JIS B 0681-3:2019 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:三次元―第3部:仕様オペレータ | ページ 2

4
B 0681-3 : 2019
表1−F演算又はLフィルタ及びSフィルタのネスティングインデックス並びに帯域幅比
F演算又はLフィルタの Sフィルタの F演算又はLフィルタと
ネスティングインデックス ネスティングインデックス Sフィルタのネスティング
インデックスとの間の帯域幅比
mm mm (概算値)
··· ··· ···
0.1 0.001 100:1
0.000 5 200:1
0.000 2 500:1
0.000 1 1 000:1
0.2 0.002 100:1
0.001 200:1
0.000 5 400:1
0.000 2 1 000:1
0.25 0.002 5 100:1
0.000 8 300:1
0.000 25 1 000:1
0.5 0.005 100:1
0.002 250:1
0.001 500:1
0.000 5 1 000:1
0.8 0.008 100:1
0.002 5 300:1
0.000 8 1 000:1
1 0.01 100:1
0.005 200:1
0.002 500:1
0.001 1 000:1
2 0.02 100:1
0.01 200:1
0.005 400:1
0.002 1 000:1
2.5 0.025 100:1
0.008 300:1
0.002 5 1 000:1
5 0.05 100:1
0.02 250:1
0.01 500:1
0.005 1 000:1
8 0.08 100:1
0.025 300:1
0.008 1 000:1
··· ··· ···
4.2.3 Sフィルタ
4.2.3.1 一般
標準とするSフィルタは,ガウシアン輪郭曲面フィルタである。X軸方向又はY軸方向のSフィルタの

――――― [JIS B 0681-3 pdf 6] ―――――

                                                                                              5
B 0681-3 : 2019
ネスティングインデックス(カットオフ値)(ISO/TS 16610-1参照)は,通常,次の中から選択する。
···,0.000 5 mm,0.000 8 mm,0.001 mm,0.002 mm,0.002 5 mm,0.005 mm,0.008 mm,0.01 mm,···
4.2.3.2 機械的な接触で検出する曲面に対するSフィルタの関連性
機械的な接触で検出する曲面の場合,サンプリング間隔の最大値及び触針先端半径の最大値は,表2に
示すようにSフィルタのネスティングインデックスを基に算出する。
表2−機械的な接触で検出する曲面に対するSフィルタのネスティングインデックス,
サンプリング間隔及び触針先端半径
Sフィルタの サンプリング間隔の最大値 触針先端半径の最大値
ネスティングインデックス
mm mm mm
··· ··· ···
0.000 1 0.000 02 0.000 07
0.000 2 0.000 04 0.000 14
0.000 25 0.000 05 0.000 2
0.000 5 0.000 1 0.000 35
0.000 8 0.000 15 0.000 5
0.001 0.000 2 0.000 7
0.002 0.000 4 0.001 4
0.002 5 0.000 5 0.002
0.005 0.001 0.003 5
0.008 0.001 5 0.005
0.01 0.002 0.007
0.02 0.004 0.014
0.025 0.005 0.02
0.05 0.01 0.035
0.08 0.015 0.05
0.1 0.02 0.07
0.2 0.04 0.14
0.25 0.05 0.2
··· ··· ···
注記1 Sフィルタのネスティングインデックスを基準として,サンプリング間隔の最大値は1/5,触
針先端半径の最大値は約1/1.4で算出する。これらの比率は,JIS B 0651:2001の表記内容と
一致する。
注記2 表2のサンプリング間隔の最大値は理想的な値であり,対象とする表面と測定装置との組合
せによっては達成できない場合がある。
4.2.3.3 電磁波によって検出する曲面に対するSフィルタの関連性
電磁波によって検出する曲面(光学的に検出する曲面)の場合,サンプリング間隔の最大値及び横方向
検出限界の最大値は,表3に示すようにSフィルタのネスティングインデックスを基に算出する。

――――― [JIS B 0681-3 pdf 7] ―――――

6
B 0681-3 : 2019
表3−電磁波によって検出する曲面に対するSフィルタのネスティングインデックス,
サンプリング間隔及び横方向検出限界
Sフィルタのネスティング サンプリング間隔の最大値 横方向検出限界の最大値
インデックスa)
mm mm mm
··· ··· ···
0.000 1 0.000 03 0.000 1
0.000 2 0.000 06 0.000 2
0.000 25 0.000 08 0.000 25
0.000 5 0.000 15 0.000 5
0.000 8 0.000 25 0.000 8
0.001 0.000 3 0.001
0.002 0.000 6 0.002
0.002 5 0.000 8 0.002 5
0.005 0.001 5 0.005
0.008 0.002 5 0.008
0.01 0.003 0.01
0.02 0.006 0.02
0.025 0.008 0.025
0.05 0.015 0.05
0.08 0.025 0.08
0.1 0.03 0.1
0.2 0.06 0.2
0.25 0.08 0.25
··· ··· ···
注a) 曲面の検出に用いた電磁的(光学的)手法そのものがガウシアンフィルタとおおよそ等しい短波長
の通過帯域制限フィルタとして機能することがある。この場合は,デジタル演算で処理するSフィ
ルタの代わりに,横方向検出限界を短波長側のネスティングインデックスとして代用してもよい。
注記1 Sフィルタのネスティングインデックスを基準として,サンプリング間隔の最大値はその
1/3,横方向検出限界の最大値は約1倍で算出する。
注記2 表3のサンプリング間隔の最大値は理想的な値であり,対象とする表面と測定装置との組合
せによっては達成できない場合がある。

4.3 当てはめ演算方法(association method)

  当てはめ演算を必要とするF演算を適用する場合,標準とする当てはめ演算方法は,全最小二乗法(Total
least squares)である。

4.4 フィルタ処理(filtration)

4.4.1  一般
フィルタ処理の方法は,表面の種類(S-L曲面又はS-F曲面)によって異なる。
S-L曲面に対しては,Lフィルタ及びF演算の両方を適用する。S-F曲面に対しては,F演算だけを適用
する。
注記 Lフィルタが形状除去を兼ねる場合は,S-L曲面を得るためのF演算は省略できる。
4.4.2 F演算
形状成分は,呼び形状と同じ種類の形体の当てはめ演算を用いて除去しなければならない。

――――― [JIS B 0681-3 pdf 8] ―――――

                                                                                              7
B 0681-3 : 2019
注記1 標準とする当てはめ演算処理の中では,形体のサイズは変数として扱う。
注記2 標準以外の形状除去方法として,ISO 16610規格群のフィルタ処理方法が使用できる。これ
ら全てのフィルタ処理方法のマスタープランに関しては,ISO/TS 16610-1を参照。
4.4.3 Lフィルタ
標準とするLフィルタは,ガウシアン輪郭曲面フィルタである(JIS B 0635参照)。X軸方向又はY軸
方向のネスティングインデックスは,S-L曲面の仕様において必ず必要である。

4.5 基準領域(definition area)

4.5.1  S-L曲面
標準とするS-L曲面の基準領域は,評価領域と同じサイズの正方形である。
4.5.2 S-F曲面
標準とするS-F曲面の基準領域は,評価領域と同じサイズの正方形である。

5 一般情報

  完全な仕様オペレータの決定手順を附属書Aに示す。指定のない場合,適用するJIS B 0681-2のパラメ
ータの属性の標準値は,附属書Bに示す。指定のない場合,使用するJIS B 0681-2のパラメータの標準と
する単位は,附属書Cに示す。輪郭曲線方式の表面性状パラメータとの関係は,附属書Dに示す。GPS
マトリックスモデルは,附属書Eに示す。
注記 仕様オペレータは,この規格で記載している標準値ではなく,達成したい表面機能と相関が得
られるような仕様オペレータを用いることができる。

――――― [JIS B 0681-3 pdf 9] ―――――

8
B 0681-3 : 2019
附属書A
(参考)
完全な仕様オペレータの決定手順
開始
長波長成分をLフ
N ィルタによって遮 Y
断するか
S-F曲面を使用する S-L曲面を使用する
評価領域
属性 値
方向 仕様によって指定
形状 長方形,標準は正方形
標準のサイズ S-F曲面 : F演算のネスティングインデックス
S-L曲面 : Lフィルタのネスティングインデックス
表1
属性 値
Sフィルタの類別 標準はガウシアンフィルタ
Sフィルタ ユーザが指定
ネスティングインデックス帯域幅比 表1に記載
機械的な接触で検出する曲面(標準) 表面の 電磁波によって検出する曲面
種類
表2 機械的な接触で検出する曲面 表3 電磁波によって検出する曲面
属性 値 属性 値
サンプリング間隔 Sフィルタのネスティング サンプリング間隔 Sフィルタのネスティング
の最大値 インデックスから決定 の最大値 インデックスから決定
触針先端半径 Sフィルタのネスティング 横方向検出限界 Sフィルタのネスティング
の最大値 インデックスから決定 の最大値 インデックスから決定
図A.1−完全な仕様オペレータの決定手順
注記 GPSオペレーションに対して属性値が決定する順序は,GPSオペレーションを実行する順序と
は連動しない。

――――― [JIS B 0681-3 pdf 10] ―――――

次のページ PDF 11

JIS B 0681-3:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 25178-3:2012(MOD)

JIS B 0681-3:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0681-3:2019の関連規格と引用規格一覧