JIS B 7155:2005 天体望遠鏡―特性

JIS B 7155:2005 規格概要

この規格 B7155は、ファインダ望遠鏡を含むアマチュア向けの天体望遠鏡の特性及び機能について規定。専門家用及び玩具の望遠鏡は除く。

JISB7155 規格全文情報

規格番号
JIS B7155 
規格名称
天体望遠鏡―特性
規格名称英語訳
Optics and optical instruments -- Telescopic systems -- Specifications for astronomical telescopes
制定年月日
1979年1月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/DIS 14134:2002(MOD)
国際規格分類

ICS

37.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1979-01-01 制定日, 1984-02-01 確認日, 1988-07-01 改正日, 1993-04-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2005-03-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS B 7155:2005 PDF [8]
                                                                                   B 7155 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本望遠鏡工業会(JTMA)/財団法
人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによってJIS B 7155:1993は改正されこの規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/DIS 14134:2002,Optics and optical
instruments−Telescopic systems−Specifications for astronomical telescopesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 7155には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7155 pdf 1] ―――――

B 7155 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 種類・・・・[2]
  •  5. 仕様・・・・[2]
  •  5.1 光学的性能及び許容値・・・・[2]
  •  5.2 機械的仕様・・・・[2]
  •  5.3 附属品の接合部・・・・[3]
  •  5.4 光学的仕様・・・・[3]
  •  5.5 環境要求事項・・・・[3]
  •  6. 試験・・・・[3]
  •  6.1 試験環境・・・・[3]
  •  6.2 各特性の試験方法・・・・[3]
  •  7. 消費者情報・・・・[4]
  •  7.1 本体表示・・・・[4]
  •  7.2 製品情報・・・・[4]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7155 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7155 : 2005

天体望遠鏡−特性

Optics and optical instruments-Telescopic systems- Specifications for astronomical telescopes

序文

 この規格は,2002年に第1版として発行されたISO/DIS 14134,Optics and optical instruments−
Telescopic systems−Specifications for astronomical telescopesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,ファインダ望遠鏡を含むアマチュア向けの天体望遠鏡(以下,天体望遠鏡と
いう。)の特性及び機能について規定する。ただし,専門家用及び玩具の望遠鏡は除く。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/DIS 14134:2002,Optics and optical instruments−Telescopic systems−Specifications for
astronomical telescopes (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7157 望遠鏡用語
備考 ISO 14132-1:2002,Optics and optical instruments−Vocabulary for telescopic systems−Part 1:
General terms及びISO 14132-4:2002,Optics and optical instruments−Vocabulary for telescopic
systems−Part 4: Terms for astronomical telescopesからの引用事項は,この規格の該当事項と同
等である。
JIS B 7261 望遠鏡試験方法−試験環境
備考 ISO 10109-4:2001,Optics and optical instruments−Environmental requirements−Part 4: Test
requirements for telescopic systemsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8120 光学用語
ISO 1948:1987,Photography−Front lens barrels up to 127 mm−Dimensions important to the connection of
auxiliaries
ISO/DIS 14490-4:2003,Optics and optical instruments−Test methods for telescopic systems−Part 4:

――――― [JIS B 7155 pdf 3] ―――――

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B 7155 : 2005
Astronomical telescopes

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 7157及びJIS Z 8120による。

4. 種類

 天体望遠鏡の種類は,光学的性能によって一般品(A)と高性能品(AA)とに区分する。

5. 仕様

5.1 光学的性能及び許容値

 天体望遠鏡の光学的性能及び許容値は,表1による。
表 1 光学的性能及び許容値
機種 性能項目 許容値
一般品(A) 高性能品(AA)
主望遠鏡 対物レンズ(対物鏡)の有効径 屈折式 +1.0
(mm) 反射式 0
−2
対物レンズ(対物鏡)の焦点距離 屈折式 ±2 %
反射式 ±3 %
接眼レンズの焦点距離 ±5 %
角分解能(秒) 中心 140 120
D D
ファインダ 倍率 ±10 %
対物レンズの有効径(mm) ±1.0
実視界 ±5 %
焦点板視差(m-1) ±0.5
角分解能(秒) 中心 100
Γ
備考1. 像質の基準としては,光軸上の角分解能を使用する。角分解能は,ISO 14490-4に従って,模擬二
重星(視直径1秒程度の同じ大きさの2点からなる標板)の分離によって測定する。
2. 対物レンズ(対物鏡)の有効径及び焦点距離,接眼レンズの焦点距離,ファインダの有効径,倍率並
びに対物空間における角視界は,公称値を基準値として許容値を求める。
3. ファインダの倍率Γ及び実視界角の値は,ファインダの視度を0 m-1に設定したときの値とする。
ただし,固定視度のファインダでは,その視度での値とする。
4. D =対物レンズ(対物鏡)の有効径(mm)
5. Γ = 望遠鏡の倍率

5.2 機械的仕様

5.2.1  可動部分は,円滑及び確実に作動しなければならない。また,必要以上に油を用いたり,可動部分
以外に油が付着していてはならない。
5.2.2 天体望遠鏡は,その姿勢によって結像性能が変化してはならない。
5.2.3 ファインダ付き天体望遠鏡は,ファインダの光軸が,主望遠鏡の最高倍率における実視界角の2
分の1以内にあるよう,調整可能な機構をもたなければならない。
備考 最高倍率は,1 mmの射出ひとみ径における値と定義する。
5.2.4 視度調整機構のあるファインダの接眼レンズは,+2−4 m-1以上の範囲を調整可能でなければな
らない。
備考 視度固定式のものは,一般に−1 m-1に固定する。

――――― [JIS B 7155 pdf 4] ―――――

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B 7155 : 2005
5.2.5 天体望遠鏡を支持する架台は,常に安定した据付けが容易であり,また,赤道儀式架台では,各種
附属品が取り付けられている場合にも,極軸及び赤緯軸とも,両軸の交点の釣合いを保つことができる構
造でなければならない。極軸及び赤緯軸は,互いに直交する。経緯儀式架台では,各種の附属品が鏡筒又
は接眼筒に取り付けられている場合,高度軸も釣合いを保つ。また,高度軸を含む面と方位軸に対する水
平面とは互いに直角をなす。
5.2.6 天体望遠鏡を支持する架台の各回転軸は円滑に作動し,特に微動装置については,きしみ,がた及
びむらがあってはならない。
5.2.7 各種附属品は,容易に交換できなければならない。
5.2.8 三脚及びピラースタンドの台座は,強度上適切な材料を用い,堅牢で,望遠鏡の操作及び観測に適
切なものでなければならない。
5.2.9 極軸及び赤緯軸(赤道儀における),並びに高度軸及び方位軸(経緯儀における)の駆動機構が電動式
のものは,実用上差支えがある欠陥があってはならない。

5.3 附属品の接合部

 接眼レンズ及びその他の附属品は,適切な接合部によって交換可能なものとする。
5.3.1 スリーブはめ込み式接眼レンズの直径及び外筒許容値は,次による。
mm
φ24.5 0
1.0
mm
φ31.75 0
1.0
mm
φ50.8 0
1.0
これらのスリーブはめ込み式のものは,クランプ又は摩擦による落下防止装置を備えなければならない。
5.3.2 ねじ込み式接合部は,次による。
φ42.0 mm ピッチp= 0.75 mm (カメラアダプタ用)
備考 ねじ込み式のねじ部は,ISO 1948:1987によるメートル細目ねじによる。

5.4 光学的仕様

5.4.1  光学系は,実用上問題となる収差があってはならない。また,回折円板は,はっきりしていて,ほ
ぼ円形であることが望ましい。
5.4.2 太陽観測については,眼の危険防止上,安全に留意した装置を備えていなければならない。その例
を次に示す。
−太陽投影板(推奨)
−太陽用対物フィルタ 可視光を大幅(数千分の1以下)に減光するほか,赤外光や紫外光もほとん
ど透過しないもの。
−ハーシェル・プリズム
5.4.3 鏡筒,接眼筒又は中間筒には,内面反射及び迷光の強さを最小にする手段をとることが望ましい。
5.4.4 光学部品は,機械的損傷(きず,割れ),汚れ,しみ,不均質及びその他の欠陥がないことが望ま
しい。
機能を阻害しないものであれば,少量の小さな気泡,きずなどがあってもよい。
5.4.5 ファインダのレチクルには,断線があってはならない。

5.5 環境要求事項

 天体望遠鏡は,JIS B 7261に従って,形式番号06又は07の機器について規定して
いる試験条件に耐えなければならない。

6. 試験

6.1 試験環境

 天体望遠鏡の試験環境条件は,JIS B 7261による。

6.2 各特性の試験方法

 天体望遠鏡の試験方法は,ISO/DIS 14490-4による。

――――― [JIS B 7155 pdf 5] ―――――

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JIS B 7155:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/DIS 14134:2002(MOD)

JIS B 7155:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7155:2005の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB7157:2019
望遠鏡用語
JISB7261:2005
望遠鏡試験方法―試験環境
JISZ8120:2001
光学用語