この規格ページの目次
4
B 1584-3 : 2010
7 油溝
7.1 一般
油溝の一般事項は,次による。
a) 油穴部,ブシュ合わせ目及びブシュ端面付近での油溝の広がりはあってもよい。
b) 一般的に油溝の形状及び寸法は,ブシュを展開した形で表示される。
c) 油溝加工後にブシュの成形加工を行う場合は,成形工程中に油溝形状にひずみが生じる場合がある。
d) 油溝深さの測定を容易にするために,ブシュ油溝底の厚さを管理寸法として指定する場合がある。
7.2 油溝の形状及び寸法
7.2.1 M1形油溝
M1形油溝の形状及び寸法は,表3による。また,M1形の油溝は,断面形状によってM1A形とM1B形
とに区分し,それぞれの断面形状及び寸法は,表4による。
表3−M1形油溝の形状及び寸法
単位 mm
油穴の直径 dLは,表2による。
溝幅 n1及びその許容差
圧入後機械加工しない場合 圧入後機械加工する場合
ブシュ内径 Diの区分
シリーズA,B,D及びW シリーズC及びE
(JIS B 1584-1による) (JIS B 1584-1による)
14を超え22以下 4±0.5 5±0.5
22を超え40以下 5±0.5 6±0.5
40を超え50以下 6±0.5 7±0.5
50を超え100以下 7±0.5 8±0.5
100を超える 8±0.5 9±0.5
――――― [JIS B 1584-3 pdf 6] ―――――
5
B 1584-3 : 2010
表4−M1A形及びM1B形の油溝の断面形状及び寸法
単位 mm
a) 1A形 b) 1B形
肉厚s3 0.75 1 1.5 2 2.5
油溝の底厚 M1A形 0.450.65 0.650.85 1.11.3 1.51.7 2.02.2
s4
の区分 M1B形 − 0.50.7 0.91.1 1.41.6 1.92.1
油溝の半径R − 6 8 10 12
7.2.2 M2形油溝
M2形油溝の形状及び寸法は,表5による。また,M2形の油溝は,断面形状によってM2A形とM2B形
とに区分し,それぞれの断面形状及び寸法は,表6による。
表5−M2形油溝の形状及び寸法
単位 mm
溝幅 n2及びその許容差
油溝と油溝
圧入後機械加工しない場合 圧入後機械加工する場合
ブシュ内径 Diの区分 との距離
シリーズA,B,D及びW シリーズC及びE
e
(JIS B 1584-1による) (JIS B 1584-1による)
18を超え26以下 32 3±0.5 4±0.5
――――― [JIS B 1584-3 pdf 7] ―――――
6
B 1584-3 : 2010
表5−M2形油溝の形状及び寸法(続き)
溝幅 n2及びその許容差
油溝と油溝
圧入後機械加工しない場合 圧入後機械加工する場合
ブシュ内径 Diの区分 との距離
シリーズA,B,D及びW シリーズC及びE
e
(JIS B 1584-1による) (JIS B 1584-1による)
26を超え 36以下 45 3±0.5 4±0.5
36を超え 50以下 70 5±0.5 6±0.5
50を超え 70以下 100 5±0.5 6±0.5
70を超え100以下 130 6±0.5 7±0.5
100を超える 140 7±0.5 8±0.5
表6−M2A形及びM2B形の油溝の断面形状及び寸法
単位 mm
a) 2A形 b) 2B形
肉厚 s3 0.75 1 1.5 2 2.5
油溝の底厚 M2A形 0.450.65 0.650.85 1.11.3 1.51.7 2.02.2
s4
の区分 M2B形 − 0.50.7 0.91.1 1.41.6 1.92.1
油溝の半径R − 6 8 10 12
8 油だまり
油だまりは,形状によって円形状の油だまり,だ円形状の油だまり及びひし形状の油だまりに区分する。
油だまりの形状及び寸法を,附属書Aに示す。
――――― [JIS B 1584-3 pdf 8] ―――――
7
B 1584-3 : 2010
附属書A
(参考)
油だまりの形状及び寸法
A.1 油だまりの形状及び寸法
巻きブシュの油だまりの形状及び寸法を,参考として次に示す。
油だまりは肉厚が1 mm以上のブシュに適用される。
図A.1図A.3は,油だまりのパターンの例である。
これら油だまりのパターンは,供給者の判断によって変えてもよい。
注記 油だまりは,単独,又は穴及び/若しくは油溝と共に用いることができる。
a) 1形 この種の油だまりは油潤滑又はグリース潤滑に使用される。形状及び寸法は,図A.1を参照。
単位 mm
注a) 断面A-Aは拡大図である。
肉厚の許容差の区分
油だまりの直径 db 油だまりの深さ t
(JIS B 1584-1参照)
シリーズ A,B,D,W 0.4±0.2
1.53
シリーズ C,E 0.55±0.2
図A.1−N1A形及びN1B形油だまり
b) 2形 この種の油だまりは固体潤滑又はグリース潤滑に使用される。形状及び寸法は,図A.2を参照。
だ円形状の油だまりN2形は,JIS B 1584-1によるシリ−ズA,B,D及びWに適用され,受渡当事
者間の協定によって選定される。
――――― [JIS B 1584-3 pdf 9] ―――――
8
B 1584-3 : 2010
単位 mm
注a) 断面B-Bは拡大図である。
図A.2−N2形油だまり
c) 3形 この種の油だまりは固体潤滑又はグリース潤滑に使用される。形状及び寸法は,図A.3を参照。
ひし形状の油だまりN3形は,JIS B 1584-1によるシリ−ズA,B,D及びWに適用され,受渡当事
者間の協定によって選定される。
単位 mm
注a) 断面C-Cは拡大図である。
ひし形油だまりの 油だまりの深さ 油だまりの
ブシュ内径 Diの範囲
端部長さ c t レイアウト α
Di <22 1.9 0.4±0.2 20°
Di ≧22 2.4 0.6±0.2 23°
図A.3−N3形油だまり
――――― [JIS B 1584-3 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS B 1584-3:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3547-3:2006(MOD)
JIS B 1584-3:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.100 : 軸受 > 21.100.10 : 平軸受
JIS B 1584-3:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0162-1:2006
- 滑り軸受―用語,定義及び分類―第1部:設計,軸受材料及びその特性
- JISB0163-2:2007
- 滑り軸受―記号―第2部:応用記号
- JISB1584-1:2010
- 滑り軸受―巻きブシュ―第1部:寸法