JIS B 6596:1991 ダブルサイザ―試験及び検査方法

JIS B 6596:1991 規格概要

この規格 B6596は、丸のこの最大間隔が950mm以上3350mm以下のダブルサイザの機能,運転検査及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及び工作精度検査方法について規定。

JISB6596 規格全文情報

規格番号
JIS B6596 
規格名称
ダブルサイザ―試験及び検査方法
規格名称英語訳
Double sizers -- Test and inspection methods
制定年月日
1968年10月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

79.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1968-10-01 制定日, 1971-12-01 確認日, 1975-01-01 確認日, 1978-01-01 確認日, 1982-12-01 確認日, 1987-09-01 確認日, 1991-03-01 改正日, 1997-08-20 確認日, 2003-02-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS B 6596:1991 PDF [8]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 6596-1991

ダブルサイザ−試験及び検査方法

Double sizers−Test and inspection methods

1. 適用範囲 この規格は,丸のこの最大間隔が950mm以上3 350mm以下のダブルサイザの機能,運転
性能及び剛性に関する試験方法並びに静的精度及び工作精度検査方法について規定する。
備考1. ダブルサイザとは,合板などを自動送りし,主として2枚の丸のこにより,所定の寸法に切断
する機械をいう。2台組み合わせて所定の縦・横寸法に切断する場合が多い(JIS B 0114参照)。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0114 木材加工機械の名称に関する用語
JIS B 6507 木材加工機械の安全通則
JIS B 6521 木材加工機械の騒音測定方法
3. この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 機能試験方法 ダブルサイザの機能試験は,表1による。
表1 機能試験
番号 試験項目 試験方法
1 電気装置 運転試験の前後に,各1回絶縁状態を試験する。
2 適当な一つの主軸回転速度で,始動及び停止を繰返し10回行い,作動の円滑さ及び確実
左及び右主軸の始動,停止
及び運転操作 さを試験する。
3 表示のすべての回転速度について主軸回転速度を変換し,操作装置の作動の円滑さ及び
左及び右主軸回転速度の変
換操作 指示の確実さを試験する。
4 適当な一つの送り速度で,始動及び停止を繰返し10回行い,作動の円滑さ及び確実さを
送材装置の始動,停止及び
運転操作 試験する。
5 送り速度の変換操作 表示のすべての送り速度,無段変速式のものは最低,中間及び最高の三つの送り速度に
ついて速度を変換し,操作装置の作動の円滑さ及び指示の確実さを試験する。
6 主軸を昇降させ,動きの全長にわたって作動の円滑さ及び均一さを試験し,動きの中央
主軸の昇降及び締付けの操
作と自動停止の操作 及び両端において,締付けの確実さ及び締付装置の作動の円滑さを試験する。
また,動きの両端において,自動停止装置の作動の円滑さ及び確実さを試験する。
7 丸のこの取付け及び取外し 丸のこの取付け及び取外し並びに締付けねじの締付けの円滑さ及び確実さを試験する。
8 丸のこ間隔調整装置 主軸装置移動台を移動させて,その円滑さ及び確実さを試験する。
9 加圧装置 機能の円滑さ及び確実さを試験する。
10 安全装置 作業者に対する安全機能及び機械防護機能の確実さを試験する(JIS B 6507参照)。
11 潤滑装置 油密,油量の適当な配分など,機能の確実さを試験する。
12 空気圧装置 気密,圧力調整など,機能の確実さを試験する。
13 附属装置 機能の確実さを試験する。
備考 その機能をもたないダブルサイザでは,表1中のこれに該当する試験項目を省略する。

――――― [JIS B 6596 pdf 1] ―――――

2
B 6596-1991
3. 運転試験方法
3.1 無負荷運転試験 左及び右主軸を回転させ,3060分間運転を継続して軸受温度が安定した後,所
要電力及び騒音を測定し,表2の記録様式1に規定する各項について記録するとともに,異常振動がない
ことを感触によって観察する。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表2 記録様式1
備考1. 左及び右主軸回転速度の変速装置があるものは,最大回転速度を含む少なくとも2条件の回転速度について記
録する。
2. 騒音測定条件は,記事欄に記録する。
3.2 負荷運転試験 試験材をきょ(鋸)断し,所要電力及び騒音を測定し,表3の記録様式2に規定す
る各項について記録するとともに,異常振動がないこと及びきょ断面の状態を感触によって観察する。
所要電力の測定は,送り速度を一定とし,試験材の厚さを変えるか,又は試験材の厚さを一定とし,送
り速度を変えて行う。
なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。
表3 記録様式2
備考1. 試験材の切削方向,ひき道幅及び騒音測定条件は,記事欄に記録する。
2. 歯形は,図示して主要寸法を記入する。

――――― [JIS B 6596 pdf 2] ―――――

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B 6596-1991
4. 剛性試験方法 ダブルサイザの剛性試験は,表4による。
表4 剛性試験
番号 試験項目 測定方法 測定方法図
1 主軸系の曲げ 定置したテストインジケータを主
剛性(1) 軸の先端部(側面)に当てて,主
軸に直角方向の荷重 (P) を加えて
(2),主軸のたわみを測定する。
この測定は,互いに90°をなす2
方向について荷重を加えて行う。
注(1) この測定は,左及び右主軸について行う。
(2) 荷重を加える位置は,できるだけ主軸端に近い位置とし,主軸の固定端からの距離を
記録する。
備考1. 同一設計の機械の剛性試験は,代表的な1台について行った試験結果で代表させ,他
のものについては省略してもよい。
2. 荷重 (P) の大きさは,製造業者が推奨する値とし,その値を記録する。
3. この測定は,主軸を回転させ,軸受温度が安定した後に行う。
5. 静的精度検査方法
5.1 チェーン履帯送り式ダブルサイザの静的精度検査は,表5による。
表5 静的精度検査
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
1 主軸の振れ(1) 定置したテストインジケータを丸 0.02
のこ取付部の外周面に当てて,主
軸を手動で回転し,回転中におけ
るテストインジケータの読みの最
大差を測定値とする。
2 主軸の軸方向の動き 定置したテストインジケータを主 0.02
(1) 軸の先端に当てて,主軸を軸方向
に揺すり(3),テストインジケータ
の読みの最大差を測定値とする。
3 フランジ面の振れ 定置したテストインジケータをフ 直径100につい
(1) ランジ面に当てて,主軸を手動で て
回転し,回転中におけるテストイ 0.03
ンジケータの読みの最大差を測定
値とする。
4 主軸装置水平面内主軸装置移動台(以下,移動台と 1 000について
移動台ので いう。)の移動方向と平行に直定規 0.05
往復運動垂直面内を置き(4),移動台に定置したテス 1 000について
の真直度で トインジケータをこれに当てて移 0.05
動させ,移動台の全移動距離内に
おけるテストインジケータの読み
の最大差を測定値とする(5)。

――――― [JIS B 6596 pdf 3] ―――――

4
B 6596-1991
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
5 ベッド滑り面の真直 ベッド滑り面上に精密水準器を置 0.05/m
度(6) き(7),少なくとも中央及び両端の3
か所における精密水準器の読みを
取り,その最大差を測定値とする。
6 前後ベッド滑り面の 前後ベッド滑り面(7)上に直定規を 0.05/m
平行度 置き,その上に精密水準器を載せ
て,それぞれの精密水準器の読み
を取り,その差を測定値とする。
7 ベッド滑り面と左右 左右チェーンガイド上面に直定規 0.10
チェーンガイド上面 (8)を厚さの等しい二つの支持具を
との平行度(6) 用いてまたがせ,ベッド滑り面又
はベッド滑り面上の直定規に置い
たテストインジケータを左右チェ
ーンガイド上の直定規に当てて,
両端のテストインジケータの読み
の最大差を測定値とする。
8 主軸の上下運動とチ 左右チェーンガイド上面に直定規 100について
ェーンガイド上面と (8)を厚さの等しい二つの支持具を 0.05
の直角度(1) 用いてまたがせ,その上に直角定
規を定置し,主軸台に取り付けた
テストインジケータをこれに当て
て,主軸台を上下に移動させ,テ
ストインジケータの読みの最大差
を測定値とする。
この測定は,移動台の間隔を最大
及び最小にして行う。
9 のこ身面とチェーン 主軸にテストプレート(9)を取り付 100について
ガイド上面との直角 け,チェーンガイド上面に直定規 0.04
度(1) を置き,その上に直角定規を立て,
テストプレート面に当てて,すき
まをすきまゲージで測定し,その
最大値を測定値とする。
この測定は,移動台の間隔を最大
及び最小にして行う(10)。
10 チェーン 左垂直面 チェーン溝と平行に直定規を置き 1 000について
溝の真直 (12),ブロックに取り付けたテスト 0.06
度(11) 右垂直面 インジケータをチェーン溝の側面 1 000について
に当てるとともに,その先端を直 0.06
定規に当てて移動させ,全移動距
離内におけるテストインジケータ
の読みの最大差を測定値とする。

――――― [JIS B 6596 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
B 6596-1991
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
11 左チェーン溝と右チ ブロックに取り付けたテストイン 1 000について
ェーン溝との平行度 ジケータをチェーン溝の側面に当 0.12
てるとともに,その先端を他方の
チェーン溝の側面に当てるか,内
側マイクロメータで,少なくとも
中央及び両端の3か所について測
定し,その読みの最大差を測定値
とする。
注(3) 軸方向に揺する力は,約150N [{15kgf}] とする。
(4) 直定規は,移動台の移動範囲の両端で,テストインジケータの読みが一致するように調整する。
(5) 直定規が,移動台の移動距離より短い場合は,直定規を順次移動させ,移動台の全移動距離について測定す
る。
(6) この測定は,前及び後ベッド滑り面について行う。
(7) ベッド滑り面がV形溝の場合は,V形に合った同寸法のブロックの上に直定規を載せて測定する。
(8) 直定規は、左及び右主軸のほぼ中心線上を基準として設置する。
L) mと
(9) テストプレートの大きさは,検査に支障がない大きさとし,その真直度の許容値は, (0.007+ 100 000
する。ただし,Lはテストプレートの直径 (mm) を表す。
(10) この測定は,フランジ面に取り付けたテストプレートの振れの中心を基準として測定する。
(11) この測定は,左及び右チェーン溝について行うとともに,左及び右チェーン溝間隔を移動して行う。
(12) 直定規は,チェーン溝の移動距離の両端で,テストインジケータの読みが一致するように調整する。
備考 その機能をもたないダブルサイザでは,表5中のこれに該当する検査項目を省略する。
5.2 ロール送り式ダブルサイザの静的精度検査は,表6による。
表6 静的精度検査
単位 mm
番号 検査項目 測定方法 測定方法図 許容値
1 主軸の振れ(1) 定置したテストインジケータを丸 0.02
のこ取付部の外周面に当てて,主
軸を手動で回転し,回転中におけ
るテストインジケータの読みの最
大差を測定値とする。
2 主軸の軸方向の動き 定置したテストインジケータを主 0.02
(1) 軸の先端に当てて,主軸を軸方向
に揺すり(3),テストインジケータ
の読みの最大差を測定値とする。
3 フランジ面の振れ 定置したテストインジケータをフ 直径100につい
(1) ランジ面に当てて,主軸を手動で て
回転し,回転中におけるテストイ 0.03
ンジケータの読みの最大差を測定
値とする。
4 主軸装置 水平面内主軸装置移動台(以下,移動台と 1 000について
移動台の で いう。)の移動方向と平行に直定規 0.05

――――― [JIS B 6596 pdf 5] ―――――

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