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A 5902 : 2004
6.1.6 縫糸 畳床に使用する縫い糸は,附属書に規定する糸又は,それらと同等以上の性能を持つ糸とす
る。ただし,これらの糸に害虫予防等のための薬剤を含浸又は浸透させたものは使用しないものとする。
6.1.7 返し縫い保護材 返し縫い保護材は,稲わら,圧縮厚紙,ポリエチレン系シートなどとする。
6.1.8 かまちコーナー保護材 かまちコーナー保護材は,木製板,厚紙,プラスチックなどとする。
6.1.9 タッカー用綴針 タッカー用綴針は,角頭針(幅710 mm,針足の長さ1525 mm,太さ11.5
mm)とし,金属製又はプラスチック製とする。
6.1.10 粘着テープ 粘着テープは,幅50 mm程度の耐湿性をもつものとする。
6.2 製造
6.2.1 畳 畳は,6.1に規定する材料を必要に応じて組み合わせて製造する。
6.2.2 かまち止め かまち止めは,畳表がほつれないように,縫着しなければならない。建材畳床II形及
びN形は,縫着又は6.1.9のタッカーを用いてタッカー止めとする。ただし,タッカー止めの場合は,そ
の上を6.1.10の粘着テープを張って補強する。
6.2.3 かまち補強 建材畳床II形及びN形に,6.1.5のかまち補強材を取り付ける場合は補強材及び畳表
の折込み厚さを考慮して,かまち裏面のポリスチレンフォーム板を切除して取り付ける。
6.2.4 角止め 畳へりの角止めは,縫い止め又はタッカー止めとする。
7. 試験
7.1 試験の一般条件
試験の一般条件は,JIS Z 8703に規定する標準温度状態15級 (20±15 ℃) 及び標
準湿度状態20級 [(65±20) %] による。
7.2 試験体
試験体は,3枚とする。
7.3 外観
汚れ,きず,畳表のたるみ,いぐさ(藺草)筋の曲がり及びへりの仕上がりの状態を目視で
調べる。
7.4 寸法及び針足間隔の測定
寸法及び針足間隔の測定は,次による。
a) 長さは,図1に示すAB及びCDの2か所を,幅は,EF及びGHの2か所を1 mmの精度で測定し,
その平均値で表す。
b) 厚さは,図1に示すJ,K,L及びMの4点の縫い目間隔のほぼ中心を0.5 mmの精度で測定し,その
平均値で表す。
なお,測定器が畳に接する部分は,直径約50 mmの円盤とする。
c) 針足間隔は,畳の周辺のほぼ中央部において,平刺し縫い部分,返し縫い部分及びかまち縫い部分の
糸目11か所の長さを糸の中心部で1 mm以上の精度をもつ測定器で測定し,10で除した値とする。
――――― [JIS A 5902 pdf 6] ―――――
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A 5902 : 2004
単位 mm
図 1 寸法の測定箇所
8. 検査
畳の検査は,JIS Z 9015-1によってロットの大きさを決定し,各ロットごとに3枚を抜取って
7. によって試験を行い,5. の規定に合格しなければならない。
なお,検査は,合理的な抜取方式によって行ってもよい。
9. 製品の呼び方
畳の呼び方は,次の例による。
例1. 1等畳表(麻糸)・へり付き・稲わら畳(1級)・1 760×880×60
例2. J1 ・ Ht ・ WR-1 ・ 88W-60
寸法による区分
畳床の種類(稲わら畳床1級品)
へり付き
畳表の種類(1等畳表,縦糸が麻糸)
例3. 1等畳表(綿糸)・へり付き・稲わら量(1級)・1 760×880×60
例4. C1 ・ Ht ・ WR-1 ・ 88W-60
寸法による区分
畳床の種類(稲わら畳床1級品)
へり付き
畳表の種類(1等畳表,縦糸が綿糸)
例5. 2等畳表(麻糸)・へり付き・ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら量(心材厚さ20)・1 820
×910×55
例6. J2 ・ Ht ・ PS-C20 ・ 91W-55
寸法による区分
畳床の種類(ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わ
ら畳床,心材厚さ20 mm)
へり付き
畳表の種類(2等畳表,縦糸が麻糸)
――――― [JIS A 5902 pdf 7] ―――――
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A 5902 : 2004
例7. 2等畳表(綿糸)・へり付き・タタミボードサンドイッチ稲わら量(心材厚さ20)・1 910×955
×55
例8. C2 ・ Ht ・ TB-C20 ・ 95W-55
寸法による区分
畳床の種類(タタミボードサンドイッチ稲わら畳床,
心材厚さ20 mm)
へり付き
畳表の種類(2等畳表,縦糸が綿糸)
例9. 1等畳表(麻糸)・へり付き・建材畳I形・1 760×880×55
例10. J1 ・ Ht ・ KT-I・ 88W-55
寸法による区分
畳床の種類(建材畳床I形)
へり付き
畳表の種類(1等畳表,縦糸が麻糸)
例11. 1等畳表(綿糸)・へり付き・建材畳II形(TB厚さ20)・1 760×880×55
例12. C1 ・ Ht ・ KT-II(TB20)・ 88W-55
寸法による区分
畳床の種類(建材畳床II形・TB厚さ20 mm)
へり付き
畳表の種類(1等畳表,縦糸が綿糸)
10. 表示
畳には,裏面の中心付近に,次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又は記号
b) 製造年月又はその略号
c) 製造業者名又はその略号
d) ほうがき(方書)(注文品に,表示する。)
関連規格 日本農林規格 畳表の格付の表示の様式及び表示の方法(平成13年2月23日農林省告示第231
号)
日本農林規格 畳表の日本農林規格(平成13年2月23日農林水産省告示第227号)
日本農林規格 普通合板(平成15年2月27日農林水産省告示第233号)
日本農林規格 畳表についての検査方法(平成13年2月23日農林水産省告示第230号)
――――― [JIS A 5902 pdf 8] ―――――
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A 5902 : 2004
附属書(規定) 畳の製造に使用する縫糸
1. 適用範囲
この附属書は,畳の製造に使用する縫糸の種類について規定する。
2. 縫糸の種類及び品質 縫糸の種類及び品質は,附属書表1のとおりとする。
附属書表 1 縫糸の種類及び品質
種類 より数 引張 伸び率 引掛強さ 引張強さ
変動率 強さ 一定荷重時 変動率
% N % N %
紡績糸及びフィラメントヤ 7以下 138 6.5以下 177 7以下
逢着糸 ーン畳糸 以上 (79N荷重時) 以上
スプリットヤーン畳糸 10以下 10以下
紡績糸及びフィラメントヤ ― 162 6.0以下 172 7以下
切糸 以上 (79N荷重時) 以上
ーン畳糸
JIS A 5902:2004の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 5902:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA5901:2018
- 稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床
- JISA5914:2018
- 建材畳床
- JISL3108:1992
- 畳へり地
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ9015-1:2006
- 計数値検査に対する抜取検査手順―第1部:ロットごとの検査に対するAQL指標型抜取検査方式