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B 7505-1 : 2017
3.13
ヒステリシス差(hysteresis error)
同じ圧力(測定範囲の最小圧力及び最大圧力は除く。)における,加圧1)のときと減圧のときとの読みの
差。
注1) 加圧とは,指示がゼロ点から離れる方向をいう。
4 主要部の名称
ブルドン管圧力計の主要部の名称は,図1による。
図1−主要部の名称
5 圧力の単位
圧力の単位は,パスカル(Pa)とし,ブルドン管圧力計には,メガパスカル(MPa)又はキロパスカル
(kPa)を使用する。
6 種類
6.1 測定圧力による種類
ブルドン管圧力計の測定圧力による種類は,圧力計,真空計及び連成計とする。
6.2 大きさによる種類
ブルドン管圧力計の大きさは,目盛板の外径(mm)で表し,50,60,75,100,150及び200とする。
――――― [JIS B 7505-1 pdf 6] ―――――
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7 精度等級及び最大許容誤差
ブルドン管圧力計は,その精度によって0.6級,1.0級,1.6級,2.5級及び4.0級の5等級とする。精度
等級に対応する最大許容誤差及び記号は,表1による。
なお,表1に示す目盛範囲A及び目盛範囲Bは,表2による。
表1−精度等級に対応する最大許容誤差及び記号
精度等級 最大許容誤差a)(%) 記号
目盛範囲A 目盛範囲B
0.6級 ±0.6 ±0.9 0.6 又はCL 0.6
1.0級 ±1.0 ±1.5 1.0 又はCL 1.0
1.6級 ±1.6 ±2.4 1.6 又はCL 1.6
2.5級 ±2.5 ±3.8 2.5 又はCL 2.5
4.0級 ±4.0 ±6.0 4.0 又はCL 4.0
注a) 最大許容誤差は,圧力スパンに対する百分率で表す。
表2−最大許容誤差を示す目盛範囲
種類 目盛範囲A 目盛範囲B
圧力計及び真空計 ・ Pmin+Ps×0.1≦P≦Pmin+Ps×0.9 ・ Pmin≦P・ Pmin+Ps×0.9 連成計 ・ Pmin+Ps×0.1≦P≦−Ps×0.05 ・ Pmin≦P
・ +Ps×0.05≦P≦Pmin+Ps×0.9 ・ −Ps×0.05 ・ Pmin+Ps×0.9
ただし,目盛範囲Bと重複する範囲は,
目盛範囲Bとする。
記号は,次のとおりとする。
Pmin : 圧力計の場合は最小圧力,連成計の場合は真空部の最大圧力,真空計の場合は真空部の最大圧力
Pmax : 圧力計の場合は最大圧力,連成計の場合は圧力部の最大圧力,真空計の場合は最小圧力
Ps : 圧力スパン
P : ブルドン管圧力計が指示する圧力
8 定格条件
8.1 一般の定格条件
一般の定格条件は,次による。
a) 装備場所の環境は,JIS C 1804の環境区分が遮蔽区域CのクラスC1とし,次による。
なお,これ以外の条件で使用する場合は,受渡当事者間の協定による。
1) 周囲温度及び圧力媒体温度 −5 ℃+45 ℃
2) 相対湿度 5 %95 %(ただし,氷結なし)
3) 飛まつ(雨,雪,あられなど) なし
b) 表1の最大許容誤差を超える振幅で指針を変動させるような振動又は衝撃が加わらない。
c) 圧力を測定する媒体は,非腐食性の液体,又は気体とする。また,腐食性媒体の場合は,受渡当事者
間の協定による。
d) 常用圧力 常用圧力は,次による。
1) 定圧力に対しては,最大圧力の3/4(最大圧力が100 MPa以上では2/3)
2) 変動圧力に対しては,最大圧力の2/3(最大圧力が100 MPa以上では1/2)
3) 負のゲージ圧力に対しては,真空部の最大圧力
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8.2 特殊な用途条件
特殊な用途条件は,次による。
a) 蒸気用 周囲温度が10 ℃50 ℃の場所に装備して使用するが,圧力媒体が運転開始時の水蒸気のよ
うな一時的に100 ℃の高温に耐えるものをいう。用途による種類の記号は,Mとする。
b) 耐熱用 周囲温度が最高80 ℃になる場所に取り付けて使用するものをいう。用途による種類の記号
は,Hとする。
c) 耐振用 振動及び脈動圧の影響で指針の変動が一般の条件を超える条件で使用するものをいう。用途
による種類の記号は,Vとする。
d) 蒸気・耐振用 蒸気用及び耐振用の両方の条件下で使用に耐えるものをいう。用途による種類の記号
は,MVとする。
e) 耐熱・耐振用 耐熱用及び耐振用の両方の条件下で使用に耐えるものをいう。用途による種類の記号
は,HVとする。
f) 耐食用 腐食性の圧力媒体の測定を行うものをいう。この場合,受渡当事者間で材質を選定する。
g) 密閉形 屋外での使用などで飛まつに対する保護を施したものをいう。保護の度合いは,受渡当事者
間の協定による。
9 目盛
ブルドン管圧力計の目盛は,次による。
a) 最大目盛 最大目盛は,次による。
1) 圧力計の最大目盛及び連成計の圧力部の最大目盛は,1×10n,1.6×10n,2.5×10n,4×10n又は6×
10n(nは,正の整数,負の整数又はゼロ)とする。
2) 真空計の最大目盛及び連成計の真空部の最大目盛は,−1×10n(nは,正の整数,負の整数又はゼ
ロ)とする。
b) 子目盛線 子目盛線の幅は,0.2 mm以上(ただし,目幅の1/5以下)で,幅及び長さは全て同一とし,
等しい半径位置に,中心に向けて並べる。等分目盛では等間隔とし,2本目ごと,5本目ごと又は10
本目ごとに長さを少し長くしてもよい。
c) 親目盛線 親目盛線の幅は,子目盛線の幅以上(ただし,目幅の1/3以下)で同一とし,長さは,子
目盛線の長さ以上で同一とする。
d) 目量 目量は,1×10n,2×10n又は5×10n(nは,正の整数,負の整数又はゼロ)とし,表1の最大
許容誤差に近い値(ただし,2倍を超えてはならない。)にする。
e) 目盛数字 表示値をそのまま記し,倍数は使用しない。等分目盛ではゼロ及び最大目盛に記すととも
に適切な親目盛線にできる限り等間隔に配置する。
f) 目盛の方向 圧力計及び連成計の圧力部では,時計回りに値を増し,真空計及び連成計の真空部では
反時計回りに絶対値を増す。
g) 目盛の角度 目盛は全範囲を,左右振り分けの約270°にする。他の角度を必要とする場合には,受
渡当事者間の協定による。
h) 真空目盛 真空計及び連成計の真空部の目盛及び数字は,色,符号(−)などで,圧力部と明らかに
区分する。
i) 二重目盛 圧力以外の単位と二重目盛にする場合には,圧力目盛を内側にする。
j) 目盛分割数 a) i) による目盛分割数の例を,表3及び表4に示す。目盛分割数は,精度等級及び大
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きさによる種類別に示す。
なお,大きさによる種類については,使用実績の多いものを示した。
表3−目盛分割数(参考)
測定圧力に 最大目盛a) 精度等級
よる種類 0.6級 1.0級 1.6級 2.5級 4.0級
大きさによる種類
150,200 100,150 60,75 50,60 50,60
200 100,150
200
圧力計 1×10n 100 50 50 20 20
1.6×10n 160 80 32 32 16
2.5×10n 125 50 50 25 25
4×10n 200 80 40 20 20
6×10n 120 60 60 30 30
注a) 最大目盛の圧力の単位は,メガパスカル(MPa)又はキロパスカル(kPa)とする。n
は正の整数,負の整数又はゼロ。
表4−目盛分割数(参考)
測定圧力に 目盛範囲a) 精度等級
よる種類 0.6級 1.0級 1.6級 2.5級 4.0級
大きさによる種類
150,200 100,150 60,75 50,60 50,60
200 100,150
200
真空計 −0.10 100 50 50 20 20
−1000
連成計 −0.10.1 100 100 40 20 20
−100100
−0.10.16 130 52 52 26 26
−100160
−0.10.25 175 70 35 35 35
−100250
−0.10.4 100 50 50 25 25
−100400
−0.10.6 140 70 35 35 14
−100600
−0.11 110 55 55 22 22
−1001 000
−0.11.6 85 85 34 34 17
−1001 600
−0.12.5 130 52 52 26 26
−1002 500
注a) 上段はメガパスカル(MPa),下段はキロパスカル(kPa)を示す。
――――― [JIS B 7505-1 pdf 9] ―――――
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10 外観及び構造
10.1 指針の取付け
指針は,容易に脱落しない構造のものとする。
10.2 指針の先端の位置
指針の先端の位置は,最も短い目盛線(二重目盛においては外側の目盛)の全長の1/109/10になけれ
ばならない。
10.3 指針の幅
指針の先端の幅は,ブルドン管圧力計の大きさによって表5の値とし,また,指針の先端部分を,最も
細い親目盛線の幅より薄くて目盛板に垂直な刃形としてもよい。
表5−指針先端の幅
単位 mm
大きさ 50 60 75 100 150 200
幅 0.250.5 0.30.6 0.380.75 0.51.0 0.81.5 1.02.0
10.4 指針の高さ
指針が回転するとき,指針先端と目盛板との間隔は,大きさ200 mmでは3 mm以下,その他の大きさ
では2 mm以下とする。
10.5 指針の偏心
目盛円弧の中心と指針回転中心との間には,読取りに差し障りのあるような偏心があってはならない。
10.6 止め
指針に直接当たるゼロ点の止めは,設けてもよい。
10.7 ゼロ点調節装置
指針の位置を調節するためのゼロ点調節装置は,付けてもよい。
10.8 透明板
目盛板を覆う透明板には,読取りに差し障りがあるきず,泡,すじ及び波があってはならない。
11 形状・寸法
11.1 形状
ブルドン管圧力計の形状の名称(縁の有無及び位置並びに接続部の位置による。)及び記号は,表6によ
る。
表6−ブルドン管圧力計の形状の名称及び記号
形状の名称 形状の記号 縁位置 接続部位置
縁なし形 A なし 下
丸縁形 B 後 下
前縁形 B2 前 下
埋込形 D 前 偏芯
D2 なし 偏芯
D3 前 中心
D4 なし 中心
ブルドン管圧力計の形状の例を,図2に示す。
――――― [JIS B 7505-1 pdf 10] ―――――
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JIS B 7505-1:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- OIML R 101:1991(MOD)
JIS B 7505-1:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.100 : 力,重さ及び圧力の測定
JIS B 7505-1:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0202:1999
- 管用平行ねじ
- JISB0203:1999
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- JISC1804:1995
- 工業プロセス計測制御機器の使用環境条件
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態