JIS B 6331-2:2013 数値制御旋盤及びターニングセンタ―検査条件―第2部:垂直工作主軸をもつ機械の静的精度 | ページ 3

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B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)

5 静的精度検査

5.1 工作主軸

 検査事項                                                                                G1
工作主軸端面(回転テーブル上面)の平面度
なお,この検査は回転テーブルをもつ機械に適用する。
測定方法図
記号 代替方法
1 案内用ジグ
2 3点式支持具
許容値 測定値
300について0.01
区分1 区分2 区分3 区分4 1)
0.02 0.03 0.07 0.07
注1) 区分4の機械については,直径が1 000増すごとに,許容値に0.01を
加える。
回転テーブル上面は,中高であってはならない。
測定器
直定規,ブロックゲージ及び変位計,又は光学式測定器
代替方法については,案内用ジグ,支持ブロック,精密水準器及び3点式支持具
測定手順及びJIS B 6191の細分箇条
5.322及び5.324
代替方法(精密水準器を用いて行う検査) : 5.323.2
1) 円周方向検査
精密水準器は,回転テーブル上に置いた3点式支持具の上に定置する。
この3点式支持具は,回転テーブルの円周に沿って等間隔に移動させる。
2) 直径方向検査
精密水準器は,回転テーブル上に,案内用ジグに沿って直径方向に平行に定置する。
精密水準器は,この案内用ジグに沿って等間隔にとった位置に移動させる。
案内用ジグを,3点式支持具の支持位置が連続するように移動させるか,又は最大12等分(最小30°)するよう
に移動させ,この手順を繰り返す。
なお,受渡当事者間で協定することを条件として,円周方向検査を省略してもよい。

――――― [JIS B 6331-2 pdf 11] ―――――

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B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)
検査事項 G2
工作主軸の面振れ
a) 回転テーブル上面の面振れ
b) 主軸端面の面振れ
測定方法図
a) b)
許容値 測定値
区分1 区分2 区分3 区分4 a)
a) 1)0.01 0.02 0.035 0.05 b)
注1) )の区分4の機械については,直径が1 000増すごとに,許容値に0.01
を加える。
b) 0.01 0.015 0.02 0.02
測定器
変位計
測定手順及びJIS B 6191の細分箇条
5.632
a) 変位計は,機械の固定部分に取り付け,回転テーブルの上面をセルフカットしたときに工具を当てた位置から
約180°離れた,回転テーブルの周縁にできるだけ近い位置に測定子を当てる。
クロスレール及びサドルは,できれば固定する。
b) 測定は,最大直径上で行う。
注記 回転テーブルを外すのが困難な場合には,この検査は行う必要はない。

――――― [JIS B 6331-2 pdf 12] ―――――

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B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)
検査事項 G3
工作主軸の振れ
a) 工作主軸(回転テーブル)中心穴の振れ
b) 工作主軸(回転テーブル)外周面の振れ(工作主軸に中心穴がない場合)
c) 工作主軸の振れ
測定方法図
a) b) c)
許容値 測定値
区分1 区分2 区分3 区分4 a)
a)及びb) 1) 0.01 0.02 0.035 0.05 b)
注1) )の区分4の機械については,直径が1 000増すごとに,許容値に0.01
c)
を加える。
c) 0.01 0.015 0.02 0.02
測定器
変位計
測定手順及びJIS B 6191の細分箇条
a) 5.611.4及び5.612.2
変位計は,回転テーブル中心穴をセルフカットしたときに工具を当てた位置から約180°離れた位置に当て
る。
クロスレール,サドル及びスライドは,できれば固定する。
変位計は,機械の固定部に定置する。
b) 5.611.4及び5.612.2
変位計は,回転テーブル外周面をセルフカットしたときに工具を当てた位置から約180°離れた位置に当て
る。
c) 5.612.2
被測定面が円すいの場合には,変位計の測定子は,接触面に垂直に当てる。

――――― [JIS B 6331-2 pdf 13] ―――――

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B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)

5.2 工作主軸と直進運動軸との関係

 検査事項                                                                                G4
ラム又はタレットスライド(Z軸)運動と工作主軸の回転軸(C'軸)との平行度
a) Z面内で[EA(0C') Z]
b) X面内で[EB(0C') Z]
注記 クロスレール上にある他のラム及びタレットスライドにも適用できる。
測定方法図
代替方法
許容値 測定値
a) 測定長さ300について,0.015 a)
b) 測定長さ300について,0.01 b)
測定器
テストバー又は円筒スコヤ,変位計及び調整ブロック
代替方法 : 精密鋼球及び変位計
測定手順及びJIS B 6191の細分箇条
5.412.1及び5.422.3
YZ面内において,工作主軸を回転させて振れの平均位置に置き,次に,ラムを上位置(3),中位置(2),下位置(1)
まで連続的にZ方向に移動させて,読みの最大差を求める。この最大差を,YZ面内の平行度偏差とする。この測
定は,ZX面内についても行う。
代替方法
この場合には,鋼球は,Z軸の移動を使って位置決めし,測定は,(1),(2)及び(3)の各位置で行う。0°及び180°
で読みを取り,この二つの読みの差を,それぞれの位置(1),(2)及び(3)について記録する。この読みの最大差をYZ
面内の平行度偏差とする。この測定は,ZX面内についても行う。
測定する機械が調整可能なクロスレールを備えている場合には,クロスレールが下,中,上の位置にある状態で,
この測定を行うのが望ましい。この測定は,全てのラム又はタレットスライドに適用する。

――――― [JIS B 6331-2 pdf 14] ―――――

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B 6331-2 : 2013 (ISO 13041-2 : 2008)
検査事項 G5
サドル(X軸)運動と工作主軸の回転軸(C'軸)運動との直角度[EB(0C') X]
測定方法図
許容値 測定値
測定長さ300について,又は300以下の軸移動量について
区分1及び2 0.020
区分3及び4 0.030
偏差の向き α≧90°
測定器
直定規,調整ブロック及び変位計
測定手順及びJIS B 6191の細分箇条
5.422.22及び5.522.2
直定規は,調整ブロックを用いて工作主軸の回転軸に直角に定置する。
測定は,変位計を工具位置に近いタレット上に定置し,直定規にその測定子を当てて行う。
又は,工作テーブル上面にほぼ平行に直定規を定置する。
測定は,X軸運動の数箇所で行い,次に,主軸を180°回して同じX位置で2回目の読みを取る。これら2回の
読みの平均値を,直角度の偏差とする。
創成された面は,受渡当事者間の特別な協定がない場合には,中低とする。

――――― [JIS B 6331-2 pdf 15] ―――――

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JIS B 6331-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13041-2:2008(IDT)

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