JIS B 6202:1998 普通旋盤―精度検査 | ページ 5

20
B 6202 : 1998
表2 工作精度検査(続き)
単位mm
検査事項 M3
ねじの累積誤差
工作物の形状,加工方法及び切削条件
許容値
精密旋盤(Da≦500でDC≦1 500)
a) 測定長さ 300について 0.03
b) 測定長さ 60について 0.01
その他の旋盤
Da≦800 800 DC≦2 000
a) 測定長さ 300について 0.04
DC>2 000
1 000増すごとに0.005を加える。
最大許容値 0.05
b) 測定長さ 60について 0.015
DC : センタ間距離 Da : ベッド上の振り
測定値
測定器
専用測定器
備考及びJIS B 6191の参照項目
3.1及び3.22
4.1及び4.2
6.1及び6.2
ねじ山には,平らな面やうねりがあってはならない。

――――― [JIS B 6202 pdf 21] ―――――

                                                                                             21
B 6202 : 1998
6. ベッド滑り面の真直度に関する補足(静的精度 検査事項 G1)
6.1 中高
滑り面は,そのすべての点が両端を結んだ直線よりも上にある場合に中高であるとみなす。
6.2 部分偏差
部分許容値を規定している測定長さは,滑り面の全長と比べて短い。部分許容値を規定する測定長さの
範囲における偏差,すなわち,部分偏差は,その両端の点における高さの差で表す。
規定長さlの両端の点,aとbとの間の部分偏差は,h2‐h1である(図1参照)。
図1
6.3 単調な中高曲線をもった滑り面の場合の部分偏差
一般に,真直度の部分許容値は,測定長さが短い場合に真直度の偏差が大きくなる可能性を排除するた
めだけに規定する(JIS B 6191の2.322.4参照)。
しかし,規定した部分許容値は,滑り面の中央に対してほぼ対称の中高曲線をもった滑り面の場合には,
滑り面の両端で厳しくなりすぎる。
このような場合には,滑り面の両端から1/4の範囲については,規定した部分許容値を2倍にしてもよ
い。

――――― [JIS B 6202 pdf 22] ―――――

22
B 6202 : 1998
附属書(参考) 普通旋盤−運転試験及び剛性試験
この附属書(参考)は,規格本体にはない事項を参考として示すものであって,規定の一部ではない。
備考 この附属書(参考)の引用規格を,次に示す。
JIS B 4105 超硬バイト
JIS B 6003 工作機械−振動測定方法
JIS B 6004 工作機械の騒音レベル測定方法
JIS B 6014 工作機械の安全通則
JIS B 6201 工作機械−運転試験方法及び剛性試験方法通則
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
1. 運転試験方法
1.1 機能試験 機能試験は,附属書表1による。
附属書表1 機能試験
番号 試験事項 試験方法 JIS B 6201の3.2の引用試験番号
1 主軸の始動,停止及適当な一つの主軸回転速度で,正転及び逆転につ 1-11
び運転操作 いて始動・停止(寸動及び制動を含む。)を繰り
返し10回行い,作動の確実さを試験する。
2 主軸回転速度の変換表示の全速度範囲にわたり主軸回転速度を変換 1-12
操作 し,操作装置の作動の円滑さと指示の確実さを試
験する。
3 往復台及び横送り台適当な一つの送り量又は送り速度(1)で,普通送り 1-31
送りの始動,停止及及びねじ切り送りの始動・停止を繰り返し10回
び運転操作 行い,作動の確実さを試験する。
4 送り量の変換操作 表示の最小,中間及び最大の三つの送りについ 1-33
て,普通送り及びねじ切り送りの送り量を変換
し,作動の円滑さと指示の確実さを試験する。
5 往復台及び横送り台表示の最低,中間及び最高の三つの送りについて 1-32
の送り速度の変換操送り速度を変換し,作動の円滑さと指示の確実さ
作(1) を試験する。早送りを行うものは,早送りについ
ても作動の円滑さを試験する。
6 機動送りの掛け外し往復台及び横送り台について,機動送り掛け外 1-31
とその装置の操作 し,位置の設定及び作動の円滑さと確実さを試験 1-51
する。
7 往復台,横送り台及手動によって往復台,横送り台及び刃物送り台を 1-37
び刃物送り台の操作移動させ,動きの全長にわたって作動の円滑さと
均一さとを試験する。
なお,マイクロメータカラーの機能の確実さを
試験する。
8 心押台及び心押軸の手動及び機動(1)によって心押台及び心押軸を移 −
操作(2) 動させ,動きの全長にわたって作動の円滑さと均
一さを試験する。

――――― [JIS B 6202 pdf 23] ―――――

                                                                                             23
B 6202 : 1998
番号 試験事項 試験方法 JIS B 6201の3.2の引用試験番号
9 締付けの操作 往復台(3)及び心押台(2)の各締付け機構について, 1-54
それぞれの動きの任意の一つの位置において締
め付け,その確実さを試験する。
10 工具の取付け 工具の取付けの確実さと締付けねじの円滑さを 1-71
試験する。
11 電気装置 運転試験の前後に,それぞれ1回絶縁状態を試験 1-91
する。ただし,半導体などを使用した回路には適
用しない。
12 安全装置 作業者に対する安全さと機械防護機能の確実さ 1-92
を試験する(JIS B 6014参照)。
13 潤滑装置 油密,油量の適正な配分など,機能の確実さを試 1-93
験する。
14 油圧装置 油密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。 1-94
15 附属装置 機能の確実さを試験する。 1-99
注(1) 単独の駆動装置が具備されているものについて行う。
(2) 心押台本体の心押台ベースに対する移動は行わない。
(3) 旋回台の操作は行わない。
1.2 無負荷運転試験 無負荷運転試験は,主軸の最低回転速度から始め,各段階に対して運転し,引き
続き最高回転速度に対して3060分間運転を継続して,附属書表2記録様式1-1の各項を測定する(JIS B
6201の3.3.1参照)。
なお,最高主軸回転速度で運転の最後において送り量を最へ最大(4)及び中間にとり,それぞれに対して
所要電力を測定する。また,振動,騒音を観察する。振動,騒音を特に問題とする場合は,JIS B 6003及
びJIS B 6004による。往復台及び刃物台駆動用電動機を具備するものは,附属書表3 記録様式1-2の各
項をも測定する。
注(4) 測定に可能な範囲内で,なるべく大きな送り量とする。
附属書表2 記録様式1-1

――――― [JIS B 6202 pdf 24] ―――――

24
B 6202 : 1998
附属書表3 記録様式1-2
1.3 負荷運転試験 負荷運転試験は,次の諸条件によって,切削動力試験,切削トルク試験及びびびり
試験を行って所要電力を測定し,また,振動,騒音及び表面の仕上り状態を観察する(JIS B 6201の3.4
参照)。
振動,騒音を特に問題とする場合は,JIS B 6003及びJIS B 6004による。
なお,切削方法は,すべて乾式切削とする。
1.3.1 切削動力試験 切削動力試験は,高速切削において,所定の電力に耐えられることを試験するもの
で,次の条件によって高速外丸削りを行う(附属書表4 記録様式2参照)(JIS B 6201の番号3-11参照)。
附属書表4 記録様式2
注(5) 所定の工作物を取り付けた状態で得られる無負荷入力とする。
a) 工具 工具は,JIS B 4105に規定する31形とする。
b) 工作物 材料は,JIS G 4051に規定するS45Cとし,附属書表5による。

――――― [JIS B 6202 pdf 25] ―――――

次のページ PDF 26

JIS B 6202:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1708:1989(MOD)

JIS B 6202:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6202:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称