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JIS Z 8524:1999 規格概要
この規格 Z8524は、典型的なオフィス作業を行う際に,利用者とコンピュータとの対話に使われるメニューについての条件付きの推奨事項について規定。推奨事項を,ウィンドー,パネル,ボタン,フィールドなどを含む種々の手法で提示するメニューにも適用。
JISZ8524 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z8524
- 規格名称
- 人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―メニュー対話
- 規格名称英語訳
- Ergonomics -- Office work with visual display terminals (VDTs) -- Menu dialogues
- 制定年月日
- 1999年10月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 9241-14:1997(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.180, 31.120, 35.180
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1999-10-20 制定日, 2006-05-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 8524:1999 PDF [51]
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
JIS Z 8524には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 適用可能性及び適合を査定する手順例
附属書B(参考) この規格の適用例
附属書C(参考) 参考文献
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8524 pdf 1] ―――――
Z 8524 : 1999
pdf 目次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[2]
- 2. 引用規格・・・・[3]
- 3. 定義・・・・[3]
- 4. この規格の適用・・・・[6]
- 4.1 メニュー対話が適切な場合・・・・[6]
- 4.2 推奨事項の適用・・・・[6]
- 4.3 製品の評価・・・・[7]
- 5. メニュー構造・・・・[7]
- 5.1 レベル及びメニューの組立て・・・・[7]
- 5.2 メニュー内での選択肢の区分け・・・・[8]
- 5.3 選択肢グループ内の選択肢の並べ方・・・・[8]
- 6. メニュー操作・・・・[9]
- 6.1 操作の手掛かり・・・・[9]
- 6.2 迅速なメニュー操作・・・・[9]
- 7. 選択肢選択及び実行・・・・[10]
- 7.1 選択の方法・・・・[10]
- 7.2 英数字キーボード・・・・[12]
- 7.3 機能キー・・・・[13]
- 7.4 カーソルキーによる選択・・・・[13]
- 7.5 ポインティング・・・・[14]
- 7.6 音声・・・・[15]
- 8. メニューの提示・・・・[15]
- 8.1 選択肢のアクセスしやすさ,区別のしやすさ・・・・[15]
- 8.2 配置・・・・[17]
- 8.3 文章型選択肢 (text option) の構造及び文法・・・・[19]
- 8.4 図示型選択肢 (graphic option) の構造及び文法・・・・[20]
- 8.5 音声選択肢 (auditory option) の構造及び文法・・・・[21]
- 附属書A(参考) 適用可能性及び適合を査定する手順例・・・・[22]
- 附属書B(参考) この規格の適用例・・・・[38]
- 附属書C(参考) 参考文献・・・・[40]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS Z 8524 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 8524 : 1999
人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−メニュー対話
Ergonomics−Office work with visual display terminals (VDTs) −Menu dialogues
序文
この規格は,1997年に第1版として発行されたISO 9241-14,Ergonomic requirements for office work
with visual display terminals (VDTs) −Part 14 : Menu dialoguesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変
更することなく,日本語に関する記述を追加して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある日本語に関しての事項は,原国際規格にはない事項である。
この規格は,メニュー対話の人間工学的設計を扱う。メニュー対話では,対話システムが利用者に選択肢
群を提示し,利用者はそれらの中から所望の選択肢を選択し,そしてコンピュータが選択肢の示す所望の
処理を実行する。
この規格は,次のような使用者に向けて作られている。
−開発過程でこの規格を適用するユーザインタフェースの設計者。
−製品購入過程でこの規格を引用する購買担当者。
−製品がこの規格に適合することを確かめる責任がある評価者。
−インタフェース設計者が使うユーザインタフェース開発ツールの設計者。
−この規格から潜在的な恩恵を得る製品・対話システムの最終利用者。
この規格は,メニューに関する多数の推奨事項からなり,その多くは,条件付き推奨事項である。条件付
き推奨事項とは,該当する特定の状況[例えば,ある種の利用者,仕事 (task) ,環境及び技術のような]
においてだけ適合するのがよい推奨事項である。これら推奨事項は,まず,現存の関連文献及び経験的論
拠を調査したうえで,それらを一般化,定式化して,推奨事項として作り上げたものである。各推奨事項
の論拠となる原文献を,附属書Cに示す。
設計過程では,仕事,利用者,環境及び技術のどれを重視するかの相違はどうしても生じるので,推奨事
項の多くは,“もし,···の場合”の形の条件付き推奨事項としている。例えば,“もし,探索時間の速さを
重視する場合,一つのメニューパネルになるべく多くの選択肢及びレベルを盛り込むのがよい。”としてい
る。この方法は,ユーザインタフェース設計時に,実際的で,有用性があり,かつ,あいまいさのない指
針を提供する。
この規格を使用する設計者及び評価者は,インタフェースがこの規格の推奨事項に適合しているかを判断
する必要がある。同じように,購買者は,ある製品がこの規格の推奨事項に合っているかを判定する手段
を必要とする。この規格の“もし,···の場合”という条件付きの形によって,利用者,仕事,技術などの
状況に合わせて適用することができる。付け加えると,この規格中の推奨事項のすべてを適用することを
求めているのではなく,関連するものだけを適用すればよい。
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Z 8524 : 1999
この規格を適用することによって,メニューの全体的な質が向上すると期待できるが,この規格は(他の
規格と同様に),インタフェースの品質を保証するものではない。品質というものは,利用者,購買者その
他のメニュー対話関係者たちが設定する具体的な使いやすさの判定基準に依存する。これらの基準にこの
規格に基づいた指定を含んでもよい。
JIS Z 8520 : 1999は,メニュー対話の設計とも関連する対話の原則を述べていることを覚えておくとよい。
これらの原則から設計者や評価者は,この規格中に含まれる各推奨事項の人間工学的根拠に関する情報を
付加的に得ることになり,その結果,各推奨事項間をトレードオフする助けとなる。しかし,トレードオ
フするうえでは,その他の考慮も同様に必要である。
1. 適用範囲
この規格は,典型的なオフィス作業を行う際に,利用者とコンピュータとの対話に使われ
るメニューについての条件付き推奨事項について規定する。推奨事項を,ウィンドー,パネル,ボタン,
フィールドなどを含む種々の手法で提示するメニューにも適用する。
参考1. これらの推奨事項は,設計の全過程を通じて,例えば,設計時に設計者の手引として,非定
式的な評価の基盤として,使いやすさを検討する手引として活用することが可能である。
2. インタフェースの設計は,仕事,利用者,環境,及び利用可能な技術に依存する。したがっ
て,この規格は,インタフェースの設計及び利用の状況の知識なしには適用不可能であって,
全部をそのまま当てはめるべき規範的規則集として使うように意図したものではない。それ
よりも,設計者が,仕事の内容,及び利用者の要求事項についての適切な知識をもち,利用
可能な技術の使い方を理解していることを前提としている(これには,実際の利用者で実験
する経験と同様に,資格をもつ人間工学専門家との相談も必要かもしれない)。
3. 対応する原規格は国際規格ではあるが,推奨事項のあるものはラテン語系言語で使用される
ことを念頭に置いているので,別の言語で用いる際には当てはまらなかったり,修正したり
する必要がある。例えば,“右から左”型の言語では“左から右読み”向けの推奨事項は,修
正及び翻案する必要がある。特定の言語に基づくとみなされる推奨事項(例えば,選択肢の
ABC順や複合見出し)の適用に際して,他の言語の場合に翻案するうえで,規格の意図に添
うような配慮が望ましい。この規格では日本語の場合について配慮し,日本語に関しての追
加記述の部分は,側線によって示している。
4. 推奨事項は,利用者インタフェースの主要設計要素である“対話”,“入力”及び“出力”に
関連付けて与える。
5. 対話設計は,利用者が入力をする際にシステムが利用者を導く方法を決定し,利用者が対話
を制御できる度合いに影響を与える。システムの特異な性質のため必要な余計な作業で利用
者をわずらわせることなく利用者の実際の作業を支援するよう,対話を設計することが望ま
しい。この規格では,メニューの対話設計を,メニュー構造の設計,メニューを操作するた
めの機能の提供及びメニュー選択肢の選択手法について記述する。
6. 入力設計は,利用者が様々な入力装置を用いて,どのようにシステムに対して情報入力を行
うかを扱う。英数字キーボード,機能キー,カーソルキー,ポインティングデバイス,音声
など(これ以外の装置も除外するわけではない。)の幾つかの入力装置を,そのときの仕事,
対話の要求事項,個人の好みに応じて用い,選択肢を選択する。この規格では上記の各入力
装置の使い方について条件付き推奨事項を与える。
7. 出力設計は,データの一貫した,及び見分けやすい提示の仕方を扱う。この規格では,選択
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Z 8524 : 1999
肢及び選択肢グループの配置,文章型・図示型及び音声選択肢の構造と文法,並びに選択肢
を見分けやすく及び到達しやすく示す表現手法に関する条件付き推奨事項を与える。
8. 利用者が各自の必要性に合わせてインタフェースを変更できるようにすることが,ソフトウ
ェアのインタフェース設計で広く行われるようになってきた。これはインタフェースとして
望ましい特徴であることが多い。しかし,利用者にカスタマイズする機能を与えることを,
人間工学上望ましいメニューを当初から設計することの代用としてはいけない。カスタマイ
ズしたメニューが,結果としてこの規格から外れたメニューとなる場合もあるのを,留意す
べきである。したがって,カスタマイズという手立ても,この規格の推奨事項に照らして評
価することが望ましい。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版を適用する。
JIS Z 8518 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−表示色の要求事項
備考 ISO 9241-8 : 1997 Ergonomic requirements for office work with visual display terminal (VDTs)
−Part 8 : Requirements for displayed coloursが,この規格と一致している。
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) アクセラレータキー (accelerator keys) あるメニュー選択肢を,その選択肢のあるメニュー又は途中
段階のメニューを表示することなく呼び出すキーの組合せ。ショートカットキーとも呼ぶ。
b) 多段表示メニューパネル (cascading menu panels) メニュー階層中のメニューパネルで,上位メニュ
ーにおいて選択された下位メニューが,その選択肢に隣り合って現れるよう表示されるもの。
c) 重要選択肢 (critical option) システムの又は作業の成績に著しく好影響を与えたり,システム又は作
業成績の著しい低下を止めたり,逆転したりすることのできる選択肢(例えば,惨事から利用者やシ
ステムを救うなど)。
d) 破壊的選択肢 (destructive option) システムの又は作業の成績を重大に低下させたり,作業やデータ
を破壊する可能性をもつ選択肢(例えば,ファイル削除)。
e) 階層構造メニュー (hierarchical menus) 階層構造,すなわち,“木”構造として編成されている一連
のメニュー。
参考 上位メニュー中の選択肢を選択すると,選択肢を含んだ別の下位メニューが更に表示され,そ
れが望みの結果を得るまで順次続く。
f) レベル (level) メニュー階層中の段階序列。
備考1. 同じメニューパネル上に,二つのレベルの階層が表示されている例として,図1を示す。
2. たとえ幾つかの選択肢グループが一つのメニューパネルに表示されていても,そのグループ
のいずれからの選択も,ある一つの下位レベルのメニューにつながる場合,これらのグルー
プは,同一レベルにあるとみなす。
参考 先頭(開始又は主メニュー)の選択レベルは1であり,次(レベル1の選択肢を選択すること
で得られるメニュー)の選択レベルは2である。
g) 経験水準 (level of experience) 利用者集団中の各利用者の相対的経験量。
参考 利用者のコンピュータシステム利用の経験水準は,業務の経験水準と同様に,適切なメニュー
対話手法を決める際に考慮すべき重要な事項である。
――――― [JIS Z 8524 pdf 5] ―――――
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JIS Z 8524:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9241-14:1997(IDT)
JIS Z 8524:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.180 : IT端末設備及びその他の周辺設備
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.180 : 人間工学
JIS Z 8524:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8518:1998
- 人間工学―視覚表示装置を用いるオフィス作業―表示色の要求事項