JIS B 2405:2003 メカニカルシール通則 | ページ 3

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表 2 寸法(続き)
単位 mm
d1 d2 b
(h7) (h7) 6 8 10 12.5 14.5 16 20 25 31.5
d3 d4 d3 d4 d3 d4 d3 d4 d3 d4 d3 d4 d3 d4 d3 d4 d3 d4
130 140 162 172 170 180 180 190
135 145 167 177 175 185 185 195
140 150 172 182 180 190 190 200
150 160 182 192 190 200 200 210
160 170 192 202 200 210 210 220
170 180 210 220 220 230 233 243
180 190 220 230 230 240 243 253
190 200 230 240 240 250 253 263
200 240 250 263
備考1. h7公差はバランスメカニカルシールの場合のd1には適用しない。
2. 多くの固形物を含んだり,シール端面の過度の温度上昇となる過酷な使用条件では,メカニカル
シール外径とスタフィングボックス内径との最小半径すき間を3 mmとすることが望ましい。
参考 太字で示す寸法は,ISO 3069 : 2000,ISO3069-S (Table 1)の寸法系列を示す。
5.2.2 カートリッジ式を含むヘビー仕様のメカニカルシール
5.2.2.1 軸封部の主要寸法 軸封部の主要寸法は,表3による。
参考 表3の寸法は,ISO 3069 : 2000,ISO3069-H (Table 2) の寸法系列と同一である。
なお,表3の寸法記号は,次のとおりとする(図810参照)。
d5 : 軸径を示す。
d6 : スタフィングボックスの内径を示す。
d7 : グランド面に設けられたスタッドボルトの中心間距離(PCD)を示す。
d8 : スタッドのねじサイズとピッチを示す。
d9 : スタフィングボックスのメカニカルシールカバーとのはめあい部外径寸法を示す。
L1 : スタフィングボックス奥の端面から最も近い障害物までの距離を示す。
L2 : グランド面から最も近い障害物までの距離を示す。

――――― [JIS B 2405 pdf 11] ―――――

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図9 グランド面とスタッド
図8 軸封部
図10 オプションの外側はめ込み
表 3 寸法
単位 mm
最大 d5 d6 d9
d7 d8 最小L1 最小L2
(h6) (H7) (H7/f7)
20 70 105 M12X1.75 85 150 100
30 80 115 M12X1.75 95 155 100
40 90 125 M12X1.75 105 160 100
50 100 140 M16X2.0 115 165 110
60 120 160 M16X2.0 135 170 110
70 130 170 M16X2.0 145 175 110
80 140 180 M16X2.0 155 180 110
90 160 205 M20X2.5 175 185 120
100 170 215 M20X2.5 185 190 120
110 180 225 M20X2.5 195 195 120
備考1. メカニカルシールカバーは穴d6のはめあい部に取り付けられる。
2. オプションの外側はめ込みは,図10に示す。( )内の数値は参考。
5.2.2.2 メカニカルシールの呼び寸法 メカニカルシールの呼び寸法は,呼び内径及び呼び外径で示す。
呼び内径は,これを装着する軸径d5の値で表し,呼び外径は,スタフィングボックスの内径d6で表す
(図8)。

――――― [JIS B 2405 pdf 12] ―――――

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5.3 取付機器の精度

 メカニカルシールを取り付ける機器の精度は,軸振れ,軸とグランド面との直角
度,軸とスタフィングボックス内径との同心度,軸の軸方向の動き,軸封部の寸法許容差及び表面粗さで
表し,メカニカルシールの性能を満足するために必要とするこれらの値は,受渡当事者間の協定による。
a) 軸の円周振れ(軸振れ) 停止中におけるスタフィングボックスを基準にした軸振れは,図11に示す
ようにグランド面に固定したダイヤルゲージを,軸のグランド面にできるだけ近い部分に当てて測定
し,軸を1回転させたときのダイヤルゲージの読みの最大値と最小値との差を軸振れとする。
スタフィングボックス
図11 軸の円周振れ(軸振れ)の測定
b) 軸とグランド面との直角度 停止中における軸とグランド面との直角度は,図12に示すように軸に固
定したダイヤルゲージを,メカニカルシールカバーが固定されるグランド面のできるだけ内径の面の
近くに当てて測定し,軸を1回転させたときのダイヤルゲージの読みの最大値と最小値との差を直角
度とする。
スタフィングボックス
図12 軸とグランド面との直角度の測定
c)) 軸とスタフィングボックス内径との同心度 停止中における軸とスタフィングボックス内径(同心加
工したものは外径でもよい。)との同心度は,図13に示すように軸に固定したダイヤルゲージを,ス
タフィングボックス内径(同心加工したものは外径でもよい。)のできるだけ端面に近いメカニカルシ
ールカバーとのはめ合い部に当てて測定し,軸を1回転させたときのダイヤルゲージの読みの最大値
と最小値との差を同心度とする。

――――― [JIS B 2405 pdf 13] ―――――

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スタフィングボックス
図13 軸とスタフィングボックス内径との同心度の測定
d)) 軸の軸方向の動き 停止中における軸受すき間などによる軸の軸方向の動きは,図14に示すように軸
に固定したダイヤルゲージを,グランド面に当てて測定し,軸を動かした時のダイヤルゲージの読み
の最大値と最小値との差を軸方向の動きとする。
スタフィングボックス
図14 軸の軸方向の動きの測定
e)) 軸封部の寸法許容差及び表面粗さ メカニカルシールを取り付ける機器の寸法許容差を指示するメイ
ティングリングの装着部 (C) 及びシールリングを装着する軸部 (d1),並びにそれらの表面粗さを指
示する箇所(P,Q及びR)の一例を図15に示す。
スタフィングボックス R
P
Q
C
図15 軸封部の寸法許容差及び表面粗さの測定

――――― [JIS B 2405 pdf 14] ―――――

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6. 性能試験

6.1 一般

 漏れ量,摩耗量及びトルクはメカニカルシールの性能として重要なため,その試験は,次に
示す項目を測定できるような条件の下で行う。一般に性能測定は回転状態で行うが,静止状態だけで行う
場合には,受渡当事者間の協定による。
a) 条件項目
1) 試験装置の精度
2) 回転速度
3) シール流体の性状
4) シール流体の圧力
5) シール流体の入口・出口の温度
6) シール流体の流量
7) 運転時間(発停頻度を含む。)
b) 測定項目
1) 漏れ量
2) 摩耗量
3) シール端面の表面粗さ
4) シール端面の平面度
5) トルク
6) シール端面の温度

6.2 試験装置

 試験装置の精度,試験用シール流体及びシール流体温度の調整は,次による。
a) 試験装置の精度 試験装置の精度は,5.3に示す取付機器の精度に準じた項目を設定する。ただし,軸
の軸方向の動きは,装置に使用されている軸受のすき間の量だけとなるが,このすき間分を強制的に
動かさなくてよい。軸を強制的に動かす必要がある場合には,受渡当事者間の協定による。
b) 試験用シール流体 性能試験に用いるシール流体は,水又はJIS K 2213に規定する2種に相当する添
加タービン油とする。
なお,これらのシール流体ではメカニカルシールの性能を評価できないと判断される場合には,受
渡当事者間の協定によって試験用シール流体を定める。この場合,試験用シール流体の性状を十分に
把握し,安全性などを確認のうえ用いる。
c) シール流体温度の調整 試験用シール流体を循環させる場合には,別に設けた加熱器又は冷却器をも
つ加圧循環装置でシール流体を加熱又は冷却できるため,温度の調整は比較的容易である。しかし,
試験用シール流体を封入する場合には,スタフィングボックス外周を加熱又は冷却することによって,
シール流体温度を間接的に調整するため,所定の温度に設定することが困難な場合が多い。したがっ
て,試験用シール流体を封入する場合には,シール流体温度の許容差を大きめに設定してもよい。

6.3 測定項目及び測定方法

 測定項目及び測定方法は,次による。
a) 漏れ量 1時間以上の連続運転中にメカニカルシールのシール端面及び二次シール部分から漏れた試
験用シール流体の量を測定し,1時間当たりに換算して表す。
なお,ガス状の漏れを含めたすべての漏れ量を測定する必要がある特殊な条件の場合の測定は,受
渡当事者間の協定による。
b) 摩耗量 100時間以上の連続運転後のシール端面の軸方向摩耗減量を測定し,1年間(8 760時間)当
たりに換算して表す。

――――― [JIS B 2405 pdf 15] ―――――

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