JIS B 6218:1990 主軸台移動形単軸自動旋盤の試験及び検査方法

JIS B 6218:1990 規格概要

この規格 B6218は、使用できる丸コレットの口径部の最大直径が32mm以下の主軸台移動単軸自動旋盤の運転性能に関する試験方法,並びに静的精度及び工作精度の検査方法について規定。

JISB6218 規格全文情報

規格番号
JIS B6218 
規格名称
主軸台移動形単軸自動旋盤の試験及び検査方法
規格名称英語訳
Test code for performance and accuracy of single spindle automatic lathes (sliding headstock type)
制定年月日
1959年3月30日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

25.080.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
工作機械 2019
改訂:履歴
1959-03-30 制定日, 1962-03-20 確認日, 1965-03-01 確認日, 1968-02-01 確認日, 1971-04-01 確認日, 1974-04-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1987-02-01 確認日, 1990-03-01 改正日, 1996-02-01 確認日, 2000-11-20 確認日, 2005-10-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS B 6218:1990 PDF [8]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6218-1990

主軸台移動形単軸自動旋盤の試験及び検査方法

Test Code for Performance and Accuracy of Single Spindle Automatic Lathes (Sliding Headstock Type)

1. 適用範囲 この規格は,使用できる丸コレットの口径部の最大直径が32mm以下の主軸台移動形単軸
自動旋盤の運転性能に関する試験方法,並びに静的精度及び工作精度の検査方法について規定する。
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位は,従来単位によるものであって,参考として
示したものである。
引用規格 :
JIS B 6003 工作機械の振動検査方法
JIS B 6004 工作機械の騒音レベル測定方法
JIS B 6014 工作機械の安全通則
JIS B 6141 スプリングコレット
JIS B 6201 工作機械の試験方法通則
JIS G 4804 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
2. 運転試験方法
2.1 機能試験 機能試験は,表1によって行う。
表1 機能試験
参考
番号 試験事項 試験方法 JIS B 6201の3.2
の対応番号
1 主軸の始動,停止及び運転操作 適当な一つの主軸速度で始動及び停止を繰り返し10 1-11
回行い,作動の円滑さと確実さとを試験する。
2 主軸速度の変換操作 表示の最低,中間及び最高の三つの主軸速度に変換し,1-12
作動の円滑さと機能の確実さとを試験する。
3 主軸コレットチャックの開閉 コレットチャックの開閉及び把握力調整の作動の円滑 1-72
及び把握力の調整操作 さと機能の確実さとを試験する。
4 主軸台の送り操作 手動又は自動によって主軸台を動きの全長にわたって 1-31
移動させ,運動の円滑さと確実さとを試験する。 1-37
なお,ストローク調整機構及びストッパ機構の作動の 1-53
円滑さと機能の確実さとを試験する。
5 ロッキングアームの旋回操作 手動又は自動によってロッキングアームを旋回させ, 1-31
動きの全長にわたって運動の円滑さと確実さとを試験 1-37
する。 1-53

――――― [JIS B 6218 pdf 1] ―――――

2
B 6218-1990
参考
番号 試験事項 試験方法 JIS B 6201の3.2
の対応番号
なお,ストッパ機構の作動の円滑さと機能の確実さと
を試験する。
6 刃物台の送り操作 手動又は自動によって刃物台を動きの全長にわたって 1-31
移動させ,運動の円滑さと確実さとを試験する。 1-37
なお,ストローク調整機構の作動の円滑さと機能の確
実さとを試験する。
7 刃物台の調整操作 すべての刃物台について軸方向,半径方向及び傾きの 1-53
調整を行い,作動の円滑さを試験する。
8 工具の取付け及び取外し 工具の取付け及び取外しの確実さと円滑さとを試験す 1-71
る。
9 カム軸の操作 手動又は自動でカム軸を回転させ,円滑さを試験する。1-31
1-37
10 カム軸回転速度の変換操作 適当な一つの主軸速度で,カム軸を任意の三つの回転 1-32
速度に変換し,作動の円滑さと機能の確実さとを試験 1-33
する。
11 カム軸の自動運転の掛外し操 適当な一つのカム軸回転速度で,カム軸の自動運転の 1-51
作 掛外しを繰り返し10回行い,作動の円滑さと確実さと
を試験する。
12 カムの取付け及び取外し カムの取付け及び取外しの確実さと円滑さとを試験す 1-74
る。
13 カム軸自動停止装置 材料切れによるカム軸自動停止装置の指令位置設定の 1-36
円滑さと確実さ及び機能の確実さとを試験する。 1-51
14 電気装置 運転試験の前後にそれぞれ1回絶縁状態を試験する。 1-91
ただし,半導体などを使用した回路には適用しない。
15 安全装置 作業者に対する安全と機械防護機能の確実さとを試験 1-92
する[JIS B 6014(工作機械の安全通則)参照]。
16 潤滑装置 油密,油量の適正な配分など機能の確実さを試験する。1-93
17 切削油剤装置 切削油剤の供給,油量の調整など,作動の円滑さと機 1-99
能の確実さとを試験する。
18 対向主軸装置 作動の円滑さと機能の確実さとを試験する。 1-99
19 附属装置 機能の確実さを試験する。 1-99
2.2 無負荷運転試験 無負荷運転試験は,主軸及び対向主軸を最高速度で,原則として6090分間運転
を継続して表2に規定する項目を測定する[JIS B 6201(工作機械の試験方法通則)の3.3参照]。
また,振動,騒音を観察する。振動,騒音を特に問題とする場合はJIS B 6003(工作機械の振動検査方
法)及びJIS B 6004(工作機械の騒音レベル測定方法)による。
なお,カム及びカム軸速度は適当に定める。

――――― [JIS B 6218 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
B 6218-1990
表2 記録様式1
3. 静的精度検査方法 静的精度検査は,表3によって行う。
表3 静的精度検査
単位 mm
許容値 参考
コレットの口径 JIS B

検査事項 測定方法 測定方法図 6201の
号 10以下 10を超え
4.の対応
32以下
番号
1 主軸端面の振れ 主軸端面の外周近く
にテストインジケー 0.005 0.01
タを当てて,主軸回転
中のテストインジケ
ータの読みの最大差
を求める。次に,テス
10-61
トインジケータを主
軸中心線に対し反対
側に移して同様の測
定を行い,読みの最大
差の大きい方を測定
値とする。
2 主軸チャックス a 附属書1に示すテスト テストバーの口元で
リーブ穴の振れ テ バーをはめたチャッ
(1) ス クスリーブを主軸穴 0.01 0.015

バ に取り付け,テストバ
ー ーの口元及び先端に 50の 75の
の 10-41
振 テストインジケータ 位置で 位置で
れ を当てて,主軸回転中 0.015 0.02
のテストインジケー
タの読みの最大差を
測定値とする。
b 主軸穴の口元及び胴
穴 部にテストインジケ
の ータを当てて,主軸回 0.005 0.01

れ 転中のテストインジ 10-31
ケータの読みの最大
差の大きい方を測定
値とする。

――――― [JIS B 6218 pdf 3] ―――――

4
B 6218-1990
単位 mm
許容値 参考
コレットの口径 JIS B

検査事項 測定方法 測定方法図 6201の
号 10以下 10を超え
4.の対応
32以下
番号
3 主軸中心線 主軸に,付属書1に示
と主軸台運 a すテストバーを取付 50に 75に
動との平行 垂直面 けした定置(例えば, ついて ついて
度 内で ベッド上に)テストイ 0.01 0.015
ンジケータをこれに
7-53
当てて主軸台を移動
b させ,テストインジケ 50に 75に
水平面 ータの読みの最大差 ついて ついて
内で を測定値とする(2)。 0.01 0.015
4 ロッキングアーム旋 案内ブシュスリーブ 測定長さ(3)
回運動と案内ブシュ 穴に附属書2に示すテ
スリーブ穴中心線と ストプラグを取り付 10に 20に
の直角度 け,ロッキングアーム ついて ついて
上に定置したテスト 0.005 0.01
インジケータをその 9-45
端面に当ててロッキ
ングアームを旋回さ
せ,テストインジケー
タの読みの最大差を
測定値とする。
5 刃物台運動と案内ブ 案内ブシュスリーブ
シュスリーブ穴中心 穴に,附属書2に示す 10に 20に
線との直角度 テストプラグを取り ついて ついて
付け刃物台に取り付 0.01 0.015
けたテストインジケ
9-44
ータをその端面に当
てて刃物台を移動さ
せ,テストインジケー
タの読みの最大差を
測定値とする。
6 案内ブシュ 案内ブシュスリーブ
スリーブ穴 a 穴にテストバーを取 50に 75に
中心線と主 垂直面 り付け,主軸台に定置 ついて ついて
軸台運動と 内で したテストインジケ 0.01 0.01
の平行度 ータをこれに当てて
7-51
主軸台を移動させ,テ
b ストインジケータの 50に 75に
水平面 読みの最大差を測定 ついて ついて
内で 値とする。 0.01 0.01

――――― [JIS B 6218 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
B 6218-1990
単位 mm
許容値 参考
コレットの口径 JIS B

検査事項 測定方法 測定方法図 6201の
号 10以下 10を超え
4.の対応
32以下
番号
7 案内ブシュスリーブ 案内ブシュスリーブ
穴中心線と主軸中心 穴にテストバーを取
線との同心度 り付け,主軸に取り付
けたテストインジケ
ータをその口元に当 0.01 12-21
てて,主軸回転中のテ
ストインジケータの
読みの最大差の21を測
定値とする。
8 対向主軸穴の振れ 対向主軸穴にテスト
バーを取り付け,その 口元で 口元で
口元及び先端にテス 0.01 0.01
トインジケータを当
てて,対向主軸回転中 30の 50の
のテストインジケー 位置で 位置で 10-32
タの読みの最大差を 0.015 0.02
測定値とする(4)。
この測定は,対向主軸
のそれぞれについて
行う。
9 対向主軸中心線と案 案内ブシュスリーブ
内ブシュスリーブ穴 穴にテストバーを取 0.02 0.03
中心線との同心度 り付け,対向主軸に取
り付けたテストイン
ジケータをその口元
に当てて,対向主軸回
転中のテストインジ 12-21
ケータの読みの最大
差の21を測定値とする
(5)。
この測定は,対向主軸
のそれぞれについて
行う。
10 対向主軸の a 案内ブシュスリーブ
縦方向運動 垂直面 穴にテストバーを取 30に 50に
と案内ブシ 内で り付け,対向主軸に取 ついて ついて
ュスリーブ b り付けたテストイン 0.015 0.02
穴中心線と 水平面 ジケータをこれに当 7-51
の平行度 内で てて対向主軸を移動
させ,テストインジケ
ータの読みの最大差
を測定値とする(5)。
注(1) の検査をしたときは,bの検査は行わない。
(2) この測定は,主軸を回転し,テストバーの全長にわたりそれぞれの測定面内におけるテストインジケータの読
みがその振れのほぼ中央の値を示す回転位置を基準として行う。

――――― [JIS B 6218 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS B 6218:1990の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6218:1990の関連規格と引用規格一覧