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B 6201-1993
表3 負荷運転試験における試験事項及び測定方法
試験事項 引用試験 測定器 測定方法 適用例(参考)
番号
機 電力 3-11 電力計(電圧計,電流計 送り及び切込み又はそれらのいず 旋盤における外丸削り。
械 及び力率計) れかを変化させて,所定の電力に ボール盤における穴あけ。
の 達する(3)までの負荷をかけ,各段 ひざ形立てフライス盤におけ
加 階の電力を測定する。 る正面フライス削り。
工 トルク 3-12 切削動力計,電力計(電 送り及び切込み又はそれらのいず 円筒研削盤における円筒研削。
能 圧計,電流計及び力率 れかを変化させて,所定のトルク
力 計) に達する(4)までの負荷をかけ,各
段階のトルク(5)を測定する。
切削主分 3-13 切削動力計,電力計(電 送り及び切込み又はそれらのいず
力 圧計,電流計及び力率 れかを変化させて,所定の切削主
計) 分力に達する(6)まで負荷をかけ,
各段階の切削主分力(7)を測定す
る。
特定条件 3-14 − 特定の負荷条件における挙動を観 旋盤における面削り。
によるも 察する。 タレット旋盤におけるインフ
の ィード削り。
横中ぐり盤における面板によ
る面削り。
ホブ盤における歯切り。
形彫り放電加工機における加
工性能試験。
振動 3-21 官能試験又はJIS B 6003による。 −
騒音 3-31 官能試験又はJIS B 6004による。 −
仕上面の状態 3-41 官能試験による。 −
注(3) 所定の電力に達しないものもある。
(4) 所定のトルクに達しないものもある。
(5) このトルクは,次の式によって算出する。
切削動力計を用いて測定したとき
T Pr
動力計を用いて測定したとき
.955(W W0 ()
T kN m)
n
ここに, T : トルク (kN・m)
P : 切削動力計を用いて測定した切削主分力 (daN)
r : 切削半径 (m)
W : 負荷電力 (kW)
W0 : 無負荷電力 (kW)
n : 主軸速度 (min-1)
(6) 所定の切削主分力に達しないものもある。
(7) この切削主分力は,切削動力計を用いるか,又は次の式によって算出する。
60(W W0 )
P ( kN)
Vc
ここに, P : 切削全分力 (kN)
W : 負荷電力 (kW)
W0 : 無負荷電力 (kW)
Vc : 切削速度 (m/min)
3.5 バックラッシ試験方法 バックラッシ試験は,操作又は工作精度に著しい影響を及ぼすものについ
て試験する。試験結果の表示方法,試験事項及び測定方法は,次による。
――――― [JIS B 6201 pdf 6] ―――――
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B 6201-1993
(1) 表示方法 回転角又は系の機構に応じて計算した寸法として表す。
(2) 試験事項及び測定方法 試験事項及び測定方法は,表4による。
表4 バックラッシ試験における試験事項及び測定方法
試験事項 引用試験 測定器 測定方法 適用例(参考)
番号
主運動系のバ 4-11 ダイヤルゲージ,角 主軸速度変換装置を最高及び最低速度に 旋盤の主軸駆動系の総合バックラ
ックラッシ 度定規及びてこ 設定し,それぞれについて,原則として ッシ。
主軸1回転中の数箇所において駆動系の
所定の区間に対する総合バックラッシを
主軸の回転角で測定する。
4-12 ダイヤルゲージ及 テーブル駆動系の元軸を一方向に回転さ 平削り盤のテーブル駆動系の総合
び角度定規 せてテーブルが動き始める位置から,元 バックラッシ。
軸を逆転してテーブルが逆の向きに動き
始めるまでの元軸の回転角を測定する。
バックラッシは,テーブルの移動量に
換算して表す。
送り運動系の 4-21 ダイヤルゲージ及 工具又は工作物取付台に送りをかけて動 刃物台の送りねじ。
バックラッシ び角度定規 き始める位置から,送りを逆転して工具 タレット旋盤のラム駆動系。
又は工作物取付台が逆の向きに動き始め ホブ盤の親ウォーム及び親ウォー
ムホイール。
るまでの駆動軸の回転角を測定する。
4-22 ダイヤルゲージ及 (1) 回転テーブルに取り付けたてこによ ホブ盤の親ウォーム及び親ウォー
びてこ って,テーブルを正及び負の向きに ムホイール並びにホブサドルの送
動かしたときのダイヤルゲージの読 りねじ。
みの差を測定する。
(2) 工具又は工作物取付台に送りをかけ
て,わずかに動かしたときのダイヤ
ルゲージの読みを基準とし,更に,
その状態から送り装置によらずに,
工具又は工作物取付台を同じ向きに
動かしたときのダイヤルゲージの読
みとの差を測定する。
4-23 ダイヤルゲージ及 テーブル駆動系の元軸を一方向に回転さ プラノミラーのテーブル駆動系の
び角度定規 せてテーブルが動き始める位置から,元 総合バックラッシ。
軸を逆転してテーブルが逆の向きに動き
始めるまでの元軸の回転角を測定する。
バックラッシは,テーブルの移動量に
換算して表す。
4. 剛性試験方法に関する要項
4.1 剛性試験の目的 剛性試験は,工作精度に著しい影響を及ぼす部分に荷重を加えて,変形状態を試
験することを目的とする。
4.2 剛性試験の結果の表示方法,試験事項及び測定方法 剛性試験の結果の表示方法,試験事項及び測
定方法は,次による。
(1) 表示方法 荷重に対して,弾性変形及び機構のすきまの和として現れる変位で表す。
(2) 試験事項及び測定方法 試験事項及び測定方法は,表5による。
――――― [JIS B 6201 pdf 7] ―――――
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表5 剛性試験における試験事項及び測定方法
試験事項 引用試験 測定器 測定方法 測定方法図 適用例(参考)
番号
主軸系の曲 5-11 ダイヤルゲ 主軸に軸直角方向の荷重 (P) 旋盤の主軸及び心
げの剛性 ージ及び荷 を加えたときの荷重方向の変 押軸。
重計 位を測定する。 内面研削盤のとい
この測定は,互いに直角な2 し軸及び工作主
方向について行う。 軸。
5-12 主軸(工作主軸)と心押軸との 円筒研削盤の工作
間に工作物を支え,工作物の中 主軸及び心押軸。
央部に軸直角方向の荷重 (P)
を加えたときの主軸及び心押
軸の荷重方向の変位を測定す
る。
この測定は,互いに直角な2
方向について行う。
主軸とテー 5-21 ダイヤルゲ 主軸に軸直角方向の荷重 (P) ひざ形横フライス
ブルと総合 ージ及び荷 をテーブルを介して加えたと 盤のアーバ支持装
剛性 重計 きの主軸とテーブルとの間の 置。
相対変位を測定する。 横軸角テーブル形
この測定は,互いに直角な2 平面研削盤のとい
方向について行う。 し頭。
5-22 主軸に軸方向の荷重 (P) をテ 横中ぐり盤の主軸
ーブルを介して加えたときの 及びテーブル。
主軸とテーブルとの間の相対
変位を測定する。
――――― [JIS B 6201 pdf 8] ―――――
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B 6201-1993
試験事項 引用試験 測定器 測定方法 測定方法図 適用例(参考)
番号
主軸と 主 5-23 ダイヤルゲ 主軸に軸方向の荷重 (P) をテ ボール盤,フライ
テーブ 軸 ージ及び荷 ーブル又はベースを介して加 ス盤,マシニング
ルとの 方 重計 えたときの,主軸とテーブル又 センタの主軸とテ
総合剛 向 はベースとの間の相対変位を ーブル。
性 の 測定する。
剛 変位は,主軸に放射状に取り
性 付けた腕上の直径(l)の位置に
ける点と,テーブル又はベース
との間の距離の変化として測
定する。
なお,直角2方向の腕の傾斜
の変化から最大傾斜の量及び
方向を求めてもよい。最大傾斜
の量及び方向は,次の方法によ
って算出する。
Z
tan
l
Zy
tan
Zx
替 最大傾斜の角度
燿 最大傾斜の方向
(X軸となす角度)
ここに,
2 2
Z Zx Zy
Zx Zx1 Zx2
Zy Zy1 Zy2
軸 5-24 主軸に軸に直角な方向の荷重
に (P) をテーブル又はベースを
直 介して加えたときの,主軸とテ
角 ーブル又はベースとの間の相
な 対変位を測定する。
方 なお,主軸に放射状に取り付
向 けた腕上の直径(l)の位置にお
の ける点と,テーブル又はベース
剛 との間の距離の変化から傾斜
性 の量を求めてもよい。
傾斜の量は,次の方法によっ
て算出する。
Zx1 Zx2
tanx
2
Zy1 Zy2
tany
2
傾斜の角度
この測定は,軸に直角な2方向
の荷重について行う。
――――― [JIS B 6201 pdf 9] ―――――
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B 6201-1993
試験事項 引用試験 測定器 測定方法 測定方法図 適用例(参考)
番号
工具取付台 5-31 ダイヤルゲ 工具の先端に背分力の方向の 旋盤の刃物台。
の剛性 ージ及び荷 荷重 (P) を加えたときの変位
重計 を測定する。
この測定は,送り分力の方向
についても行う。
工具取付台 5-32 ダイヤルゲ タレットヘッドにてこを取り タレット旋盤のタ
の剛性 ージ及び荷 付け,てこにモーメント (M) レットヘッド。
重計 を加えたときの荷重方向の変
位を測定する。
5-33 といし修正装置の作動状態に 内面研削盤のとい
おけるダイヤモンドドレッサ し修正装置。
の位置に,目直しの負荷方向の
荷重 (P) を加えたときの荷重
方向の変位を測定する。
刃物台とテ 5-41 ダイヤルゲ バイトホルダとテーブルとの 立旋盤の正面刃物
ーブルとの ージ及び荷 間に主分力及び送り分力方向 台とテーブル。
総合剛性 重計 の荷重 (P) を加えたときの荷
重方向の相対変位を測定する。
テーブルの 5-51 ダイヤルゲ 定置したダイヤルゲージをテ 円筒研削盤のテー
旋回に関す ージ ーブル前面の両端部に当てて, ブル。
る剛性 旋回ねじでテーブルの一端を
動かして(矢印A),テーブル
の他端が動き始めるときの位
置を基準とし,次にテーブルを
反対の向きに動かして(矢印
B),他端が動き始めるまでの
駆動側の移動距離を測定する。
――――― [JIS B 6201 pdf 10] ―――――
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JIS B 6201:1993の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 6201:1993の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0659:1996
- 比較用表面粗さ標準片
- JISB6003:1993
- 工作機械―振動測定方法
- JISB6004:1980
- 工作機械の騒音レベル測定方法
- JISB6014:1980
- 工作機械の安全通則
- JISB7153:1995
- 測定顕微鏡
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7521:1979
- 携帯形時計式回転速度計
- JISC1102:1981
- 指示電気計器
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC1601:1983
- 指示熱電温度計
- JISC1603:1983
- 指示抵抗温度計