JIS B 6513:1989 規格概要
この規格 B6513は、テーブルの左右移動距離から600mm以上1200mm以下,主軸端からテーブル面までの最大距離から300mm以上700mm以下のJIS B0114の番号6311に規定する木工立フライス盤の機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及び工作精度の検査方法について規定。
JISB6513 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6513
- 規格名称
- 木工フライス盤の試験及び検査方法
- 規格名称英語訳
- Test methods for performance and accuracy of vertical wood milling machines
- 制定年月日
- 1961年3月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 25.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1961-03-01 制定日, 1964-03-01 確認日, 1966-07-01 確認日, 1969-08-01 確認日, 1972-07-01 確認日, 1975-06-01 確認日, 1975-12-01 改正日, 1978-12-01 確認日, 1984-02-01 確認日, 1989-03-01 改正日, 1994-03-01 確認日, 1998-09-20 確認日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS B 6513:1989 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6513-1989
木工フライス盤の試験及び検査方法
Test Methods for Performance and Accuracy of Vertical Wood Milling Machines
1. 適用範囲 この規格は,テーブルの左右移動距離が600mm以上1 200mm以下,主軸端からテーブル
面までの最大距離が300mm以上700mm以下のJIS B 0114(木材加工機械の名称に関する用語)の番号6311
に規定する木工立フライス盤(以下,木工フライス盤という。)の機能,運転性能及び剛性に関する試験方
法並びに静的精度及び工作精度の検査方法について規定する。
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参
考として併記したものである。
引用規格 :
JIS B 0114 木材加工機械の名称に関する用語
JIS B 6507 木材加工機械の安全通則
JIS B 6521 木材加工機械の騒音測定方法
関連規格 : JIS B 6501 木材加工機械の試験方法通則
JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方
2. 機能試験方法 木工フライス盤の機能試験は,表1による。
表1 機能試験
番号 試験項目 試験方法
1 電気装置 運転試験の前後に,各1回絶縁状態を試験する。
2 主軸の始動,停止及び運転適当な一つの主軸回転速度で,始動及び停止を連続10回行い,作動の円滑さ
操作 及び確実さを試験する。
3 主軸回転速度の変換操作 表示のすべての回転速度について主軸回転速度を変換し,操作装置の作動の
円滑さ及び指示の確実さを試験する。
4 テーブル手送りハンドルの手送りハンドルによってテーブルを左右に移動させ,動きの全長にわたって
操作 作動の円滑さ及び均一さを試験する。
テーブルの前後及び上下方向についても同様の試験を行う。
5 テーブル送り速度の変換操表示のすべての送り速度についてテーブル送り速度を変換し,操作装置の作
作 動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
6 主軸頭又は主軸スリーブ手手送りハンドルで主軸頭又は主軸スリーブを移動させ,動きの全長にわたっ
送りハンドルの操作 て作動の円滑さ及び均一さを試験する。
また,動きの任意の一つの位置において微動手送りハンドルによって微動送
りを行い,作動の円滑さ及び均一さを試験する。
7 主軸頭又は主軸スリーブ機主軸頭又は主軸スリーブ機動送りの掛外しの作動の円滑さ及び確実さを試験
動送りの掛外し及び自動停し,主軸頭又は主軸スリーブ自動停止装置の指令位置の設定及び作動につい
止装置の操作 てそれぞれ円滑さ及び確実さを試験する。
――――― [JIS B 6513 pdf 1] ―――――
2
B 6513-1989
番号 試験項目 試験方法
8 テーブル機動送り及び早送テーブルの左右の機動送り及び早送りについて,手動及び自動による掛外し
り掛外し装置の操作 の位置の設定及び作動についてそれぞれ円滑さ及び確実さを試験する。
テーブルの前後及び上下方向についても同様の試験を行う。
9 締付けの操作 テーブル,サドル,ひざ及び主軸頭又は主軸スリーブの各締付け機構につい
て,それぞれ動きの任意の一つの位置において締め付け,その確実さを試験
する。
10 工具の取付け及び取外し 工具の取付け,取外し及び締付けねじの確実さ並びに円滑さを試験する。
11 工作物の取付け及び取外し 工作物の取付け及び取外しの確実さ並びに円滑さを試験する。
12 安全装置 作業者に対する安全機能及び機械防護機能の確実さを試験する[JIS B 6507
(木材加工機械の安全通則)参照]。
13 潤滑装置 油密,油量の適正な配分など,機能の確実さを試験する。
14 油圧装置 油密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
15 空気圧装置 気密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
16 附属装置 機能の確実さを試験する。
備考 その機能をもたない木工フライス盤では,表1中のこれに該当する試験項目を省略する。
3. 運転試験方法
3.1 無負荷運転試験 主軸を回転させ,3060分間運転を継続して軸受温度が安定した後,所要電力及
び騒音を測定し,表2記録様式1に規定する各項について記録するとともに,異常振動がないことを感触
によって観察する。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521(木材加工機械の騒音測定方法)による。
表2 記録様式1
備考1. 主軸回転速度の変速装置があるものは,最大回転速度を含む少なくとも2水準の回転速度につい
て記録する。
2. 騒音測定条件については,記事欄に記録する。
3.2 負荷運転試験 試験材の切削を行い,所要電力及び騒音を測定し,表3記録様式2に規定する各項
について記録するとともに,異常振動がないこと及び切削面の状態を感触によって観察する。
所要電力の測定は,送り速度を一定とし,切込み深さを変えるか,又は切込み深さを一定とし,送り速
度を変えて試験を行う。
――――― [JIS B 6513 pdf 2] ―――――
3
B 6513-1989
表3 記録様式2
備考1. 試験材の切削方向及び騒音測定条件については,記事欄に記録する。
2. 刃形は,図示して主要寸法を記入する。
4. 剛性試験方法 木工フライス盤の剛性試験は,表4による。
表4 剛性試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
1 主軸系の定置したテストインジケータを主軸の先端部
曲げ剛性(側面)に当てて,主軸に水平方向に互いに向
き合った荷重(P)を加えて(1),主軸のたわみを測
定する。
この測定は,左右及び前後方向のそれぞれにつ
いて行う。
2 主軸とテ主軸(2)とテーブル(3)との間に,垂直方向に荷重
ーブルの(P)を加えたときの主軸とテーブル上面との間
総合剛性の相対変位を,左右及び前後方向について測定
する。
注(1) 荷重を加える位置は,できるだけ主軸端に近い位置とし,その主軸端からの距離を記録する。
(2) 主軸頭又は主軸スリーブを昇降するものについては,その動きの中央に固定して測定を行う。
(3) テーブルを昇降するものについては,その動きの中央に固定して測定を行う。
備考1. 同一設計の機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,他のものについては省略
してもよい。
2. 荷重 (P) の大きさについては,製造業者の推奨する荷重 (P) を加えて行い,その荷重(P)を記録する。
3. この測定は,主軸を回転させ,軸受温度が安定した後に行う。
5. 静的精度検査方法 木工フライス盤の静的精度検査は,表5による。
表5 静的精度検査
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
1 テーブルテーブル上面に1 000mmの直定規(4)を対
上面の真角線上に置き,すきまをすきまゲージで測 1 000に
直度 定し,その最大値を測定値とする。 ついて
0.10
――――― [JIS B 6513 pdf 3] ―――――
4
B 6513-1989
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
2 主軸の振工具取付部の外周面にテストインジケー
れ タを当てて,主軸を手動で回転し,回転中
におけるテストインジケータの読みの最
0.03
大差を測定値とする。
3 主軸穴の主軸穴にテストバーをはめ,その口元及び テストバ
振れ 先端にテストインジケータを当てて,主軸 ーの口元
を手動で回転し,回転中におけるテストイ で
ンジケータの読みの最大差を測定値とす 0.04
る。 テストバ
ーの口元
から100
の位置で
0.06
4 テーブルテストインジケータをテーブル上面に置
の左右運いた直定規の上に当てて,テーブルを左右
動とそのに移動させ,全移動距離内におけるテスト
上面とのインジケータの読みの最大差を測定値と
300につ
平行度 する(4)。
いて
0.06
5 テーブルテストインジケータをテーブル上面に置
の前後運いた直定規の上に当てて,テーブルを前後
動とそのに移動させ,全移動距離内におけるテスト
上面とのインジケータの読みの最大差を測定値と 200につ
平行度 する(5)。 いて
0.04
6 テーブル直角定盤の突起を基準T溝側面に当て,テ
左右運動ストインジケータを直角定盤の垂直面に
とテーブ当てて,テーブル及び直角定盤を左右に移 300につ
ルの基準動させ,全移動距離内におけるテストイン いて
T溝側面 ジケータの読みの最大差を測定値とする 0.04
との平行(5)(6)(7)。
度
7 テーブル直角定盤の突起を基準T溝側面に当て,テ
前後運動ストインジケータを直角定盤の垂直面に
とテーブ当てて,テーブル及び直角定盤を前後に移 300につ
ルの基準動させ,全移動距離内におけるテストイン いて
T溝側面 ジケータの読みの最大差を測定値とする 0.04
との直角(5)(6)(7)。
度
――――― [JIS B 6513 pdf 4] ―――――
5
B 6513-1989
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
8 主軸 左 テーブル上面(8)に直角定規を立て,主軸頭
頭又 右 又は主軸スリーブに固定したテストイン
方
は主 向 ジケータをこれに当てて,主軸頭又は主軸
軸ス スリーブを下端の位置に固く締めた場合
リー と,上端の位置に固く締めた場合とにおけ 100につ
ブの るテストインジケータの読みの差を測定 いて
運動 値とする(5)。 0.02
とテ
ーブ
ル上
面と
の直 前
角度 後
方
向
100につ
いて
0.02
9 テー 左 テーブル上面(8)に直角定規を立て,主軸に
ブル 右 固定したテストインジケータをこれに当
方
上面 向 てて,主軸を上下に移動させ,テストイン
と主 ジケータの読みの最大差を測定値とする
100につ
軸の (5)。
いて
上下
0.05
運動
との
直角
度
前
後
方
向
100につ
いて
0.05
10 テー 左 テーブル上面(8)に直角定規を立て,テスト
ブル 右 インジケータをこれに当てて,テーブルを
方
上面 向 下降位置から上昇させ,上昇中におけるテ
とひ ストインジケータの読みの最大差を測定 100につ
ざ運 値とする(5)。 いて
動と 0.05
の直
角度
――――― [JIS B 6513 pdf 5] ―――――
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JIS B 6513:1989の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.080 : 工作機械 > 25.080.20 : 中ぐり盤及びフライス盤
JIS B 6513:1989の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0114:1997
- 木材加工機械―用語
- JISB6507:1981
- 木材加工機械の安全通則
- JISB6521:1978
- 木材加工機械の騒音測定方法