JIS Z 8511:1999 人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―通則 | ページ 2

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Z 8511 : 1999 (ISO 9241-1 : 1997)
部 表題 内容 対象 規格の利用者(参考)
使用者 管理者製造者
/設計者
14 Menu dialogues 利用者とコンピュータとの対話で用いられる ソフトウエア * ** ***
(to be published) メニューを,人間工学として望ましく設計す
るための推奨事項を示す。メニューの構造,
案内,オプション選択と実行及びメニュー提
示をその範囲とする(ウィンドウ,パネル,
ボタン,フィールドなどを含むさまざまな技
法による。)。
15 Command dialogues 利用者とコンピュータとの対話で用いられる ソフトウェア * ** ***
(to be published) コマンド言語を,人間工学として望ましく設
計するための推奨事項を示す。コマンド言語
の構造及び構文,コマンドの提示,入力・表
示上の考慮及びフィードバックとヘルプをそ
の範囲とする。
16 irect manipulation 直接操作による対話を,人間工学的に望まし ソフトウエア * ** ***
dialogues く設計するための推奨事項と,オブジェクト
(to be published) の操作及びメタファー,オブジェクトとその
属性の設計を含む。この部では,ISO 9241の
他の部では扱われないグラフィカル・ユーザ
ーインタフェースでの直接操作の様相を扱
う。
書式穴埋め対話を,人間工学として望ましく ソフトウエア *
17 Form-filling dialogues ** ***
(to be published) 設計するための推奨事項を示す。書式の組立
て方,入力・出力上の留意点及び書式の案内
をその範囲とする。
備考 ***は最も強く関係する,**はより関係する,*は関係する を表す。
6. ISO 9241の構成 システムの人間工学上の特性を最適化するため,又はそれらの特性を評価するため
には,次の手順を必要なだけ繰り返して実行することが望ましい。
・ 利用者,仕事及び環境の特性を含んで,システムの使い勝手,健康と安全及び使用の実態の目標か
らみての人間工学上の要求事項を明確にする。
・ 人間工学上の要求事項を満たすように原則,推奨及び規格を適用してシステムを設計する。
・ 人間工学上の要求事項と比較してそのシステムを評価する。
人間工学上の要求事項を満たさない場合には,
・ そのシステムを改良するための診断手順を実行する。
これらの手順に加えて,例えば,人間工学者からシステム開発者へ,又はシステム開発者からシステム
利用者のように,立場の異なる関係者に対しシステムの人間工学上の要求事項,及び人間工学上の特性に
ついての情報を継続して伝える。
ISO 9241のそれぞれの部は,このように使うことができるものとする。
参考 例えば,人間工学上の要求事項を定義する場合,使用の実態を分類することは重要であり,そ
うしなければ,システムの使い勝手についての目標を定め,さらに適切な設計を選択すること
ができない。ISO 9241の第11部は,使用の実態を記述するための枠組を示し,手引きとなる。
使用の実態が理解され,使い勝手についての目標が分類されれば,その先の行動は,ISO 9241を誰がど
のような目的に使おうとしているかに依存する。システム設計者は,数ある設計の選択肢のなかから選ぶ

――――― [JIS Z 8511 pdf 6] ―――――

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Z 8511 : 1999 (ISO 9241-1 : 1997)
ための特定の指針を得ることができるものとする。購入者は,購買仕様のための適切な要求事項を確認す
ることができることとする。評価者は,人間工学上の要求事項を基に,現存のシステムを評価することが
できるものとする。
すべての人間工学上の要求事項は,使用の実態についての知識によって導かれることが望ましい。その
ような知識が得られれば,要求された製品属性の面から,又は期待される利用者の作業性の面から,要求
事項を規定することができるものとする。利用者の作業性の面から人間工学上の要求事項を規定すること
は,設計にかなりの柔軟性をもたせることができるものとする。
参考 上記の理由は,規格で与えられた特定の指針とは一致しないような多数の異なった設計手法に
よって,求められる利用者の作業性の水準が達成される場合もあるからである(ISO 9241の第
11部を参照)。
ISO 9241の各部は,各々の適用範囲における一般的指針を含む一方,次の各部は,広く一般的な指針を
提供する。
ISO 9241-2 Guidance on task requirements
ISO 9241-10Dialogue principles
備考 この規格は,JIS Z 8520 (人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−対話の原則)と
一致している。
ISO 9241-11Guidance on usability
備考 この規格は,JIS Z 8521 (人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−使用性について
の手引き)と一致している。
設計及び評価に対して使うことができる特定の要求事項及び推奨事項は,次の部に含む。
設備
ISO 9241-3 Visual display requirements
ISO 9241-4 Keyboard requirements
ISO 9241-7 Requirements for display with reflections
ISO 9241-8 Requirements for displayed colours
備考 この規格は,JIS Z 8518 (人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−表示色の要求事
項)と一致している。
ISO 9241-9 Requirements for nonkeyboard input devices
環境
ISO 9241-5 Workstation layout and postural requirements
ISO 9241-6 Environmental requirements
ソフトウエア
ISO 9241-12Presentation of information
ISO 9241-13User guidance
ISO 9241-14Menu dialogues
ISO 9241-15Command dialogues
ISO 9241-16Direct manipulation dialogues
ISO 9241-17Form-filling dialogues

――――― [JIS Z 8511 pdf 7] ―――――

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Z 8511 : 1999 (ISO 9241-1 : 1997)
次の部には,利用者の作業性試験とその試験方法を含む。
ISO 9241-3 Visual display requirements
ISO 9241-4 Keyboard requirements
ISO 9241-5 Workstation layout and postural requirements
ISO 9241-8 Requirements for displayed colours
ISO 9241-9 Requirements for nonkeyboard input devices
第11部は,使用の実態における有効性,能率及び満足の面からシステムを評価するための,利用者の作
業性試験を実行する上での指針を示す。
7. ISO 9241の各部の適合報告 ISO 9241は,複数部構成の国際規格とするため,適合は,国際規格全体
ではなく,個々の部に関係する。適合していることの主張に際して,VDTの構成要素,作業場又はVDT
作業が規格のどの部に適合しているかを記述することが望ましい。
ISO 9241の第12部から17部では,これらの部において相当する推奨事項に適合していることを主張し
ている製品について,その製品に対しての要求事項の達成,開発,及び/又は評価を行う上で用いられた
手順を明確にすることとする。

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Z 8511 : 1999 (ISO 9241-1 : 1997)
附属書A(参考) 参考文献
ISO 13406-1, Ergonomic requirements for work with visual display terminals employing flat panel technology−
Par 1 : Introduction(2)
ISO 13406-2, Ergonomic requirements for work with visual display terminals employing flat panel technology−
Part 2 : Ergonomic requirements for flat panels(2)
ISO 13407, Human-centred design processes for interactive systems(2)
ISO/IEC 9995 : 1994, Information technology−keyboard layouts for text and office systems (all parts)
IEC 950 : 1991, Safety of information technology equipment including electrical business equipment
注(2) 出版予定
JIS Z 8511(人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−通則)原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 斉 藤 進 労働省産業医学総合研究所
(幹事) 中 野 義 彦 沖電気工業株式会社
天 野 徹 工業技術院標準部
福 住 伸 一 日本電気株式会社
梅 津 直 明 株式会社東芝
窪 田 悟 成蹊大学
小 泉 直 彦 GC/L&S
坂 井 隆 夫 ミノルタ株式会社
高 橋 誠 大阪府立大学
武 内 徹 二 松下電器産業株式会社
田 中 典 朗 三菱電機株式会社
中 込 常 雄 中込技術士事務所
畑 田 豊 彦 東京工芸大学
馬 場 護 郎 村上色彩技術研究所
林 喜 男 武蔵工業大学
竹 越 敏 夫 株式会社日立製作所
堀 野 定 雄 神奈川大学
松 本 啓 太 富士通株式会社
吉 武 良 治 日本アイ・ビー・エム株式会社
(事務局) 梶 山 麻 美 株式会社日本総合技術研究所

JIS Z 8511:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9241-1:1997(IDT)

JIS Z 8511:1999の国際規格 ICS 分類一覧