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A 8312-1996 (ISO 9244 : 1995)
6.2.3 ときには,一つの図記号で複数の危険を表示してもよい。しかし,一般には,それらの危険が密接
に関連している場合以外には,一つの図記号で複数の危険を表示することは避けるべきである。
6.3 2個の図記号区画で表示する2区画安全標識では,その標識が安全標識であることを明確にするため
に,危険内容の図記号を安全警告の三角形で囲まなければならない。
安全警告の三角形を図6に示す。
図6 安全警告の三角形
6.4 安全警告の三角形の中に危険内容の図記号を使用しない場合には,三角形の中に感嘆符を使用して,
図7に示す一般用安全警告の記号を作成する。
図7 一般用安全警告の記号
7. 伝言文区画
7.1 安全標識の伝言文区画には,単独で,又は図記号区画と組み合わせて,危険の内容を述べ,危険に
遭遇した場合の結果を説明し,かつ,危険を回避する方法を指示した伝言文を記載する。
7.2 危険内容の図記号が,危険及びその起こり得る結果を適確に表現している場合には,これらの内容
のうちの一つ又は両方を伝言文区画から除いてもよい。危険回避の図記号が,危険を回避する方法を適切
に表現している場合には,その内容を伝言文区画から除いてもよい。図記号を使用しない場合には,伝言
文区画にはこれらの三つの内容をすべて記載する必要がある。伝言文は,できるだけ簡単に,数行以内の
文章で書くのがよい。
8. 使用言語,翻訳及び複数言語による安全標識
8.1 信号の区別を表す言葉又は伝言文を使用している安全標識は,その製品が使用される国の言語の一
つで作成することが望ましい。文章がない安全標識では,言語の翻訳は,当然不要である。しかし,文章
がない安全標識を使用している製品については,次の2項目が必要である。
――――― [JIS A 8312 pdf 6] ―――――
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A 8312-1996 (ISO 9244 : 1995)
− その製品に適用する安全標識の説明のために,取扱説明書を読むことを運転者に指示する特別の安全
標識があること。
− 文章がない安全標識に対応する適切な説明文が,該当する言語で作成された取扱説明書に記載されて
いること。
8.2 一例として,図8に,“機械を運転する前に,取扱説明書をよく読み,作業中は指示事項及び安全規
則を遵守すること。”とドイツ,フランス,イギリス及びオランダの4か国語で書いた安全標識を示す。安
全標識に,その製品が使用される地域の言語が含まれている限り,他の言語と組み合わせてもよく,又は
1か国語だけでもよい。
図8 文章がない安全標識を付けた製品に用いる,“取扱説明書を
読むこと”と4か国語で記載した安全標識の例
8.3 図9に,文章がない“取扱説明書を読むこと”という安全標識を示す。この安全標識は,図8に示
す単一又は複数の言語による安全標識の代わりに使用してもよい。
――――― [JIS A 8312 pdf 7] ―――――
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A 8312-1996 (ISO 9244 : 1995)
図9 文章がない安全標識を付けた製品に用いる,“取扱説明書を
読むこと”という文章がない安全標識
9. 安全標識の色
9.1 信号区画の色
信号区画の色は,使用する信号の区別を表す言葉による。
9.1.1 危険標識の信号区画は,赤地に白の言葉とする。安全警告の記号は,白地の三角形に赤の感嘆符と
する(図5参照)。
9.1.2 警告標識の信号区画は,黄赤地に黒の言葉とする。安全警告の記号は,黒地の三角形に黄赤の感嘆
符とする(図5参照)。
9.1.3 注意標識の信号区画は,黄色地に黒の言葉とする。安全警告の記号は,黒地に黄の感嘆符とする(図
5参照)。
9.2 図記号区画の色
図記号区画の色は,安全標識が信号の区別を表す言葉を記載するかどうかによって決まる。
9.2.1 3種類の信号の区別を表す言葉の一つを記載している安全標識の図記号区画は,白地に黒の図記号
とする。
9.2.2 安全警告の三角形又は一般用安全警告の記号を記載する安全標識の図記号区画は,黄色地に黒の図
記号とする。
9.2.3 図記号の特定の状態を強調するために,他の色(例えば,火を表す赤)を使用してもよい。
9.2.4 行動の禁止が×又は,若しくは停止という単語で表示される場合(附属書D,D.9参照),その
禁止の表示は,赤とする。
9.3 伝言文区画の色
伝言文区画の色は,安全標識が区別を表す言葉を記載するかどうかで決まる。
――――― [JIS A 8312 pdf 8] ―――――
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A 8312-1996 (ISO 9244 : 1995)
9.3.1 信号の区別を表す言葉を記載している安全標識の伝言文区画は,黒地に白の文字,又は白地に黒の
文字とする。
9.3.2 信号の区別を表す言葉を記載していない安全標識の伝言文区画は,黄色地に黒の文字,又は白地に
黒の文字とする。
9.4 縁取りの色
縁取りの色は,使用する信号の区別を表す言葉の種類と,安全標識に安全警告の三角形を記載するかど
うかで決まる。
9.4.1 危険標識の縁取りは,赤とする。安全標識を,それを取り付けた表面の色と区別する必要がある場
合には,外側に白の縁取りを追加してもよい。
9.4.2 警告標識の縁取りは,黄赤とする。安全標識を,それを取り付けた表面の色と区別する必要がある
場合には,外側に白又は黒の縁取りを追加してもよい。
9.4.3 注意標識の縁取りは,黄とする。安全標識を,それを取り付けた表面の色と区別する必要がある場
合には,外側に白又は黒の縁取りを追加してもよい。
9.4.4 安全警告の三角形を記載する安全標識の縁取りは,黄とする。安全標識を,それを取り付けた表面
の色と区別する必要がある場合には,外側に白又は黒の縁取りを追加してもよい。
9.5 区画境界線の色
区画境界線の色は,黒とする。
10. 寸法
安全標識の推奨寸法(単位 : ミリメートル)を,図1013に示す。
必要に応じて,より小さい寸法,又はより大きい寸法を用いてもよい。十分に大きい信号区画を用意す
る必要がある場合,又は読み取りやすい大きさの文字で設定するために,伝言文区画に相応した広さを取
る必要がある場合には,寸法の比率を変えてもよい。
――――― [JIS A 8312 pdf 9] ―――――
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A 8312-1996 (ISO 9244 : 1995)
図10 2区画安全標識(信号区画,伝言文区画)の推奨寸法
図11 3区画安全標識(信号区画,図記号区画,伝言文区画)の推奨寸法
――――― [JIS A 8312 pdf 10] ―――――
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JIS A 8312:1996の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9244:1995(IDT)
JIS A 8312:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.080 : 図記号 > 01.080.20 : 特定設備に使用するための図記号