JIS B 0060-7:2020 デジタル製品技術文書情報―第7部:3DAモデルにおける表面性状の指示方法 | ページ 2

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d) 設計モデルを二次元製図の第三角法及び矢示法による投影図と同様の向きで見たとき,図示記号は,
コンピュータモニタの下側又は右側から読み取れるように指示する(図5参照)。
e) 誤った解釈をされるおそれがない場合には,図7のように図示記号を寸法線上又は寸法線の延長線上
に指示してもよい。
図7−図示記号を寸法線上に配置した例
f) 誤った解釈をされるおそれがない場合には,図8のように幾何公差の公差記入枠の上側に図示記号を
指示してもよい。
図8−図示記号を公差記入枠の上側に配置した例

4.3 要求事項の簡略図示

  要求事項の簡略図示は,次による。
a) 同じ要求事項を二つ以上の外殻形体に適用する場合には,形状の個数又は反復を表す記号“×”を用
いて形体の数を参照線の下側に記載して,1か所だけに図示記号を指示してもよい(図5参照)。ただ
し,図示記号と対象となる形体とは,要素間連携(附属書B参照)によって関連付けを行う。
b) 文字付き図示記号と非表示要求事項とを組み合わせて指示する(図9参照)。
注記 JIS B 0031の附属書D図1(図面に指示する表面性状の管理項目)のような,曖昧さのない
表面機能の管理に必要な指示を行う場合には,この簡略図示は有用である。

――――― [JIS B 0060-7 pdf 6] ―――――

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図9−表面性状の文字付き図示記号と非表示要求事項とを組み合わせた指示例

4.4 筋目の指示

  筋目の指示は,次による。
a) 筋目とその方向とは,JIS B 0031の筋目方向の記号によって指示する。
b) 筋目の指示において,“=”(平行),“⊥”(直角)及び“×”(2方向に交差)の場合は,筋目方向の
記号に続いて,基準となる平面を表す座標系の該当平面を指示する(図10,図11及び図12参照)か,
又は基準となる平面を設計モデル上に指示し,筋目方向の記号に続いて,指示した該当平面を指示す
る(図13参照)。
なお,“×”(2方向に交差)の筋目の方向は,基準となる平面を表す座標系の該当平面又は設計モ
デル上に指示した平面に対して,斜めで二方向に交差する。
a) 指示例 b) 解釈
図10−筋目の指示及び解釈の例1(平行)

――――― [JIS B 0060-7 pdf 7] ―――――

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a) 指示例 b) 解釈
図11−筋目の指示及び解釈の例2(直角)
a) 指示例 b) 解釈
図12−筋目の指示及び解釈の例3(2方向に交差)
a) 指示例 b) 解釈
図13−筋目の指示及び解釈の例4(平行)
c) 一方向の筋目は,細い実線の補足幾何形状を用いて表してもよい。このとき,筋目方向の記号は,指
示しない(図14参照)。

――――― [JIS B 0060-7 pdf 8] ―――――

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1 筋目の方向を示す補足幾何形状
a) 2D指示例 b) 3D指示例
図14−筋目方向の3D指示例

4.5 表面処理前後の指示

  表面処理前後の表面性状を指示する場合には,文字付き図示記号と非表示要求事項とを組み合わせて指
示する(図15参照)。
F : Fe/Ni15pCrr 処理前Ra 6.3処理後Ra 3.2
a) 2D指示例 b) 3D指示例(文字付き図示記号と非表示要求事項と
を適用した例)
図15−表面処理前後の表面性状の要求事項の指示例

――――― [JIS B 0060-7 pdf 9] ―――――

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附属書A
(参考)
デジタル製品技術文書情報(DTPD)スコープマトリックス
A.1 規格及びその利用についての情報
この規格は,デジタル製品技術文書情報(DTPD)の3DAモデルにおける表面性状の指示方法を示す。
A.2 デジタル製品技術文書情報(DTPD)スコープマトリックスにおける位置付け
この規格は,表A.1に示すデジタル製品技術文書情報(DTPD)に関わる3DAモデルの基本規格であり,
全ての工程に関わる。
なお,3DAモデルの中で示さなければならない3DAモデルと当該工程との関係,又は当該工程への指
示事項がある場合についても,表A.1では丸印を付けている。
表A.1−この規格の関連範囲[デジタル製品技術文書情報(DTPD)スコープマトリックス]
分類 工程
開発・設計 生産準備 加工 組立 検査 サービス
三次元製品情報付加 モデル管理情報 ○ ○ ○ ○ ○ ○
モデル 設計モデル ○ ○ ○ ○ ○ ○
製品特性 ○ ○ ○ ○ ○ ○
二次元図面 − − − − − −
デジタル製品技術文書情報(DTPD) − − − − − −
管理情報
三次元製品情報付加 DMUデータ ○ ○ ○ ○ ○ ○
モデルに付加,又は 解析データ ○ ○ ○ ○ ○ ○
連携させるデータ 試験データ ○ ○ ○ ○ ○ ○
製造データ ○ ○ ○ ○ ○ ○
品質データ ○ ○ ○ ○ ○ ○
サービスデータ ○ ○ ○ ○ ○ ○

――――― [JIS B 0060-7 pdf 10] ―――――

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JIS B 0060-7:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0060-7:2020の関連規格と引用規格一覧