JIS B 6331-2:2013 数値制御旋盤及びターニングセンタ―検査条件―第2部:垂直工作主軸をもつ機械の静的精度

JIS B 6331-2:2013 規格概要

この規格 B6331-2は、JIS B 6190-7及びJIS B 6191に基づいて,垂直工作主軸をもつ数値制御(NC)旋盤及び垂直工作主軸をもつターニングセンタの静的精度並びにそれに対応する許容値について規定。機械の静的精度検査だけを扱い,一般に精度検査前に実施しておく機械の運転試験(例えば,振動,異音,スティックスリップ)又は特性試験(例えば,主軸回転速度,送り速度)には適用しない。

JISB6331-2 規格全文情報

規格番号
JIS B6331-2 
規格名称
数値制御旋盤及びターニングセンタ―検査条件―第2部 : 垂直工作主軸をもつ機械の静的精度
規格名称英語訳
Test conditions for numerically controlled turning machines and turning centres -- Part 2:Geometric tests for machines with a vertical workholding spindle
制定年月日
2013年5月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 13041-2:2008(IDT)
国際規格分類

ICS

25.040.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
工作機械 2019
改訂:履歴
2013-05-20 制定日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 6331-2:2013 PDF [38]
                                                                B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般事項・・・・[3]
  •  4.1 測定単位・・・・[3]
  •  4.2 JIS B 6190-7及びJIS B 6191の引用・・・・[3]
  •  4.3 機械の水平出し・・・・[3]
  •  4.4 検査の順序・・・・[3]
  •  4.5 実施する検査・・・・[3]
  •  4.6 測定器・・・・[3]
  •  4.7 測定方法図・・・・[3]
  •  4.8 ソフトウェア補正・・・・[3]
  •  4.9 最小許容値・・・・[3]
  •  4.10 機械の分類・・・・[4]
  •  4.11 直進運動・・・・[4]
  •  4.12 タレット-工具保持部品(要素)・・・・[4]
  •  4.13 機械の大きさの区分・・・・[4]
  •  4.14 機械の形態・・・・[5]
  •  5 静的精度検査・・・・[9]
  •  5.1 工作主軸・・・・[9]
  •  5.2 工作主軸と直進運動軸との関係・・・・[12]
  •  5.3 直進軸の運動の角度偏差・・・・[18]
  •  5.4 直進軸の運動の真直度偏差・・・・[22]
  •  5.5 タレット,工作主軸及び工具主軸・・・・[25]
  •  6 回転軸の精度・・・・[30]
  •  6.1 工作主軸の回転精度・・・・[30]
  •  6.2 工具主軸の回転精度・・・・[32]
  •  附属書A(参考)3点法・・・・[34]
  •  参考文献・・・・[36]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 6331-2 pdf 1] ―――――

B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本工作機械工業会(JMTBA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
今回,対応国際規格に合わせた部編成を導入し,JIS B 6331の第2部として制定した。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS B 6331の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS B 6331-1 第1部 : 水平工作主軸をもつ機械の静的精度
JIS B 6331-2 第2部 : 垂直工作主軸をもつ機械の静的精度
JIS B 6331-3 第3部 : 逆さ工作主軸をもつ機械の静的精度
JIS B 6331-4 第4部 : 直進及び回転運動軸の位置決め精度
JIS B 6331-5 第5部 : 送り速度,主軸速度及び補間運動の精度
JIS B 6331-6 第6部 : 工作精度検査
JIS B 6331-7 第7部 : 座標平面内における輪郭性能の評価
JIS B 6331-8 第8部 : 熱変形試験

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 6331-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6331-2 : 2013
(ISO 13041-2 : 2008)

数値制御旋盤及びターニングセンタ−検査条件−第2部 : 垂直工作主軸をもつ機械の静的精度

Test conditions for numerically controlled turning machinesand turning centres-Part 2: Geometric tests for machines witha vertical workholding spindle

序文

  この規格は,2008年に第1版として発行されたISO 13041-2を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1 適用範囲

  この規格は,JIS B 6190-7及びJIS B 6191に基づいて,垂直工作主軸をもつ数値制御(NC)旋盤(以下,
NC立て旋盤という。)及び垂直工作主軸をもつターニングセンタ(以下,立て形ターニングセンタという。)
の静的精度並びにそれに対応する許容値について規定する。
この規格は,NC立て旋盤及び立て形ターニングセンタの構造形態並びにそれらに共通する特徴につい
て規定する。さらに,この規格では,用語及び制御軸の名称(図1図4)についても規定する。
この規格は,機械の静的精度検査だけを扱い,一般に精度検査前に実施しておく機械の運転試験(例え
ば,振動,異音,スティックスリップ)又は特性試験(例えば,主軸回転速度,送り速度)には適用しな
い。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13041-2:2008,Test conditions for numerically controlled turning machines and turning centres−
Part 2: Geometric tests for machines with a vertical workholding spindle(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。
JIS B 6190-7:2008 工作機械試験方法通則−第7部 : 回転軸の幾何精度試験
注記 対応国際規格 : ISO 230-7:2006,Test code for machine tools−Part 7: Geometric accuracy of axes of
rotation(IDT)
JIS B 6191:1999 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
注記 対応国際規格 : ISO 230-1:1996,Test code for machine tools−Part 1: Geometric accuracy of

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2
B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)
machines operating under no-load or finishing conditions(MOD)
JIS B 6310:2003 産業オートメーションシステム−機械及び装置の制御−座標系及び運動の記号
注記 対応国際規格 : ISO 841:2001,Industrial automation systems and integration−Numerical control of
machines−Coordinate system and motion nomenclature(IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
旋盤(turning machine)
工作物を回転させ,主としてバイトなどの静止工具を使用して,外丸削り,中ぐり,突切り,正面削り,
ねじ切りなどの切削加工を行う工作機械。
3.2
手動操作(manual control)
作業者が機械の各運動を個々に始動し,制御する運転モード。
3.3
数値制御(NC)(numerical control)
コンピュータ数値制御(CNC)(computerized numerical control)
工作物に対する工具の位置,速度,その他加工に必要な作業の工程などを数値情報で指令する制御。
(JIS B 0181:1998参照)
3.4
普通旋盤(manually controlled turning machine)
数値制御加工プログラムによらずに作業者が加工工程ごとに制御又は始動させる旋盤。
3.5
数値制御旋盤(numerically controlled turning machine)
NC旋盤(NC turning machine)
数値制御(NC,3.3参照)又はコンピュータ数値制御(CNC,3.3参照)によって運転する旋盤。
3.6
数値制御立て旋盤(numerically controlled vertical spindle-turning machine)
工作物を垂直な工作主軸上に取り付け,かつ,工具ではなく工作物を回転させて切削エネルギーを与え
る数値制御旋盤。
注記1 この機械の自動機能は,数値制御(NC)によって制御する。
注記2 工作主軸が逆さになった,すなわち,主軸の下端に工作物保持具を備えた立て旋盤について
は,JIS B 6331-3を参照。
3.7
立て形ターニングセンタ(vertical spindle-turning centre)
工具主軸を備え,かつ,工作主軸をその軸周りに回転させて位置決めすることができる能力をもった数
値制御立て旋盤。
注記1 この機械には,工具マガジンから自動で工具を交換するような機能又はY軸運動のような機
能をもつものもある。
注記2 工作主軸が逆さになった,すなわち,主軸の下端に工作物保持具を備えた立て旋盤について

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B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)
は,JIS B 6331-3を参照。

4 一般事項

4.1 測定単位

  この規格では,長さ,長さの偏差及び許容値は,ミリメートル(mm)で表す。角度は,度(°)で表
し,角度の偏差及び許容値は,長さの比(例えば,0.00x/1 000)で表すが,場合によってはマイクロラジ
アン(μrad)又は秒(″)を使用することがある。ただし,これらの間には,次の関係がある。
0.010/1 000=10×10−6=10 μrad≒2″

4.2 JIS B 6190-7及びJIS B 6191の引用

  この規格を適用するに当たって,特に検査前の機械の据付け,主軸及び他の運動部品の暖機運転,測定
方法並びに測定器の推奨精度については,JIS B 6191による。
箇条5に規定する各検査事項の“測定手順”欄には,その検査に関係する試験方法通則,JIS B 6190-7
及びJIS B 6191の細分箇条を示す。検査事項の内容が試験方法通則に対応する場合には,それぞれの試験
方法通則の細分箇条番号を引用する。各検査事項(G1G21)にはそれぞれに対応する許容値を規定して
いる。

4.3 機械の水平出し

  機械の検査を行う前に,機械は,製造業者の指示に従って水平出しをするのが望ましい(JIS B 6191の
3.11を参照)。

4.4 検査の順序

  この規格に規定する検査の順序は,実際の検査の順序を決めるものではない。測定器の取付け及び検査
が容易にできるように,検査は,どのような順序で行ってもよい。

4.5 実施する検査

  機械を検査するときは,必ずしもこの規格に規定した全ての検査を行う必要はない。又は行うことがで
きない。この検査が受渡しのために必要なとき,使用者は,製造業者との協定に基づいて関心のある機械
の構成要素及び/又は特性に関係する検査事項を選択してもよい。検査事項は,機械を発注するときに明
確にしなければならない。実施する検査事項の指定がなく,また,その検査に要する経費についての協定
もない状態でこの規格を受取検査に引用するだけでは,受渡当事者相互間を拘束することにはならない。

4.6 測定器

  箇条5及び箇条6の測定器欄に示す測定器は,例としてだけ示したものである。同じ物理量が測定でき,
少なくとも同じ精度をもつ他の測定器を使用してもよい。変位計の目量は,0.001 mm又はそれよりも小さ
いものとする。

4.7 測定方法図

  箇条5及び箇条6に示す測定方法図は,簡素化のために,一つの機械の形態だけを例示する。

4.8 ソフトウェア補正

  幾何偏差,位置決め偏差,輪郭偏差及び熱変形を組込みソフトウェア機能を使って補正できる場合には,
この検査でその補正を使用するか否かについては,受渡当事者間の協定に基づいて決定することが望まし
い。ソフトウェア補正を使用したときには,検査結果に使用したことを記述する。

4.9 最小許容値

  この規格に規定する測定長さと異なる長さで許容値を決定する場合は[JIS B 6191の2.311(測定単位及
び測定範囲)参照],許容値の最小値が0.005 mmであることを考慮する。

――――― [JIS B 6331-2 pdf 5] ―――――

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JIS B 6331-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13041-2:2008(IDT)

JIS B 6331-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 6331-2:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称