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B 1702-3 : 2008
附属書4(参考)歯先円筒の振れの許容値
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1. 一般 射出成形プラスチック歯車では,歯溝の振れの代わりに,現場で容易に測定することができる
ため,歯先円筒の振れが用いられることが多い。
2. 定義
a) 歯先円筒の振れ(Runout of periphery of gear ,Runout of axial tooth tip cylinder : Fra) 歯先円筒に測定
子を接触させて測定される歯車1回転における歯車半径方向変位の最大値と最小値との差。
3. 精度等級5級の許容値に対する計算式
a) 歯先円筒の振れ(Fra)の許容値は,次の式で計算する。
Fra 9.0Fr .022 mLU 9.0 dLU 0.5
b) 計算に対する規則と数値の丸め方は,本体の5.45.7の規定による。
c) 上記3.のa)の計算式で求めた結果を参考として附属書4表1に示す。
――――― [JIS B 1702-3 pdf 26] ―――――
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B 1702-3 : 2008
附属書4表1 歯先円筒の振れ Fra の許容値
基準円直径 歯直角 精度等級
モジュール P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10 P11 P12
d mn Fra
mm mm μm
0.1≦mn<0.5 5 6 9 13 18 26 36 51 72
1≦d<5
0.5≦mn2 5 7 9 13 19 26 37 53 74
0.1≦mn<0.5 6 8 11 16 22 32 45 63 89
5≦d≦20 0.5≦mn≦2 6 8 11 16 23 32 46 65 91
20.1≦mn<0.5 7 10 14 20 29 40 57 81 114
202 0.1≦mn<0.5 9 13 18 26 37 52 74 104 148
502 0.1≦mn<0.5 12 17 25 35 49 69 98 139 196
1252 備考 附属書4の3.のa)の計算式で求めた結果を示したものである。
――――― [JIS B 1702-3 pdf 27] ―――――
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B 1702-3 : 2008
附属書5(参考)測定条件及び測定方法
この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。
1. 一般 射出成形プラスチック歯車の形状精度は,金属製歯車と異なり温度及び湿度の測定環境に大き
な影響を受けるとともに,経時的にも変化する。したがって,精度測定をする際は十分な配慮が必要であ
る。この附属書は,測定時の留意事項を示すものであり,規定の一部ではない。しかし,これを参考にし
た測定環境及び測定条件はこの規格に適用した精度表現の一部として記述する事が望ましい。
2. 測定・評価方法の留意事項
a) 測定は,通常,JIS K 7100:1999“プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気”による標準
雰囲気の標準温度23℃,標準湿度50 %の測定環境の下で行う。これ以外の測定環境で測定が行われ
る場合が数々あるが,測定室の温度及び湿度は精度検査結果に明示しなければならないことに留意す
べきである。また,被検査歯車の状態及び寸法が十分安定した後に測定することが望ましい。
b) 測定方法は,測定装置で寸法測定の繰返し精度が保証できる十分な計測精度を必要とする。また,測
定力によって歯が変形したり,歯面にきずをつけることがないよう低い測定力で測定しなければなら
ない。
c) 転がり距離の小さい微小モジュール歯車の測定結果は,触針のたわみ及び測定系の動剛性の影響で歯
面形状の細かい凹凸が正しく出力されない可能性があることに注意しなければならない。
d) 射出成形プラスチック歯車の測定環境及び測定時期は,当事者間の協議が必要である。
3. 測定環境 測定場所の環境に関する標準としては,JIS K 7100がある。
4. 状態調節 被検査歯車は,成形状態が安定したものから選ぶことが必要である。成形後,標準状態(温
度及び湿度)に保たれた測定室に,少なくとも数時間以上保った後に測定することが望ましい。
なお,プラスチック成形品一般の成形後の寸法安定に要する放置時間の例を次に示す。
附属書5表1 プラスチック成形品の寸法安定に要する放置時間の例
成形品の肉厚1 mm以下 3時間以上
成形品の肉厚23 mm以下 5時間以上
5. 両歯面かみ合い試験の測定力 両歯面かみ合い誤差の測定方法は,JIS B 1752:1989(平歯車及びはす
ば歯車の測定方法)に規定されている。その中で,附属書5表2に示すように,歯幅10 mm当たりの測定
力の上限値が決められており,測定力は被検査歯車の歯幅に比例して決定するとしている。ただし,JIS B
1752は,ISO規格への整合化の段階で1999年に廃止されTR B 0005:1999に移行している。
――――― [JIS B 1702-3 pdf 28] ―――――
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B 1702-3 : 2008
附属書5表2 両歯面かみ合い試験の測定力(歯幅10mm当たり)
射出成形プラスチック歯車[POM(1),PA(2) ]
モジュール(mm) 0.2≦mn≦0.3 0.3測定力(N) 4.2 4.8 5.4
注(1) OM : ポリアセタール
(2) A : ポリアミド
JIS B 1702-3:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.200 : 歯車
JIS B 1702-3:2008の関連規格と引用規格一覧
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