JIS B 6514:1989 規格概要
この規格 B6514は、角のみの大きさが6mm以上30mm以下のJIS B 0114の番号6521に規定する角のみ盤の機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及び工作精度の検査方法について規定。
JISB6514 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6514
- 規格名称
- 角のみ盤の試験及び検査方法
- 規格名称英語訳
- Test methods for performance and accuracy of hollow chisel mortising machines
- 制定年月日
- 1962年1月1日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 79.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1962-01-01 制定日, 1965-02-01 確認日, 1968-02-01 確認日, 1971-04-01 確認日, 1974-04-01 確認日, 1977-05-01 確認日, 1980-05-01 確認日, 1986-10-01 確認日, 1989-01-01 改正日, 1994-01-01 確認日, 1998-09-20 確認日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS B 6514:1989 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6514-1989
角のみ盤の試験及び検査方法
Test Methods for Performance and Accuracy of Hollow Chisel Mortising Machines
1. 適用範囲 この規格は,角のみの大きさが6mm以上30mm以下のJIS B 0114(木材加工機械の名称に
関する用語)の番号6521に規定する角のみ盤の機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度
及び工作精度の検査方法について規定する。
備考 この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参
考として併記したものである。
引用規格及び関連規格 : 6ページに示す。
2. 機能試験方法 角のみ盤の機能試験は,表1による。
表1 機能試験
番号 試験項目 試験方法
1 電気装置 運転試験の前後に,各1回絶縁状態を試験する。
2 主軸の始動,停止及び運転操作 適当な一つの主軸回転速度で,始動及び停止を連続10回行い,作動の円滑さ及び確
実さを試験する。
3 主軸回転速度の変換操作 表示のすべての回転速度について主軸回転速度を変換し,操作装置の作動の円滑さ
及び指示の確実さを試験する。
4 送り速度の変換操作 表示のすべての送り速度について速度を変換し,操作装置の作動の円滑さ及び指示
の確実さを試験する。
5 手送りの操作 手送りハンドルによって,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一さを試験し,
また微動手送りハンドルを数回回転し,円滑さ及び均一さを試験する。
6 主軸頭の昇降及び締付けの操 主軸頭を昇降させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一さを試験し,動き
作と自動停止の操作 の両端及び中央において,締付けの確実さ及び締付装置の作動の円滑さを試験する。
また,動きの両端において,自動停止装置の作動の円滑さ及び確実さを試験する。
7 テーブルの昇降及び締付けの テーブルを昇降させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一さを試験する。
操作 また,動きの両端及び中央において,締付けの確実さ及び締付装置の作動の円滑さ
を試験する。
8 角のみの取付け及び取外し角のみの取付け,取外し及び締付けねじの確実さ及び円滑さを試験する。
9 工作物の取付け及び取外し工作物の取付け,取外し及び締付けねじの確実さ及び円滑さを試験する。
10 安全装置 作業者に対する安全機能及び機械防護機能の確実さを試験する[JIS B 6507(木材加
工機械の安全通則)参照]。
11 潤滑装置 油密,油量の適正な配分など,機能の確実さを試験する。
12 油圧装置 油密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
13 空気圧装置 気密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
14 附属装置 機能の確実さを試験する。
備考 その機能をもたない角のみ盤では,表1中のこれに該当する試験項目を省略する。
――――― [JIS B 6514 pdf 1] ―――――
2
B 6514-1989
3. 運転試験方法
3.1 無負荷運転試験 主軸を回転させ,3060分間運転を継続して軸受温度が安定した後,所要電力及
び騒音を測定し,表2の記録様式1に規定する各項について記録するとともに,異常振動がないことを感
触によって観察する。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521(木材加工機械の騒音測定方法)による。
表2 記録様式1
備考1. 主軸回転速度の変速装置があるものは,最大回転速度を含む少なくとも2水準の回転速度
について記録する。
2. 騒音測定条件については,記事欄に記録する。
3.2 負荷運転試験 試験材のほぞ穴切削を行い,所要電力及び騒音を測定し,表3の記録様式2に規定
する各項について記録するとともに,異常振動がないこと及び切削面の状態を感触によって観察する。
所要電力の測定は,送り速度を一定とし,角のみの大きさを変えるか,又は角のみの大きさを一定とし,
送り速度を変えて試験を行う。
表3 記録様式2
備考1. 試験材の切削方向及び騒音測定条件については,記事欄に記録する。
2. 刃形は,図示して主要寸法を記入する。
3. 手動のものについては,所要電力は測定しなくてよい。
4. 穴の深さは,30mm以上とする。
4. 剛性試験方法 角のみ盤の剛性試験は,表4による。
――――― [JIS B 6514 pdf 2] ―――――
3
B 6514-1989
表4 剛性試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
1 主軸系の 定置したテストインジケータを主軸(1)先端部
曲げ剛性 (側面)に当てて,主軸に水平方向に互いに
向き合った荷重 (P) を加えて(2),主軸のたわ
みを測定する。
この測定は,左右及び前後方向のそれぞれに
ついて行う。
2 角のみ取 角のみ取付部(3)とテーブル(4)との間に,垂直
付部とテ 方向に荷重 (P) を加えたときの角のみ取付部
ーブルの とテーブル上面との間の相対変位を,左右及
総合剛性 び前後方向について測定する。
注(1) この測定は,主軸を回転させ,軸受温度が安定した後に行う。
(2) 荷重を加える位置は,できるだけ主軸端に近い位置とし,その主軸端からの距離を記録する。
(3) 主軸頭又は主軸スリーブを昇降するものについては,その動きの中央に固定して測定を行う。
(4) テーブルを昇降するものについては,その動きの中央に固定して測定を行う。
備考1. 同一設計の機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,他のものについては省略
してもよい。
2. 荷重 (P) の大きさについては,製造業者の推奨する荷重 (P) を加えて行い,その荷重 (P) を記録する。
5. 静的精度検査方法 角のみ盤の静的精度検査は,表5による。
表5 静的精度検査
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
1 テーブル上テーブル上面に500mmの直定規(5)を対
500につい
面の真直度角線上に置き,すきまをすきまゲージで
て
測定し,その最大値を測定値とする。
0.05
2 主軸の振れ 主軸のチャック取付部にテストインジ
ケータを当てて,主軸を手動で回転し,
回転中におけるテストインジケータの
0.03
読みの最大差を測定値とする。
3 チャックのチャックにテストバーをはめ,その口元 テストバー
振れ 及び先端にテストインジケータを当て の口元で
て,チャックを手動で回転し,回転中に 0.12
おけるテストインジケータの読みの最 テストバー
大差を測定値とする。 の口元から
100の位置
で
0.14
――――― [JIS B 6514 pdf 3] ―――――
4
B 6514-1989
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
4 定規面の真定規面上に直定規を対角線上に置き,す
直度 きまをすきまゲージで測定し,その最大 500につい
値を測定値とする。 て
0.05
5 定規面とテ直角定規をテーブル上面に立て,定規面 100につい
ーブル上面に当てて,すきまをすきまゲージで測定 て
との直角度し,その最大値を測定値とする。 0.04
上開きであ
ってはなら
ない
6 テーブルのテストインジケータを定規面に当てた
左右運動と直定規に当てて,テーブルを左右に移動 300につい
定規面とのさせ,テストインジケータの読みの最大 て
平行度 差を測定値とする。 0.08
7 テーブルの直角定規を倒してテーブル上面に置き,
前後運動とその一辺を定規面に当てて,テストイン
100につい
定規面とのジケータを直角定規の他の一辺に当て,
て
直角度 テーブルを前後に移動させ,テストイン
0.04
ジケータの読みの最大差を測定値とす
る(6)。
8 テーブルのテストインジケータをテーブル上面に
左右運動と置いた直定規の上に当てて,テーブルを
その上面と左右に移動させ,全移動距離内における
の平行度 テストインジケータの読みの最大差を 300につい
測定値とする(6)。 て
0.06
9 テーブルのテストインジケータをテーブル上面に
前後運動と置いた直定規の上に当てて,テーブルを
その上面と前後に移動させ,全移動距離内における 200につい
の平行度 テストインジケータの読みの最大差を て
測定値とする(6)。 0.04
10 テーブ左 テーブル上面(7)に直角定規を立て,主軸
ル上面右 頭に固定したテストインジケータをこ
方
と主軸向 れに当てて,主軸を上下に移動させ,テ
100につい
の上下 ストインジケータの読みの最大差を測
定値とする(6)。 て
運動と
0.05
の直角
度
――――― [JIS B 6514 pdf 4] ―――――
5
B 6514-1989
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
前
後
方
向 100につい
て
0.05
11 テーブ左 テーブル上面(7)に直角定規を立て,テス
ル上面右 トインジケータをこれに当てて,テーブ
方
とテー向 ルを下降位置から上昇させ,上昇中にお
100につい
ブル上 けるテストインジケータの読みの最大
て
下運動 差を測定値とする(6)。
0.05
との直
角度
前
後
方
向 100につい
て
0.05
12 主軸中左 直定規をテーブル上面の左右及び前後
心線と右 方向に置き,主軸に固定したテストイン 振り回し直
方 径300につ
テーブ向 ジケータをこれに当てて,180°振り回
ル上面 し,テストインジケータの読みの最大差 いて
との直 を測定値とする(6)。 0.10
角度
前
後
方 振り回し直
向 径300につ
いて
0.10
13 主軸中心線角のみ取付穴にテストバーを取り付け,
テストバー
と角のみ取主軸に固定したテストインジケータを
の口元で
付穴の同軸これに当てて,主軸を手動で回転し,回
0.05
度 転中におけるテストインジケータの読
みの最大差の21を測定値とする。
テストバー
の口元から
100の位置
で
0.08
――――― [JIS B 6514 pdf 5] ―――――
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JIS B 6514:1989の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 6514:1989の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0114:1997
- 木材加工機械―用語
- JISB6507:1981
- 木材加工機械の安全通則
- JISB6521:1978
- 木材加工機械の騒音測定方法