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JIS A 1441-2:2007 規格概要
この規格 A1441-2は、音響インテンシティ法によって壁,床,ドア,窓及び小形建築部品の現場における遮音性能を測定する方法について規定。
JISA1441-2 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A1441-2
- 規格名称
- 音響―音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法―第2部 : 現場における測定
- 規格名称英語訳
- Acoustics -- Measurement of sound insulation in buildings and of building elements using sound intensity -- Part 2:Field measurements
- 制定年月日
- 2007年10月3日
- 最新改正日
- 2017年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 15186-2:2003(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 91.120.20
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
- 改訂:履歴
- 2007-10-03 制定日, 2012-10-19 確認日, 2017-10-25 確認
- ページ
- JIS A 1441-2:2007 PDF [26]
A 1441-2 : 2007
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本音響学会(ASJ)/財団法人日本
規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 15186-2:2003,Acoustics−
Measurement of sound insulation in buildings and of building elements using sound intensity−Part 2: Field
measurementsを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS A 1441-2には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考)調整項KC
附属書B(参考)この規格による測定の精度及び測定値の偏り
附属書C(参考)側路伝搬音の影響及びその測定
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS A 1441の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS A 1441-1 第1部 : 実験室における測定
JIS A 1441-2 第2部 : 現場における測定
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 1441-2 pdf 1] ―――――
A 1441-2 : 2007
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 1.1 一般事項・・・・[1]
- 1.2 測定精度・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[2]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 測定装置・・・・[7]
- 4.1 一般事項・・・・[7]
- 4.2 校正・・・・[7]
- 5. 試験装置・・・・[8]
- 5.1 音源及び受音室の選定・・・・[8]
- 5.2 試料の設置条件・・・・[8]
- 6. 測定の手順・・・・[8]
- 6.1 一般事項・・・・[8]
- 6.2 音の発生・・・・[8]
- 6.3 音源室における室内平均音圧レベルの測定・・・・[8]
- 6.4 受音室の適正に関する初期測定・・・・[8]
- 6.5 受音側における平均ノーマル音響インテンシティレベルの測定・・・・[9]
- 6.6 複数の分割面と音源位置との組合せ・・・・[12]
- 6.7 暗騒音・・・・[12]
- 6.8 測定周波数範囲・・・・[12]
- 6.9 所要測定量・・・・[13]
- 7. 測定結果の表示・・・・[13]
- 8. 試験報告書・・・・[13]
- 附属書A(参考)調整項KC・・・・[14]
- 附属書B(参考)この規格による測定の精度及び測定値の偏り・・・・[15]
- 附属書C(参考)側路伝搬音の影響及びその測定・・・・[18]
- 附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[21]
――――― [JIS A 1441-2 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 1441-2 : 2007
音響−音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法−第2部 : 現場における測定
Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building elements using sound intensity−Part 2: Field measurements
序文
この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 15186-2,Acoustics−Measurement of sound
insulation in buildings and of building elements using sound intensity−Part 2: Field measurementsを翻訳し,技術
的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。
1. 適用範囲
1.1 一般事項
この規格は,音響インテンシティ法によって壁,床,ドア,窓及び小形建築部品の現場
における遮音性能を測定する方法について規定する。この測定方法によれば,JIS A 1417と同等の測定を
行うことができる。この測定方法によれば,側路伝搬の影響が避けられない場合にも遮音測定が可能で,
側路伝搬の寄与を調べるための定量的データ又は側路伝搬を含む遮音性能に関するパラメータが得られる。
側路伝搬がない,又はあってもその影響が少ない実験室における測定方法を規定したJIS A 1441-1の条
件を満足しない実験室においても,この規格を適用することができる。
なお,低周波数帯域の実験室測定を規定した国際規格として,ISO 15186-3がある。
この規格では,遮音測定を規定する方法によって行った場合の側路伝搬透過の影響,及び次に示す目的
に対してインテンシティ測定が適用できるかについても記述している。
− 建築部材の現場で実際に測定された遮音性能と,JIS A 1416に規定するような側路伝搬を低減した実
験室における測定条件との比較
− 建築部材における透過音の部位別寄与の順位付け
− 一つ又は二つ以上の透過経路の個別の側路伝搬透過損失の測定
この測定方法によれば,周波数帯域ごとの空気音遮断性能が得られる。それらの値にJIS A 1419-1の評
価方法を適用することによって,遮音性能を単一数値で評価するための指標を求めることができる。
1.2 測定精度
この規格に規定する方法による場合の測定の再現性は,建築部材又は一個の小形建築部
品を測定した場合,それぞれJIS A 1417,JIS A 1428による場合と同等又はそれ以上である。
備考1. この測定方法による測定値を従来の残響室法によって測定した結果と比較する場合,両測定
方法間の数値的な偏りを考慮するための調整項が必要である。この調整項に関しては,附属
書Aに示す。
――――― [JIS A 1441-2 pdf 3] ―――――
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A 1441-2 : 2007
2. この規格とJIS A 1416及びJIS A 1417によった場合との音響透過損失の測定結果の一致の程
度に関しては,附属書Bに示す。
3. 側路伝搬については,附属書Cに示す。
4. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 15186-2:2003,Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building
elements using sound intensity−Part 2: Field measurements (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1416 実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法
備考 ISO 140-3,Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building elements−Part
3: Laboratory measurements of airborne sound insulation of building elementsからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
JIS A 1417 建築物の空気音遮断性能の測定方法
備考 ISO 140-4,Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building elements−Part
4: Field measurements of airborne sound insulation between roomsからの引用事項は,この規格の
該当事項と同等である。
JIS A 1419-1 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法−第1部 : 空気音遮断性能
備考 ISO 717-1,Acoustics−Rating of sound insulation in buildings and of building elements−Part 1:
Airborne sound insulationからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS A 1428 実験室における小形建築部品の空気音遮断性能の測定方法
備考 ISO 140-10,Acoustics−Measurement of sound insulation in buildings and of building elements−
Part 10: Laboratory measurement of airborne sound insulation of small building elementsからの引
用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS A 1441-1 音響−音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法
−第1部 : 実験室における測定
JIS C 1507 電気音響−音響インテンシティ測定器−圧力形ペアマイクロホンによる測定
備考 IEC 61043:1993,Electroacoustics−Instruments for the measurement of sound intensity−
Measurements with pairs of pressure sensing microphonesが,この規格と一致している。
JIS C 1515 電気音響−音響校正器
備考 IEC 60942,Electroacoustics−Sound calibratorsが,この規格と一致している。
JIS Z 8736-1:1999 音響−音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第1
部 : 離散点による測定
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
なお,記号に付している添え字の意味は,表1に示す。
――――― [JIS A 1441-2 pdf 4] ―――――
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A 1441-2 : 2007
備考 この規格において,測定面上における測定値の平均値を表す場合には,測定量の記号の上にバ
ーを付ける。例えば,nIは,測定面上にわたって平均したノーマル音響インテンシティである
のに対し,バーを付していないnIは,測定面上のある点におけるノーマル音響インテンシティ
である。
参考 原国際規格では,ISO 15186-1とISO 15186-2との量記号が異なることを説明している部分があ
るが,両規格のJIS化に当たり量記号を統一したので,この規格では削除した。
3.1 室内平均音圧レベル (average sound pressure level in a source room) p1 対象とする室内における空
間的及び時間的な平均2乗音圧を,基準音圧の2乗で除した値の常用対数を10倍した値。空間的な平均は,
音源近傍の直接音領域,壁などの室境界の近傍音場を除いた空間全体について行う。
備考1. この量の単位は,デシベル(dB)。
2. 詳細は,JIS A 1417参照。
3.2 準音響透過損失 (apparent sound reduction index) 測定の対象とする建築部材に入射する音響
パワーに対する直接及びすべての側路伝搬経路を通して透過して受音室に放射される全音響パワーの比の
常用対数の10倍。
備考1. JIS A 1416に規定する側路伝搬を低減するための特別な方法がとられている場合以外には,
測定される音響パワーには側路伝搬成分が含まれている。詳細は,附属書Cに示す。
2. 音響透過損失の英語名として,この規格の対応国際規格では“sound reduction index”が用い
られているが,“sound transmission loss”も広く用いられている。日本語名の音響透過損失は,
後者の訳である。前者に相当する日本語名は,音響減衰指標である。
3. 詳細は,JIS A 1417参照。
3.3 音響インテンシティ (sound intensity) ある点における粒子速度の方向に垂直な単位面積を通過
する音響エネルギー流の時間平均値で,次の式で与えられるベクトル量。
1 t2
I p(t) (t)
dt (1)
T t1
ここに, p(t) : ある点における音圧の瞬時値(Pa)
u
(t) : 同じ点における粒子速度の瞬時値(m/s)
T : 時刻t1に始まりt2に終わる積分平均の時間(s)
備考 この量の単位は, 単位面積当たりのワットである。
3.4 nI 単位法線ベクトルnで表される測定面
ノーマル音響インテンシティ (normal sound intensity)
に対して垂直方向の音響インテンシティ(W/m2)の成分。
In I n (2)
n 測定面から外向きの単位法線ベクトル
ここに,
3.5 LnI音響インテンシティの基
ノーマル音響インテンシティレベル (normal sound intensity level)
準値0Iに対するノーマル音響インテンシティの絶対値の比の常用対数を10倍した値で,次の式で与えら
れる。
In
LI 10 log10 (3)
n
I0
ここに, 0I : 音響インテンシティの基準値( 10 12W/m 2
)
3.6 FpIn
符号付き音圧−インテンシティ指標 (surface pressure-intensity indicator)測定面における音
圧レベルの平均値 Lとノーマル音響インテンシティレベルの平均値
p Lとの差で,次の式で与えられる。
nI
――――― [JIS A 1441-2 pdf 5] ―――――
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JIS A 1441-2:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 15186-2:2003(MOD)
JIS A 1441-2:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.120 : 建築物内外の保護 > 91.120.20 : 建築物における音響.音響絶縁
JIS A 1441-2:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1416:2000
- 実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法
- JISA1417:2000
- 建築物の空気音遮断性能の測定方法
- JISA1419-1:2000
- 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法―第1部:空気音遮断性能
- JISA1428:2006
- 実験室における小形建築部品の空気音遮断性能の測定方法
- JISA1441-1:2007
- 音響―音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法―第1部:実験室における測定
- JISC1507:2006
- 電気音響―音響インテンシティ測定器―圧力形ペアマイクロホンによる測定
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器