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B 6361-2 : 2017 (ISO 11090-2 : 2014)
5.4 試験の順序
この規格に示す各試験の順序は,実際の試験の順序を決めるものではない。測定器の取付け又は試験が
容易にできるように,試験は,どのような順序で行ってもよい。
5.5 実施する試験
機械を試験するときは,必ずしもこの規格に規定した全ての試験を行う必要がなく,また行うことがで
きない。この試験が受渡しのために必要なとき,使用者は,製造業者との協定に基づいて関心のある機械
の構成要素及び/又は特性に関係する試験を選択してもよい。実施する試験は,機械を発注するときに明
確にしなければならない。実施する試験の指定がなく,また,その試験に要する経費についての協定もな
い状態でこの規格を受取検査を引用するだけでは,受渡当事者相互間を拘束することにならない。
5.6 測定器
箇条6箇条8の各試験の“測定器”欄に示す測定器は,例としてだけ示したものである。同じ量が測
定でき,測定不確かさが同等又はそれ以下の他の測定器を使用してもよい。
5.7 ソフトウェア補正
幾何偏差,位置決め偏差,輪郭偏差及び/又は熱変形を組込みソフトウェア機能を使って補正できる場
合には,この試験でその補正を使用するか否かについては,受渡当事者間の協定に基づき決定しなければ
ならない。
ソフトウェア補正を使用したときは,試験報告書に使用したことを記載する。
ソフトウェア補正を使用するときは,試験のために軸を固定してはならない。
5.8 最小許容値
この規格に規定する測定長さと異なる長さで幾何精度の許容値を決定する場合は,その許容値は,比例
則を用い決めることができる[JIS B 6190-1の4.1.2(規定された測定の限界)参照]。また,許容値の最小
値は,0.005 mmとしなければならない。
5.9 工作精度試験
工作精度試験は,仕上げ条件下で行わなければならない。
5.10 位置決め精度試験及びJIS B 6190-2の参照
位置決め精度試験P1P4は,数値制御の放電加工機だけに適用する。
特に,環境条件,機械の暖機運転,測定方法,評価及び結果の解釈については,JIS B 6190-2による。
W軸の運動は,ヘッド位置の調整のために使用することから,W軸の位置決め精度試験は行わない。必
要があれば,Z軸の試験と同じ方法で行う。
――――― [JIS B 6361-2 pdf 6] ―――――
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B 6361-2 : 2017 (ISO 11090-2 : 2014)
6 幾何精度試験
6.1 直進運動軸
目的 G1
X軸運動の真直度誤差の試験
a) 水平XY面内で(EYX)
b) 垂直ZX面内で(EZX)
測定方法図
a) b)
許容値 測定値
a)及びb) 測定長さ500について 0.010 a)
b)
測定器
直定規,調整ブロック及び変位計,又は光学式測定器
測定手順(JIS B 6190-1の3.4.8,8.2.2.1及び8.2.3参照)
変位計は,クイル(ヘッド)に取り付ける。
a) 直定規は,XY平面のX軸方向と平行に定置し,変位計の測定子を直定規に当てる。テーブルをX軸方向に
測定長さだけ移動させて,変位計の読みを記録する。
b) X面内についても,同じ方法で試験する。
――――― [JIS B 6361-2 pdf 7] ―――――
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B 6361-2 : 2017 (ISO 11090-2 : 2014)
目的 G2
Y軸運動の真直度誤差の試験
a) 水平XY面内(EXY)
b) 垂直YZ面内(EZY)
測定方法図
a) b)
許容値 測定値
a)及びb) 測定長さ500について 0.010 a)
b)
測定器
直定規,調整ブロック及び変位計,又は光学式測定器
測定手順(JIS B 6190-1の3.4.8,8.2.2.1及び8.2.3参照)
変位計は,クイル(ヘッド)に取り付ける。
a) 直定規は,XY平面のY軸方向と平行に定置し,変位計の測定子を直定規に当てる。テーブルをY軸方向に
測定長さだけ移動させて,変位計の読みを記録する。
b) Z面内についても,同じ方法で試験する。
――――― [JIS B 6361-2 pdf 8] ―――――
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B 6361-2 : 2017 (ISO 11090-2 : 2014)
目的 G3
クイル(Z軸)運動の真直度誤差の試験
a) X面内(EXZ)
b) Z面内(EYZ)
測定方法図
a) b)
許容値 測定値
測定長さ300について 0.010 a)
b)
測定器
円筒スコヤ,定盤,調整ブロック及び変位計
測定手順(JIS B 6190-1の3.4.8,8.2.2.1及び8.2.3参照)
定盤は,テーブル上面に定置する。
変位計は,クイルに取り付ける。
a) 円筒スコヤは,ZX平面のZ軸方向と平行に置き,変位計の測定子は,X軸に平行に円筒スコヤに当てる。ク
イルをZ軸方向に測定長さだけ移動させて,変位計の読みを記録する。
b) Z面内についても,同じ方法で試験する。
――――― [JIS B 6361-2 pdf 9] ―――――
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B 6361-2 : 2017 (ISO 11090-2 : 2014)
目的 G4
Y軸運動とX軸運動との直角度誤差[EC(0Y) X]の試験
測定方法図
許容値 測定値
0.040 / 1 000(0.020 / 500)
測定器
直定規,直角定規及び変位計,又は光学式測定器
測定手順(JIS B 6190-1の3.4.8,3.6.7,8.2.2.1及び8.2.3参照)
直定規は,Y軸運動と平行になるようにテーブル上に定置し,直角定規を直定規の使用面に当てる。
変位計は,クイル(ヘッド)に取り付け,変位計の測定子を直角定規のもう一つの使用面に当てる。X軸を測定
長さだけ移動させて,数箇所で変位計の読みを記録する。読みの軌跡の基準直線の傾きが直角度誤差であり,記録
する。
直角定規だけを用いて測定することも可能である。
その場合には,直角定規の長いほうの使用面をY軸運動に平行に定置し,X軸運動と短いほうの使用面との平行
度を測定する。
――――― [JIS B 6361-2 pdf 10] ―――――
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JIS B 6361-2:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11090-2:2014(IDT)
JIS B 6361-2:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 6361-2:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB6190-1:2016
- 工作機械試験方法通則―第1部:幾何精度試験
- JISB6190-2:2016
- 工作機械試験方法通則―第2部:数値制御による位置決め精度試験