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B 6402 : 2020
4.2.3 スライド下面とボルスタ(又はベッド)上面との平行度の精度検査
スライド下面とボルスタ(又はベッド)上面との平行度の精度検査は,左右方向及び前後方向について,
次のとおり行う。
a) 測定方法 面と面との平行度は,前後左右の四隅において測定を行い,四隅のうちの1点を基準とし
て他の3点における差を平行度の測定値とする。
測定は,測定台及びダイヤルゲージを用いて行う。ダイヤルゲージを平らな底面をもつ測定台に取
り付け,測定台をボルスタ(又はベッド)上面に置き,スライド下面との間の相対距離を測定する。
左側及び右側の前後測定点の測定値の差のうち,大きい値を前後平行度,前側及び後側の左右測定点
の測定値の差のうち大きい値を左右平行度とする。ただし,対角線方向には測定しない(図3及び図
4参照)。測定台の代わりにダイヤルゲージを旋回可能に支持する延長棒を用いて,両面間の最短距離
を計測してもよい。ダイヤルゲージを用いた測定方法に代えて,光学的手段による測定装置などを用
いて平行度を測定してもよい。
また,測定時のスライドの位置はスライドストローク下死点とし,スライド調節は,上限を含めた
1か所以上とする。
バランサをもつものは,適正バランス圧において測定する。全長Lは,スライド又はボルスタの小
さい方の寸法を基準とし,ギブセットの状態で行う。測定長さL1は,左右方向及び前後方向の端面か
ら非測定長さL2を除いた寸法とする(図3参照)。全長Lと測定長さL1及び非測定長さL2との関係は,
表2による。
図3−平行度測定位置
――――― [JIS B 6402 pdf 6] ―――――
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B 6402 : 2020
図4−平行度測定方法例
b) 許容値 ストローク下死点における許容値は,表4による。ただし,C形プレスの場合はボルスタ上
面から測定し,前開きであってはならない(前開きとは,図4においてLB>LAの状態を指す。)。
表4−スライド下面とボルスタ(又はベッド)上面との平行度の許容値
単位 mm
等級 ストローク下死点における許容値
呼び能力(kN)
630以下 630超2 500以下 2 500超
0.03 0.04 0.05
特級 0.0101000L1 0.0151000L1 0.0201000L1
0.06 0.08 0.10
1級 0.0201000L1 0.0301000L1 0.0401000L1
0.09 0.12 0.15
2級 0.0401000L1 0.0601000L1 0.0801000L1
0.12 0.16 0.20
3級 0.0801000L1 0.1201000L1 0.1601000L1
この表は左右方向の許容値を表す。前後方向の許容値は,この表のL1をL1'として算出する。
許容値グラフの参考例を,図A.2,図A.3及び図A.4に示す。
4.2.4 スライドの上下運動とボルスタ(又はベッド)上面との直角度の精度検査
スライドの上下運動とボルスタ(又はベッド)上面との直角度の精度検査は,左右方向及び前後方向に
ついて,次のとおり行う。
――――― [JIS B 6402 pdf 7] ―――――
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B 6402 : 2020
a) 測定方法 ボルスタ(又はベッド)上面に,直角定規又は円筒スコヤを立て,スライドに取り付けた
ダイヤルゲージをこれに当て,スライドを上下に移動させ,そのときのダイヤルゲージの読みの最大
差を測定値とする。測定はギブセットの状態で行い,測定範囲は下側1/2ストロークとする(図5参
照)。また,直角定規又は円筒スコヤを用いた測定方法に代えて,光学的手段による測長装置などを用
いて直角度を測定してもよい。
図5−直角度測定方法例
b) 許容値 許容値は,表5による。
表5−スライドの上下運動とボルスタ(又はベッド)上面との直角度の許容値
単位 mm
等級 許容値
呼び能力(kN)
630以下 630超2 500以下 2 500超
0.003 0.003 0.003
特級 0.005 100L3 0.010 100L3 0.015 100L3
0.01 0.01 0.01
1級 0.010100L3 0.020100L3 0.030100L3
0.02 0.02 0.02
2級 0.030 100L3 0.040 100L3 0.050 100L3
0.03 0.03 0.03
3級 0.090100L3 0.100100L3 0.110100L3
許容値グラフの参考例を,図A.5,図A.6及び図A.7に示す。
4.2.5 連結部上下の総合隙間の精度検査
連結部上下の総合隙間の精度検査は,次のとおり行う。
――――― [JIS B 6402 pdf 8] ―――――
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B 6402 : 2020
a) 測定方法 スライドをストロークの上限又は下限に定置し,ボルスタ(又はベッド)上面のほぼ中央
に規定の負荷を加え,その支持点での加圧前後のダイヤルゲージの読みの差を測定値とする(図6参
照)。測定は,ギブセットの状態で行う。負荷は,呼び能力の約5 %とする。または,この規定の負荷
の代わりにバランサを用いてつり上げてもよい。支持点の下にジャッキを掛けなければならない場合
は,測定点は支持点の直下でなくてもよい。
図6−総合隙間測定方法例
b) 許容値 許容値は,表6による。
Pは,プレスの呼び能力(kN)を示す。
表6−連結部上下の総合隙間許容値
単位 mm
等級 許容値
クランク形 クランクレス形
2 P 10 6 P 10
特級 0.10 0.40
100 100
3 P 10 8 P 10
1級 0.20 0.80
100 100
4 P 10 10 P 10
2級 0.40 1.60
100 100
5 P 10 12 P 10
3級 0.80 3.20
100 100
許容値グラフの参考例を,図A.8に示す。
――――― [JIS B 6402 pdf 9] ―――――
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B 6402 : 2020
附属書A
(参考)
精度許容値のグラフ
A.1 ボルスタ(又はベッド)上面及びスライド下面の真直度の許容値グラフ
ボルスタ(又はベッド)上面及びスライド下面の真直度の許容値グラフを,図A.1に示す。
0.9
0.85
0.8
0.75
0.7
0.65
0.6
0.55
0.5
真直度許容値(mm)
0.45
0.4
0.35
0.3
0.25
0.2
0.15
0.1
0.05
0
0 1 000 2 000 3 000 4 000 5 000 6 000 7 000
(mm)
図A.1−ボルスタ(又はベッド)上面及びスライド下面の真直度の許容値
――――― [JIS B 6402 pdf 10] ―――――
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JIS B 6402:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.120 : チップレス加工設備 > 25.120.10 : 鍛造設備.プレス機.せん断機
JIS B 6402:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0111:2017
- プレス機械―用語
- JISB6190-1:2016
- 工作機械試験方法通則―第1部:幾何精度試験
- JISB7440-2:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―座標測定機(CMM)の受入検査及び定期検査―第2部:長さ測定
- JISB7440-8:2015
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―座標測定システム(CMS)の受入検査及び定期検査―第8部:光学式距離センサ付き座標測定機
- JISB7539:1971
- 円筒スコヤ