティに
関係する。
注記3 一つのアイテムで,幾つかの機能ではアップ状
態にあり,同時に他の機能ではダウン状態にあ
ると考えられることがある。
192-02-02 アップ時間 アイテムがアップ状態にある期間。 up time (HS12)
アップ時間は,附属書JAによる。
192-02-03 累積アップ時 対象期間中の個々のアップ時間の和。 accumulated up
間 time
192-02-04 動作状態 アイテムが要求どおりに実行している状態。 (ST1)
operating state,
注記1 使い方によっては,アイドル状態にあるアイテ<of an item>
ムが動作中とみなされることがある。
注記2 “運用状態”ともいう。例えば,部品,デバイ
スなどの場合は“動作状態”,機器,装置,シ
ステムなどの場合は“運用状態”とする場合が
ある。
192-02-05 動作時間 アイテムが動作状態にある期間。 operating time (HS1)
動作時間は,附属書JAによる。
注記1 動作時間は,対象アイテムに適切な単位,例え
ば,暦時間,動作回数及び走行距離で表現して
もよく,かつ,その単位は常に明確に表すこと
が望ましい。
注記2 “運用時間”ともいう。例えば,部品,デバイ
スなどの場合は“動作時間”,機器,装置,シ
ステムなどの場合は“運用時間”とする場合が
ある。
192-02-06 非動作状態 non-operating
アイテムが何らかの要求されている機能を実行してい (ST2)
ない状態。 state, <of an
item>
注記 “非運用状態”ともいう。例えば,部品,デバイ
スなどの場合は“非動作状態”,機器,装置,シ
ステムなどの場合は“非運用状態”とする場合が
ある。
192-02-07 非動作時間 アイテムが非動作状態にある期間。 non-operating (HS2)
非動作時間は,附属書JAによる。 time
注記 “非運用時間”ともいう。例えば,部品,デバイ
スなどの場合は“非動作時間”,機器,装置,シ
ステムなどの場合は“非運用時間”とする場合が
ある。
192-02-08 required time
機能要求時間 アイテムがアップ状態にあることを要求されている期 (HS4)
間。
機能要求時間は,附属書JAによる。
192-02-09 機能不要求時 non-required time (HS5)
アイテムがアップ状態にあることを要求されていない
間 期間。
機能不要求時間は,附属書JAによる。
――――― [JIS Z 8115 pdf 16] ―――――
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Z 8115 : 2019
番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-02-10 待機状態 (ST3)
standby state, <of
要求時間中の非動作アップ状態。すなわち,実行を待
っている状態。 an item>
192-02-11 冷待機状態, cold standby
作動要求を満たす前にウォーミングアップが必要な待 (D9)
冷予備状態 機状態。 state, <of an
注記1 冷待機(予備)状態は,冗長アイテム又は独立item>
したアイテムにも適用される。
注記2 “ウォーミングアップ”には,要求どおりに動
作するために必要な条件(例えば,要求される
温度,速度,圧力)が全て整っていることが含
まれる。
192-02-12 熱待機状態, (D8)
hot standby state,
作動要求に応じて直ちに動作するように準備された待
熱予備状態 機状態。 <of an item>
注記1 熱待機(予備)状態は,冗長アイテム又は独立
したアイテムにも適用される。
注記2 使い方によっては,熱待機状態にあるアイテム
が動作中とみなされることがある。
192-02-13 待機時間 アイテムが待機状態にある期間。 standby time (HS6)
待機時間は,附属書JAによる。
192-02-14 アイドル状態 機能不要求時間中の非動作アップ状態。 (ST4)
idle state, <of an
注記1 使い方によっては,アイドル状態にあるシステitem>
ムが機能しているサブシステムをもっている
ために,動作状態にあるとみなされることがあ
る。
注記2 “free time”はアイドル状態の対応英語として
は使用できない。
192-02-15 アイドル時間 アイテムがアイドル状態にある期間。 idle time (HS7)
アイドル時間は,附属書JAによる。
注記 “free time”は,アイドル時間の対応英語として
は使用できない。
192-02-16 動作可能状態 アイテムが作動要求に応じて必要な全ての条件が整enabled state, <of
い,要求どおりに実行できる状態。 an item>
192-02-17 動作可能時間 動作可能状態にある期間。 enabled time
動作可能時間は,附属書JAによる。
192-02-18 disabled state,
動作不能状態 アイテムが何らかの理由で,要求どおりに実行できな (ST5)
い状態。 <of an item>
注記 “outage”は,動作不能状態の対応英語としては
使用できない。
192-02-19 動作不能時間 アイテムが動作不能状態にある期間。 disabled time; (HS8)
動作不能時間は,附属書JAによる。 outage
192-02-20 ダウン状態, down state, <of
アイテムが,内部のフォールト(故障状態)又は予防 (ST7)
内的動作不能 保全のために,要求どおりに実行できない状態。 an item>;
状態 unavailable state,
注記 ダウン状態は,アイテムのアンアベイラビリティ
に関係する。 <of an item>;
internally
disabled state,
<of an item>;
internal disabled
state, <of an
item>
――――― [JIS Z 8115 pdf 17] ―――――
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Z 8115 : 2019
番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-02-21 ダウン時間 アイテムがダウン状態にある期間。 down time (HS9)
ダウン時間は,附属書JAによる。
注記 ダウン時間には外的資源がないことによる動作
不能時間を除くが,保全時間は含める。
192-02-22 累積ダウン時 対象期間中の個々のダウン時間の和。 accumulated (HS10)
間 down time
192-02-23 外的動作不能 externally
アイテムが,外的資源がないために,要求どおりに実 (ST6)
状態 行できない状態。 disabled state,
<of an item>;
注記 例えば,ディーゼル発電機で燃料がないため運転
できない状態。 external disabled
state, <of an
item>
192-02-24 外的動作不能 アイテムが外的動作不能状態にある期間。 externally (HS11)
時間 外的動作不能時間は,附属書JAによる。 disabled time;
external disabled
注記 “external loss time”は,外的動作不能時間の対応
英語としては使用できない。 time
192-02-25 劣化状態 degraded state,
アイテムが要求どおりに実行するには能力が低下して (ST12)
いるが,許容できる程度の性能である状態。 <of an item>
注記1 劣化状態は,下位の分割単位のフォールトの結
果でもよい。
注記2 許容できる性能低下の限界は,利用者の要求に
よって変化する。
192-02-26 hazardous state,
潜在危険状態 アイテムが人への危害,重大な物損又はその他の許容 (SA5)
不可能な結果を来すような原因が潜在している状態。<of an item>
192-02-27 有用寿命, (HR12)
useful life, <of an
アイテムが,運用及び保全上の経済的理由又は陳腐化
耐用寿命 のために,最初の使用から,利用者要求に合わなくなitem>
ってしまうまでの時間。
注記1 “最初の使用”には,最終利用者にアイテムを
引き渡す前に行う試験活動は含まれない。
注記2 “理由”には,故障強度が著しく増大し経済的
に引き合わなくなる,フォールトの結果修理不
可能と考えられる,システムに要求された機能
及び性能がソフトウェアの現状の運用では不
適切な状態になるなどがある。
注記3 価値寿命の減少・保全のための資源が供給不可
能な状態も“有用寿命”として使用する。
注記4 附属書JC参照。
192-02-28 early life failure
初期故障期間 アイテムの運用期間初期において,修理アイテムの瞬 (HR13)
間故障強度,又は非修理アイテムの瞬間故障率が時間period;
とともにかなりな程度,減少していく期間。 infant mortality
period
注記 “かなりな程度”と考えられるものは,アイテム
の用途によって変わる。
192-02-29 一定故障強度 (HR14備
constant failure
修理アイテムの運用期間中,故障強度がほぼ一定であ
期間 る期間。 intensity 考1)
period
192-02-30 一定故障率期 (HR14備
constant failure
非修理アイテムの運用期間中,故障率がほぼ一定であ
間 る期間。 rate period 考1)
――――― [JIS Z 8115 pdf 18] ―――――
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Z 8115 : 2019
番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-02-31 wear-out failure
摩耗故障期間 アイテムの運用期間の後期で,修理アイテムの瞬間故 (HR15)
障強度,又は非修理アイテムの瞬間故障率が,時間とperiod
ともに,かなりな程度,増加する期間。
注記 “かなりな程度”と考えられるものは,アイテム
の用途によって変わる。
192J-02-101 総動作時間 total operating
アイテムについて測定した個々の動作時間の総計値。 (HS3)
注記1 特にアイテムについて測定した個々の試験の time;
総計値を“総試験時間”という。 total testing time
注記2 アイテムについて測定した個々の動作時間又
は試験時間の総計値を,“総コンポーネント時
間”又は“総ユニット時間”という。
注記3 “動作時間”(192-02-05)及び“非動作時間”
(192-02-07)参照。
192J-02-102 温待機状態, warm standby
作動要求のないときは必要な一部だけが動作した状態 (D7備考
温予備状態 で待機しているが,要求があると速やかに動作するよstate, <of an2)
うに準備された待機状態。 item>
注記1 温待機(予備)状態は冗長アイテムにも独立し
たアイテムにも適用される。
注記2 エネルギー消費が冷待機的で,動作速度が熱待
機的である,中間的な待機状態をいう。
注記3 “冷待機状態”(192-02-11)及び“熱待機状態”
(192-02-12)参照。
192J-02-103 保管寿命 shelf life
アイテムを規定の条件で保管する場合の故障までの時 (HR6)
間。
注記1 実際には,保管による劣化などを考慮して廃却
までの時間をあらかじめ決めることがある。
注記2 “有用寿命”(192-02-27)参照。
192J-02-104 p-パーセント p-percent life
同時に使用開始したアイテムのpパーセントが故障す
点寿命 ると予測される時間。pは,0と100との間の任意の値
をとる。
注記1 アイテムの10 %(p=10)が故障すると予測さ
れる時間は,“ビーテンライフ”と呼び,B 10
と表記する。
注記2 アイテムの50 %(p=50)が故障すると予測さ
れる時間は,“メディアン寿命”と呼ぶ。
注記3 “p-分位点”(192-13-08)参照。
192J-02-105 価値寿命 value lifetime
運用及び保全上の経済的理由又は陳腐化のために,利
用者の要求に合わなくなり捨てられてしまうまでの時
間。
192J-02-106 random failure
偶発故障期間 初期故障期間を過ぎ,摩耗故障期間に至る以前の時期 (HR14)
に偶発的に故障が発生する期間。 period;
注記1 一定故障強度期間及び 一定故障率期間に同 chance failure
義。 period
注記2 “初期故障期間”(192-02-28)及び“摩耗故障
期間”(192-02-31)参照。
192J-02-107 暦時間 暦の上で経過する年,月,日又は時間の総計値。 calendar time (HR5)
――――― [JIS Z 8115 pdf 19] ―――――
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Z 8115 : 2019
c) 192-03,192J-03 : 故障
番号 用語 定義 参考
対応英語 関連情報
192-03-01 故障 アイテムが要求どおりに実行する能力を失うこと。failure, <of an(F1)
注記1 アイテムの故障とは,そのアイテムのフォールitem>
トを発生させる事象である。“フォールト”
(192-04-01)参照。
注記2 既存の潜在的フォールトによってアイテムの
要求を達成する能力が失われる場合,ある特定
の一連の状況が発生すると,故障が起きる。
“潜在フォールト”(192-04-08)参照。
注記3 壊滅的な,致命的な,重大な,軽微な,限界的
な,重要でないなどの修飾語を,結果の重要度
によって故障を分類するために使用すること
がある。重要度の基準は,適用される分野に依
存する。
注記4 誤使用,誤操作,弱点などの修飾語を,故障の
原因によって故障を分類するために使用する
ことがある。
注記5 附属書JD及び附属書JE参照。
192-03-02 エラー, error
計算上,観察上又は測定上の値又は条件と,真の,規 (G19)
誤り 定の若しくは理論的に正しい値又は条件との相違。
注記1 あるシステム内のエラーは,そのシステムの一
つ以上のコンポーネントの故障によって,又は
系統的フォールトの活性化によって引き起こ
されることがある。
注記2 “ヒューマンエラー”(192-03-14)参照。
注記3 附属書JD及び附属書JE参照。
192-03-03 failure criterion
故障判定基準 故障の確実な証拠として受け入れられるあらかじめ定 (F34)
義された条件。
注記1 例えば摩耗,亀裂の伝ぱ,性能劣化,漏れなど
に対して,それを超えると動作を継続すること
が危険又は経済的でないと考えられる,あらか
じめ定義した限界状態である。
注記2 故障後のシナリオでは,そのような確実な証拠
は,証明とみなされることがある。
注記3 通常は,故障であるかどうかを判断する基準と
なる機能の限界値をいう。
注記4 附属書JE参照。
192-03-04 全機能喪失故 アイテムの全ての要求機能を失う性質をもつ故障。 (F22)
complete failure
障 注記 附属書JE参照。
192-03-05 一部機能喪失 partial failure
アイテムの要求機能の全てではなく一部の機能を失う (F21)
故障, 性質をもつ故障。
部分的故障 注記1 部分的故障は,“劣化状態”(192-02-25)に至る
可能性がある。
注記2 附属書JE参照。
192-03-06 一次故障 primary failure
他のアイテムの故障又はフォールトによって直接,又 (F13)
は間接に引き起こされるものではないアイテムの故
障。
注記 附属書JE参照。
――――― [JIS Z 8115 pdf 20] ―――――
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JIS Z 8115:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60050-192:2015(MOD)
- IEC 60050-192:2015/AMENDMENT 1:2016(MOD)
JIS Z 8115:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.020 : 機械,装置、設備の特性及び設計
- 03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学. > 03.120 : 品質 > 03.120.01 : 品質一般
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.03 : サービス.経営組織,管理及び品質.行政.運輸.社会学(用語集)