この規格ページの目次
JIS A 1967:2015 規格概要
この規格 A1967は、空気中の揮発性有機化合物(VOC)のサンプリング及び分析について一般的な指針を示す。
JISA1967 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A1967
- 規格名称
- 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロマトグラフィーによるサンプリング及び分析―パッシブサンプリング
- 規格名称英語訳
- Indoor air -- Sampling and analysis of volatile organic compounds by sorbent tube/thermal desorption/capillary gas chromatography -- Diffusive sampling
- 制定年月日
- 2005年11月1日
- 最新改正日
- 2019年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 16017-2:2003(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 13.040.20
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2005-11-01 制定日, 2011-11-29 確認日, 2015-03-25 改正日, 2019-10-25 確認
- ページ
- JIS A 1967:2015 PDF [44]
A 1967 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 試薬・材料・・・・[3]
- 5.1 揮発性有機化合物(VOC)・・・・[3]
- 5.2 希釈溶媒・・・・[3]
- 5.3 吸着剤・・・・[3]
- 5.4 検量線用標準・・・・[3]
- 5.5 標準空気・・・・[3]
- 5.6 標準空気添加サンプラ・・・・[3]
- 5.7 液体添加用溶液の調製・・・・[4]
- 5.8 標準液体添加サンプラ・・・・[4]
- 6 装置・・・・[5]
- 6.1 サンプラ・・・・[5]
- 6.2 サンプラエンドキャップ・・・・[5]
- 6.3 サンプラサンプリングキャップ・・・・[5]
- 6.4 シリンジ・・・・[5]
- 6.5 ガスクロマトグラフ・・・・[5]
- 6.6 加熱脱離装置・・・・[5]
- 6.7 標準サンプラ調製のための注入装置・・・・[6]
- 7 サンプラの前処理・・・・[6]
- 8 サンプリング・・・・[6]
- 9 手順・・・・[7]
- 9.1 安全上の注意・・・・[7]
- 9.2 脱離及び分析・・・・[7]
- 9.3 検量線・・・・[8]
- 9.4 試料濃度の測定・・・・[9]
- 9.5 脱離効率の測定・・・・[9]
- 9.6 拡散取込み速度の算出・・・・[9]
- 10 計算・・・・[9]
- 10.1 分析対象成分の質量濃度・・・・[9]
- 10.2 分析対象成分の体積比・・・・[9]
- 10.3 拡散取込み速度u及びu'の関係・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 1967 pdf 1] ―――――
A 1967 : 2015
pdf 目次
ページ
- 11 妨害・・・・[10]
- 12 分析特性・・・・[10]
- 13 試験報告書・・・・[10]
- 14 品質管理・・・・[11]
- 附属書A(参考)パッシブサンプリングの作用原理・・・・[20]
- 附属書B(参考)吸着剤の種類・・・・[25]
- 附属書C(参考)吸着剤選択の手引き・・・・[26]
- 附属書D(参考)吸着剤使用の手引き・・・・[27]
- 附属書E(参考)総合不確かさ,精度,偏り及び保管要領・・・・[28]
- 附属書JA(参考)日本におけるパッシブサンプリングの実測データ・・・・[30]
- 参考文献・・・・[31]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[35]
- 附属書JC(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[38]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 1967 pdf 2] ―――――
A 1967 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS A 1967:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS A 1967 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 1967 : 2015
室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロマトグラフィーによるサンプリング及び分析−パッシブサンプリング
Indoor air-Sampling and analysis of volatile organic compounds by sorbent tube/thermal desorption/capillary gas chromatography-Diffusive sampling
序文
この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 16017-2を基とし,国内の実情を反映させるため,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,
附属書JCに示す。
1 適用範囲
この規格は,空気中の揮発性有機化合物(VOC)のサンプリング及び分析について一般的な指針を示す。
この規格は,室内,大気及び労働環境の空気に適用する。
この規格は,炭化水素類,ハロゲン化炭化水素類,エステル類,グリコールエーテル類,ケトン類及び
アルコール類を含む広範囲なVOCに適用する。これらのVOCの測定にはそれぞれの適用範囲が異なるサ
ンプラ1) を用いるとよい。ただし,高極性物質は誘導体化が必要で,低沸点化合物はその一部分しか吸着
剤に捕集されないため,定性的な評価だけ可能である。また,準揮発性化合物は吸着剤に全て吸着される
が,一部分しか回収することができない。
この規格は,空気を汚染しているVOCの測定に適用し,暴露時間8時間の場合21×105 μg/m3,暴露
時間4週間の場合0.3300 μg/m3の濃度範囲で適用可能である。
使用可能な範囲の上限は,使用する吸着剤の吸着容量及びガスクロマトグラフのカラム・検出器の直線
領域又は使用する分析機器の能力によって設定する。使用可能な範囲の下限は,検出器のノイズレベル及
び分析系又はサンプラからの妨害物質による。妨害物質が1 ng以下の吸着剤の代表例としては,適切に調
製されたTenax GR,Carbopack/Carbotrapなどの炭素系吸着剤,カーボンモレキュラーシーブ及びSpherocarb
などの純活性炭の例があり,数ngレベルの例としてはTenax TA,また,550 ngレベルについては
Chormosorb,Porapackなどの多孔質ポリマーがある。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を示す記号を,次に示す。
ISO 16017-2:2003,Indoor, ambient and workplace air−Sampling and analysis of volatile organic
――――― [JIS A 1967 pdf 4] ―――――
2
A 1967 : 2015
compounds by sorbent tube/thermal desorption/capillary gas chromatography−Part 2: Diffusive
sampling(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
注1) 附属書Bに示した吸着剤及びこの規格にある吸着剤(商品名)は,この規格に規定する性能を
もつ吸着剤として知られているものであり,使用者の便宜のために,一般に入手できるものと
して挙げたが,これらを推奨するわけではない。同じ結果が得られることを証明することがで
きれば,これらと同等の他のものを用いてもよい。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1966 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロ
マトグラフィーによるサンプリング及び分析−ポンプサンプリング
ISO 6141:2000,Gas analysis−Requirements for certificates for calibration gases and gas mixtures
ISO 6145-1,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−Part 1:
Methods of calibration
ISO 6145-4,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−Part 4:
Continuous syringe injection method
ISO 6145-5,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−Part 5:
Capillary calibration devices
ISO 6145-6,Gas analysis−Preparation of calibration gas mixtures using dynamic volumetric methods−Part 6:
Critical orifices
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 1966による。
4 原理
パッシブサンプラを測定期間中空気に暴露する。サンプリング速度は事前の標準空気による校正によっ
て決定する(9.6)。
VOCのガスは拡散によってサンプラ内を移動し,吸着剤に捕集される。サンプラに捕集したガスを加熱
脱離し,不活性キャリヤーガスによってキャピラリーカラム及び水素炎イオン化検出器又は他の適切な検
出器を装備したガスクロマトグラフで分析する。校正は,サンプラに添加した液体又は気体を用いて行う。
吸着剤層の想定される飽和状態,変動及び面風速に関する情報を附属書Aに記載する。また,拡散取込
み速度は汚染物質の濃度レベル及びサンプリング時間に影響され,表1及び表2に示す値と異なることが
ある。パッシブサンプラ性能に関する理論の詳細情報は,prEN 13528-3[1]に規定されている。
参考として,附属書JAに日本におけるパッシブサンプリングの実測データを示す。
――――― [JIS A 1967 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS A 1967:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 16017-2:2003(MOD)
JIS A 1967:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS A 1967:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1966:2015
- 室内空気中の揮発性有機化合物(VOC)の吸着捕集・加熱脱離・キャピラリーガスクロマトグラフィーによるサンプリング及び分析―ポンプサンプリング