JIS B 6546:1991 規格概要
この規格 B6546は、ドライビングロールの有効長さ300mm以上2000mm以下のワイドベルトサンダの機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに精度及び工作精度検査方法について規定。
JISB6546 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B6546
- 規格名称
- ワイドベルトサンダ―試験及び検査方法
- 規格名称英語訳
- Wide belt sanders -- Test and inspection methods
- 制定年月日
- 1966年3月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 79.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1966-03-01 制定日, 1969-03-01 確認日, 1972-04-01 確認日, 1975-03-01 確認日, 1978-03-01 確認日, 1978-07-01 改正日, 1987-02-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 1997-08-20 確認日, 2003-02-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 6546:1991 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 6546-1991
ワイドベルトサンダ−試験及び検査方法
Wide belt sanders−Test and inspection methods
1. 適用範囲 この規格は,ドライビングロールの有効長さ(1)が300mm以上2 000mm以下のワイドベル
トサンダの機能,運転性能及び剛性に関する試験方法並びに精度及び工作精度検査方法について規定する。
注(1) 研削できる工作物の最大幅。
備考1. ワイドベルトサンダとは,回転する2本以上のドラムプーリーに,その全長にわたって掛けら
れた1枚のエンドレス研磨布紙によって,自動送りされる合板などの表面を研削する機械をい
う。二組以上組み合わせたものもある(JIS B 0114参照)。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0114 木材加工機械の名称に関する用語
JIS B 0905 回転機器の釣合い良さ−剛性ロータ
JIS B 6507 木材加工機械の安全通則
JIS B 6521 木材加工機械の騒音測定方法
JIS R 6251 研摩布
JIS R 6252 研摩紙
3. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 機能試験方法 ワイドベルトサンダの機能試験は,表1による。
表1 機能試験
番号 試験項目 試験方法
1 電気装置 運転試験の前後に,各1回絶縁状態を試験する。
2 ドライビングロール 研磨布紙を取り付け,適当な一つのドライビングロール回転速度で,始動及び停止を
の始動,停止及び運 繰返し10回行い,作動の円滑さ及び確実さを試験する。
転操作
3 ドライビングロール 表示のすべての回転速度についてドライビングロール回転速度を変換し,操作装置の
回転速度の変換操作 作動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
4 送り装置の始動,停 適当な一つの送り速度で,始動及び停止を繰返し10回行い,作動の円滑さ及び確実
止及び運転操作 さを試験する。
5 送り速度の変換操作 表示のすべての送り速度,無段変速式のものは最低,中間及び最高の三つの送り速度
について速度を変換し,操作装置の作動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
6 テーブルの昇降及び テーブルを昇降させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一さを試験する。
締付けの操作 また,動きの中央及び両端について,締付けの確実さ及び締付装置の作動の円滑さ
を試験する。
――――― [JIS B 6546 pdf 1] ―――――
2
B 6546-1991
番号 試験項目 試験方法
7 ドライビングロール ドライビングロールを昇降させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び指示の確実
の切込み装置 さを試験する。
8 研磨布紙の取付け及 研磨布紙の取付け及び取外しの円滑さ及び確実さを試験する。
び取外し
9 ビーム支持装置 ビーム支持の機能の円滑さ及び確実さを試験する。
10 プラテン又はパッド プラテン又はパッド取付装置の機能の円滑さ及び確実さを試験する。
取付装置
11 プレッシャロール装 機能の円滑さ及び確実さを試験する。
置
12 ブラシ装置 機能の円滑さ及び確実さを試験する。
13 ベルトクリーニング 機能の円滑さ及び確実さを試験する。
装置
14 安全装置 作業者に対する安全機能及び機械防護機能の確実さを試験する(JIS B 6507参照)。
15 潤滑装置 油密,油量の適正な配分など,機能の確実さを試験する。
16 空気圧装置 気密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
17 附属装置 機能の確実さを試験する。
備考 その機能をもたないワイドベルトサンダでは,表1中のこれに該当する試験項目を省略する。
3. 運転試験方法
3.1 無負荷運転試験 ドライビングロールを回転させ,3060分間運転を継続して軸受温度が安定した
後,所要電力及び騒音を測定し,表2の記録様式1に規定する各項について記録するとともに,異常振動
がないことを感触によって観察する。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表2 記録様式1
注(2) プレッシャロールとは,コンタクトロールの下部又は上部にあるフィードロールをいう。
備考1. ドライビングロール回転速度の変速装置があるものは,最大回転速度を含む少なくとも2条件の回転速度につ
いて記録する。
2. 騒音測定条件は,記事欄に記録する。
3. 軸受測定箇所の各ロールの名称は,機種によって変更することができる。
――――― [JIS B 6546 pdf 2] ―――――
3
B 6546-1991
3.2 負荷運転試験 試験材の研削を行い,所要電力及び騒音を測定し,表3の記録様式2に規定する各
項について記録するとともに,異常振動がないこと及び研削面の状態を感触によって観察する。
所要電力の測定は,送り速度を一定とし,切込み深さを変えるか,又は切込み深さを一定とし,送り速
度を変えて試験を行う。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表3 記録様式2
注(3) IS R 6251及びJIS R 6252の表示方法による。
(4) コンタクトロール,プラテン又はパッドとプレッシャロール,定盤などの間隔をいう。
(5) ドライビングロールの回転方向の欄には,図1によって記号を記載する。
図1 ドライビングロールの回転方向
備考 騒音測定条件については,記事欄に記録する。
4. 剛性試験方法 ワイドベルトサンダの剛性試験は,表4による。
表4 剛性試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
1 ドライビングロー テーブルに固定したテストイン
ルとテーブルとの ジケータをドライビングロール
総合剛性 の中央部に当てて,又はドライ
ビングロールとテーブル(ロー
ル)との間に,垂直方向の荷重
(P) を加えて(6),ドライビング
ロールとテーブルとの間の相対
変位を測定する。
注(6) 荷重を加える位置は,できるだけドライビングロールの中央とし,そのドライビングロ
ール固定端からの距離を記録する。
備考1. 同一設計の機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,他
のものについては省略してもよい。
2. 荷重 (P) の大きさは,製造業者が推奨する値とし,その値を記録する。
3. この測定は,ドライビングロールを回転させ,軸受温度が安定した後に行う。
5. 精度検査方法
――――― [JIS B 6546 pdf 3] ―――――
4
B 6546-1991
5.1 静的精度検査 ワイドベルトサンダの静的精度検査は,表5による。
表5 静的精度検査
単位mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
ドライビングロー
ルの有効長さ
1 000 1 000を
以下 超えるも
の
1 ドライビングロー 軸を含み,互いに直角な二つの平 0.03 0.04
ルの円筒度 面内においてそれぞれ測定した
ドライビングロール(7)の直径の
最大差のうち,大きい値を測定値
とする。
この測定箇所は,ドライビングロ
ールの少なくとも中央及び両端
(8)の3か所以上とする。
2 ドライビングロー ドライビングロール(7)の外周面 0.03 0.04
ルの振れ にテストインジケータを当てて,
ドライビングロールを手動で回
転し,回転中におけるテストイン
ジケー夕の読みの最大差を測定
値とする。
この測定は,ドライビングロール
の中央及び両端(8)の3か所につ
いて行う。
3 ロールの円筒度(9)軸を含み,互いに直角な二つの平 送りロー送りロー
面内においてそれぞれ測定した ル ル
ロールの直径の最大差のうち,大 0.04 0.06
きい値を測定値とする。 その他のその他の
この測定箇所は,ロールの少なく ロール ロール
とも中央及び両端(8)の3か所以 0.03 0.04
上とする。
4 ロールの振れ(9) ロールの外周面にテストインジ 送りロー送りロー
ケータを当てて,ロールを手動で ル ル
回転し,回転中におけるテストイ 0.04 0.06
ンジケータの読みの最大差を測 その他のその他の
定値とする。 ロール ロール
この測定は,ロールの中央及び両 0.03 0.04
端(8)の3か所について行う。
5 テーブル上面の真 テーブル上面の送り方向に対し 1 000について
直度 て直角方向及び対角線上に直定 0.05
規を置き,すきまをすきまゲージ
で測定し,その最大値を測定値と
する。
――――― [JIS B 6546 pdf 4] ―――――
5
B 6546-1991
単位mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
ドライビングロー
ルの有効長さ
1 000 1 000を
以下 超えるも
の
6 テーブル前後方向 テーブル上面の送り方向と平行 0.03/m
上下運動 に精密水準器を置き,下降位置か
の平行度 ら約30mm上昇させ,その間に
おける精密水準器の読みの最大
差を測定値とする。
左右方向 テーブル上面の送り方向と直角 0.03/m
に精密水準器を置き,下降位置か
ら約30mm上昇させ,その間に
おける精密水準器の読みの最大
差を測定値とする。
注(7) ドライビングロールにフェルト,フォームラバーなどのクッション体を取り付けるものは,取り付ける前に測
定を行う。
(8) “だれ”の部分を避けて測定する。
(9) この測定は,ドライビングロール以外のテンションロール,アイドルロール,プレッシャロール及び送りロー
ルについても行う。
なお,それ以外のロールであっても機能が同じものについては,測定を行うものとする。
備考 その機能をもたないワイドベルトサンダでは,表5中のこれに該当する検査項目を省略する。
5.2 動的精度検査 ワイドベルトサンダの動的精度検査は,表6による。
表6 動的精度検査
単位mm/s
番号 検査項目 測定方法 許容値
1 ドライビングロー 釣合い試験機で不釣合いの大きさを測定し,ド 6.3
ルの釣合い良さ(10)ライビングロールの質量から比不釣合いの大
きさを求め,回転速度とから釣合い良さ (B)
を計算する(11)。
en
B
.955
ここに,e : 比不釣合いの大きさ (mm)
n : 回転速度 (r/min [{rpm}])
注(10) この測定は,テンションロール及びアイドルロールについても行う。
なお,それ以外のロールであっても機能が同じものについては,測定を行うものと
する。
(11) 2面釣合わせとする(JIS B 0905参照)。
参考 番号1の許容値は,JIS B 0905における釣合い良さの等級G6.3である。
6. 工作精度検査方法 ワイドベルトサンダの工作精度検査は,表7による。
――――― [JIS B 6546 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 6546:1991の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 6546:1991の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0114:1997
- 木材加工機械―用語
- JISB0905:1992
- 回転機械―剛性ロータの釣合い良さ
- JISB6507:1981
- 木材加工機械の安全通則
- JISB6521:1978
- 木材加工機械の騒音測定方法
- JISR6251:2006
- 研磨布
- JISR6252:2006
- 研磨紙