この規格ページの目次
- 5.11 緊急止水性能
- 5.12 自動温度調整性能
- 5.13 絶縁性能
- 5.14 消費電力
- 5.15 定量止水性能
- 5.16 小流量吐水形,B1の性能
- 6 構造・形状・寸法
- 6.1 基本構造
- 6.2 水栓の構造・形状・寸法
- 6.3 ボールタップの構造・形状・寸法
- 6.4 洗浄弁・洗浄水栓の構造・形状・寸法
- 6.5 寒冷地用又は共用の給水栓の構造
- 6.6 手元止水形,A1の構造
- 6.7 水優先吐水形,C1の構造
- 7 材料
- 8 試験方法
- 8.1 耐圧性能試験
- 8.2 耐寒性能試験
- 8.3 水撃限界性能試験
- 8.4 逆流防止性能試験
- 8.5 負圧破壊性能試験
- JIS B 2061:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS B 2061:2017の関連規格と引用規格一覧
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B 2061 : 2017
b) ボールタップは,浮玉などの浮力によって自動止水し,シート漏れがあってはならない。
5.11 緊急止水性能
緊急止水装置付きのホース接続形水栓は,8.11によって試験を行ったとき,緊急止水状態でシート漏れ
があってはならない。
5.12 自動温度調整性能
サーモスタット付きの水栓は,8.12によって試験を行ったとき,次の各項に適合しなければならない。
a) 温度表示目盛を40 ℃付近に合わせたときの吐水温度は,設定温度の±3 ℃以内でなければならない。
b) 用途に応じて吐水温度を40 ℃付近に設定した後,一次側給水圧力を変動させたとき,吐水温度は,
設定温度の±3 ℃以内でなければならない。
5.13 絶縁性能
給水栓のうち電気開閉式のものの絶縁性能は,8.13によって試験を行ったとき,次に適合しなければな
らない。
ただし,電池式のものには,適用しない。また,直流を電源とし,給水栓の外部にある直流電源装置に
よって変換した電気を更に接続器(容易に取り外しのできるものに限る。)を介することによって電源とし
て用いるものには,使用する直流電源装置に特定電気用品の適合を示すマークなどが表示されていること
を確認できれば適用しない。
a) 絶縁抵抗 8.13 a) によって試験を行ったとき,抵抗値が1 MΩ以上でなければならない。
b) 耐湿絶縁抵抗 8.13 b) によって試験を行ったとき,抵抗値が0.3 MΩ以上でなければならない。
c) 耐電圧 8.13 c) によって試験を行った後,正常に作動しなければならない。
5.14 消費電力
給水栓のうち電気開閉式のものの消費電力は,8.14によって試験を行ったとき,表示された定格消費電
力以下でなければならない。
なお,電池式のものには,適用しない。また,直流を電源とし,給水栓の外部にある直流電源装置によ
って変換された電気を更に接続器(容易に取り外しのできるものに限る。)を介することによって電源とし
て用いるものには,使用する直流電源装置に特定電気用品の適合を示すマークなどが表示されていること
を確認できれば適用しない。
5.15 定量止水性能
定量止水装置付きの水栓は,8.15によって試験を行ったとき,次に適合しなければならない。
設定吐水量 実吐水量
≦ 2.0
設定吐水量
5.16 小流量吐水形,B1の性能
小流量吐水形の水栓は,8.16によって試験を行ったとき,表4に適合しなければならない。また,シャ
ワーの吐水切替えが可能なものについては,主たる使用モードで条件を満たさなければならない。主たる
使用モードとは,主に体を洗い流すことを目的とするモードであり,マッサージ,温まり,掃除などを目
的とする付加的なモードは除く。
表4−小流量吐水形,B1の吐水力
浴室シャワー水栓・浴室シャワーバス水栓の構造 吐水力 N
流水中に空気を混入する構造をもたないもの 0.60以上
流水中に空気を混入する構造をもつもの 0.55以上
――――― [JIS B 2061 pdf 11] ―――――
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6 構造・形状・寸法
6.1 基本構造
給水栓の基本構造は,次に適合しなければならない。
a) 操作がしやすく,安全である。また,異常音がない。
b) 素肌を傷つけるような鋭角部及び突起物がない。
c) 水撃が発生しにくい。
d) 保守・点検整備が容易である。
e) 施工が容易である。
6.2 水栓の構造・形状・寸法
水栓の構造・形状・寸法は,次による。
a) 水栓の主要寸法は,附属書A及び附属書Bによる。ただし,構造・形状・寸法については,注文者又
は製造業者の考案した意匠でもよい。
注記1 水栓の取付ナットの二面幅は,JIS B 1002(二面幅の寸法)によるのがよい。
注記2 こま式・固定式の水栓の共通主要寸法を,附属書Eに参考として示す。
注記3 水栓に用いるこま,こまパッキン及びスピンドルの形状・寸法を,附属書Fに参考として
示す。
b) 水栓の開閉は,逆時計回りを開き,時計回りを閉じとする。ただし,ハンドルをレバー式とした場合,
並びに横水栓(自在形),立水栓(自在形),壁付き2ハンドル湯水混合水栓及び台付き2ハンドル湯
水混合水栓の湯側に用いる場合は,この限りでない。
c) シングル湯水混合水栓の開閉操作方法は,レバーの開閉操作を上下で行うものは,レバーを下げて止
水する方式とする[図1 a) 参照]。レバーの開閉操作が必ずしも上下にならない場合は,次の1)3) の
方式でもよい[図1 b) 参照]。
1) 開閉レバーが胴の側面に設置され,レバーが向かって右に位置するときは,左側にレバーを操作し
て止水する方式とする。レバーが向かって左に位置するときは,右側にレバーを操作して止水する
方式とする。
2) 開閉レバーが水栓の正面に設置される場合は,壁側(奥側)へレバーを操作して止水する方式とす
る。
3) 胴の上部にスティック状のレバーが設置される場合は,手前方向への操作で止水する方式とする。
――――― [JIS B 2061 pdf 12] ―――――
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B 2061 : 2017
a) レバーの開閉操作を上下で行うシングル湯水混合水栓の開閉操作方法
1) レバーを胴の右又は左に 2) レバーを胴の正面に 3) 胴の上部にスティック状の
設置する場合 設置する場合 レバーを設置する場合
b) レバーの開閉操作が上下でないシングル湯水混合水栓の開閉操作方法
図1−シングル湯水混合水栓の開閉操作方法
d) 2ハンドル湯水混合水栓のハンドルは,向かって右側を水,左側を湯とする。また,湯及び水の区別
が容易に分かる表示をしなければならない。
e) サーモスタット湯水混合水栓は,高温の吐水防止のため,安全装置を設ける。
f) 一時止水構造の2ハンドル湯水混合水栓,サーモスタット湯水混合水栓及びミキシング湯水混合水栓
は,湯側・水側に逆流防止装置を付けなければならない。
g) ホース接続形水栓,元止め式及びハンドシャワーの付いた水栓は,逆流防止装置を付けなければなら
ない。
h) 水栓には,泡まつ(沫)装置,整流装置,流量制御装置,水撃低減装置及びストレーナ,フィルタを
設けてもよい。
i) 水栓は,定量止水式又は自閉式としてもよい。
j) 水栓の吐水口は,回転,固定及び回転角度規制をしてもよい。
k) 水栓は,ゴム栓式又はポップアップ式の排水装置を取り付けることができるように加工してもよい。
l) 水栓のハンドルは,鍵式としてもよい。
m) 水栓のハンドルの位置は,左右いずれでもよい。
n) 水栓のカップリング部は,自動連結式とすることができる。自動連結式で全自動洗濯機用の継手(お
す)主要寸法は,附属書Aによる。さらに,自動連結式の場合には,緊急止水装置を設けてもよい。
o) 止水栓のスピンドルは,ハンドルの代わりにドライバーなどで回すことができる構造としてもよい。
p) 水栓は,電気開閉式としてもよい。
――――― [JIS B 2061 pdf 13] ―――――
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6.3 ボールタップの構造・形状・寸法
ボールタップの構造・形状・寸法は,次による。
a) ボールタップの主要寸法は,附属書Cによる。ただし,構造・形状・寸法については,注文者又は製
造業者の考案した意匠でもよい。
注記1 ボールタップの取付ナットの二面幅は,JIS B 1002によるのがよい。
注記2 ボールタップと水受け容器とを組み合わせた場合の吐水口空間を,附属書Gに参考として
示す。
b) ボールタップの吐水口が水没する場合は,負圧破壊装置付きとする。
c) ボールタップのてこは,単式又は複式とする。
d) ボールタップは,電気開閉式としてもよい。
6.4 洗浄弁・洗浄水栓の構造・形状・寸法
洗浄弁・洗浄水栓の構造・形状・寸法は,次による。
a) 洗浄弁・洗浄水栓の主要寸法は,附属書Cによる。ただし,構造・形状・寸法については,注文者又
は製造業者の考案した意匠でもよい。
b) 大便器洗浄弁は,負圧破壊装置付きとする。
c) 洗浄弁・洗浄水栓は電気開閉式とすることができる。
6.5 寒冷地用又は共用の給水栓の構造
寒冷地用又は共用の給水栓の構造は,凍結による破損防止及び凍結後の機能保持のため,次による。
a) 凍結防止法は,水抜き,器具に内蔵した加熱器などによる。
b) 水抜き操作は,工具を用いず,手動で容易に操作できる。
c) 凍結時・解凍後の再通水時とも安全性が確保できる。
d) 寒冷地用又は共用の給水栓は,電気開閉式としてもよい。
6.6 手元止水形,A1の構造
A1の構造は,湯の使用量削減のため,次による。
a) 吐水切替機能,流量及び温度の調節機能から独立して吐水及び止水操作ができる機構をもつ。
b) ボタン,センサーなどのスイッチによって使用者の操作範囲内で吐水及び止水操作だけができる。
6.7 水優先吐水形,C1の構造
C1の構造は,湯の使用量削減のため,次のいずれかによる。また,水栓,施工説明書などで水栓の正面
位置を明確にする。
a) 吐水止水操作部と一体の温度調節を行うレバーハンドルが水栓の胴の上面に位置し,レバーハンドル
が水栓の正面にあるときに湯が吐出しない構造とする。
b) 吐水止水操作部と一体の温度調節を行うレバーハンドルが水栓の胴の左右の側面に位置し,温度調節
を行う回転軸が水平で,かつ,レバーハンドルが水平から上方45°までの角度で湯が吐出しない構造
とする。
c) 湯水の吐水止水操作部から独立して水専用の吐水止水操作部が設けられた構造とする。
7 材料
給水栓の材料は,通常の使用及び施工に十分耐えられる強度をもち,かつ,5.7の規定を満足しなければ
ならない。さらに,電気開閉式の場合は,5.13及び5.14の規定に十分耐えられる材料でなければならない。
――――― [JIS B 2061 pdf 14] ―――――
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B 2061 : 2017
8 試験方法
8.1 耐圧性能試験
耐圧性能試験は,JIS S 3200-1の規定による。9.3で規定する受渡検査における試験については,JIS S
3200-1で定める空気圧試験方法で行ってもよい。
a) 止水栓及びホース接続形水栓は,二次側も1.75 MPaの水圧を加える。
b) 一時止水構造の湯水混合水栓は,一時止水の状態で,1.75 MPaの水圧を加える。
8.2 耐寒性能試験
耐寒性能試験は,JIS S 3200-2の規定による。ただし,供試品を解凍した後通水して,吐水することを
確認し,5.2に規定する性能に関わる試験を行う。
なお,再通水時の水圧は,0.1 MPaとする。
8.3 水撃限界性能試験
水撃限界性能試験は,JIS S 3200-3の規定による。ただし,表5に示す条件で吐水し,供試品のシート
を規定の時間で閉止したときの圧力を測定する。止水栓は,この試験を行わなくてもよいが,吐水管付き
のものなど通常使用で開閉が生じる止水栓については,試験を行う。
表5−水撃限界性能試験の条件
区分 開度 吐水中の流速 シート閉止時間
手動式 ハンドル式は約120°a), 2 m/s b) 0.5秒
レバー式は全開
自閉式 全開 2 m/s b) 器具の仕様による。
定量止水式
電気開閉式
注a) 全開開度が120°以下の器具は,全開とする。
b) 吐水中の水圧が,0.15 MPaに達しても,流速が2 m/sに達しない場合は,
吐水中の水圧を最大0.15 MPaとする。
8.4 逆流防止性能試験
逆流防止性能試験は,JIS S 3200-4の規定による。
なお,試験は,逆流防止装置だけで行ってもよい。
a) 低圧試験 JIS S 3200-4の試験圧力(静水圧)が3 kPaの場合による。
b) 高圧試験 JIS S 3200-4の試験圧力(静水圧)が3 kPa以外の場合による。
8.5 負圧破壊性能試験
負圧破壊性能試験は,JIS S 3200-5の規定による。ただし,負圧破壊装置が内蔵されている給水用具は,
図2に示すような試験装置に供試品を取り付け,負圧破壊装置の逆流防止機能が働く位置から水面までを
表2の試験時の垂直距離(A)になるようにして,供試品の開閉部が開いた状態で負圧状態として,透明
管の水位上昇(B)をみる。
――――― [JIS B 2061 pdf 15] ―――――
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JIS B 2061:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.060 : 弁 > 23.060.01 : 弁一般
JIS B 2061:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0100:2013
- バルブ用語
- JISS3200-1:1997
- 水道用器具―耐圧性能試験方法
- JISS3200-2:1997
- 水道用器具―耐寒性能試験方法
- JISS3200-3:1997
- 水道用器具―水撃限界性能試験方法
- JISS3200-4:1997
- 水道用器具―逆流防止性能試験方法
- JISS3200-5:1997
- 水道用器具―負圧破壊性能試験方法
- JISS3200-7:2004
- 水道用器具―浸出性能試験方法