JIS B 0161:1999 球面滑り軸受―用語

JIS B 0161:1999 規格概要

この規格 B0161は、球面滑り軸受に関する用語及び定義について規定。

JISB0161 規格全文情報

規格番号
JIS B0161 
規格名称
球面滑り軸受―用語
規格名称英語訳
Spherical plain bearings -- Vocabulary
制定年月日
1999年1月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 6811:1998(IDT)
国際規格分類

ICS

01.040.21, 21.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
1999-01-20 制定日, 2005-01-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 0161:1999 PDF [12]
B 0161 : 1999 (ISO 6811 : 1998)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
なお,このJIS B 0161には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 参考文献

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS B 0161 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0161 : 1999
(ISO 6811 : 1998)

球面滑り軸受−用語

Spherical plain bearings−Vocabulary

序文 この規格は,1998年に発行されたISO 6811,Spherical plain bearings−Vocabularyを翻訳し,技術的
内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,球面滑り軸受(以下,軸受という。)に関する用語及び定義について規定する。
2. 用語の構成
2.1 用語の構成 用語の構成は、次による。
a) 用語・定義
b) 図
c) 索引
2.2 用語及び定義の構成 用語及び定義の構成は,大分類及び中分類に区分し,
大分類は,二つの数字01,02などを用いる。
中分類は,四つの数字を用いる。初めの二つの数字は,大分類を表す。用語・定義は,初めの四つの数
字が中分類を表す六つの数字からなる番号を付ける。
定義欄の太字で示した用語は,この規格で規定した用語であり,一つの定義欄の中で,最初に出てきた
ときだけ太字で示している。
2.3 図の構成 図は,対応する用語の番号を示している。
なお,図は,軸受及び部品の一例であり,単純化した図が多い。
2.4 索引の構成 索引は,用語索引と英語索引とからなり,用語索引は五十音順に,英語索引はアルフ
ァベット順に配列している。索引は,3.で定義するすべての用語及びそれらの番号を記載している。
3. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。
なお,対応英語を参考として示す。
01 軸受 (bearings)機械装置の他の部品に対して,可動部品を位置決めし,支持又は案内する機械要
素(ISO 4378-1参照)。
01.01 滑り軸受 (plain bearings)滑り摩擦だけが生じる軸受(ISO 4378-1参照)。

――――― [JIS B 0161 pdf 2] ―――――

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B 0161 : 1999 (ISO 6811 : 1998)
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
01.01.01 球面滑り軸 16
主として揺動運動,傾斜運動及び低速回 spherical plain bearing
受 転運動のために設計した滑り接触面が球
面である滑り軸受。
01.01.02 ラジアル球 13, 6
主にラジアル荷重を支持する球面滑り軸 radial spherical plain bearing
面滑り軸受 受。
01.01.03 ラジアルコ 呼び接触角0°のラジアル球面滑り軸受。 1, 6 radial contact spherical plain
ンタクト球 bearing
面滑り軸受
01.01.04 ボールスタ 6
内輪の代わりにボールスタッドを取り付 spherical plain bearing outer
ッド付き球 けた球面滑り軸受。 ring with ball stud
面滑り軸受
01.01.05 スタッド付 軸を取り付けた球面滑り軸受。 7 spherical plain bearing with
き球面滑り stud
軸受
01.01.06 アンギュラ 呼び接触角が0°を超え30°以下のラジ2, 3 angular contact radial
コンタクト アル球面滑り軸受。 spherical plain bearing
ラジアル球
面滑り軸受
01.01.07 スラスト球 4, 5
主にアキシアル荷重を支持する球面滑り thrust spherical plain bearing
面滑り軸受 軸受。
01.01.08 アキシアル 呼び接触角90°のスラスト球面滑り軸 4 axial contact spherical plain
コンタクト 受。 bearing
球面滑り軸

01.01.09 アンギュラ 5
呼び接触角が30°を超え90°未満のスラ angular contact thrust
コンタクト スト球面滑り軸受。 spherical plain bearing
スラスト球
面滑り軸受
02 球面滑り軸受形体及び部品
02.01 形体
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
02.01.01 軸受内径面 810
球面滑り軸受の内輪又は軸軌道盤の内径 bearing bore
表面。
02.01.02 軸受外径面 810
球面滑り軸受の外輪又はハウジング軌道 bearing outside surface
盤の外径表面。
02.01.03 球状外面 6, 8, 10, 23 sphered outer surface
外輪,ハウジング軌道盤又はロッドエン
ドアイに滑り接触し,球体の部分になっ
ている凸面をもつ内輪,軸軌道盤又はボ
ールスタッドの表面。
02.01.04 球状内面 6, 810,
内輪,軸軌道盤又はボールスタッドに滑 sphered inner surface
23
り接触し,中空球体の部分になっている
凹面をもつ外輪,ハウジング軌道盤又は
ロッドエンドアイの表面。
02.01.05 滑り接触面 16
球面滑り軸受の球状外面と球状内面との sliding contact surface
接触している部分。
備考 記号 いる。
02.01.06 側面 8, 23
内輪,外輪,軌道盤又はロッドエンドア face
イの中心軸に垂直な表面。

――――― [JIS B 0161 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
B 0161 : 1999 (ISO 6811 : 1998)
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
02.01.07 背面 9, 10
アンギュラコンタクトラジアル球面滑り back face
軸受又はアンギュラコンタクトスラスト
球面滑り軸受のアキシアル荷重を支持す
る側面。
02.01.08 正面 9, 10
アンギュラコンタクトラジアル球面滑り front face
軸受又はアンギュラコンタクトスラスト
球面滑り軸受のアキシアル荷重を支持し
ない側面。
02.01.09 支持面 4
パッド又はカップのアキシアル荷重を支 support face
持する表面。
02.01.10 面取り 810
軸受内径面と内輪又は軸軌道盤の一方の chamfer
側面とをつなぐ表面,及び軸受外径面と
外輪又はハウジング軌道盤の一方の側面
とをつなく表面。
02.01.11 入れ溝 14
内輪の組立てのための,外輪又はロッド filling slots
エンドアイの片側の側面で直径方向に向
かい合う一対の溝。
02.01.12 油溝 15
外輪の外径面又は内輪の内径面にある潤 lubrication groove
滑剤を送るための円周溝。
02.01.13 油穴 15
滑り接触面又は潤滑剤分配溝と油溝とを lubrication hole
つなぐラジアル穴。
02.01.14 潤滑剤分配 15
滑り接触面に潤滑剤を分配する軸方向及 lubrication distribution
溝 び円周方向の溝。 groove
02.01.15 側面溝 15
外輪をハウジングの中に保持するための face groove
外輪側面にある円周溝。
02.01.16 保持輪溝 11, 16
運搬中及び組込みを容易にするために, retaining ring groove(s)
(ほじわみ 二つ割り外輪又は合せ外輪の両半分を合
ぞ) わせて保持する保持輪を取り付けること
を目的とした外径面にある溝。
02.02 内輪,外輪及びスタッド
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
02.02.01 内輪 8, 9
ラジアル球面滑り軸受の球状外面をもつ inner ring
部品。
02.02.02 内輪背面 9
内輪のアキシアル荷重を支持する側面。 inner ring back face
02.02.03 内輪正面 内輪のアキシアル荷重を支持しない側 9 inner ring front face
面。
02.02.04 スタッド 7, 26, 28
球面滑り軸受の内輪に組み込む頭部が円 stud
筒形の軸。
02.02.05 ボールスタ 6, 25, 27
球面滑り軸受の内輪の代わりに用いる頭 ball stud
ッド 部が球形の軸。
02.02.06 外輪 6, 8, 9
ラジアル球面滑り軸受の球状内面をもつ outer ring
部品。
02.02.07 外輪背面 9
外輪のアキシアル荷重を支持する側面。 outer ring back face
02.02.08 外輪正面 外輪のアキシアル荷重を支持しない側 9 outer ring front face
面。
02.02.09 一体外輪 分割されていない又は割っていない外 9, 14 one-piece outer ring
輪。

――――― [JIS B 0161 pdf 4] ―――――

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B 0161 : 1999 (ISO 6811 : 1998)
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
02.02.10 合せ外輪 11, 17
組立て及び/又は組込みを容易にするた two-piece outer ring, axially
めに,外輪中心軸に垂直な平面で二分さ separable
れた外輪。
02.02.11 1か所割り外 12
組立てを容易にするために,一体に製造 single-fractured outer ring
輪 した後,1か所をアキシアル平面で切断又
は割った外輪。
02.02.12 二つ割り外 13, 16
組立て及び/又は組込みを容易にするた double-fractured or cut outer
輪 めに,一体に製造した後,通常,直径方 ring
向に向かい合った二か所をアキシアル平
面で割るか又は切断した外輪。
02.03 軌道盤
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
02.03.01 軸軌道盤 10
スラスト球面滑り軸受の球状外面をもつ shaft washer
部品。
02.03.02 軸軌道盤背 10
軸軌道盤のアキシアル荷重を支持する側 shaft washer back face
面 面。
02.03.03 軸軌道盤正 10
軸軌道盤のアキシアル荷重を支持しない shaft washer front face
面 側面。
02.03.04 パッド 4
アキシアルコンタクト球面滑り軸受の球 pad
状外面をもつ部品。
02.03.05 ハウジング 10
スラスト球面滑り軸受の球状内面をもつ housing washer
軌道盤 部品。
02.03.06 ハウジング 10
ハウジング軌道盤のアキシアル荷重を支 housing washer back face
軌道盤背面 持する側面。
02.03.07 ハウジング 10
ハウジング軌道盤のアキシアル荷重を支 housing washer front face
軌道盤正面 持しない側面。
02.03.08 カップ 4
アキシアルコンタクトスラスト球面滑り cup
軸受の球状内面をもつ部品。
03 運動及び角度
03.01 運動
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
03.01.01 回転運動 軸受の内輪と外輪との傾斜角,又は軸軌 − rotational movement
道盤とハウジング軌道盤との傾斜角が一
定で相対回転する運動。
03.01.02 傾斜運動 軸受の内輪と外輪との傾斜角,又は軸軌 − tilting movement
道盤とハウジング軌道盤との傾斜角が相
対的に変化する運動。
03.01.03 揺動運動 運動の方向が繰り返し反転する回転運動 − oscillatory movement
又は傾斜運動。
03.02 角度
番号 用語 定義 図の番号 対応英語(参考)
03.02.01 傾斜角 18
球面滑り軸受又はロッドエンド外側部品 angle of tilt
に対する内側部品の許容角度(アンギュ
ラ変位)。
備考 記号 いる。
03.02.02 揺動角 19
揺動運動において,運動方向が変わるそ angle of oscillation
の間の角度。

――――― [JIS B 0161 pdf 5] ―――――

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  • ISO 6811:1998(IDT)

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