JIS B 7529:2017 蒸気圧式指示温度計 | ページ 3

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a) 直管形
b) 可とう(撓)形
c) 投入形
図8−感温部の形状及び寸法
表11−感温筒の直径(d)及び感温部の長さ(l)
単位 mm
寸法
項目
基準寸法 許容差
感温筒の直径(d) 8,10,12,13,14,16 ±2 %
感温部の長さ(l) 受渡当事者間で決めた寸法
500以下
に対して±2

9 性能及び試験方法

9.1 一般

  性能及び試験方法は,9.29.8による。

9.2 試験条件

a) 器差試験に用いる標準温度計は,国家計量標準とトレーサビリティが確保できる計量器1)とし,それ
らの標準温度計の校正の拡張不確かさは,最小目盛の1/4を超えてはならない。
注1) 計量法校正事業者登録制度(JCSS)の登録事業者によって校正された計量器,国立研究開発
法人産業技術総合研究所の依頼試験成績書が添付された計量器などがある。
b) 試験はJIS Z 8703の標準状態23 ℃±5 ℃,相対湿度80 %以下で行う。また,ふく(輻)射熱及び直
射日光の当たらない場所とする。
c) 指針調整機構のあるものは,指針調整した後に試験を行う。
d) 試験の際,感温部と指示部との取付け高さの差は,1 m以内で行う。
e) 感温部は,浸線まで液中に入れて行う。浸線のない場合は接続部下端(ねじ下)まで入れて行う。
f) 温度計の器差試験は,通常,標準温度計と比較して行う。
g) 試験に用いる液体温度槽の槽内はよくかくはん(攪拌)し,温度分布は±0.1 ℃とする。

――――― [JIS B 7529 pdf 11] ―――――

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9.3 性能

  性能は9.4によって試験を行い,次の要件を満たさなければならない。
a) 指針の動きは円滑であり,目に見える指針の飛びがない。
b) 器差は,最小目盛の±1目盛を超えない。
c) 降温のときの読みは,昇温のときの読みと同じ又はより大きな値であって,ヒステリシス差は,最小
目盛の±1目盛を超えない。

9.4 性能試験

  測定温度範囲の最低温度,最高温度及び最低温度と最高温度との間の任意の2か所の温度(0 ℃が測定
温度範囲内にある場合には,0 ℃をその1温度とすることが望ましい。)において,温度計の指示が安定し
た後,その指示を読み取る。同時に標準温度計の指示を読み取り,この差を器差とする。試験は昇温及び
降温過程において行う。

9.5 耐温性

  測定温度範囲の最高値に24時間保った後,9.4に従って性能試験を行い,9.3に適合しなければならない。

9.6 ステップ応答性

  感温部を適切な温度に5分間保った後,直ちに目盛スパンの50 %以上の温度差がある温度槽に投入した
とき,温度計の指示が試験温度差の63.2 %(時定数)に達するまでの時間は5秒を超えてはならない。

9.7 耐振性

  供試品を振動台に正規の姿勢に取り付け,上下,左右及び前後の3方向で試験を行う。まず,表12の条
件によって共振点を探し,次いで,共振点のそれぞれにおいて2時間以上,表12の条件によって加振す
る(共振点が見当たらない場合は,±6.9 m /s2,30 Hzを,3方向それぞれに2時間以上加える。)。この後,
9.4に従って性能試験を行い,9.3に適合しなければならない。
表12−加振条件
振動数Hz 振幅mm 加速度m/s2
5 13.2 ±1.0 −
13.2100 − ±6.9

9.8 取付姿勢

  取付姿勢の表示のないものは,指示部を左右に各々10°傾けたとき及び前後に各々90°傾けたときの指
示の変化を読む。指示の変化は,いずれの場合も±1目盛を超えてはならない。

10 検査

10.1 検査の種類

  検査の種類は,次による。
a) 型式検査は,新規の設計及び設計変更後の温度計が設計どおりの品質特性及びこの規格を満足してい
るかどうかを判定するために,型式ごとに行う。
b) 受渡検査は,すでに型式検査に合格したものと同じ設計・製造に関わる温度計の受渡しにおいて必要
と認められる品質特性に適合するかどうかを判定するために行う。

10.2 型式検査

  型式検査は箇条7箇条9について行い,適合することを検査する。

――――― [JIS B 7529 pdf 12] ―――――

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10.3 受渡検査

  受渡検査は,外観,構造,形状及び寸法が箇条7及び箇条8の規定に適合することを検査する。さらに,
9.4の性能試験を行い,9.3に適合することを検査する。性能検査は,全数検査としその他は合理的な抜取
検査方式でもよい。

11 製品の呼び方

  温度計の呼び方は,規格番号,指示部ケース及び蓋取付けの形状による記号,指示部の大きさの記号[単
位はミリメートル(mm)で,数値を記入する。],使用液体の方式による種類の記号,目盛の範囲,導管
の長さ[単位はメートル(m)で,記号Lの次に数値を記入する。],接続部の形状の記号及びねじ記号,
並びに感温部の形状の記号及び寸法[単位はミリメートル(mm)で,数値を記入する。]による。

呼び名 : JIS B 7529 BN×100×VP1×20120×L3×U×R3/4×Z×d13×l150
指示部の形状 丸縁形
蓋取付けの形状 ねじ込み蓋形
指示部の大きさ 100 mm
使用液体の形式 一液
目盛範囲 20 ℃120 ℃
導管の長さ 3m
接続部の形状・寸法 ユニオン形,R3/4
感温部の形状・寸法 直管形,d=13 mm l=150 mm

12 表示

  温度計の目盛板には,次の事項を表示する。
a) 必ず表示しなければならない事項は,次のとおりとする。
1) 温度の単位記号(℃)
2) 製造業名又はその略号
3) 製造番号
b) 受渡当事者間の合意によって表示する事項は,次による。
1) 指示部の取付姿勢
2) 指示部と感温部との取付位置
3) 使用液体の方式による表示記号(VP1又はVP2の記号)

JIS B 7529:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7529:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISB0203:1999
管用テーパねじ
JISZ8103:2019
計測用語
JISZ8703:1983
試験場所の標準状態