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A 2106 : 2022
附属書E
(規定)
情報がない場合の各部位の代表的な熱性能
E.1 一般
この附属書は,附属書A及び附属書Cによってフレーム及びスパンドレル部パネルの熱性能を求める
ための情報がない場合に用いることができる代表的な熱性能について規定する。ただし,情報がある場合
*)についてはE.2,代表的なスパ
は,附属書A及び附属書Cによる。代表的なフレームの線熱貫流率(ΨTJ
ンドレル部パネルの熱貫流率(Ups)及び日射熱取得率(ηps)についてはE.3による。ただし,フレームの
見付け寸法及び特殊部位の有無,並びにスパンドレル部パネルの断熱材の有無についての情報はあるもの
とする。グレージング及び日射遮蔽物の熱性能は,附属書B及び附属書Dによる。
E.2 情報がない場合のフレームの線熱貫流率
*)は,式(E.1)によって算出する。
情報がない場合の代表的なフレームの線熱貫流率(ΨTJ
*
*=ΨTJ0−5 * (E.1)
ΨTJ +ΔΨTJ6
* : 情報がない場合の代表的なフレームの線熱貫流率[W/(m·
ここで, ΨTJ
K)]
*
ΨTJ0−5 : 情報がない場合のフレームの線熱貫流率初期値[W/(m·
K)]
* : フィン,ゴンドラレール及び窓フレームによる線熱貫流
ΔΨTJ6
率の差分[W/(m·K)]
*
情報がない場合のフレームの線熱貫流率初期値(ΨTJ0−5 )は,図A.2に示すフレームの分類ごとに表E.1
表E.5を用いる。ただし,フレームの形状は,表E.1表E.5に示すフレームの見付け幅(bTJ),フレー
ムの目地見込み幅(d1),フレームの見込み幅(d2)及び耐火ボードの位置(d3)の範囲内とする。フィン,
*)は,附属書Aによる。
ゴンドラガイド及び窓フレームによる線熱貫流率の差分(ΔΨTJ6
表E.1−ビジョン部フレームの線熱貫流率初期値[図A.2a)の場合]
単位 [W/(m·K) ]
項目 初期値
*
ΨTJ0−5 2.67
注記 フレームの各部の寸法は,次の範囲とする。
フレームの見付け幅(bTJ)≦200,フレームの目地見込み幅(d1)≦190,
フレームの見込み幅(d2)≦360
表E.2−スパンドレル部フレームの線熱貫流率初期値[図A.2b)の場合]
単位 [W/(m·K) ]
項目 初期値
*
ΨTJ0−5 1.34
注記 フレームの各部の寸法は,次の範囲とする。
フレームの見付け幅(bTJ)≦160,フレームの目地見込み幅(d1)≦170,
フレームの見込み幅(d2)≦310,耐火ボードの位置(d3)≦90
――――― [JIS A 2106 pdf 26] ―――――
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A 2106 : 2022
表E.3−片側がビジョン部グレージング,もう一方がスパンドレル部パネルのフレームの
線熱貫流率初期値[図A.2 c)の場合]
単位 [W/(m·K) ]
項目 初期値
*
ΨTJ0−5 1.79
注記 フレームの各部の寸法は,次の範囲とする。
フレームの見付け幅(bTJ)≦150,フレームの目地見込み幅(d1)≦110,
フレームの見込み幅(d2)≦270,耐火ボードの位置(d3)≦70
表E.4−端部のビジョン部フレーム又は最上部若しくは最下部のビジョン部フレームの
線熱貫流率初期値及び差分[図A.2 d)の場合]
単位 [W/(m·K) ]
項目 初期値
*
ΨTJ0−5 2.80
注記 フレームの各部の寸法は,次の範囲とする。
フレームの見付け幅(bTJ)≦150,フレームの目地見込み幅(d1)≦100,
フレームの見込み幅(d2)≦230
表E.5−端部のスパンドレル部フレーム又は最上部若しくは最下部のスパンドレル部フレームの
線熱貫流率初期値及び差分[図A.2 e)の場合]
単位 [W/(m·K) ]
項目 初期値
*
ΨTJ0−5 1.55
注記 フレームの各部の寸法は,次の範囲とする。
フレームの見付け幅(bTJ)≦150,フレームの目地見込み幅(d1)≦190,
フレームの見込み幅(d2)≦230,耐火ボードの位置(d3)≦90
E.3 情報がない場合のスパンドレル部パネルの熱貫流率及び日射熱取得率
情報がない場合のスパンドレル部パネルの熱貫流率(Ups)及び日射熱取得率(ηps)は,断熱材の有無に
よって,表E.6及び表E.7の値を用いる。
表E.6−情報がない場合のスパンドレル部パネルの熱貫流率
単位 [W/(m2·K) ]
耐火ボード及び断熱材の構成
耐火ボードだけ(断熱材なし) 耐火ボード+断熱材
2.62 1.44
表E.7−情報がない場合のスパンドレル部パネルの日射熱取得率
耐火ボード及び断熱材の構成
耐火ボードだけ(断熱材なし) 耐火ボード+断熱材
0.297 0.166
――――― [JIS A 2106 pdf 27] ―――――
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A 2106 : 2022
附属書F
(参考)
熱貫流率の計算例
F.1 一般
この附属書は,6.3に規定する熱貫流率の計算法に従った計算対象エレメントの計算例を示す(図F.1及
び表F.1参照)。
単位 mm
記号説明
1 : スパンドレル部
2 : ビジョン部(フィックス窓)
3 : ビジョン部(組込み窓)
: 計算対象エレメントの境界
注記 Fはフィックス窓を示す。
図F.1−計算対象エレメントの外観図
――――― [JIS A 2106 pdf 28] ―――――
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A 2106 : 2022
表F.1−カーテンウォールの寸法
単位 (mm)
部位 寸法
カーテンウォールの高さ 3 900
カーテンウォールの幅 1 200
スパンドレル部パネルの高さ 1 300
F.2 ガラスの熱貫流率(Ug)
この計算に使用した複層ガラスは,次のとおりである。
− 屋外側 : 8 mm低放射率コーティングのガラス(放射率ε=0.04)
− 中空層部分 : 16 mm空気充
− 室内側 : 5 mm透明ガラス
ガラスの熱貫流率(Ug)は,JIS R 3107に従って算出する。ただし,表面熱伝達抵抗にはJIS A 2102-1
の附属書Aの値を用いる。Ugは,次の値とする。
− Ug=1.4[W/(m2·K)]
F.3 スパンドレル部パネルの熱貫流率(Ups)
スパンドレル部パネルの熱貫流率(Ups)は,JIS A 2101及びJIS A 2102-2に従って算出する。Upsは,次
の値とする。
− Ups=0.37[W/(m2·K)]
F.4 フレームの熱貫流率(UTJ)
フレームの熱貫流率は,A.2に従って算出する。
算出したフレームの熱貫流率(UTJ)は,面材間のあらゆる熱橋効果を含む。各モデルについて,UTJと
フレームとの面積(ATJ)を表F.2に示す。
――――― [JIS A 2106 pdf 29] ―――――
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A 2106 : 2022
表F.2−フレームの熱貫流率及び面積
フレーム a-aスパンドレル部方立 b-bビジョン部上無目 c-cビジョン部方立
断面 (フィックス窓) (フィックス窓)
フレーム分類 スパンドレル部フレーム 片側がビジョン部グレージン ビジョン部フレーム
グ,もう一方がスパンドレル
部パネルのフレーム
断熱有無 なし なし なし
フレームの見 60 60 60
付け幅bTJ
(mm)
目地見込み 0 0 0
(mm)
フレーム見込 150 70 150
み(mm)
耐火ボードの 0 66 -
位置(mm)
*
ΨTJ 0.73+0+0+0+0+0+0 0.96+0+0+0+0+0.17+0 1.17+0+0+0+0+0+0
[W/(m·K)] =0.73 =1.13 =1.17
UTJ 0.73/(60/1 000) 1.13/(60/1 000) 1.17/(60/1 000)
[W/(m2·K)] =12.17 =18.83 =19.50
ATJ(m2) 0.078 0 0.068 4 0.078 0
――――― [JIS A 2106 pdf 30] ―――――
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JIS A 2106:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 2106:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0202:2008
- 断熱用語
- JISA2101:2003
- 建築構成要素及び建築部位―熱抵抗及び熱貫流率―計算方法
- JISA2102-1:2015
- 窓及びドアの熱性能―熱貫流率の計算―第1部:一般
- JISA2102-2:2011
- 窓及びドアの熱性能―熱貫流率の計算―第2部:フレームの数値計算方法
- JISA2103:2014
- 窓及びドアの熱性能―日射熱取得率の計算
- JISA4710:2015
- 建具の断熱性試験方法
- JISR3106:2019
- 板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
- JISR3107:2019
- 建築用板ガラスの熱貫流率の算定方法