JIS B 1702-3:2008 円筒歯車―精度等級―第3部:射出成形プラスチック歯車の歯面に関する誤差及び両歯面かみ合い誤差の定義並びに精度許容値

JIS B 1702-3:2008 規格概要

この規格 B1702-3は、射出成形プラスチック円筒インボリュート歯車の精度体系について規定。

JISB1702-3 規格全文情報

規格番号
JIS B1702-3 
規格名称
円筒歯車―精度等級―第3部 : 射出成形プラスチック歯車の歯面に関する誤差及び両歯面かみ合い誤差の定義並びに精度許容値
規格名称英語訳
Cylindrical gears -- The accuracy -- Part 3:Definitions and allowable values of deviations relevant to corresponding flanks of the gear teeth and radial composite deviations of injection molding plastic gears
制定年月日
2008年4月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

21.200
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
2008-04-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 1702-3:2008 PDF [29]
                                                                                  B 1702-3 : 2008

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本歯車工業会(JGMA)/財団法人
日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願
に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特
許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,
責任はもたない。
JIS B 1702-3には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)片歯面かみ合い誤差の許容値
附属書2(参考)歯形形状誤差,歯形こう配誤差,歯すじ形状誤差及び歯すじ傾斜誤差の許容値
附属書3(参考)歯溝の振れの許容値
附属書4(参考)歯先円筒の振れの許容値
附属書5(参考)測定条件及び測定方法
JIS B 1702の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 1702-1 第1部 : 歯車の歯面に関する誤差の定義及び許容値
JIS B 1702-2 第2部 : 両歯面かみ合い誤差及び歯溝の振れの定義並びに精度許容値
JIS B 1702-3 第3部 : 射出成形プラスチック歯車の歯面に関する誤差及び両歯面かみ合い誤差の定義
並びに精度許容値

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1702-3 pdf 1] ―――――

B 1702-3 : 2008目次

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 記号・・・・[1]
  •  3.1 歯車諸元関係・・・・[1]
  •  3.2 歯車誤差関係 24. 定義・・・・[3]
  •  5. 歯車精度等級の構成・・・・[6]
  •  5.1 精度等級・・・・[6]
  •  5.2 等級の表示・・・・[6]
  •  5.3 誤差に対する許容値・・・・[6]
  •  5.4 パラメータの範囲・・・・[6]
  •  5.5 パラメータの区分・・・・[6]
  •  5.6 幾何平均値・・・・[6]
  •  5.7 数値の丸め方・・・・[7]
  •  6. 精度等級5級の歯車誤差の許容値に関する計算式・・・・[7]
  •  7. 適用するときの注意事項・・・・[7]
  •  附属書1(参考)片歯面かみ合い誤差の許容値・・・・[14]
  •  附属書2(参考)歯形形状誤差,歯形こう配誤差,歯すじ形状誤差 及び歯すじ傾斜誤差の許容値・・・・[17]
  •  附属書3(参考)歯溝の振れの許容値・・・・[22]
  •  附属書4(参考)歯先円筒の振れの許容値・・・・[24]
  •  附属書5(参考)測定条件及び測定方法・・・・[26]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1702-3 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                              JIS
B 1702-3 : 2008

円筒歯車−精度等級−第3部 : 射出成形プラスチック歯車の歯面に関する誤差及び両歯面かみ合い誤差の定義並びに精度許容値

Cylindrical gears-The accuracy-Part 3 : Definitions and allowable values of deviations relevant tocorresponding flanks of the gear teeth and radial composite deviations ofinjection molding plastic gears

序文

 この規格は,JIS B 1702-1及びJIS B 1702-2を基本として射出成形プラスチック円筒歯車の性能,
製造方法及び特徴を考慮して規定した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,現時点ではこの規格に対応する国際規格はない。

1. 適用範囲

 この規格は,射出成形プラスチック円筒インボリュート歯車の精度体系について規定する。
また,この規格は,歯車の歯の精度用語についての定義,歯車精度等級の構成並びに精度等級5級の単一
ピッチ誤差,累積ピッチ誤差,全歯形誤差,全歯すじ誤差の許容値及び両歯面かみ合い誤差(両歯面全かみ
合い誤差及び両歯面1ピッチかみ合い誤差)の許容値について規定する。
なお,附属書14は,有用な情報であるが検査が義務付けられている項目ではない。また,附属書5
は,射出成形プラスチック歯車の精度測定結果に影響を及ぼす事項を理解するための有用な情報である。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS B 1702-1:1998 円筒歯車−精度等級 第1部 : 歯車の歯面に関する誤差の定義及び許容値
JIS B 1702-2:1998 円筒歯車−精度等級 第2部 : 両歯面かみ合い誤差及び歯溝の振れの定義並びに精
度許容値

3. 記号

 この規格で用いる記号は,次による。

3.1 歯車諸元関係

 A     : 歯先の起点
b : 歯幅(mm)
bL : 歯幅パラメータの下限(mm)

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2
B 1702-3 : 2008
bLU : 誤差の許容値計算に使用する歯幅(mm)
bU : 歯幅パラメータの上限(mm)
bw : 有効歯幅(mm)
d : 基準円直径(mm)
da : 歯先円直径(mm)
dFa : 歯底部歯形管理直径(mm)
dFf : 歯底部歯形管理直径(mm)
dL : 基準円直径パラメータの下限(mm)
dLU : 誤差の許容値計算に使用する基準円直径(mm)
dU : 基準円直径パラメータの上限(mm)
E : かみ合い歯形の始まり
F : 有用歯形の始まり
k : 連続ピッチ数
LAE : 作用線上のかみ合い長さ(mm)
LAF : 作用線上の有用長さ(mm)
Lα : 歯形検査範囲(mm)
Lβ : 歯すじ検査範囲(mm)
mn : 歯直角モジュール(mm)
mL : モジュールパラメータの下限(mm)
mLU : 誤差の許容値計算に使用するモジュール(mm)
mU : モジュールパラメータの上限(mm)
pt : 正面ピッチ(mm)
Q : 精度等級
z : 歯数
αn : 歯直角圧力角(度)
εγ : 全かみ合い率
3.2 歯車誤差関係
ffα : 歯形形状誤差(μm)
ffβ : 歯すじ形状誤差(μm)
fHα(1) : 歯形こう配誤差(μm)
fHβ(1) : 歯すじ傾斜誤差(μm)
fi : 片歯面1ピッチかみ合い誤差(μm)
fi″ : 両歯面1ピッチかみ合い誤差(μm)
fpt(1) : 単一ピッチ誤差(μm)
Fi : 片歯面全かみ合い誤差(μm)
Fi″ : 両歯面全かみ合い誤差(μm)
Fp : 累積ピッチ誤差(μm)
Fr : 歯溝の振れ(μm)
Fra : 歯先円筒の振れ(μm)
Fα : 全歯形誤差(μm)
Fβ : 全歯すじ誤差(μm)
K : 片歯面かみ合い誤差に関する係数
注(1) この誤差には,(+)数値と(−)数値がある。
4. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。なお,( )内の英語は参考として示す。
4.1 ピッチ誤差 (Pitch deviations)
4.1.1 単一ピッチ誤差 (Single pitch deviation: fpt) 図1に示すように,歯たけの中央付近で,歯車軸と同
一の中心をもつ測定円周上で定義された軸直角平面での実際のピッチと対応する理論ピッチとの差。

――――― [JIS B 1702-3 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 1702-3 : 2008
図1 ピッチ誤差
4.1.2 累積ピッチ誤差 (Total cumulative pitch deviation: Fp) 図1に示すようなkピッチに対応する円弧
の実際の長さと,理論長さとの差を全歯面(k = 1z)までの領域で調べた最大値。すなわち,最大累積ピッ
チ誤差であり,累積ピッチ誤差曲線の全振幅で表現する。
4.2 歯形誤差 (Profile deviations)
4.2.1 歯形誤差 (Profile deviation) 実際の歯形の設計歯形からの偏り量。この量は,作用線方向(正面
におけるインボリュートの法線方向)に測られた量である。
4.2.1.1 有用長さ(Usable length: LAF) 歯先りょう(稜)の丸みの起点などの外側限界(A点)及びすみ肉発
生点,又は切り下げの始まりなどの内側限界(F点)の間の作用線長さ(図2参照)。
4.2.1.2 かみ合い長さ (Active length : LAE) 有用長さ(LAF)のうち,実際に歯がかみ合う部分。歯先側では,
有用長さと同じ制限(A点)があり,歯元側では,測定歯形の始まりである相手歯車との有効かみ合いの終
わりの点(E点)までの距離。相手歯車が未知の場合,E点は標準基準ラックの歯たけをもつラックとのかみ
合いにおける測定歯形の起点とする(図2参照)。
4.2.1.3 歯形検査範囲 (Profile evaluation range : Lα) 有用長さの特定する精度等級の公差が適用される部分。
特に規定がなければ歯形検査範囲は,E点から伸びたかみ合い長さ(LAE)の92 %とする(図2参照)。
備考1. LAEとLαとの間の差として表されている歯先に近い領域にあるLAEの残りの8 %に対しては,
次のような規則を全歯形誤差の評価のときに注意する。
− 突出側の(+)誤差は,大幅に運転性能を下げることに留意すべきである。
− (−)誤差は,歯形検査範囲(Lα)に対して規定されている公差の3倍程度までを許容する
ことが多い。
2. 射出成形プラスチック歯車特有の歯先りょう(稜)の丸みの部分は,歯形検査範囲に含まない
ことが多い。ただし,歯形検査範囲が仕様を満足しているかどうかの判断は,製造業者と購
入者と(以下,当事者間)の協議によって決める。
4.2.1.4 設計歯形 (Design profile) 特に指定がなければ設計歯形は,無修整インボリュート歯形とする。
備考 歯形の検査結果で無修整インボリュート歯形は,一般には直線として表される。図2において
設計歯形を一点鎖線( )で示す。

――――― [JIS B 1702-3 pdf 5] ―――――

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JIS B 1702-3:2008の国際規格 ICS 分類一覧

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