JIS B 1811:2018 伝動用ローラチェーン及びリーフチェーンの疲労試験方法

JIS B 1811:2018 規格概要

この規格 B1811は、伝動用ローラチェーン及びリーフチェーンの疲労試験方法について規定。

JISB1811 規格全文情報

規格番号
JIS B1811 
規格名称
伝動用ローラチェーン及びリーフチェーンの疲労試験方法
規格名称英語訳
Fatigue test method for transmission precision roller chains and leaf chains
制定年月日
2008年4月20日
最新改正日
2018年3月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 15654:2015(MOD)
国際規格分類

ICS

21.220.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
機械要素(ねじを除く) 2021
改訂:履歴
2008-04-20 制定日, 2013-10-21 確認日, 2018-03-20 改正
ページ
JIS B 1811:2018 PDF [48]
                                                                                   B 1811 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 記号,用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験目的・・・・[3]
  •  5 試験装置・・・・[3]
  •  5.1 試験機・・・・[3]
  •  5.2 試験片取付け具・・・・[4]
  •  6 試験片・・・・[4]
  •  6.1 試験片の有効リンク・・・・[4]
  •  6.2 試験片の状態・・・・[4]
  •  7 張力設定・・・・[4]
  •  7.1 最小張力・・・・[4]
  •  7.2 最大張力・・・・[5]
  •  7.3 試験張力・・・・[5]
  •  7.4 張力条件・・・・[5]
  •  8 適合試験・・・・[5]
  •  8.1 目的・・・・[5]
  •  8.2 耐久繰返し数・・・・[6]
  •  8.3 最小試験張力・・・・[6]
  •  8.4 最大試験張力・・・・[6]
  •  8.5 試験本数・・・・[6]
  •  8.6 確認・・・・[6]
  •  9 有限寿命試験・・・・[6]
  •  9.1 目的・・・・[6]
  •  9.2 概要・・・・[6]
  •  9.3 試験及び解析手順・・・・[6]
  •  9.4 張力階差の決定・・・・[6]
  •  10 ステアケーステスト・・・・[7]
  •  10.1 目的・・・・[7]
  •  10.2 概要・・・・[7]
  •  10.3 耐久繰返し数・・・・[7]
  •  10.4 必要データ数・・・・[7]
  •  10.5 ステアケーステストデータの解析・・・・[7]
  •  11 組合せ試験・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 1811 pdf 1] ―――――

B 1811 : 2018

pdf 目次

ページ

  •  11.1 目的・・・・[8]
  •  11.2 概要・・・・[8]
  •  11.3 試験手順・・・・[9]
  •  11.4 解析手順・・・・[9]
  •  11.5 R-F-N 線図・・・・[10]
  •  12 試験結果の報告・・・・[11]
  •  12.1 一般事項・・・・[11]
  •  12.2 試験チェーン情報・・・・[11]
  •  12.3 試験装置及び手順・・・・[11]
  •  12.4 試験結果・・・・[11]
  •  12.5 試験報告書及びグラフ例・・・・[12]
  •  附属書A(参考)チェーン長さに対する疲労強度の推定・・・・[15]
  •  附属書B(参考)簡易プロビット法による残存テスト・・・・[20]
  •  附属書C(参考)ステアケーステスト解析における最小疲労限度に1張力階差を加算することの妥当性・・・・[23]
  •  附属書D(参考)3×106回から107回までの疲労強度の推定・・・・[26]
  •  附属書E(参考)疲労試験結果の報告・・・・[30]
  •  附属書F(参考)有限寿命試験及びデータ解析・・・・[36]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[41]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 1811 pdf 2] ―――――

                                                                                   B 1811 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本チエーン工業
会(JCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 1811:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS B 1811 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                            JIS
B 1811 : 2018

伝動用ローラチェーン及びリーフチェーンの疲労試験方法

Fatigue test method for transmission precision roller chains and leaf chains

序文

  この規格は,2015年に第2版として発行されたISO 15654を基とし,我が国の実情に合わせて作成した
ため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,伝動用ローラチェーン及びリーフチェーン(以下,チェーンという。)の疲労試験方法につ
いて規定する。この規格の試験は,部分片振り引張りで,室温で実施し,チェーンの長手方向に張力を負
荷した場合に適用できる。また,この規格は,試験結果の統計的解析の手順を指定するとともに,疲労試
験結果及び解析結果を提示するための形式並びに要点を規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 15654:2015,Fatigue test method for transmission precision roller chains and leaf chains(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1801 伝動用ローラチェーン及びブシュチェーン
注記 対応国際規格 : ISO 606:2015,Short-pitch transmission precision roller and bush chains, attachments
and associated chain sprockets
JIS B 1804 リーフチェーン
注記 対応国際規格 : ISO 4347:2015,Leaf chains, clevises and sheaves−Dimensions, measuring forces,
tensile strengths and dynamic strengths
JIS B 1812 チェーン,スプロケット及び附属品−用語

3 記号,用語及び定義

  この規格で用いる主な記号,用語及び定義は,JIS B 1812によるほか,表1による。また,繰返し試験
に用いる張力の例を図1に示す。

――――― [JIS B 1811 pdf 4] ―――――

2
B 1811 : 2018
表1−記号,用語及び定義
記号 用語 定義 参考
単位 対応英語
記号
d 張力階差 N
ステアケーステストにおける隣どうしの張力差であり,有 step size
限寿命試験で求められる標準偏差[式(5)参照]。
Fmax 最大張力 試験のための繰返し張力の最大値。 N maximum force
Fmin 最小張力 試験のための繰返し張力の最小値。 N minimum force
Fm 平均張力 最大張力と最小張力との和の1/2[式(1)参照]。 N mean force
Fa 張力振幅 最大張力と最小張力との差の1/2[式(2)参照]。 N force amplitude
Fb 平均疲労強度 耐久繰返し数において50 %破壊確率に相当する最小張力N mean fatigue strength
を0に合わせて補正した場合の試験張力[式(8)参照]。
Fdx 最小疲労限度 107回での破壊の確率を0.135 %として計算したときの最小
N minimum fatigue limit
張力を0に合わせて補正した場合の試験張力。この張力は,
チェーンが無限回の張力の繰返しにおいて,耐えられる張
力にほぼ等しい[式(10)参照]。
Fd 試験張力 N
試験で用いた最小張力を0に合わせて補正した場合の最大 test force
張力[式(3)参照]。
Fu 最小引張強さ JIS B 1801及びJIS B 1804に規定する引張強さ。 N minimum tensile strength
N 繰返し数 試験中に加えた張力のサイクル数(図1参照)。 − number of cycles
Ne −
耐久繰返し数 チェーンが破壊しなくても試験を終了する,あらかじめ決 endurance
められた繰返し数。
n − 解析に含まれるテストデータ数。 − −
p − チェーンピッチ。 mm chain pitch
S 標準偏差 ステアケーステストデータの標準偏差[式(9)参照]。 N standard deviation

――――― [JIS B 1811 pdf 5] ―――――

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JIS B 1811:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 15654:2015(MOD)

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