JIS Z 8831-3:2010 粉体(固体)の細孔径分布及び細孔特性―第3部:ガス吸着によるミクロ細孔の測定方法 | ページ 5

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Z 8831-3 : 2010 (ISO 15901-3 : 2007)
j) SF法及びHK法を利用した際の吸着質ガス及び吸着材に対する物質パラメータ
k) LDFT法を用いた際のカーネルの記載(例えば,吸着質ガス/吸着材の組合せ,仮定した細孔径形状,
吸着/脱着等温線など)
l) ミクロ細孔容積(cm3g−1)
m) 全細孔容積(cm3g−1)
n) 比表面積(m2g−1)
o) 累積細孔容積のプロット及び表,並びに細孔容積分布(HK法,SF法及びNLDFT法に対して)

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Z 8831-3 : 2010 (ISO 15901-3 : 2007)
附属書A
(参考)
HK法及びSF法
A.1 物性定数,吸着材及び吸着質ガスのパラメータの例
ホルバス・カワゾエ(HK)法及びサイトウ・フォリー(SF)法で適用した吸着質ガス及び吸着材のモ
デルパラメータの例を,表A.1及び表A.2に示す。それらの定数は,ホルバス・カワゾエ(参考文献 [19],
[20] 参照)とサイトウ・フォリー(参考文献 [21],[22] 参照)の原著から転載した。表に記載されたパラ
メータの値は,それらの文献で見いだすことができる。したがって,意味のある結果を示すために,SF法
及びHK法の計算で採用された吸着質ガス及び吸着材のパラメータを解析レポートに記述することが重要
である。
注記 DIN 66135-4を参照。
表A.1−吸着材のパラメータ
物理量 単位 記号 炭素a) ゼオライトb)
愀 s*)
分極率 10−24 cm3 1.02 2.50
磁化率 10−29 cm3 13.5 1.30
表面密度
(細孔壁1 m2当たりの 1019 m−2 Ns 3.84 1.31
原子数)
直径 nm ds 0.34 0.28
注a) 参考文献[19],[20]参照
b) 参考文献[21],[22]参照
表A.2−吸着質ガスのパラメータ
物理量 単位 記号 窒素a) アルゴンb)
分極率 10−24 cm3 愀愀 1.46 1.63
磁化率 10−29 cm3 愀 2.00 3.25
表面密度
(単分子層1 m2当たりの 1018 m−2 Na 6.70 8.52
原子数)
直径 nm da 0.30 0.34
注a) 参考文献[19],[20]参照
b) 参考文献[21],[22]参照
表A.3に規定する数値は,表A.1及び表A.2に規定する吸着質ガス及び吸着材の物性定数を用いて計算
する。
表A.3−HK法に基づく炭素のスリット型細孔における窒素のミクロ細孔フィリングが
77.35 Kで起こるときの相対圧力と細孔径との関係
dp
0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 1.0 1.2 1.4 1.7 2.0
nm
p/p0 1.8×10−7 1.2×10−5 1.7×10−4 9.6×10−4 3.2×10−3 1.4×10−2 3.5×10−2 6.3×10−2 1.1×10−1 1.6×10−1

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Z 8831-3 : 2010 (ISO 15901-3 : 2007)
表A.4に規定する数値は,表A.1及び表A.2に規定する物性定数を用いて計算する。
表A.4−SF法に基づくシリンダ型ゼオライト細孔におけるアルゴンのミクロ細孔フィリングが
87.27 Kで起こるときの相対圧力と細孔径との関係
dp
0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 1.0 1.2 1.4 1.7 2.0
nm
p/p0 5.7×10−7 9.8×10−6 1.4×10−4 8.7×10−4 3.1×10−3 1.5×10−2 3.9×10−2 7.2×10−2 1.3×10−1 1.9×10−1
A.2 サイトウ・フォリーミクロ細孔解析の応用例
図A.1−A型ゼオライトの87.3 Kにおけるアルゴン吸着等温線の実験結果

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Z 8831-3 : 2010 (ISO 15901-3 : 2007)
X 細孔径(nm)
Y1 微分細孔容積(cm3・g−1・nm−1)
Y2 累積細孔容積(cm3・g−1)
■ 累積細孔容積
○ 微分細孔容積
図A.2−A型ゼオライトのサイトウ・フォリー細孔径分布
図A.2でプロットされた値は,図A.1で示されたアルゴン吸着等温線から得られる。計算に用いた吸着
質ガス及び吸着材のパラメータは,表A.1及び表A.2に示した値に対応する。

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Z 8831-3 : 2010 (ISO 15901-3 : 2007)
附属書B
(参考)
NLDFT法
B.1 計算で用いる吸着質ガス−吸着質ガス及び吸着質ガス−吸着材の分子間相互作用パラメータの例
吸着質ガス−吸着質ガス及び吸着質ガス−吸着材の分子間相互作用パラメータの例を,表B.1及び表B.2
に示す。
表B.1−NLDFT計算に対する吸着質ガス−吸着質ガスの分子間ポテンシャルのパラメータ
εff/kB σff dHS
ガス
K nm nm
窒素a) 94.45 0.357 5 0.357 5
アルゴンb) 118.05 0.330 5 0.338 0
二酸化炭素a) 253.9 0.345 4 0.349 5
注a) 参考文献[28],[36]参照
b) 参考文献[37]参照
表B.2−NLDFT計算に対する吸着質ガス−吸着材の分子間ポテンシャルのパラメータ
εsf/kB σsf NS
ガス−固体
K nm
窒素−炭素b) 53.22 0.349 4 炭素a) : Ns=0.038 19 nm−2
二酸化炭素−炭素b) 81.5 0.343 0 −
窒素−シリカc) 147.3 0.317 0 シリカa) : Ns=0.015 3 nm−2
アルゴン−シリカd) 171.24 0.300 0 −
注a) 参考文献[28]参照
b) 参考文献[28],[36]参照
c) 参考文献[28],[37]参照
d) 参考文献[37]参照
B.2 NLDFTミクロ細孔解析の応用例
図B.1のプロットは,スリット型細孔を仮定し,表B.1及び表B.2に示した吸着質ガス/吸着材のパラ
メータを用いて得られた。

――――― [JIS Z 8831-3 pdf 25] ―――――

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  • ISO 15901-3:2007(IDT)

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