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B 0024 : 2019
にある特定の規定を追加して適用する。ただし,GPS補足規格にある規定が,GPS原理規格,GPS共通規
格及びGPS基本規格にある規定と明確に異なっている場合を除く。
5.3 明確な図示の原則
図示は最も確実である。GPSの記号体系(指定条件の有無も含む。),関連する標準的な規則又は特別な
規則,及び関連技術文書(例えば,地域,国家,団体又は企業の規格)を参照することで,全ての仕様を
図示しなければならない。その結果として,図面で指示しない要求は,強制することはできない。
図面は,製品づくりの幾つかの段階に関係する仕様を含んでいることもある。この場合,最終段階でな
い限り,どの段階で参照するかを指示しなければならない。
ISO GPSシステムの一環として,この規格で規定する原則と規則とは,明確に図示していなくとも,ISO
GPSシステムで記述された全ての製品仕様に適用する(5.1参照)。
注記 この規格の適用範囲に規定するように,この規格の目的では,“図面”という表現は,可能な限
り広い意味において,部品を規定する文書群全体を網羅的に含んでいると解釈する。
5.4 形体の原則
一つの部品は,自然な境界で特定できる多くの形体から成っていると考えるべきである。標準的に,単
一の形体又は形体間の単一の関係に指示されたGPS仕様は,その単一の形体又は複数の形体の(一部では
なく)全体に対して適用する。さらに,それぞれのGPS仕様は(複数ではなく)単一の形体,又は形体間
の単一の関係に対してだけ適用する。
この考え方は,明確な図示によってだけ無効にすることができる。
注記1 形体間の境界は,多くの場合,面法線に急激な変化が生じるエッジである。しかし,常にそ
うでもない。同じ直径の二つの半球形体とそれらをつなぐ円筒形体とで構成される部品を考
えた場合,円筒形体と半球形体との間の自然な境界では,面法線に急激な変化はない。
注記2 一つの要求を,常に形体の全てに適用しないことを規定することが可能な指示もある。例え
ば,形体の一部を太い一点鎖線で指示したとき(限定部分の指示),及びACS(任意の横断
面)指示を用いたとき(JIS B 0420-1参照)。
注記3 一つの要求を一つ以上の形体に適用することが可能な指示もある。例えば,CZ(共通公差域)
指示。
注記4 特に規定しない限り,GPS基本仕様は,幾つかGPS仕様の集合であると考える。その集合に
おける各GPS仕様は,形体の一つの特性,又は形体間の一つの関係にだけ適用する。
5.5 独立の原則
標準的に,一つの形体又は形体間の関係に関するどのGPS仕様も,規格で規定するか,又は特別な指示
M,JIS
(例えば,JIS B 0023:1996の○ B 0021:1998のCZ,又はJIS B 0420-1の○E)があるときを除き,他
の仕様とは独立して満足しなければならない。
5.6 小数の原則
図示値及び公差値における表示されない小数は,ゼロである。この原則は,GPS規格と同様に図面にも
適用する。
例1 ±0.2は,±0.200 000 0···と同じである。
例2 10は,10.000 000···と同じである。
5.7 標準の原則
完全な指定処理要素は,ISO基本GPS仕様を使うことで指示できる。ISO基本GPS仕様は,その要求が
標準指定処理要素に基づいていることを示している。
――――― [JIS B 0024 pdf 6] ―――――
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注記1 ISO GPS規格は,それぞれのISO基本GPS仕様に対してISO標準GPS指定処理要素を定義
している。これは,直接は図示しない。
例 サイズの仕様“φ30H6”は,JIS B 0420-1に従った標準指定演算子(局部サイズ)を
適用することを意味している。
注記2 特別なGPS仕様は,演算条件若しくは簡便な表記法,又はその両方を使うことで技術製品文
書に指示できる。
注記3 指定条件は,標準指定処理要素を適用しないときに,指定処理要素を変更するために使う。
注記4 図示標準GPS仕様又は企業独自の標準GPS仕様を使うことで,標準GPS仕様は変更できる。
これら両者は,直接的又は文書(例えば,地域,国家,団体又は企業の規格)を参照する形
のいずれかによって指示する(6.3参照)。
5.8 基準状態の原則
標準的に,全てのGPS仕様は,基準状態において適用する。これらには,JIS B 0680で規定する標準温
度,及び部品は汚染されていないことを含んでいる。適用する他の追加的条件又はその他の条件(例えば,
湿度)は,図示しなければならない。
5.9 部品の剛体性の原則
標準的に,一つの部品は剛体として扱わなければならない。さらに,全てのGPS仕様は,自由状態で,
重力を含むどんな外力でも変形しないものとして適用する。部品に適用する他の追加的又は他の条件は,
図示しなければならない(例えば,JIS B 0026:1998を参照)。
5.10 二重性の原則
5.10.1 処理要素の概念
GPS規格における部品形体の仕様は,指定処理要素として定式化されている。指定処理要素は,所定の
順序で書かれた所定の処理要素の集合である。
この概念は,仕様の柔軟性を許容する。特定の機能要求を満足させるために,処理要素の集合を策定す
ることができるので,仕様における機能の記述に関する曖昧さを制限又は除去できる。
完全な指定処理要素は,詳細に仕様の測定量を定義している。これによって,仕様の曖昧さを除去して
いる。
検証処理要素は,指定処理要素の物理的な実行を意味する。これは,測定方法の不確かさがゼロの場合
に,同じ順序で同じ操作をすることを意味するかもしれないし,又は測定方法の不確かさがゼロではない
場合に,異なった操作をするか若しくは異なった順番で操作を実行することを意味することもある。
検証処理要素は,図示されない。したがって,測定方法の不確かさが,指定処理要素に対して許容範囲
内になるように,検証処理要素を検証中に決定する。
5.10.2 二重性の原則の詳細
二重性の原則は,次のことを意味する。
a) どのような測定手段又は測定装置を用いるかに関係なく,GPS仕様はISO標準GPS指定処理要素を
定義する。
b) そのISO標準GPS指定処理要素を,GPS仕様自身とは独立ではあるが,ISO標準GPS指定処理要素
を正確に反映しようとする検証処理要素で実現する。
GPS仕様は,どの検証処理要素が受け入れられるかについては影響を及ぼさない。検証処理要素の容認
性は,測定の不確かさ及び仕様の曖昧さで評価する。
――――― [JIS B 0024 pdf 7] ―――――
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5.11 機能管理の原則
各部品の機能は,機能処理要素で表現し,測定量の集合及びその測定量に関連する公差を定義する指定
処理要素の集合によってモデル化できる。
対象とする全ての部品の機能を記述してGPS仕様で管理するときに,部品の仕様は完全なものとなる。
多くの場合,幾つかの機能が不完全に記述・管理されたり,又は全く記述・管理されなかったりするため,
仕様は不完全なものになる。したがって,部品機能と使われるGPS仕様の集合との間には,良いか,悪い
かのいずれかの相関がある。
機能的要求とGPS仕様の要求との間の相関が欠けると,機能の記述には曖昧さが残ることになる。
5.12 基本仕様の原則
GPS基本仕様は,各形体の各特性に,及び同じ種類のGPS仕様が個別に指示されていない形体間の各関
係の各特性に,個別に適用する。GPS基本仕様は,その他に指定しない限り仕様の集合とみなし,各形体
の各特性及び形体間の各関係のそれぞれの特性に個々に適用する。
表題欄の中又は近くにGPS基本仕様を指示しない場合には,技術製品文書において指示する個々のGPS
仕様だけを適用する。
一つ以上のGPS仕様を表題欄の中又は近くに指示したときに,これらの仕様が矛盾している場合には,
仕様の曖昧さを避けるために,どの特性をそれぞれのGPS基本仕様に適用するのかを明確にするような補
完的な説明をしなければならない。
また,同じ形体に対して二つ以上のGPS仕様を指示することで矛盾が生じるような場合,その矛盾をな
くすために最も許容できる一つのGPS基本仕様を適用するのがよい。
注記1 個々のGPS仕様は,程度の差はあるが,図示するGPS基本仕様に比べて制約的である。
注記2 例えば,JIS B 0031,JIS B 0405,JIS B 0419:1991及びJIS B 0051は,普通公差を指示するツ
ールを提供している。
5.13 責任の原則
二重性の原則及び機能管理の原則が与えられたとして,機能処理要素に対する指定処理要素の類似性及
び指定処理要素に対する検証処理要素の類似性を記述することが必要になる。機能を記述することの曖昧
さ及び仕様の曖昧さは,共に機能処理要素に対する指定処理要素の類似性を記述することになる。これら
の曖昧さは,設計者の責任である。測定の不確かさは,指定処理要素に対する検証処理要素の類似性を定
量化する。特に記述しない限り,測定の不確かさは,仕様に対する合否の証明を提供する部署の責任であ
る(JIS B 0641-1を参照)。
6 標準的な指定処理要素の指示規則
6.1 一般
標準GPS仕様は,一般的に,図面上の公差指示を簡単にするために使われる。標準GPS指定処理要素
は,二つのうち一つの方法,すなわち一般的なISO標準GPS仕様又は代替標準GPS仕様のいずれかで特
定することができる。
6.2 一般的なISO標準GPS仕様
次のような場合,
− ISO 1101:2004,JIS B 0031,ISO 5459:2011などに従ったISO標準GPS仕様は,図面上のどの幾何特
性に対しても実際の仕様となる。
− 代替標準GPS仕様が,表題欄の中又は近くに指示されていない。
――――― [JIS B 0024 pdf 8] ―――――
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ISO標準GPS指定処理要素は,検討している標準GPS指定処理要素を定義している現状のISO規格及
び/又はJISが要求するものである。検討している標準GPS指定処理要素を定義するISO規格及び/又
はJISは,常に,図面を準備しているときに利用できる最新版を利用する。その規格の以前の版の参照が
必要な場合,そのことは明確に記述しなければならない。
注記 これまでのISO GPS規格は,全ての指定処理要素において仕様の演算又は操作のための標準を
規定していない。
6.3 代替標準GPS仕様
代替標準GPS仕様の指定処理要素は,関連する文書で定義しなければならない。
代替標準GPS仕様の指定処理要素を完全な指定処理要素としてみなすためには,曖昧さがなく,詳細か
つ完璧に定義しなければならない。
代替標準GPS仕様の指定処理要素は,図面の表題欄の中又は近くに指示しなければならない。JIS及び
/又はISO GPS規格でないものを適用する場合,その指示は,少なくとも次の事項を含まなければならな
い。
− “公差表示方式”,又は“公差表示方式JIS B 0024”という指示
− という記号
− 関連する文書を完全に確認できること,及び他の必要な情報(例えば,発行日)
注記 は,“代替した標準(Altered Default)”に由来する。
一つ以上の変更された標準指定処理要素を図面で使用する場合には,それぞれの 記号は,番号を伴
わなければならない。
幾つかのISO規格又はJISは,ISO標準を変更する手段を提供している。例えば,“サイズ JIS B 0420-1
”。
は,ISO GPS規格ではないものが適用されたときだけ使用する。
公差表示方式 JIS B 0024 − ABC12345:2010
記号
関連文書を完全に確認できること,及び他の必要情報
図1の例も参照。
――――― [JIS B 0024 pdf 9] ―――――
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公差表示方式 JIS B 0024 − ABC12345:2010
表題欄
注記 “ABC12345:2010”は,JIS B 0024に代えて適用している規格を示している。
図1−代替標準指定処理要素の指示
7 特別な指定処理要素の指示規則
7.1 一般
幾何特性に対する特別な指定処理要素は,ISO基本仕様に対して補足的情報(要求)を追加することで
指示しなければならない。追加された補足的情報は,定義済みの標準指定処理要素の演算又は操作を変更
する。
注記1 この種の補足的情報(要求)は,指定条件として定義されている(ISO 17450-2:2012の3.4.2
を参照)。
指示された特別な指定処理要素に割り当てられた補足的な要求をもたない演算又は操作は,ISO基本仕
様に従った標準仕様による定義のまま残ることになる。
注記2 これまでのISO GPS規格は,全ての指定処理要素における仕様の演算又は操作に対する標準
を規定していない。したがって,多くのISO基本仕様は完全なものではない。
7.2に規定する技法は,次の両方に対して特別な指定処理要素の指示に適用しなければならない。
− ISO 1101:2004,JIS B 0031,ISO 5459:2011などに従って個々に公差をもつ形体
− 図面上の唯一の標準仕様
7.2 ISO基本仕様に追加された補足的情報(要求)
ISO基本仕様に追加された補足的情報(要求)は,必要な部分でISO基本仕様の標準的な演算又は操作
を変更することがある。この情報の例は,次のとおりである。
a) 当てはめ規則
b) フィルタの形式
c) 通過帯域
d) 測定子
e) 測得方針
設計上の特定の必要性から,これらの標準仕様を変更するとき,ISO基本仕様は,次によって修正しな
ければならない。
− ISO 1101:2004によって指定する場合,公差記入枠の左から2番目の区画に追加する。
――――― [JIS B 0024 pdf 10] ―――――
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JIS B 0024:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8015:2011(MOD)
JIS B 0024:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.10 : 許容限界及びはめ合い
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.100 : 工業製図 > 01.100.01 : 工業製図一般