JIS A 0206:2013 地質図―工学地質図に用いる記号,色,模様,用語及び地層・岩体区分の表示とコード群

JIS A 0206:2013 規格概要

この規格 A0206は、工学地質図に用いる記号群(記号,文字記号,色,模様などを含む。)及びその記述,表記及び表示法(用語を含む。),並びに主題属性を示す主題属性コード群(定義,記述,表記及び表示法を含む。)について規定。

JISA0206 規格全文情報

規格番号
JIS A0206 
規格名称
地質図―工学地質図に用いる記号,色,模様,用語及び地層・岩体区分の表示とコード群
規格名称英語訳
Geological map -- Symbols, colors, patterns, terms, geological units, and codes for engineering geological maps
制定年月日
2008年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.080.30, 07.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
土木 II 2020
改訂:履歴
2008-03-20 制定日, 2013-08-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS A 0206:2013 PDF [38]
                                                                                   A 0206 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 工学地質図に用いる記号群・・・・[3]
  •  4.1 一般的事項・・・・[3]
  •  4.2 断層,地層境界などの表示・・・・[3]
  •  4.3 風化及び変質の表示・・・・[3]
  •  4.4 岩盤分類の表示・・・・[3]
  •  4.5 物性値の表示・・・・[4]
  •  4.6 簡略柱状図の表示・・・・[4]
  •  4.7 調査位置の表示・・・・[4]
  •  5 工学地質図に用いる主題属性コード群・・・・[4]
  •  5.1 一般的事項・・・・[4]
  •  5.2 工学的地質区分名・・・・[10]
  •  5.3 地層・岩体の分布を示すために用いる模様及び色コード・・・・[11]
  •  5.4 工学的地質区分の種類を示すコード・・・・[11]
  •  5.5 地質学的属性を示すコード・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 0206 pdf 1] ―――――

A 0206 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人全国
地質調査業協会連合会(JGCA),独立行政法人産業技術総合研究所(AIST)及び独立行政法人土木研究所
(PWRI)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS A 0206:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 0206 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 0206 : 2013

地質図−工学地質図に用いる記号,色,模様,用語及び地層・岩体区分の表示とコード群

Geological map-Symbols, colors, patterns, terms, geological units, and codes for engineering geological maps

序文

  この規格は,2008年に制定され,今日に至っている。引用規格であるJIS A 0204及びJIS A 0205の改正
などに対応するために改正した。
工学地質図の基図となる地質図はこれらの規格に基づいて作成されるが,工学地質図の重要な目的であ
る工学的地質情報をこれに重ね合わせて表示する場合には,表示の意味が明確で,かつ,地質図の表示と
紛れないように考案した記号群及び記述方法を用いる必要がある。また,工学的地質情報を異なる作成者,
異なる利用者間で正確に伝達するためには,これを表示する記号群及び記述方法が標準化されていること
が望ましい。
この規格では,工学地質図で用いる基本的地質情報並びに工学的地質情報を的確に表示するための記号,
色,模様,用語,地層・岩体区分及びそれらを示すコード群を規定するものである。
なお,日本工業規格(日本産業規格)の表記では,常用漢字以外の漢字は使えないが,地質学用語では,常用漢字以外の
漢字が充てられていることが多い。誤解を避けるため,この規格では,常用漢字以外の漢字が充てられて
いる地質学用語については,例えば,“花こう岩(花崗岩)”のように,日本工業規格(日本産業規格)に従った表記の直後
に括弧書きで本来の表記を示した。ただし,煩雑さを避けるため,この措置は初出の箇所だけとした。

1 適用範囲

  この規格は,工学地質図に用いる記号群(記号,文字記号,色,模様などを含む。)及びその記述,表記
及び表示法(用語を含む。),並びに主題属性を示す主題属性コード群(定義,記述,表記及び表示法を含
む。)について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0204 地質図−記号,色,模様,用語及び凡例表示
JIS A 0205 ベクトル数値地質図−品質要求事項及び主題属性コード

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0204及びJIS A 0205によるほか,次による。

――――― [JIS A 0206 pdf 3] ―――――

2
A 0206 : 2013
3.1
工学的地質情報
工学的判断に必要な地質情報。例えば,風化,変質,岩盤分類,物性値など。
3.2
工学地質図
土木及び建築構造物の調査,設計及び施工,維持管理などで利用することを前提に,地質図上に工学的
地質情報を重ね合わせて表示した図。
3.3
岩石
単一又は複数の鉱物の集合体。構成物の種類及び特徴,鉱物組成,化学組成などに基づいて系統的に分
類される。広義には,岩石は地殻表層構成物の総称であるが,狭義には固結した単一又は複数の鉱物の集
合体をいう。この規格では,土と区別して用いる場合に限り,固結した岩石(狭義)を単に岩石という。
3.4

地殻表層構成物のうち,狭義の岩石以外の鉱物粒子,有機物などの集合体。粒径によって分類する。
3.5
岩相
単一又は複数の岩石及び土からなる地質単元の一つ。産状,形成環境又は形成条件を反映した特徴に基
づいて系統的に分類し,固結又は未固結で区分しない。
3.6
地盤
岩石及び/又は土で構成される地殻表層部。
3.7
岩盤
岩石で構成される地盤。
3.8
岩盤分類
岩盤の強度などの物性を左右すると考えられる岩盤の不均質性・不連続性などに関する諸要素を組み合
わせ,一定の基準に従った岩盤の分類。
3.9
鉱物脈
鉱物が岩石の割れ目を埋めて平板状又は薄板状に配列したもの。
3.10
風化
岩石が地表にさらされて起こる色,組織,組成,硬さ,形状などの変化の総称。機械的に砕片化する物
理的風化,溶脱,粘土などの新たな物質を生成する化学的風化に分類する。
3.11
変質
岩石と溶液,ガスなどとが高温及び/又は高圧下で反応して起こる鉱物の分解,生成,化学成分の変化
及び組織変化の総称。

――――― [JIS A 0206 pdf 4] ―――――

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A 0206 : 2013
3.12
工学的地質区分
地質学的体系に基づき分類された地層・岩体区分に風化・変質の程度,岩盤分類,物性値など工学的地
質情報を組み合わせた岩石,土及び岩相の区分。
3.13
ボーリング柱状図
ボーリング調査及び試験,検層で明らかになった工学的地質区分などを深度順にとりまとめ,図示した
もの。
3.14
簡略柱状図
ボーリング柱状図を簡略化したもの。

4 工学地質図に用いる記号群

4.1 一般的事項

  工学地質図に用いる記号群は,JIS A 0204による。
この規格では,工学地質図において重要となる断層,風化,変質,岩盤分類などの工学的地質情報の表
示は,次による。

4.2 断層,地層境界などの表示

  断層,地層境界などを存在確実度と位置正確度とを組み合わせて細分する場合,存在確実度を“存在確
実”と“存在不確実”とに,また,位置正確度を“位置正確”と,“位置ほぼ正確”,“位置推定”,“位置伏
在”とに分けて表示する。ただし,存在確実度と位置正確度とを厳密に表示することが求められる場合に
は,露頭,ボーリングなどでその存在及び位置を直接確認した場合に限って,存在確実度を“存在確実”
及び位置正確度を“位置正確”とし,それ以外の場合は,存在確実度を“存在確実”と“存在不確実”と
に,位置正確度については,“位置ほぼ正確”の使用を避けて,“位置正確”と“位置推定”,“位置伏在”
とに分けて表示することができる。また,調査目的又は縮尺に応じて,特に重要と考えられる断層,地層
境界などを対象に,露頭,ボーリングなどで確認した位置を表示する。ボーリングなどによってその存在
及び/又は位置を確認し平面図に表示する場合などで,確認位置を直接表示することが困難な場合は,ボ
ーリングなどの位置を表示するとともに,別途,表などを用いてその確認状況を示す。
複数の断層が存在する場合は,名称又は文字記号を付して各々の断層を区別することが望ましい。破砕
帯を伴う断層は,その破砕幅を表示する。破砕帯が工学地質図中に表現できる大きさである場合は,破砕
帯の範囲を表示する。

4.3 風化及び変質の表示

  工学地質図では調査目的又は縮尺に応じて,風化及び変質を被った範囲を記号,色及び/又は模様で表
示する。また,風化及び変質の程度の違いによって区分した範囲を,異なる記号,色及び/又は模様で表
示する。風化及び変質を被った範囲の境界,風化及び変質の程度の違いによって区分した範囲の境界は,
4.2に従って表示する。

4.4 岩盤分類の表示

  工学地質図では調査目的又は縮尺に応じて,岩盤分類に基づいて区分した範囲を記号,色及び/又は模
様で表示する。岩盤分類を表示する色は,相対的に良好な岩盤は青系統,次に緑系統,黄色系統,相対的
に不良な岩盤は赤系統を用いる。岩盤分類の区分数に応じて色及び/又は模様を任意に設定してもよい。

――――― [JIS A 0206 pdf 5] ―――――

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JIS A 0206:2013の関連規格と引用規格一覧