JIS Z 8312:1999 製図―表示の一般原則―線の基本原則

JIS Z 8312:1999 規格概要

この規格 Z8312は、線図又は設計図,地図などの技術製図で使用する線の表示の一般原則のほかに,線の種類,線の名称及び線の構成を規定。

JISZ8312 規格全文情報

規格番号
JIS Z8312 
規格名称
製図―表示の一般原則―線の基本原則
規格名称英語訳
Technical drawings -- General principles of presentation -- Basic convention for lines
制定年月日
1984年3月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 128-20:1996(IDT)
国際規格分類

ICS

01.100.01
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1984-03-01 制定日, 1989-02-01 確認日, 1994-02-01 確認日, 1999-03-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS Z 8312:1999 PDF [10]
Z 8312 : 1999 (ISO 128-20 : 1996)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS Z 8312-1984は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格には,次に示す附属書Aがあるが,規定事項ではない。
附属書A(参考) 参考文献

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS Z 8312 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 8312 : 1999
(ISO 128-20 : 1996)

製図−表示の一般原則−線の基本原則

Technical drawings−General principles of presentation− Basic convention for lines

序文 この規格は,1996年に発行されたISO 128-20, Technical drawings−General principles of presentation−
Part 20 : Basic convention for linesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一般原則は,あらゆる種類の製品技術文書 (Technical product documentation) で使用する線の表
示に適用する。
特殊な技術分野の図面では,線の適用はかなり異なる。したがって,この規格では,適用の規定はしてい
ない。特殊な分野における線に対する他の国際規格は,附属書Aに挙げてある。
なお,この規格の中で点線の下線を施してある部分は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,線図又は設計図,地図などの技術製図で使用する線の表示の一般原則のほか
に,線の種類,線の名称及び線の構成を規定する。
備考 この規格の対応国際規格を次に示す。
ISO 128-20 : 1996 Technical drawings−General principles of presentation−Part 20 : Basic
convention for lines
2. 定義 この規格では,次の定義を適用する。
2.1 線 (line)長さが線の太さの半分より大きく,始点から終点まで,直線,曲線,破断線又は連続線
などによって結ばれている幾何学的な表示。
備考1. 円を表す線のように,始点と終点が一致してもよい。
2. 長さが線の太さの半分以下の線を点 (dot) という。
3. マイクロフィルム撮影又はファクシミリ伝送による図面の鮮明さを点検するための試行は行
うべきである。
2.2 線の要素 (line element)連続していない線の単一の部分。例えば,点,長さが異なる線分及びすき
間など。
2.3 線の構成単位 (line segment) 連続していない二つ以上の異なった線の要素から構成される線群。
例えば,長線・すき間・極短線・すき間・極短線・すき間などの組合せ。
参考 この例の線の構成単位は,二点鎖線を表している。原国際規格では,極短線は点と表現されて
いるが,分かりやすくするために,この規格では二点鎖線を例にした。線の要素の名称は表3

――――― [JIS Z 8312 pdf 2] ―――――

2
Z 8312 : 1999 (ISO 128-20 : 1996)
参照。
3. 線の種類
3.1 線の基本形 線の基本形(線形と呼ぶ。)は,表1による。
表1
参考 “呼び方”は“線の構成要素”を表し,次のような意味になっている。
線の要素の呼び方と定義は表3による。
破線 : “短線・すき間”,跳び破線 : “短線・長すき間”,
一点鎖線 : “長線・すき間・極短線・すき間”,
二点鎖線 : “長線・すき間・極短線・すき間・極短線・すき間”,
その他の線形では,長 : “長線”,短 : “短線”,

――――― [JIS Z 8312 pdf 3] ―――――

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Z 8312 : 1999 (ISO 128-20 : 1996)
点 : “すき間・点・すき間”,二短 : “短線・すき間・短線”,
二点 : “すき間・点・すき間・点・すき間”,
三点 : “すき間・点・すき間・点・すき間・点・すき間”。
3.2 線の基本形の変形 表1の線形の変形を表2に示す。
表2
3.3 同じ長さの線の組合せ
3.3.1 平行な2本以上の線の組合せ 図1の例参照。
図1
3.3.2 異なった2本の線形の組合せ
a) 異なった太さの線を重ねる場合 図2の例参照[図2 a)は実線と点線,図2 b)は実線と跳び破線を重
ねた場合]。
図2
b) 交互に配置する場合 図3の例参照[2本の跳び破線の両側に実線を配置した例]。
図3
3.3.3 平行な2本の実線間に図形要素を規則的に繰り返し配置する組合せ 図4の例参照[図4 a)は黒色
の円形要素,図4 b)は黒色の台形要素を繰り返し配置した例]。
図4

――――― [JIS Z 8312 pdf 4] ―――――

4
Z 8312 : 1999 (ISO 128-20 : 1996)
3.3.4 実線に記号要素を規則的に繰り返し配置する組合せ
a) 実線 図5の例参照。
図5
b) 断続した実線 図6の例参照。
図6
4. 線の寸法
4.1 線の太さ すべての種類の線の太さdは,図面の大きさに応じて次の寸法のいずれかにする。この
数列は,公比を2(約1.4)としている。
0.13mm, 0.18mm, 0.25mm, 0.35mm, 0.5mm, 0.7mm, 1mm, 1.4mm, 2mm
極太線,太線及び細線の太さの比は,4 : 2 : 1である。1本の線の太さは,全長にわたって一様でなけれ
ばならない。
4.2 線の太さの許容値 隣接する異なった太さの2本の線が明瞭に区別できれば,線の太さは4.1に規定
した値からずれてもよい。線の太さを一様にできる製図器具を用いる場合には,線の太さのずれは±0.1d
以内でなければならない。
4.3 線の要素の長さ 手書きによって図面を作成する場合には,線の要素の長さは表3による。
表3
線の要素 線形番号 長さ
点 0407及び1015 0.5d以下
すき間 02及び0415 3d
極短線 08及び09 6d
短線 02,03及び1015 12d
長線 0406,08及び09 24d
長すき間 03 18d
備考 この表の線の長さは,端部が半円及び直角となっている線の要素
に適用される。半円の端部をもつ線の要素の長さは,描画ペン(墨
を用いた管状ペン)によって描かれる始点から終点までの距離で
あり,表3の長さにdを加えたものとなる。
いくつかの基本的な線形及び線の要素の算出式がISO 128-21に与えられており,CADシステムによる
製図に便利なようになっている。

――――― [JIS Z 8312 pdf 5] ―――――

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