JIS B 0913-1:2013 機械振動―制御形磁気軸受が組み込まれた回転機械の振動―第1部:用語

JIS B 0913-1:2013 規格概要

この規格 B0913-1は、制御形磁気軸受を備えた回転機械及びその振動に関する用語について規定。

JISB0913-1 規格全文情報

規格番号
JIS B0913-1 
規格名称
機械振動―制御形磁気軸受が組み込まれた回転機械の振動―第1部 : 用語
規格名称英語訳
Mechanical vibration -- Vibration of rotating machinery equipped with active magnetic bearings -- Part 1:Vocabulary
制定年月日
2013年6月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 14839-1:2002(MOD), ISO 14839-1:2002/AMENDMENT 1:2010(MOD)
国際規格分類

ICS

01.040.17, 17.160
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ポンプ 2019
改訂:履歴
2013-06-20 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 0913-1:2013 PDF [20]
                                                                                 B 0913-1 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 用語及び定義・・・・[1]
  •  2.1 一般用語・・・・[1]
  •  2.2 ロータに関する用語・・・・[10]
  •  2.3 ステータに関する用語・・・・[10]
  •  2.4 センサに関する用語・・・・[11]
  •  2.5 ダイナミクス,制御及びエレクトロニクスに関する用語・・・・[12]
  •  2.6 補助備品に関する用語・・・・[15]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[17]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 0913-1 pdf 1] ―――――

B 0913-1 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本機械学会(JSME)及び一
般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 0913-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 0913-1 : 2013

機械振動−制御形磁気軸受が組み込まれた回転機械の振動−第1部 : 用語

Mechanical vibration-Vibration of rotating machinery equipped with active magnetic bearings-Part 1: Vocabulary

序文

  この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 14839-1及びAmendment 1(2010)を基とし,対応
国際規格において修正することが適切と判断できる部分に関し技術的内容を変更して作成した日本工業規
格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,制御形磁気軸受を備えた回転機械及びその振動に関する用語について規定する。
注記1 機械振動に関し,一般的に用いられている主な用語及び定義は,JIS B 0153を,釣合せにつ
いては,ISO 1925を参照。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14839-1:2002,Mechanical vibration−Vibration of rotating machinery equipped with active
magnetic bearings−Part 1: Vocabulary及びAmendment 1:2010(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 用語及び定義

2.1 一般用語

2.1.0  一般
制御形磁気軸受(AMB)及びタッチダウン軸受が組み込まれた回転機械に対し,軸受の図示記号の一例
を図1に示す。
タッチダウン軸受 ラジアルAMB アキシアルAMB
図1−軸受の図示記号

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2
B 0913-1 : 2013
2.1.1
磁気軸受(magnetic bearing)
磁気的な吸引力又は反発力によって,ロータ(回転体)の浮上及び/又は動的な安定化を行う軸受。
2.1.2
浮上(levitation)
磁気的な吸引力又は反発力を用いて,機械的な接触をせずにロータを支持すること。
2.1.3
制御形磁気軸受,AMB(active magnetic bearing)
制御技術(通常,変位センサ,電磁石,パワーアンプ,電源及びAMB制御装置から構成される。)に基
づいて,磁気的な吸引力だけを使用し,非接触でロータを支持する手段(図2参照)。
図2−AMBの原理
2.1.4
受動形磁気軸受(passive magnetic bearing)
フィードバック制御をしない磁気力を用いて,機械的な接触をせずにロータを支持する手段。
例 永久磁石形磁気軸受,超電導磁気軸受など
2.1.5
永久磁石形磁気軸受,PMB(permanent magnetic bearing)
フィードバック制御をしない,一対又は複数対の永久磁石を用いた受動形磁気軸受。
2.1.6
超電導磁気軸受,SMB(super-conducting magnetic bearing)
フィードバック制御をしない,一対の(高温)超伝導体及び永久磁石を用いた受動形磁気軸受。いわゆ
る,ピン止効果(吸引力及び反発力)を利用する。
2.1.7
複合形磁気軸受,HMB(hybrid magnetic bearing)
AMB(制御形磁気軸受)と受動形磁気軸受とのあらゆる組合せから成る軸受(図3参照)。

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B 0913-1 : 2013
図3−磁気軸受のカテゴリ
2.1.8
永久磁石バイアス式AMB(permanent-magnet-biased AMB)
一つ以上の永久磁石によって,定常磁束又はバイアス磁束が供給されているAMB。
2.1.9
ラジアルAMB(radial AMB)
横形ロータに加わる重力,及び/又はロータの不釣合い若しくは流体力に起因する半径方向の外力に対
して,ロータを浮上させ,支持するAMB(図4参照)。
D ラジアルステータコアの内径(inner diameter of radial stator core)
d ロータコアの外径(outer diameter of radial rotor core)
δr 基準磁気隙間[nominal magnetic gap (D−d)/2]
Lt 軸受全長(コイル線含)[total bearing length (including coil windings)]
L ラジアル軸受有効長(effective radial bearing length)
W 磁極の幅(width of a magnetic pole)
図4−ラジアルAMB断面

――――― [JIS B 0913-1 pdf 5] ―――――

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JIS B 0913-1:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14839-1:2002(MOD)
  • ISO 14839-1:2002/AMENDMENT 1:2010(MOD)

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