JIS B 2061:2017 給水栓 | ページ 4

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図2−負圧破壊性能試験装置の例

8.6 耐久性能試験

  耐久性能試験は,次による。
a) 水栓の耐久性能試験 水栓の耐久性能試験は,次の条件で10万回のシートの開閉操作を行った後,5.6
に規定する性能に関わる試験を行う。この場合,“開・閉”の作動を合わせて1回とする。
1) 水圧は,シートの閉止状態で,0.2 MPa以上とする。
2) 使用水の温度は,常温とする。
3) ハンドルの回転操作によって“開・閉”を行う場合のハンドル閉止時の回転トルクは,50 N・cm以
上とする。
4) レバーの上下又は左右の操作によって“開・閉”を行う場合のレバー閉止時の操作力は,20 N以上
とする。
b) ボールタップの耐久性能試験 ボールタップの耐久性能試験は,次の条件で10万回作動後,5.6に規
定する性能に関わる試験を行う。この場合,“開・閉”の作動を合わせて1回とする。
なお,浮玉の浮力によって止水させるときは,止水時間短縮のために水を加えるなどの方法を用い
てもよい。また,開閉作動は,機械装置を使ってもよく,そのときのシートに加える力は,試験水圧
において止水する1.5倍以上とする。
1) 水圧は,シートを閉じた状態で,0.2 MPa以上とする。
2) 使用水の温度は,常温とする。
3) 機械装置を用いず,浮玉の浮力によって止水させるときは,図3に示すような試験装置とする。

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図3−ボールタップの耐久性能試験装置の例(浮玉の浮力による場合)
c) 洗浄弁・洗浄水栓の耐久性能試験 洗浄弁・洗浄水栓の耐久性能試験は,次の条件で20万回作動後,
5.6に規定する性能に関わる試験を行う。この場合,“開・閉”の作動を合わせて1回とする。
1) 水圧は,バルブの閉止状態で,0.2 MPa以上とする。
2) 使用水の温度は,常温とする。

8.7 浸出性能試験

  浸出性能試験は,JIS S 3200-7の規定による。
単水栓及び湯水混合水栓は,JIS S 3200-7の“末端給水用具”の規定を,止水栓はJIS S 3200-7の“配管
途中に設置される給水用具(加熱した水を通水することを目的としたもの)”の規定を,ボールタップは
JIS S 3200-7の“配管途中に設置される給水用具(加熱した水を通水することを目的としたものを除く。)”
の規定を適用する。
注記 浸出性能試験の作業要領を,図4図6に示す。
なお,作業要領は,土日を休み,コンディショニングを実施する場合を示す。
金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金
試験日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
9:00 W/3W 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 C
11:00 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2
13:00 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2
15:00 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2
17:00 <72 16 16 16 16 64 16 16 16 16 64 16 16 16 16
記号の説明
W/3W : 水道水による1時間洗浄及び3回の水洗
<72 : コンディショニング操作に入る前の小休止(72時間以内とする。)
なお,この間は供試品に浸出液を満たしておく。
2 : 浸出液の滞留及び排出(2時間おきに実施する。)
16 : 16時間の小休止(一晩中,供試品に浸出液を満たしておく。)
64 : 64時間の小休止
(金曜日の17:00以降,次週月曜日の9:00まで,供試品に浸出液を満たしておく。)
C : 採水及び浸出液の分析
図4−水栓の洗浄,コンディショニング及び浸出の作業日程の例

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金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金
試験日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
9:00 W/3W C
17:00 >24 1 2 3 4 5 6 7 8 9= 1
1
16
記号の説明
W/3W : 水道水による1時間洗浄及び3回の水洗
○ : 浸出液の滞留及び排出(中数字は通算の交換回数)
1 : 最高使用温度±2 ℃の浸出液による1時間滞留(滞留中,水温を維持する必要は
ない。)
16 : 最高使用温度±2 ℃の浸出液による16時間滞留(滞留中,水温を維持する必要は
ない。)
C : 採水及び浸出液の分析
>24 : 24時間以上の静置
図5−止水栓の洗浄,コンディショニング及び浸出の作業日程の例
金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金
試験日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
9:00 W/3W C
17:00 >24 1 2 3 4 5 6 7 8 9
記号の説明
W/3W : 水道水による1時間洗浄及び3回の水洗
○ : 浸出液の滞留及び排出(中数字は通算の交換回数)
C : 採水及び浸出液の分析
>24 : 24時間以上の静置
図6−ボールタップの洗浄,コンディショニング及び浸出の作業日程の例

8.8 操作性能試験

  操作性能試験は,手動などの実使用に基づき開閉・切替え操作を行う。

8.9 吐水性能試験

8.9.1  水栓,ボールタップ及び洗浄水栓の吐水性能試験
水栓,ボールタップ及び洗浄水栓の吐水性能試験は,図7に示すような試験装置に供試品を取り付け,
吐水中の水圧を0.1 MPaに設定し,全開で吐水させて行う。ただし,節水こまを組み込んだ水栓は,ハン
ドルを120°開いた状態についても行う。

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注記 給水管は,供試品と同一呼び径以上の管を用いる。
図7−水栓,ボールタップ及び洗浄水栓の吐水性能試験装置の例
8.9.2 洗浄弁の吐水性能試験
洗浄弁の吐水性能試験は,図8に示すような試験装置に供試品を取り付け,次の方法によって行う。
a) 吐水中の水圧を0.1 MPaに設定し,各試験の測定は,3回繰り返して行う。
b) 測定値は,最大瞬間流量とする。
c) 供試品を調整して,表6に示す最大瞬間流量に設定し,吐水開始から停止までの1サイクル当たりの
吐水量を測定する。自動洗浄の場合は前洗浄を含まない。
注記 給水管は,供試品と同一呼び径以上の管を用いる。
図8−洗浄弁の吐水性能試験装置の例
表6−設定する最大瞬間流量
単位 L/min
種類 最大瞬間流量
大便器洗浄弁 100120
小便器洗浄弁 1518

8.10 止水性能試験

  止水性能試験は,図9に示すような試験装置に供試品を取り付け,0.75 MPaの水圧を加え,1分間持続
して行う。ただし,空気圧によって試験を行う場合は,図10に示すような試験装置に供試品を取り付け,
0.4 MPa以上の空気圧を加え,5秒間持続して行う。
なお,ボールタップの場合,水受け容器の大きさによって止水時間が長引く場合は,水を加えて時間を
短縮してもよい。

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図9−止水性能試験装置の例(水圧による場合)
図10−止水性能試験装置の例(空気圧による場合)

8.11 緊急止水性能試験

  緊急止水性能試験は,通水状態から緊急止水状態にした後,図9又は図10に規定する性能試験を行う。

8.12 自動温度調整性能試験

  自動温度調整性能試験は,図11に示すような試験装置に供試品を取り付け,吐水中の給水圧力を0.2 MPa,
吐水中の給湯圧力を50 kPa,給水温度を5 ℃25 ℃,給湯温度を80±5 ℃に設定し,全開状態で次の試
験を行い,安定時の吐水温度を測定する。ただし,吐水中の給湯圧力を0.2 MPaとしてもよい。
a) 温度表示目盛を40 ℃付近に合わせたときの吐水温度を温度計,サーミスタなどで測定する。
なお,シャワーバス形湯水混合水栓など,吐水口及びシャワーの2か所で吐水するものは,それぞ
れの吐水温度を測定する。
b) 用途に応じて吐水温度を40 ℃付近に設定した後,給湯圧力を変えず,給水圧力を0.1 MPaに変化さ
せたときの吐水温度を温度計,サーミスタなどで測定する。
なお,シャワーバス形湯水混合水栓など,吐水口及びシャワーの2か所で吐水するものは,それぞ
れの吐水温度を測定する。

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